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記事 8件
  • Vol.035 結城浩/結城浩セミナー(7)/Kindle Paperwhite/ソーシャルな学び/

    2012-11-27 07:00  
    220pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2012年11月27日 Vol.035
    結城クイズ
    「価格を1割引きして、それを1割増し」したのと、 「価格を1割増しして、それから1割引き」したのでは、どちらが安い?
    はじめに - Kindle Paperwhite
    おはようございます。結城です。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
    先週の結城メルマガでKindleダイレクト・パブリッシングの話を書きました。 遅ればせながら結城もKindle Paperwhiteを入手して使っています。
    ずいぶん前に6インチKindle Keyboardを買ったのですが、 結局あまり使わずにほったらかしになりました。 文字が読みにくいことと、E Inkのちらつきが気になったことが原因です。
    それに比べて今回のKindle Paperwhiteはちょっと違いますね。
    バックライトが付いていて暗いところでも大丈夫なこと、
    文字がずいぶん綺麗になったこと、
    それから何よりE Ink特有の画面の書き換えがずいぶん少なくなったこと。
    この三点がまず目に付きました。 画面の綺麗さだけなら、iPhone 5のほうがずっと綺麗なのですが、 Kindle Paperwhiteの方が「本」に近い感触はあります。 Twitterに切り替えることができないからかもしれません。
    ただ、やはり自炊したPDFを読むのにはちょっとつらいようです。 うまく余白をカットして調整すればいいのかもしれませんが、 それだけの手間をかけるんだったら、iPhone 5で読んでしまいます。
    ともあれ、Kindle Paperwhiteを ふだん持ち歩くのか、枕元にぽんと置いておくかはわかりませんが、 しばらく使ってみようと思います。
    実は調査を兼ねて(というか単純に勢いがついてしまって)、 Kindle Fire HDとNexus 7も前後して注文してしまいました。 タブレットっぽいものをそんなに買ってどうするという気もしますが、 いつも買い物が後手後手に回るのでたまにはいいでしょう。
    さて、それでは今回の結城メルマガを始めます!
    目次
    結城クイズ
    はじめに - Kindle Paperwhite
    教えるときの心がけ - ソーシャルな学び
    特別企画 - 結城浩セミナー/プレビュー版(7)
    結城クイズの答え
    次回予告 - 数学文章作法「たったひとつの伝えたいこと」
     
