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教養論その11「映画評論が教えてくるもの」(1,961字)
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教養論その11「映画評論が教えてくるもの」(1,961字)

2015-11-05 06:00
    映画「真夜中のカーボーイ」において、ダスティン・ホフマンが道を渡るシーンは、印象的で、妙に心に引っかかる。しかしながら、これは映画を見ると分かるのだが、このシーンに、何かドラマ的な必然性があるわけではない。むしろドラマ的な必然性がない分、映画の中で浮いている。だからこそ、なおさら心に引っかかるというのがあるのだ。

    そのため、このシーンはとても有名になったのだが、しかし有名になった理由は、それが単に「心に引っかかるから」というだけではなかった。そこにはもう一つ、映画を見ていただけでは絶対に分からない、別の理由もあったのだ。

    それは、このシーンがダスティン・ホフマンの「アドリブ」だということである。このシーンに出てくるタクシーは、映画の撮影中、たまたま突っ込んできた車両だというのだ。つまり、出演者ではなく一般人なのである。

    「真夜中のカーボーイ」のそのシーンは、ロケで撮られた。人で溢れるニュー
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