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記事 18件
  • 都市を縄文時代でハックする(2,349字)

    2018-08-31 06:00  
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    11月に都内でトークショーをさせていただくことになった。詳細は追ってお知らせしたいが、そのテーマ(内容)について打ち合わせしたとき、ぼくから出てきたのは「都市を縄文時代でハックする」というものだった。
    今、ぼくの中でひそかに「縄文時代ブーム」が来ている。
    縄文時代というのは後期旧石器時代にあたるが、今の人類(ホモ・サピエンス)が活動を活発化させた5万年前から、農耕が始まる1万年前くらいまでの間を指す。いわゆる「狩猟農耕生活」の時代である。我々人類というのは、実はこの時期にネアンデルタール人などが絶滅し、今のような形に落ち着いた。
    だから、5万年前の生き方、暮らし方をトレースすれば、もっと健康で、幸せになれる――という考え方が、最近流行ってきている。具体的には、5万年前の食事や運動をトレースする。そして、5万年前といえば日本の縄文時代なので、ぼくが勝手に「縄文ブーム」と呼んでいるのだ。
    では

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  • なぜ勉強するのか?:その34(1,915字)

    2018-08-30 06:00  
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    ここで人間の歴史をざっとおさらいすると、古代ギリシアや古代ローマにおいて、文明と科学は一気に開花し、発展するのですが、その後停滞します。以降はキリスト教がヨーロッパ社会を中心に広まり、いわゆる「中世」が長く続くことになります。この間は、世の中の経済や科学が発展することはほとんどありませんでした。
    それが、15世紀頃から航海技術が発達して、まず経済が発展します。それに伴ってお金持ちが現れると、彼らはそのお金を芸術に投資します。そうして、いわゆるルネサンスが開花します。さまざまな芸術家たちがお金持ちたちの庇護を受け、盛んに芸術活動をくり広げていきました。
    すると、その芸術家の中から科学者が現れます。その代表的な存在はレオナルド・ダ・ヴィンチです。彼は画家であると同時に科学者で、さまざまな兵器を開発し、自分のスポンサーである貴族の軍事顧問のような仕事をしていました。
    それというのも、ダ・ヴィンチ

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  • [Q&A]勉強嫌いな子供はどうすればいいのか?(1,182字)

    2018-08-29 06:00  
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    [質問]
    10月に2泊3日に香港・マカオにひとり旅で行ってきます。
    現地でのおススメの遊びや体験を教えてもらえますか? グルメスポットなども教えてください。
    [回答]
    ぼくがマカオに行ったのは数年前にほんの数時間、香港から船で行っただけですので、観光と行っても単に市内を一周しただけでした。ですが、市内は1時間で一周できますし、奇妙な建築がいろいろ建っているので、中に入らずとも十分楽しむことができます。マカオは、それそのものが一つのテーマパークみたいになっています。
    ちなみにカジノには行きませんでした。ぼくはもうギャンブルにはあまり興味がないんです。ですが、泊まりがけで観光されるのならカジノも悪くないのではないでしょうか。それから、グルメはぼくは中国系の国に行ったら必ず北京ダックを食べるようにしています。
    [質問]
    今後も絵本にかかわりますか?
    木内達朗さん井筒啓之さんという魅力的なイラスト

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  • これからどう生きたらいいのか?:第34回(1,702字)

    2018-08-28 06:00  
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    今、「結婚」という風習、あるいは制度は、大きな転換期を迎えているといっていいだろう。現行の結婚制度は、明治に大きな枠組みが定まった。それまでの武家社会に特徴的だった「家」に重きを置く結婚の在り方を、一般市民にも広め、また定着させたのだ。それからおよそ150年、この結婚制度はいまだに大きな変更もなく続いている。しかしここに来て、それは大きく変調を来しているといっていい。理由はいくつかある。まず一つ目は、これまで重きを置いていた「家」というものに、守るべき価値がなくなったということだ。それよりも、個人主義が進んだ結果、人間一人一人の幸せの方がだいじになってきた。そのため、これまでの夫婦は夫や妻、あるいは父や母であることが優先されたが、今は一人の男、女、あるいはLGBTであることが優先されるようになった。二つ目は、インターネットの出現によって、人間同士のつき合い方が変わった――得にその距離感が大

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  • 日本の教育の現状を知る(2,849字)

    2018-08-27 06:00  
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    妻が妊娠したので、最近は教育関係の情報にいろいろと目を通すようになっている。
    そうしたところ、思うところがいろいろ出てきたので、今日はそれについて書いてみたい。
    まず、乳児期の育て方に「デマンド・フィード」というのがある。デマンド・フィードとは、乳児がほしいとき(デマンド)におっぱいをあげる(フィード)というものだが、これでお母さんは寝られなくなり、体力を奪われてボロボロに疲弊するという。赤ちゃんの中には、おっぱいを飲ませながらでないと眠らなくなるおっぱい依存症の子も多く、いざ寝ても、ベッドに寝かせようとするとまた起きて大変なのだという。
    そのやり方に異を唱える人がいる。イギリス人の新生児担当の看護師だったジーナ・フォードという人で、その人が書いた『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』という本の中では、赤ちゃんは生まれたときから躾が可能で、すぐにおっぱいに依存しなくなる

