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ぼくがラジオで喋った子供と学校のこと
2018-09-16 12:00110pt今ぼくが毎週月曜日の13時から出演している「レオなるど」というラジオ番組があるのだが、そこで子供と自殺のことについて話した。そうしたところ、岩崎夏海クリエイター塾の塾生であるNさんが、それを面白いといってみんなに紹介したいからと文字起こししてくれた。そこで今日は、それをお伝えしたいと思う。Nさん、ありがとうございます。以下、Nさんの書き起こし。====================コーナー:「子供と本のニュース」
テーマ:夏休み明け、子供を自殺から救え!
(アナ)
読売オンラインによると、今月自殺総合対策推進センターが、
毎年8月下旬から9月上旬の夏休み明け前後に、
小中高校の児童生徒の自殺が急増している、というデータを発表しました。
これは「9月1日問題」や「夏休み明け自殺」と呼ばれ、
新学期のスタートを目前に控えたこの時期は、
子供にとって夏休みでしばらくストレスのなかった状態から、 -
この3ヶ月、自分がこれからしたいことを探していた(1,854字)
2018-09-14 06:00110pt27月に岩崎書店を辞めてから、あまり働いていない。というか、働かないようにしている。
働かないで、基本的には毎日減量に取り組んでいるのだが、その間、これから何をしようかと考えていた。探していた。
思えば、ぼくは岩崎書店の社長をしているときから、これから何をしようかずっと探していた。ただしそのときは、ある程度岩崎書店の社長という枠組みの中で考えていた。つまり、出版にかかわっていかざるをえないという思いがあった。
しかし、そのくびきが今、完全にではないが取り払われてみると、いろいろ視野が開けてきた。そういう中でまず思ったのは、自分はもっと「気持ちの良い暮らしがしたい」ということだった。
これは「何を今さら」と思われるかも知れないが、しかしそれまでのぼくは、厳密な意味で「もっと気持ちが良い暮らしがしたい」とは思っていなかった。そのため、慢性的な肩こりや、逆流性食道炎、首のヘルニアによる右腕の痺れな -
なぜ勉強するのか?:その36(2,095字)
2018-09-13 06:00110pt3科学は、産業革命以降世の中を大きく変えてきましたが、その影響力が本格的になったのは20世紀に入ってからでした。
20世紀初頭、フォードが発明した「大量生産方式」により、経済は飛躍的に伸張します。ところが、それによって経済格差が広まり、また古い社会と新しい社会との摩擦も強まって、ついには戦争が勃発します。1913年に起こった第一次世界大戦です。
この戦争、始まった当初は多くの人が「これが初めての世界大戦になる」とは考えていませんでした。これまで行われてきた数多の戦争と同じように、小競り合いに終始し、ほんの数ヶ月で終わると考えていたのです。
ところが、この戦争は数ヶ月では終わりませんでした。理由は、近代兵器が登場し、戦いが泥沼と化したからです。
近代兵器の代表格は、機関銃と飛行機でした。
これまで、戦争に「銃」は用いられていましたが、それは単発式のものでした。そのため、戦いの場面においては兵士 -
[Q&A]ハックルさんだったらどのようなYouTuberを目指しますか?(2,860字)
2018-09-12 06:00110pt[質問]
僕の友人がYouTuberになりたいと本気で言い始めています。友人は知り合って10年経ちますが一度もまともに働いた事がなく、受かったバイトも仕事が出来なさすぎてクビになるレベルで労働に向いてないので、YouTubeで有名になって動画を仕事にしようというのは良い試みだと思うですが、YouTubeは競争率が高すぎるので突き抜けるのは生半な事ではないのは簡単に想像できます。
この競争の激しい動画業界でハックルさんならどのような動画で人気を集めますか? ちなみに友人は大学生風のアラサーでメガネで細身の男です。
[回答]
メンタリストのDAIGOさんのYouTubeがあるのですが、ああいう形式ならぼくもできるかなと思ったりしています。ただ、あれはかなり手間と時間がかかっているので、面倒くさくて始められていません。
あるいは、いつかアイデアが降りてくるかもと、今は思ったりしています。
友人の -
これからどう生きたらいいのか?:第36回(1,838字)
2018-09-11 06:00110pt結婚というものは、有史以来存在するのはもちろん、それ以前からもあった。まだ歴史が紡がれ始める以前の原始時代、人間の男と女が一対のつがいになって生きていたことの痕跡がいくつも残っている。つまり人間は、種の誕生以来、いや人間に進化するもっと前から、ずっと夫婦という関係を継続させてきた。
では、なぜ人間は夫婦になるのか?
人はなぜ結婚するのか?
