閉じる
閉じる
×
[質問]
雑な分類になりますが、日本の絵は平面的で、西洋の絵は立体的だとボクは思っています。
そこで質問です。
ハックルさんにとって、日本映画と洋画はどのように違いますか?
お考えを聞かせて下さい。
よろしくお願いします。
[回答]
日本映画(邦画)というものは、すでに洋画がある程度一般期になってから始まった文化ですので、そこまで大きな違いはありません。邦画を代表する作品は「二十四の瞳」と「七人の侍」ですが、どちらも映像が必ずしも平面的というわけではない。特に黒澤監督は、前景と背景とに人物を配す奥行きのある構図を好んで、とても「立体的」との評価を得ていました。
ただ、そういうふうに映像を「絵画的」に構成し、その力によって映画としての魅力を高めようとしていたところがあるとはいえるでしょう。「二十四の瞳」も、その映像の「絵画的」な美しさが非常に特徴的です。
その意味で、邦画は「絵画的」な作品が
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
コメントを書く
そう言われてみれば、確かに「二十四の瞳」も「七人の侍」も美しい映像の作品でした。絵画と違って見るのに何時間もかかるため、こんな名作であるにもかかわらず、古いという理由だけで見ていない人は、とてももったいないと思います。