閉じる
閉じる
×
いきなりだが、これからの時代は誰もが大なり小なり「アーティスト」として生きなければならないだろう。「アーティスト」とは何か? 人によってさまざまな定義はあるだろうが、ここでは「表現によって他者をインスパイアする者」のことをいう。
例えば、レオナルド・ダヴィンチは実に本質的な意味でのアーティストだった。彼が仕えたパトロンの一人、チェーザレ・ボルジアは世界の王となることを欲していたが、そのビジョンの強化には少なからずダヴィンチの影響があった。チェーザレがダヴィンチの持っていた価値観に共鳴し、ビジョンが生み出されたのだ。
ダヴィンチはチェーザレのために戦車やヘリコプター、それに都市などを計画した。これは今でもアーティストとは無関係のように見え、ダヴィンチの業績の中でも異色とされている。ダヴィンチは、基本的に『モナリザ』や『最後の晩餐』などの「絵描き」として知られている。
しかしダヴィンチの生涯を
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。