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記事 21件
  • 今日思っていること(1,828字)

    2017-09-15 06:00  
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  • 「きみは勉強ができないんじゃない、勉強の仕方を知らないだけなんだ」第27回(1,637字)

    2017-09-14 06:00  
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    ヘウレーカの快感を味わうためには、まず「分からない」を通過しなければならない。料理を美味しくする最大のこつはおなかを減らすことだというが、ヘウレーカもこれと同じで、まず「分からない」という煩悶がなければ、快感にはなりえないのである。
    しかしながら、人はその苦痛になかなか耐えられない。「分からない」というのは元来、好奇心旺盛な人間にとっては最大の苦痛ともいえ、それに対する耐性はそもそも備わっていないのである。
    おかげで、ほとんどの人はすぐにそこから逃げてしまう。その逃げるとき、最もポピュラーな方法はいわゆる「酸っぱいブドウ」だ。心理学用語では「防衛機能」ともいうのだが、そこで「知的好奇心を満たす必要はない」あるいは「満たしたとしても対して快感は得られないだろう」と自分自身を騙すのである。自己暗示をかけて傷つかないようにするのだ。
    驚くべきことに、この自己暗示は方法を習ったことのない子供でもす

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  • [Q&A]女性を知るためにおすすめの本は?(2,993字)

    2017-09-13 06:00  
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    [質問]
    自分は、男性です。23歳です。
    今まで人生はだいたい男性と遊び、男性と働いて来ました。
    最近は先輩も後輩も女性が多い職場で働いています。
    仕事の目標は達成していってるのですが、女性の事を知らず知らずの内にキズつけている様でよく衝突します。
    女性に接するときのアドバイスが欲しいです。あと、女性がわかる本がありましたら教えてほしいです。お願いします。
    [回答]
    女性が分かる本というと、『赤毛のアン』か『風と共に去りぬ』ですね。この本を読んで、ぼくの人生はちょっと変わったと思います。
    女性のことを傷つけるというのは、デリカシーがないということでしょう。確かにぼくも若い頃はデリカシーがなかったですが、これは心配せずとも年齢を重ねるとつくように思います。
    というのも、男性も若い頃は他人のデリカシーのなさを気にしないですが、年齢を重ねるとデリカシーを気にするようになるからです。むしろ中年男性

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  • お金の話:第9回「お金の価値が薄まってきた」(1,665字)

    2017-09-12 06:00  
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    お金というのはそもそもどうして生まれたのだろう?
    根本は、社会の協力関係を促進するためである。あるいは役割分担を促進するためだ。
    人間は、協力関係・役割分担が促進すれば生産性が上がる。一人で全てをするよりも、多くの人がそれぞれ別のことを分担しながらやった方が効率がいいからだ。
    例をいうと、例えば漁師をやりながら農夫をやるのは大変だ。しかし漁師か農夫、どちらか専属ならそれほど大変ではない。そして漁師と農夫とでとれた食料をシェアすれば、それぞれが両方やるよりもずっと簡単に、ずっとたくさんの食料を得ることができる。
    こうした構造を促進するのがお金である。お金があることによって、漁師と農夫の食料の交換が容易になる。人間社会は、そういうふうに多くの人が協力・分担関係をお金を通して形成している。
    この原則に従っていえば、お金を稼ぐということは、社会の中で他者が必要とするものを提供するという本質が見えて

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  • ちばてつやさんとみなもと太郎さんのトークショーについて(2,203字)

    2017-09-11 06:00  
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  • 心がやさぐれた夜には(2,060字)

    2017-09-08 06:00  
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  • 「きみは勉強ができないんじゃない、勉強の仕方を知らないだけなんだ」第26回(1,686字)

    2017-09-07 06:00  
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    自己肯定感のある人は、自分の中にある深い欲求に耳を傾けることができる。そのため、上っ面の困難を乗り越えていくことができる。しかし自己肯定感が低いと、深い欲求に従えず、浅い欲求を満たそうとする。
    浅い欲求の代表格が、スマホゲームやパチンコなどが発するキラキラとしたイルミネーションを見ることだ。それによって脳内麻薬は出るものの、それは非常に薄味なので、本質的な快楽にはならず、従って満足感もそこそこで終わってしまう。
    それに比べると、知的好奇心を満たすというのは人間の深いところにある欲求なので、満足感が非常に大きい。そのため、これを一度でも経験すると、それに病みつきになって、以降はイルミネーションの浅い快楽では満足できなくなり、くり返し知的好奇心を満たそうとするのだ。
    人間は、知的好奇心が満たされると脳内麻薬が豊富に出て、満足感の大きい快楽を味わうことができる。いわゆる「アハ体験」などとも呼ばれ

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  • [Q&A]仕事が乗らないときはどうしますか?(2,590字)

    2017-09-06 06:00  
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    [質問]
    最近あまり参加しない飲み会に、急に空いた時間ができたこともあり先日、久々に参加してみました。そうしたら、凄くいい出会いがありました。(異性関係ではなく)
    岩崎さんが思う良い出会いとは何でしょうか? またいい出会いのみつけ方を教えていただけたら幸いです。よろしくお願いします。
    [回答]
    「いい出会い」とは何か?――ですか、難しい質問ですね。
    いい出会いとは……いい出会いのこと……ではないでしょうか。
    いい出会いの見つけ方?
    ぼくは、そもそも人と出会おうとはしていないです。ですが、いい本と出会おうとしていたというのはありますね。
    本との出会いといえば、たまたま訪れたパチンコ屋に置いてあったフリーペーパーに、コラムが載っていたんです。そうしたら、その頃ちょうど亡くなった阿佐田哲也について書いてあって、その文章が魅力的で、阿佐田哲也の文庫を買って読んでみたんですね。確か武蔵小金井の駅前の

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  • お金の話:第8回「購買につきまとう責任」(1,540字)

    2017-09-05 06:00  
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    みなさんは、自分が気に入っていた商品やサービスがいつの間にかなくなっていた――という経験はないだろうか?
    この世の中には、たとえ自分が心から欲しているすぐれた商品やサービスであっても、なんらかの事情でなくなってしまうというのはよくあることだ。
    例えば、ぼくの好きな商品にセブンイレブンのキウイ入りヨーグルトがあった。ぼくはこれを、ほぼ毎日のように買って飲んでいた。
    ところが、半年か一年も保たずに、この商品は店頭からなくなってしまった。
    なぜなくなったのか?
    詳しいことは分からないが、セブンイレブンではまだ他の味のヨーグルトを売り続けているから、きっとキウイ入りが好きな人がそれほどいなかったのだろう。つまり、売上げが伸びないから生産中止に追い込まれたのである。
    そんなふうに、売上げが伸びなければ商品はこの世から簡単になくなってしまう。他にも、スナックの「カール」が関東圏で売られなくなるというの

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  • 最近起きた二つのできごとについて(2,001字)

    2017-09-04 06:00  
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    今回は日野皓正さんと宇野常寛さんのことについて書きたい。
    例によって書いてもあまり賛同が得られそうにないのでこの記事は会員限定といたします。
     

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