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今回でこの連載は最終回とする。
人類史を紐解くと、お金と「道」とは、きわめて深い関係があることが分かった。道の発展こそが、経済を発展させる。そのため、「これからの道の発展」を読み解ければ、これからの経済がどう発展するかも読み解けるだろう。
そうなると、一にも二にも道についての知見を深めることが重要になる。寡聞にして「道学」というものがあるのかどうかは分からないが、それでも学ぶ方法はいくつもある。まず都市計画的なアプローチがあるし、土木工学的にも知る必要がある。あるいは人間工学や自動車などからも、道を読み解くことができるだろう。
さらに、道というとローマ街道や日本の五街道など、歴史とも深い相関関係にある。特にローマと江戸は、政治が積極的に道に介入し、それによって社会を大きく変革させた代表的な事例だ。
だから、ローマ史や江戸史を「道」という視点から概観するのも面白い。さらに、この両時代の共通点
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