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記事 23件
  • 2020年はあらためて日本という国がダメだと思った(1,982字)

    2020-12-31 06:00  
    110pt
    先日、Twitterにこんな画像の投稿があった。
    https://twitter.com/hwtnv/status/1343121832459694080
    これに対してついたコメントが、かなりダメなものだった。
    これらのコメントは、今の日本のダメさを端的に表していると思う。こういうコメントをする人たちが、この20年代に没落する。逆にいうと、こういうコメントをしなかったり、こういうコメントをする人たちと距離を取ったりすれば、没落は免れるだろう。
    以下、ダメなコメントをいくつか紹介したい。
    「真面目な話想像力が足利ないと思います。裸足で歩いたことないでしょ。ガラスがなくてもちょっと尖った石とか、木の枝、なんなら葉っぱなんかで簡単に傷がつきますよ。そして医療が進んでない時代なのでちょっと感染症になれば命の危機です。家の墓石をみてたら子供の仏さんの多いこと多いこと。」
    ↑皮肉なことだが、この人自身

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  • [Q&A]ハックルさんにとっての「今年の漢字」は?(3,268字)

    2020-12-30 06:00  
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    [質問]
    ご連載の「正解はあります」についての質問です。
    審美眼が正しさを見抜くためのキーポイントであるというご指摘、大変参考にさせていただいております。
    名作に触れることで審美眼が養われるということですが、良き人々と交わるのも、やはりかなり重要ではないかと思います。そういった環境に身を置けるチャンスを頂いて感謝しております。
    質問ですが、「正解」にたどり着くために、論理とは岩崎先生にとってどういった位置づけになりますでしょうか?
    例えば僕はひろゆきさんが正しいと感じることが多いです。彼の言説はほとんど論理的に破綻しないからです。(時々茶目っ気で論理的に破綻しないものの、事実と反する結論を出すこともあると思います)
    また一方で、論理が完全であることを証明できないことは不完全性定理と言われています。
    ですが、実生活においてはかなりの部分で、論理的に正しいことが「正解」である場合がほとんどだと

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  • コロナによって見てきた「健康」の本質(1,817字)

    2020-12-29 06:00  
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    2020年は、後の世で「コロナの年」と位置づけられるのは間違いないだろう。ぼく自身は、最初はパンデミックにびっくりしたが、時間の経過とともにいろんな情報が伝わってきたので、すぐに落ち着いた。そしてぼくの中では、5月頃には一定の「結論」が出た。そのため、以降は世間の喧噪を横目で眺めているという感じだった。
    そのぼくの「結論」というのは、「コロナに触れても発症しないような健康な状態を維持しておけば何の問題もない」ということだ。これに尽きる。健康だったらコロナは発症しない。逆に不健康だったら発症する。さらに重症化する。そういう傾向がはっきりと出ている。
    もちろん、健康な人でも長時間コロナのウィルスにさらされていれば発症するのだろうが、それでも重症化はしない。コロナになっても全くの無症状だった人が若い人には多く、逆に老人は重症化しやすかった。
    また、老人でも重症化しない人もいれば、逆に若くても重症

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  • 『鬼滅の刃』を参考にこれからヒットする作品について考えてみた(1,795字)

    2020-12-28 06:00  
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    今年ももうすぐ終わりなので、今週は年末らしく今年を振り返ってみたい。
    まず今日は、『鬼滅の刃』について書く。
    今年、『鬼滅の刃』が大ヒットした。マンガも空前のヒットを記録したが、映画も記録を塗り替えるようなヒットを記録した。本当に歴史的なヒットだった。
    この出版不況の現代に、これだけのヒットを飛ばすのは単純にすごいという驚きもあるが、同時にとても羨ましい。
    ぼくはそもそもヒット作が好きだ。子供の頃から好きだった。ヒットした作品を作品として好きなのもあるが、それと同時にヒットするという現象そのものが好きなのである。だから、ヒットの構造を考察するのが好きだし、またその構造をメソッド化し、再現性があるかどうか考えるのも好きだ。
    そのため、最近は「どうすれば『鬼滅の刃』のようなヒットを飛ばせるか?」ということをよく考えている。
    「どういうコンテンツだったら『鬼滅の刃』のようにヒットするか?」
    「『

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  • プレゼント道について(2,015字)

    2020-12-25 06:00  
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    今日はクリスマスだからもう遅いかも知れないが、「プレゼント」について書いてみたい。
    というのも先日ネットで、男性の友人から4℃というブランドのジュエリーをもらった30代女性が、それをさらすツイートをして話題になっていたからだ。
    毎年恒例「4℃のアクセサリーはプレゼントにアリかナシか問題」...それに限らず相手の方が詳しいものをプレゼントするのは悪手だという話
    このツイートは、「4℃は、高校生や大学生が身につける格安のジュエリーブランドなので、それを本気で婚活している30代の女性に、たとえ友人といえども贈るなどあってはならない。でももちろんくれた相手にそれは言えないので、Twitterにさらす」という趣旨のものだったが、それに対してTwitter民からは、「せっかくのプレゼントに文句をつけるなんてひどい」という反応もあった一方、多くの人が同情の声を寄せていた。
    そして、ぼくもその同情の声に同