  • Vol.031 結城浩/書籍の改訂/ドットインストール/情報ガール/

    2012-10-30 07:00  
    220pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2012年10月30日 Vol.031
    結城クイズ
    「 」の部分を漢字で書けますか。
     1. そのシステムには「ぜいじゃくせい」があります。  2. コンサートが終わって「はくしゅかっさい」した。  3. こんなところで会うとは「きぐう」ですね。
    何のひねりもトリックもありません。 よく見かけるし読めるけれど、書けないような単語を集めました!
    はじめに - 書籍の改訂
    おはようございます! (^^)
    いつも結城メルマガをご愛読くださり、ありがとうございます! この「はじめに」を書くのは、 あなたあてのお手紙を書いている気分で、毎回たのしみなんです。
    本が出ます!
    最近の結城の重要なトピックは、Java言語の入門書、 『Java言語プログラミングレッスン』の「第3版」の刊行です。 もう印刷所に回っており、2012年11月には書店に出ることになっています。
     ◆『Java言語プログラミングレッスン第3版』  http://www.hyuki.com/jb/
    この本は、1999年に刊行してから、2003年に「改訂版」、 2005年に「改訂第2版」が刊行され、今回2012年に「第3版」となりました。 当たり前のことですが「改訂を繰り返す」というのは、 読者さんに根強い人気があるということになります。 継続的に応援してくださる読者さんにはとても感謝しています。
    結城は、自分の本はベストセラーよりは ロングセラーになってほしいとよく思います。 長いあいだ継続して読者さんのお役に立つような本になってほしい、 そんなふうに考えているのです。
    特に、日進月歩で変化も激しいIT業界の中で、 こんなに長い期間生き残っているということの意味は大きいと思っています。 みなさん、いつも応援ありがとうございます。
    改訂について
    技術書の改訂をするときにとても難しいのは、 何を入れて、何を削るかです。 最新の情報を入れて更新すればいいってわけじゃありません。
    情報を入れればそれだけ本は厚くなります。 厚くなれば高くなり、読者の負担も大きくなります。 ですから、
     「あえて、この情報は書かない」
    という判断が必要になります。 それは、著者にとって恐いことです。なぜなら、
     「この情報が書いてない、あの情報が書いてない」
    と批判されるかもしれないからです。 もちろん、入っているべき情報が入っていないのは問題ですが、 すべてを入れればいいというわけでもない。そこが難しい。
    「情報が足りない」という批判を避けようとして、
     「厚くなってもいいから、すべてを入れてしまえ」
    という判断もありえます。それも立派な判断です。しかし今度は、
     「分厚くなって読みにくくなったね」
    と批判されるかもしれません。 本を書くのはいつもトレードオフです。とても難しい。
    結城は著者として何らかの判断をするわけですが、いつも、
     「読者のことを考える」
    を中心にしたいと思っています。つまり、
    この本の読者さんに必要なことは入れる。
    この本の読者さんに(少なくともいまは)必要じゃないことは、 熟考した上で省く。
    つまり「こういう批判を受けるかも」という不安は脇に置き、 この本を手に取る読者のことを想像して書く。 基本はそこにあると思っています。
    もちろん、そのような取捨選択がいつもうまくいくとは 限りませんが、自分の「姿勢」としてはそうありたいということです。
    すべての読者を満足させる完全な本はありえない。 だから著者としては、
     「私はこの本を通して読者にこれを伝えたい」
    という判断をするともいえるでしょう。 それが著者の仕事です。
    結城はいつも「自分の本がたくさん売れますように」という願いではなく、
     この本を必要としている読者さんのもとに、  無事に届けられますように。
    という願いを持っています。 もちろんたくさん売れるのは生活の上でも助かりますが、^^; ほんとうに大切なのは、 「たった一人の、あなた」に届くかどうかではないだろうか。
    そんなふうに思っているのです。
     『Java言語プログラミングレッスン第3版』も、  この本を必要としている読者さんのもとに、  無事に届けられますように……
    それでは、今回のメルマガを始めましょう!
    目次
    結城クイズ
    はじめに - 書籍の改訂
    結城浩セミナー/プレビュー版(6)
    教えるときの心がけ - ドットインストール
    結城クイズの答え
    次回予告 - 手書きノートのスナップショット(7)
     