最も単純な理由としては、「子供を作る」ということだ。人間に限らず動物は、ほとんど全てが「種存続の本能」に則って行動しているという。つまり、子供を生んで子孫を絶やさないことが最大の目的なのだ。
そして子孫を残すためには、男女でつがいになる必要がある。そうしないと子供が生まれないし、生まれてからも上手に育てられない。そうした理由から、男女は結婚をする必要があったし、今もあるのだ。
そう考えると、実は見えてくる考え方というのがある。それは、「なぜ今の男女は結婚 -
価格コム創業者のインタビューを読んで、新しいビジネススキームを思いついた話(2,244字)
2018-09-10 06:00110pt価格コムの創業者が新しく美容院を始めて、これがヒットしているらしい。
それをインタビューしたR25の記事が面白かった。
「5億円稼いだら辞めると決めていた」カカクコムを創業し、28歳でリタイアした男の今
これを読んでいろいろ考えたので、今日はそのことを書いてみたい。
ぼくは髪の毛がほとんどないので、美容院には行かない。しかしながら、ぼくの事務所は原宿にあり、近くには美容院が多い。それで美容院のことを考えることも少なくないので、今日はそこのところも含めて書いてみる。
今、美容院が増えている。なぜかといえば、東京からどんどん「店舗」が減っているからだ。
例えば原宿は、昔はファッションの街として知られていたが、今はどんどんアパレルが店舗を撤退している。理由は、人が服を「通販で買う」ようになったからだ。品揃えの悪い店舗――取り分け都心の店舗では買わなくなった。
そのため、原宿の街ではどんどんとアパ -
ぼくが減量にハマった理由(1,719字)
2018-09-07 06:00110pt2最近のぼくが何に時間をかけているかといえば、それは減量だ(ダイエットではない。食事だけではなく運動もしている)。
何のために減量しているかといえば、もちろん健康になりたいとかスタイルを良くしたいという目的もあるけれども、それ以上に「面白い」ということがある。減量していて面白い。ぼくは、生まれてこの方「面白い」ということがおそらく一番好きなので、減量もきっとそれがあって続いているのだろう。
何が面白いかといえば、やっぱり「結果が出ること」だ。体重がどんどん減っていく。特に体重は数値なので、文字通り数値化、見える化されている。朝起きて体重を量ったとき、昨日よりも今日、下がっているとそれだけでテンションが上がる。今日も減量をがんばろうと思える。
また、それ以外にも面白いのが「なかなか体重が減らないとき」だ。そのときはそのときで、減らない原因をいろいろ分析したりする。分析するだけではなく、ネットで -
なぜ勉強するのか?:その35(1,846字)
2018-09-06 06:00110pt蒸気機関の発明と、それを用いた工業機械が普及するのに伴い、大量生産が可能になりました。その大量生産技術を用いて、世の中には多くの工場ができるようになりました。
すると、そこで作られた「物」が世の中に普及することとなり、それに伴って経済も発展しました。そうして世の中はどんどんと豊かになっていき、人々の生活もどんどんと変わっていったのです。
そこで人類は、ローマ時代以来、実に1000年ぶりともいえる「進歩」というものを経験します。それまでの1000年間、停滞したまま「これ以上悪い世の中にならないように」と萎縮しながら生きていたのが、急に未来に対して前向きになって、もっともっと進歩、発展させようと考えるようになるのです。
そのため、中世の進歩しなかった1000年の間、主に西洋世界において価値観の中心的な存在だった「キリスト教」は、勢力を衰えさせました。それに伴って、ルターが宗教改革を行ったり、清 -
[Q&A]さくらももこさんが亡くなったことについて(2,630字)
2018-09-05 06:00110pt[質問]
「46歳永ちゃんファンが安室ちゃんポスター盗んで逮捕」という記事がネットに上がっていました。私は矢沢ファンなのでとても残念な事件でした。ただ、このニュースの中に、永ちゃんファンとわざわざ入れなくてもいいのでは? とも思ってしまいます。岩崎さんは、このニュースと報道のされ方に関してどう思われますか?
[回答]
そうですね。ぼくも違和感を覚えました。
ただ、記者としてはきっといろいろ考えたんだと思います。
まずは、犯人のパーソナリティーを可能な限り伝えようとした。46歳で安室奈美恵のポスターを盗むというだけでは見えてこない側面が、「矢沢永吉のファン」というペルソナにはあります。これを入れることによって、安室奈美恵のファンではなく、金銭目的のために盗んだのかなと推測できます。つまり、より犯人を悪く思えるようになる。安室ファンが盗んだとなると、同情の余地が生まれますからね。
それから、記 -
これからどう生きたらいいのか?:第35回(1,842字)
2018-09-04 06:00110pt今、人口構造の変化やインターネットの影響などで、社会の在り方が大きく変わってきている。特に、150年前に作られた結婚の在り方が変わってきている。
150年前に作られた現行の日本の結婚制度は、「家」を中心に形成されている。ところが、その中心たる「家」の概念が、現代ではすでに廃れてしまっている。それよりも、個人の方がよっぽど中心になっている。
それゆえ、今の結婚制度も「個人」を中心に考えた方が上手くいく。しかしながら、法律はなかなか変わらない。それは、日本人には150年も続いてきたものをすぐには変えられない保守的な傾向があるからだ。明治維新や第二次大戦の敗戦など、外圧によって変わらざるを得ないとなると変わり身が早いのだが、それまではずっと同じ態勢を維持しようとする。
だから、結婚という制度も法律そのものは今後もなかなか変わらないだろう。例えば、夫婦を同姓にするというのも今となってはメリットより
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