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  • 正解はあります:その14(1,689字)

    2020-12-24 06:00  
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    「絶対」というものを否定する人は多い。「世の中に絶対はない」という物言いは、「世の中に正解はない」というくらいにポピュラーで、多くの人がそれを心から肯定している。
    しかしながら、これは極めて当たり前で、本来は言うまでもないことなのだが、絶対は「ある」。
    例えば、分かりやすいのは「絶対零度」や「絶対速度」だ。温度は、マイナス273度以下には下がらないし、速度も、光の速さを超えたりはしない。
    また、絶対の存在は論理的にも説明できる。もし「絶対がない世界」というのが正ならば、「絶対は絶対にない」というのは正になり、これは矛盾をはらんでいる。だから、絶対は正となり、存在するのだ。
    こんなのは、子供でも分かりそうな論理の初歩の初歩だが、それでも多くの人は「絶対をない」と思っている。それどころか、躍起になって絶対の存在を否定する人も少なくない。絶対というものに、むしろ憎しみすら覚えている節がある。

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  • [Q&A]コロナが終息するのはいつと考えますか?(1,306字)

    2020-12-23 06:00  
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    [質問]
    とうとう身近な人が、新型コロナに感染しました。すでに何人かいます。この状況が好転するのはいつぐらいだと予想されていますか?
    [回答]
    ぼくはすでに好転していると思います。というのも、コロナがだんだん社会に馴染んできたと考えるからです。
    例えば、欧州で生まれた新型コロナの変異体は、感染力が強まっているものの実は弱毒化していて、致死率は下がっているのではないでしょうか。「多くの人が死んでいる」というニュースは、最近ほとんど聞かないですね。
    そういう動きを見るにつけ、ウィルスというのはこれまで、そういうふうに人類に馴染みながら共存してきたのではないかと思いました。
    ただ、ウィルスの方が馴染んでも、社会の方がまだ馴染んでいないということはできるかもしれません。しかしながら、日本社会は感染者が増えても対応がとおざなりなので、やっぱり馴染みつつあるのかなとも感じます。
    [質問]
    ハックルさん

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  • 情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その14(1,525字)

    2020-12-22 06:00  
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    情報リテラシーを身につける上で、最も必要なのはやはり「美的感覚」であろう。美的感覚があれば、情報の真贋を見抜ける。なぜなら、やはり真実は美しいし、偽物は醜いからだ。
    ところで、少し話がそれるが、今ぼくは個人的に家づくりをしている。その中で、家の部材をあれこれと見ているのだが、そこにはあまりにも「偽物」が多くて驚いている。
    「偽物」とは何かというと、例えば「レンガ風の壁紙」とか、「大理石風の合成樹脂」とか、「人工芝」とか、「人工竹の生け垣」とかである。本来は天然由来の素材だったものを、それでは経年劣化が大きく、またメンテナンスが大変だからという理由で、人工的な素材に置き換えているのだが、そのとき、なぜか自然の文様を真似て、あえて偽物にしているのである。
    これが全く美しくないのだが、しかし世の中にはそういった偽物が満ち満ちている。あなたの家の床も、もしフローリングだったら、たいていの場合本物の

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  • 学生に伝えたいお金のこと:その11(2,144字)

    2020-12-21 06:00  
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    「経験を日常」とするためには失敗をし続ける必要がある。このとき、「逃げ道」を用意しておかなければならない。なぜなら、逃げ道を用意しておけば致命傷を避けられるので、再び立ち上がってまた失敗することができるからだ。
    では、「逃げ道」とは何か?
    それは、「命綱」ともいうことができよう。あるいは「保険」ともいえる。何かトラブルが起きたとき、命までは奪われないようにするための防御策だ。
    この逃げ道を作るか作らないかで、人生は大きく変わってくる。命綱なしで綱渡りをすれば、周囲から勇敢には見えるかもしれないが、失敗すれば一巻の終わりである。
    それに対し、命綱ありの綱渡りは、傍目には臆病者と映る可能性もあるが、その代わり失敗したときのリカバリー力が段違いである。命を落とさないのはもちろん、すぐに立ち上がって再び挑戦することができる。
    この命綱を、実際の人生にも用いることだ。
    では、具体的にどう用いればいい

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  • 老害にならないための意外な方法(1,875字)

    2020-12-18 06:00  
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    「老害」というのは「時代の変化に対応できない人」のことだ。今とマッチしない昔の価値観を持ち続け、なおかつそれが「昔の価値観で、現代では通用しなくなった」ということに気づかないから老害になる。
    今年、ぼくの周りで炎上した人たちも古い価値観を引きずっているところがある。だから、その意味では一種の老害といえよう。
    そして、そういう老害になるかならないかの境目は、おそらく40歳くらいの「生き方の構え」にある。40歳くらいの生き方で、その人が今後老害になるかどうかは決まる。たとえまだ老害案件を起こしていなくても、将来老害になる芽というものを、この時期からすでに育て始めるのだ。
    では、「老害になる芽」とは何か?
    そうならないための、40歳のときの「生き方の構え」とはどのようなものか?
    それは、実は意外なことなのだが、「謙虚さを捨てる」ということだ。そうして、周囲と喧嘩することだ。我をむしろ前面に出し、

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