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[Q&A]オリンピックはどうなると思いますか?(1,616字)
2020-03-18 06:00110pt[質問]
そんなに手間がかからなくておいしい料理があれば教えてください。
[回答]
イタリアのクラッカーにフランスか北欧のチーズを乗せることでしょうか。買うのに少々手間はかかりますが、抜群に美味しいです。イタリア製のピクルスを添えて、おともにワインを飲んでもとても美味しいです。
それと、美味しいパンにハムかソーセージ、それに卵を挟んで食べるのも美味しいですね。そういうシンプルな料理が結局美味しいんです。まあ、あまり健康にはよくありませんが。
[質問]
オリンピックが延期になりそうな気配が濃厚です。まだ、開催されるならマシと思った方が良い感じです。ハックルさんはオリンピック開催についてどのように見ていますか?
[回答]
ぼくは、延期になるのではないかと思っています。そうしたら、延期した瞬間に世の中がどう反応するかは分かりませんが、もし2年延期して2022年に開催されたら、その際は世界中が躁状 -
きみは一人でも生きていける:第6回(1,880字)
2020-03-17 06:00110ptここまでの話しをまとめると、オペレーターを育てるための教育が一五〇年前に始まった。そして五〇年前まで(つまり一〇〇年間)は、世の中にはまだまだたくさんのオペレーターが必要だったから、それは機能していた。
しかしコンピューターの登場によって、オペレーターは世の中から必要なくなった。だから、それに併せて教育も変わらなければいけなかった。それなのに、以降の五〇年間も変わらずに継続し続けた。
おかげで、教育がモラハラになってしまった。それが、子供たちが心を病んだり、不登校が増えたり、自殺が増えたりしたことの原因だ。
なぜ心を病む子供が増えたかといえば、人間というのは「意味がないことをさせられると心が壊れる」ようにできているからである。五〇年前まで、オペレーターを育てる教育は意味があったから、心が壊れる子供はほとんどいなかった。しかし、五〇年前からそれは、徐々に意味がなくなっていった。それに -
コロナショック後の世界(1,941字)
2020-03-16 06:00110ptコロナがこれだけ流行していると、やはり今日もコロナのことについてのことを書かなければならないだろう。といっても、ありきたりのことを書いても仕方ないので、少し違った視点から考えてみたい。
今回は、「コロナ後」のことを考える。今後、「リーマンショック」ならぬ「コロナショック」が本格化するだろう。そのとき、世の中はどうなっているのか? それを予測し、今から準備することは、それなりに重要なことと考える。
「それなり」というのは、すぐにはそう大きく変わらないと思うからだ。東日本大震災と同じで、コロナショックがあったからといって、世の中急にガラッと変わったりはしない。変化も、リーマンほど急激には来ないだろう。
しかしながら、目に見えない形では、少しずつ変わっていくと思う。そしてそれは、目に見えない分、また少しずつ変わっていく分、より重要な変化になると思う。
コロナの影響によって、まず多くの企業が業績不 -
『ザリガニの鳴くところ』の感想(1,782字)
2020-03-13 06:00『ザリガニの鳴くところ』という本を読んだ。これは小説なのだが、フィクションは本当に久しぶりに読んだし、また一気に読んでしまった。最後まで読むことができたのも久しぶりだった。
この小説は、2019年のアメリカで一番売れた小説らしい。読んでみて、その理由もよく分かった。そこで今日は、この小説の魅力について書いてみたい。
この小説は、1950年代後半から1970年代にかけてが主な舞台である。今から70年くらいだ。そして、主人公は「ホワイト・トラッシュ」と呼ばれる白人の貧困層の6歳の女の子(後に成人)だ。登場人物は他に、その家族と、友人と、周囲の人々が出てくる。
なぜこの小説が我々の胸を打つかと言えば、「遠くて近い存在」だからだ。つまり今、多くの人が「1950年代のホワイト・トラッシュ」のような立場に置かれている(置かれようとしている)。あるいは、そういう人が身近にいる。だから身につまされる。興味 -
映画のサンプリングについて研究する:その14(1,555字)
2020-03-12 06:00110ptイギリスへ渡って以降のキューブリックは、今なお世界中でサンプリングされ続ける芳醇な傑作群を生み出した。しかしなぜ、キューブリックの映画はここまでサンプリングされるのか?
実は、そのことの研究というのは現状あまりされていない。ほとんどの人が、そのことを意識すらしていないだろう。
ほとんどの映画人は、キューブリックの映画に深層心理的に賛同し、映画を作るときにそれを採り入れている。その意味で、キューブリックをサンプリングするのはほとんど無意識の行為なのだ。
それがまた映画的な成功を収めるから、キューブリックのサンプリングは幾何級数的に拡散していく。そのためここでは、そんな映画人の無意識が持つ意味を含めて、キューブリックの映画がサンプリングされることの本質的な理由というものを分析し、概念化していきたい。
では、あらためて「キューブリックの映画はなぜサンプリングされるか?」ということを考える。
まず -
[Q&A]『鬼滅の刃』のヒットの理由は?(1,440字)
2020-03-11 06:00110pt[質問]
人に対する好き嫌いの激しい人は、いろんなところで損すると思います。でも、そういう人は損をしても自分を押し通すところがあります。才能があってそれなら救われるのでしょうが、そうでもない人は、ぶつかりながら生きていくしかないのでしょうか?
