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アーティストとして生きるには:その5(1,885字)
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アーティストとして生きるには:その5(1,885字)

2023-05-16 06:00
  • 2
TOTOの『アフリカ』という曲がある。TOTOは必ずしも「アーティスト」ではないが、この曲だけは「アート」として残った。

ではなぜアートとして残ったのか?

ここで結論をいえば、それは「妄想」に基づいて作ったからだ。作曲したペイチとポーカロ、二人の妄想によって作られた曲だからである。

ペイチとポーカロは、この曲を作るまで、まだアフリカに行ったことがなかった。ただテレビでアフリカの飢餓のニュースを見て、ふと「アフリカについての歌を作ろう」と思い立った。

しかし二人にはアフリカの知識が全くなかったので、仕方なく妄想で書くことにした。これが良かった。妄想で書いたから、『アフリカ』はアート作品として音楽史に刻まれることとなったのだ。

つまり、アートは妄想に基づいて作られるものなのである。では妄想とは何か?
こう聞かれると、多くの人は「豊かなイマジネーションの産物」と思う。しかし、それは必ずしも正解で
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ヘミングウェイの名前が出ているのは示唆的ですね。彼は結局最初の長編の「日はまた昇る」が一番良い作品なんだけど、主人公は性的不能で、なおかつ女性を求めているという内容だから。

No.1 16ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>1
アートと性欲には絶対的な相関関係がありますね。

No.2 16ヶ月前
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