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『シン・ゴジラ』について(2,008字)
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『シン・ゴジラ』について(2,008字)

2016-08-05 06:00
    今回は、『シン・ゴジラ』についての率直な感想をつらつらと書いていきます。

    ぼくは、まず島本和彦さんのツイートを見て、この作品を見に行こうと思った。

    [2敗でも]島本和彦氏、敗北宣言[1敗だ] #シンゴジラ [特報追加] - Togetter

    変な話だが、ぼくは人の喜びに感応する癖がある。
    バルセロナオリンピックのとき、優勝した岩崎恭子選手のコーチの喜ぶ姿を見て、「あ、この人の立場だったらこの金メダルは本当に嬉しいだろうな」と思った。『もしドラ』を、ドラッカーの翻訳者であられる上田惇生先生に読んでいいただいたときも、上田背性の立場だったら『もしドラ』を読むのは嬉しいだろうなと、勝手ながら思った。そしてこの島本さんのこのツイートを読んだときも、「あ、島本さんの立場なら、『シン・ゴジラ』はきっと嬉しいだろうな」と思ったのだ。

    島本和彦さんの『アオイホノオ』というマンガは傑作である。その中で、島本さんは大学
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