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この一件に先立つこと一年前、ぼくは、都内に自宅用マンションを買った。中古マンションで、築年数は二八年。広さは三六平米で、価格は二一八〇万円を三〇万値切ったから二一五〇万円だった。
この物件は、ぼくが賃貸で借りていた部屋と同じマンションにあった。そのマンションの郵便ポストに、たまたまこの物件のチラシが入っていて、それがきっかけで売りに出されていることを知ったのだ。
そのマンションの立地をとても気に入っていたぼくは、思い切ってその物件の購入に踏み切った。そこには、住んですでに四年くらい経っていたが、この先も住み続けたいと考えていたところだったのだ。
そうして、生まれて初めて中古マンションを買った。そこでいろいろ学んだことがあったのだが、最も印象的だったのは「評価額」というものだった。
中古マンションというのは、築年数が三〇年近くになると、「建物」としての価値がほとんどなくなる。まだちゃんと住め
この物件は、ぼくが賃貸で借りていた部屋と同じマンションにあった。そのマンションの郵便ポストに、たまたまこの物件のチラシが入っていて、それがきっかけで売りに出されていることを知ったのだ。
そのマンションの立地をとても気に入っていたぼくは、思い切ってその物件の購入に踏み切った。そこには、住んですでに四年くらい経っていたが、この先も住み続けたいと考えていたところだったのだ。
そうして、生まれて初めて中古マンションを買った。そこでいろいろ学んだことがあったのだが、最も印象的だったのは「評価額」というものだった。
中古マンションというのは、築年数が三〇年近くになると、「建物」としての価値がほとんどなくなる。まだちゃんと住め
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