  • Vol.028 結城浩/帰省して/結城浩セミナー(5)/読み合わせ/

    2012-10-09 07:00  
    220pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2012年10月9日 Vol.028
    結城クイズ
    「木」が二つだと「林」で、「木」が三つだと「森」です。 それでは「木」が五つだと何になりますか。ジャングルじゃないです。
    はじめに
    おはようございます。 いつも結城のメルマガをご愛読いただき、ありがとうございます。
    先日、実家に里帰りをして、しばらくぶりに母に会ってきました。 母はけっこうなお年になるわけですが、まだまだ元気でうれしい限りです。 好奇心旺盛で、トライしてみたいものはiPhoneとTwitterだとか。
    結城がiPhoneでTwitterを実演して見せると、母は興味深く眺めていました。 そして(おそらく自分の中に心的モデルを構築するために) TwitterのTL(タイムライン)の成り立ちについてあれこれ質問してきました。 なかなか熱心。ほんとうに好奇心旺盛です。
    そんな母に、結城がやっているメルマガ(あなたが読んでるこれです)の話をして、 結城が以前メルマガ(Vol.021)に書いた「父のこと」の文章を見せました。 中学校の教師であった父がどんなふうに教え、どんなふうに生活していたか。
    母は、私が書いた父の思い出(母にとっては夫の思い出)を懐かしそうに読み、 とても喜んでいました。
     「そうだったね。書いてくれてありがとう」
    と母に感謝されて、私もうれしくなりました。 あの文章を書いて(そして読んでもらって)よかった。 そんなふうにじんわり思いました。
    結城が食卓でノートパソコンを開き、 仕事の文章を書いたり、メールのやりとりをしているのを見て、 母は、
     「どこにいても仕事ってできるものなんだね」
    と感心していました。確かにそうですね。
    結城のような「文章を書くこと」が仕事で、 しかも、特定の場所に行かなくてもいいし、 人と会わなくてもいいということになると、 ほんとうに、時間や場所の制約は受けません。
    とはいうものの、 「仕事がしやすい場所」あるいは「仕事がしにくい場所」 というものはやっぱりあります。先週も書きましたが、 いつもと同じ時間、いつもと同じ場所で仕事をした方が スッと仕事に入り込めるように思います(結城の場合には)。
    そういう意味で、 定時に、会社や学校という決まった場所に出かけていって 仕事や勉強をするのは、とても理にかなっていると思います。
    実家に帰ってお茶を飲んでいると、母はよく、
     「何だかずっと一緒にいたみたいだねえ」
    と、しみじみ言います。
    何ヶ月かぶりに帰省して、一泊して帰京するスケジュール。
    あわただしい時間といえばそうなんですけれど、 一緒にお茶を飲んで雑談をしているだけで、 「ずっと一緒にいたみたい」という気分になる。 親子ってそんなものなのかな。
    思い返してみると、母は私が実家に帰るたびにそういいます。
     「何だかずっと一緒にいたみたいだねえ」
    そして私も「そうだねえ」と答えるのです。 いつも、同じ繰り返し。
    そうそう、繰り返しといえば、実家に帰ると、 「自分が高校時代に使っていた本棚」をいつも眺めます。
    その本棚はまるでタイムマシンのようです。 古いブルーバックス、文庫本、受験参考書、 PC-9801のコンピュータの本などが並んでいて、 私自身を過去に引き戻します。
    本棚に並んでいた難しい数学の本をぱらぱらめくっては、
     「こんな本、高校時代には絶対理解してなかったぞ」
    と苦笑することもよくあります。
    役に立つのかどうか、理解できるかどうかなんてそっちのけ。 純粋に好奇心で買った本がたくさん残っているんです。
    以前帰省したとき、 『数III方式ガロアの理論』という本を自分の本棚で見つけました。 ちょうど『数学ガール/ガロア理論』を書いていたころのことです。
     ◆『数III方式ガロアの理論 ― アイデアの変遷を追って』(矢ケ部 巌)  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476870011X/hyuki-mm-22/
    確かに高校時代にこの本を買ったのは覚えています。 「数III方式」というので、自分にも読めそうかなと思ったんですね。 実際には高校時代の自分には歯が立たず (がんばればわかりそうだったんですが、式変形が多くて根気が続かず) 挫折したのを思い出しました。
    実はこの「数III方式」の本は『数学ガール/ガロア理論』を書くときに あちこち参考になったので、参考文献にも含めました。 高校時代に自分が買った本を、30年後にもなって、 自分が書く本の参考文献に使うとは思いもよらないことでした。
    でも、長い時間を飛び越えてつながったようで、 ちょっぴり愉快です。
    私の本棚の中には、ロシア語やラテン語の教科書もありました。 自分の雑多な興味にあきれてしまいます。 もちろん内容はさっぱり覚えていません。 単に買っただけでおしまい。
    とはいえ、そういう挑戦――というか好奇心は必要なものなのかもしれません。 大人になってしまうと「仕事に役立つ」や「生活に便利」ということの 最適化がかなり効くようになってしまい、
     「役に立ちそうもないけれど、おもしろそう」
    にどっぷり浸かれなくなるみたい。
    ちょうどいま、来年にかけての仕事を考えているところなので、 そのような好奇心をもっと盛り上げて、 なんというか、自分をうまくゆさぶっていきたいと考えています。
    はっ!
    好奇心旺盛な母!
    母ゆずりの好奇心、私も持っているのかな。そうだといいな。 おもしろいことにもっと挑戦していかなくちゃ!
    と、いうところで今日のメルマガを始めましょう。
    目次
    結城クイズ
    特別企画 - 結城浩セミナー/プレビュー版(5)
    本を書く心がけ - 読み合わせ
    結城クイズの答え
    次回予告 - 数学文章作法「問題と解答」
     
