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ライトノベルの書き方:その22「なぜラノベに旅は必要なのか?」(1,854字)
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ライトノベルの書き方:その22「なぜラノベに旅は必要なのか?」(1,854字)

2015-06-09 06:00
    ライトノベル――もっというと物語にはなぜ「旅」が必要なのか?
    それは、人間の来し方そのものに由来がある。
    人間は、胎児のときは誰でも他者とつながっている。しかし、出生時にそれが切り離され、孤独のうちに放り込まれる。それゆえ、人の一生は「他者とのつながりを回復するための旅」とも言い換えられる。
    それが、人間が「旅」を必要とする理由である。

    では、「なぜ旅が他者とのつながりを回復するのか」ということを、ここでは考えてみたい。


    ところで、神話にはよく旅が登場する。神話における旅で、ぼくが真っ先に思いつくのは「桃太郎」だ。
    「桃太郎」は、とてもよくできた神話である。子供の頃、桃太郎の話を聞いたぼくは、一発で引き込まれた。それはほとんど条件反射のようなものだ。「桃太郎」には、どんな人をも魅了してしまう不思議な力がある。

    ところで、これは余談であるが、「桃太郎」は20世紀に大きな試練に遭遇した。神話と
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