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記事 5件
  • 生きるとは何か?:その5(1,731字)

    2021-10-12 06:00  
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    人は、無意識的に生きると幸せになれる。
    「無意識的に生きる」とは、ズバリ、ルーティンワークをすることだ。
    ところが、ルーティンワークをすると、単調で気が狂いそうになるという人がいる。一方で、ルーティンワークで気が狂わない人もいる。むしろ、心身の調子がよくなるという人がいる。そのため、ルーティンワークには「気が狂うものとそうでないもの」とがあるということになる。
    では、「気が狂わないルーティンワーク」とは何か?
    今回は、そのことについて見ていく。
    気が狂わないルーティンワークの代表は、農業だろう。農業をしていて鬱病になったという話を聞いたことがない。逆に、鬱病だったけれども農業を始めたら快癒したという話なら何度も聞いたことがある。
    また、気が狂わない「ルーティンワーカー」の代表はイチローだろう。彼は、選手時代を通じて、ずっと「ルーティン」をくり返していたにもかかわらず、気が狂っていない。むし

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  • 生きるとは何か?:その4(1,514字)

    2021-10-05 06:00  
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    「考えない」とは何か?
    「考えない」というのは、無意識に生きる、ということだ。人間は、自然に生きていれば、自然と無意識に生きられる。例えば、朝起きて顔を洗う。電車に乗る。自販機で飲み物を買う。疲れたら寝る。こうした行為は、人はほとんど無意識に行える。
    こうした行為が無意識に行えるのは、それがルーティンワークだからだ。人は、ルーティンワークだと無意識に行える。だから、ルーティンワークを行えば行うほど、無意識に生きられ、幸せになれる。
    昭和の時代に鬱病が少なかったのは、これが理由だ。仕事のほとんどがルーティンワークだった。鉄道員など、下手をすれば入社してから定年退職するまで、30年間仕事が変わらなかった。ルーティンワークが延々と続いたのだ。
    そういう時代に生きていると、人は無意識に生きられ、鬱病にならずに済んだ。しかし、時代はその後、平成に入ってから急激に変化するようになった。特にウィンドウズ

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  • 生きるとは何か?:その3(2,022字)

    2021-09-28 06:00  
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    メタ思考は、どのように持てばいいのだろうか?
    それは、とことんまで考える――ということだ。
    例えば、子供が事故死して、悲しいとなる。
    そこで、ほとんどの人は、その悲しさに身を任せる。これでは不幸のままである。
    メタ思考というのは、その悲しんでいる自分を、客観的に見るということだ。そして「なぜ悲しんでいるのか?」と考えることだ。それが、メタ思考の第一歩だ。
    つまりメタ思考とは、「なぜ○○なのか?」を考えるということである。しかも、徹底的に考えることだ。
    例えば、「自分はなぜ悲しいのか?」と考える。すると「それは、子供が事故死したからだ」となる。そこで、今度は「子供が事故死すると、なぜ悲しいのか?」という問いを投げかける。
    ところが、たいていの人は、まずここで嫌になる。
    「そんなことを考えても仕方ないだろ! 悲しいものは悲しいんだよ!」
    「子供が事故死して悲しいのは当たり前だろ! そんなことも

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  • 生きるとは何か?:その2(1,653字)

    2021-09-21 06:00  
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    人間には、考えるという特性がある。これは、他の動物にはあまり見られない傾向だ。
    そして、考えない他の動物には、幸不幸の概念がない。自然のまま、無意識的に生きている。
    そもそも、人間もかつては無意識的に生きていたらしい。今でも無意識的に生きている時間はあるが、ふと意識的になる時間もある。
    人間が意識的になるのは、言葉を操るようになってからだ。特に、比喩的表現を使うようになってから、脳の機能が劇的に進化した。脳の機能というより、OSが進化した。
    比喩的表現は、脳のメモリ消費量を少なくできるすぐれたOSだった。これによって、人間の記憶量が爆発的に増大した。いろんなことを覚えられるようになると、それらを関連させることで「思考」が促進する。思考は知識を前提としているから、知識量が多ければ多いほど、思考もまた深まるのである。
    そして思考が「意識」を生み出した。意識はさらに、幸不幸の概念を生み出した。そ

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  • 生きるとは何か?:その1(1,656字)

    2021-09-14 06:00  
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    生きるとは何か?
    その答えはいくつもあるだろうが、まず筆頭に挙げたいのは、「当たり前ではない」ということだ。きわめて「希(まれ)」である。一種の奇跡と言っていい。
    しかしながら、それは確率論的に奇跡という訳ではない。人間にとって、生きるということは必ずしも選択的なものではない。ある種の運命的なもので、避けられない。我々は、既に気づいたときには生きている。だから、それは誰にとっても所与のものであり、前提となっている。
    それゆえ、生きるとは「当たり前」でもある。我々は、気づいたときには生きているが、そもそも生きていないと気づけないので、生きているのは当たり前と思う傾向が強い。
    それでも、生きている人にとっては誰にとっても未来の話ではあるが、死ぬという運命が待っている。そうなる可能性が、避けようがなく高い。
    そういう中で考えると、「生きるとは当たり前ではない」という価値観には、比較的容易に到達す

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