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  • プロのライターに欠かせない4つの能力(2,250字)

    2018-08-24 06:00  
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    今度、11月にDMMのライターゼミで一日講師を務めることになった。
    【2018・秋】明日のライターゼミ|6ヶ月限定サロン
    受講料が高いので、どうしてもプロのライターになりたい――という方だけいらしていただければと思う。
    ところで、ぼくはこの仕事の依頼があって初めて、ライティング講座なるものがあることを認識し、プロのライターになりたい人がそれなりにいるのを知った。
    そこで、あらためてプロのライターに必要な能力とは何か、ぼくは何を教えればいいのかと考えたところ、大きく4つの要素が浮かび上がってきた。
    そこで今日は、プロのライターに必要な4つの能力とは何か、ということについて書いてみたい。
    まず1つ目は、素直さだ。特に、書き方が特定のスタイルに染まっていない、しかもそれに無自覚にとらわれていない――ということがだいじである。
    例えば、最近のネット界隈では「プロブロガー」なるクラスターがある。その

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  • なぜ勉強するのか?:その33(2,076字)

    2018-08-23 06:00  
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    人類にとって、その生活スタイルを一変させるような道具こそが「器」であり、それは火を用いた「科学」によってもたらされました。
    土は、焼き締めると任意の形に生成でき、それを用いることによって食料の備蓄がきわめて効率的になりました。
    おかげで、農耕生活を送れる環境が整うようになり、人々の定住が可能になったのです。
    人類は、定住を続けていく中で、やがて文明を進歩させていきました。人類は、誕生してから100万年近くの間ずっと狩猟採集生活をくり広げ、文明の進歩もほとんど見られなかったのですが、農耕生活を始めた途端、急速に進歩し、たった1万年で現代にまで到達したのです。たった1万年で、ついにはスマホを製造できるまでになりました。
    そんな人間の生活を一変させた「科学」において、土器と並んでもう一つの象徴的な存在こそが「金属器」でしょう。それも、鉄を用いた武器や防具です。
    古代において、人類にとって一番の命

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  • [Q&A]夏の甲子園第100回大会について(1,884字)

    2018-08-22 06:00  
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    [質問]
    剛力さんと前澤さんのお二人について、岩崎さんがニコ生で話されてたのを観て、僕なりに炎上した一番の原因を考えたのですが、やっぱり剛力さんが芸能人の中では美人の部類に分類されない(少なくとも僕の目にはそう映る)のに、他の芸能人より美味しい経験されてるのが一番大きいのではないかなと思いました。
    確かに岩崎さんが仰る通り前澤さんと剛力さんでは、お互いの意識が全く噛み合ってないように見えますが、ふたりの関係は長く続くと思いますか?
    [回答]
    それほど長くは続かないと思いますが、剛力さんがコンセプトを理解していないことがかえって功を奏して、極端に短く終わるというわけでもないと思います。いつの間にかうやむやになっていた、自然消滅した――という結末になるのではないでしょうか。
    [質問]
    最近めっきり服を買わなくなったのですが、久しぶりに買おうかなと思ってます。ハックルさんが服を買う時の基準はなん

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  • これからどう生きたらいいのか?:第33回(1,685字)

    2018-08-21 06:00  
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    以前、テレビのドキュメンタリー番組でシェアハウスの特集を見たとき、面白い証言があった。
    それは、そのシェアハウスには以前、もっとたくさんの人が住んでいたというものだ。しかししばらく経つと、多くの人が出ていってしまった。
    なぜかというと、そのシェアハウスにはあまりにもプライバシーが少ないからだ。現代のプライバシーのある生活に慣れきった若者には、それはあまりにもきつすぎた。
    ところが、シェアハウスを出ていった者たちがどこに住むかというと、近所にアパートを借りて暮らすのだという。そして、そのシェアハウスに頻繁に遊びに来るのだそうだ。
    なぜかというと、そのシェアハウスには友だちがたくさん住んでおり、彼らと交流しにくるのである。交流する場所は、シェアハウスの共用部分であるリビングで、そこでお喋りしたりゲームを楽しんだりする。
    そして、それを楽しんでからいざ寝る段になると、自分のアパートに帰っていくの

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  • 『インクレディブル・ファミリー』の感想(2,366字)

    2018-08-20 06:00  
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    『インクレディブル・ファミリー』を見た。
    感想は、正直にいうと少しモヤモヤが残った。
    今日はそのことを書いてみたい。
    『インクレディブル・ファミリー』の前作である『ミスター・インクレディブル』は、おそらくぼくが最もたくさんの回数を見た映画ではないかと思う。DVDが出てすぐ買ったのだが、どういうわけか見飽きなくて、何度となく繰り返し見た。おそらく30回以上見ているはずだ。
    なぜこの映画が好きかといえば、登場人物たちのお荷物だった特異な能力(スーパーパワー)が、いざとなったとき活躍に転じるからだ。ぼくはそういうシークエンスにとても弱い。短所だったものがあるとき長所に変わる、ダメだった人間が要所で活躍する――という話がとても好きなのである。
    なぜかといえば、それはぼく自身の短所が著しいからだろう。お荷物となる要素を抱えている。
    だから、それが長所に転じることを心の奥底で願っているのだ。そしてその

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