[回答]
ジョン・フォン・ノイマンという人は、人の好き嫌いが本当に激しかったのですが、人当たりはとても良かったそうです。なぜかといえば、彼にとって嫌いな人というのは、そもそも眼中にないというか、相手にしなかったから、なんですね。天より高いプライドを持っていたのですが、そうなるとかえって人当たりはよくなるみたいです。どうせ話してもつまらないのだからと、非常に愛想良く、しかし丁重にお付き合いを避けていたそうです。
ただ、それができたのは彼が「誰もが認めざるを得ない実績」を上げられていたからでもありますね。思えばぼくも、『もしドラ』が売れいているときは、今 -
きみは一人でも生きていける:第5回(1,601字)
2020-03-10 06:00110ptその状況が、約五〇年前まで(つまり一〇〇年間)続いた。だから、学校もその時代までは役に立った。一九六〇年代までは、学校も行く意味があった。
しかし七〇年代に入って、状況が少しずつ変わり始める。変わった理由は、たった一つ――コンピューターができ、広まったことだ。それによって、今まで人間がしていた「オペレーター」の仕事が、徐々にコンピューターに奪われていったのだ。
例えば、JRに「みどりの窓口」というものがある。新幹線や特急の指定券を買うところだ。
このみどりの窓口は、今は全てコンピューターで管理されているが、昔は人が管理していた。ある売り場で特急の指定券が売れたら、担当の係員が他の全ての売り場に「この席が売れたから他の売り場では売らないでください」と連絡した。そうやって、券の重複を防いだ。
そのため、全ての売り場に連絡係が必要だった。ただ、どれだけたくさんの連絡係がいて、またどれだ -
性別とはなんだろう?(2,112字)
2020-03-09 06:00110ptYouTubeで青木志貴さんという声優の方が自分の性別とその認識についてカミングアウトされていた。
僕の性別について。
この動画がなかなか面白かったので、今日は性別について書いてみたい。
性別には男女の他にLGBTQというものがあって、ぼくは子供の頃からそれに対する偏見が幸か不幸かなかった。だから、受け入れるとか受け入れないとかいう以前に、そういうものはあると知っている。さらに、その上でぼくなりの意見を書いてみたい。
ぼくは、子供の頃から自分の性のまばらさを実感していた。それは本当に統一感がない。
ぼくは、外見がとても女性的だった。顔が女の子のようにかわいかったというのもあったが、体系もぽっちゃりとして女性的だった。あるいは筋肉がなかった。
そして格好は、親が短パンをはかせるのがいやなので、ハーフパンツをいつもはかされていた。髪も、親が坊主頭が嫌いだったので、長くさせられていた。
しかしぼ -
コロナウイルスについての雑感(1,651字)
2020-03-06 06:00110ptコロナウイルスは、ぼくの予想をはるかに超えて大きなブームになった。まさかここまでなるとは思わなかった。
しかしそれに反比例して、被害は広がらない。被害が広がらないのに騒動だけが広がっているのが、なんとも滑稽である。
これは日本だけではなくアメリカでも同様だ。アメリカの方がパニックが大きいとさえいえる。その逆に、イタリアはパニックにはそれほどなっていないものの、被害が広がっている。多くの患者が亡くなっている。
なぜかといえば、おそらくイタリアには老人が多いからだろう。そしてイタリアの老人は、そうしたウイルスに免疫がないのだ。
変な話だが、これまで80年生きてきて肺炎はおろか、風邪さえ引いたことがない。そういう健康一筋できた老人が感染して、免疫があまりにも低くて症状が悪化し、亡くなってしまうのだろう。
そう考えると、日本では北海道で重傷者が多く出ているが、これはイタリアと似たような環境だからで -
映画のサンプリングについて研究する:その13(1,762字)
2020-03-05 06:00110ptここで、『フォレスト・ガンプ』における『フルメタル・ジャケット』のサンプリングを見る前に、そもそも「キューブリックとは何か?」ということについて見ていきたい。
なぜかといえば、キューブリックは映画120年の歴史の中で、最大の「サンプリング元」だからである。キューブリックほど、引用、参照される作家は他にいない。
そして、映画120年の歴史の本質が「サンプリング」にあるのだとしたら、世界の映画史においてキューブリックが最も「本質的な映画監督」ということができよう。実際、後世に与えた影響の大きさという意味では、キューブリック以上の存在は他にいない。これは衆目の一致するところだ。
そのため、「キューブリックとは何か?」を考えることは、「サンプリング映画とは何か?」を考えることにもつながり、引いては「映画とは何か?」を考えることにもなる。そこで、ここではキューブリックとは何かというのを、紙幅の許す限
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