  • Vol.023 結城浩/Evernoteは便利/結城浩セミナー(4)/先が見えない…/

    2012-09-04 07:00  
    220pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2012年9月4日 Vol.023
    結城クイズ
    マクドナルド(McDonald's) マクレガー(McGregor) マッカーシー(McCarthy) これらの名前に共通な「マク(Mc)」ってどういう意味?
    はじめに
    結城浩です。 九月になりましたね。いかがお過ごしですか。
    結城はEvernote(エバーノート)というサービスを使って いろんな情報整理をしています。Evernoteをご存じの方も多いと思いますが、 要するにテキストや写真などを何でも放り込んでおくことができる自分専用の スクラップブックのようなものです。いま流行のクラウドですね。 パソコンや携帯端末などたくさんの機器がこのサービスに対応しているので、 どんな状況でもアクセスできるのが強みです。
    結城はiPhoneをいつも持ち歩いています。 書いている本のアイディアなどを思いついたときには、 iPhoneのEvernoteアプリを起動して、さっとメモを書いています。
    メモを書くのはiPhoneですが、実際にそれを使うのは後日、 ノートパソコンで原稿を書くときです。 ノートパソコンでEvernoteアプリを起動すると、 そこに先日iPhoneからメモした内容がちゃんと保存されている。 たいへん便利です。このような、
     iPhone(メモを書く) → Evernote → ノートパソコン(メモを使う)
    という流れは、結城がEvernoteを使う最も基本的なスタイルになります。
    ノートパソコンでWebページを見ていて「あ、これおもしろい」というとき、 Win+PrtScキーで画面のスクリーンショットをEvernoteに保存することも よくやります。 画像として保存されるんですが、 Evernoteは文字認識をある程度やってくれるので、検索もできます。 これはほんとに便利です。現代的なスクラップブックですね。
    Webページの「見ている部分」だけではなく、 ページ全体を保存したいときには、Evernote社が提供している Clearlyというアドインを使っています。 これはWebページから広告や無駄な装飾をばっさり切り落としてくれる というすぐれものです。
     ◆Evernote Clearly  http://evernote.com/clearly/
     ◆Evernote Clearly Update  http://blog.evernote.com/jp/category/update/clearly-update
    おもしろいのはEvernoteとTwitterとの連係機能です。 おふとんに入ってごろごろしながらiPhoneでTwitterをしているときに、 ふとメルマガの題材を思いついたりします。 そのときは、いちいちEvernoteアプリを起動せずに、 @myen というユーザ名をツイートの内容に含めてツイートしてしまいます。 するとおもしろいことに、 そのツイートが自分のEvernoteにちゃんと保存されてくれるのです。 (@myen を前もってフォローして設定しておく必要があります)
     ◆TwitterでツイートしてEvernoteに保存する  http://blog.evernote.com/jp/2010/02/23/122
    先日ノートパソコンを修理に出したとき、 Evernoteを使っていてよかったなあと思いました。 なぜなら、重要なノートはすべてクラウドにある Evernoteに保存されていたので、 古いパソコンを引っ張り出してきたときも、 すぐに最新の環境を復元することができたからです。
    結城が使っているEvernoteのデータベースサイズは、1.5GBほど。 念のためのバックアップとして、 このデータベースはときどき外部ハードディスクに保存しています。
    結城は毎日Evernoteをばりばり使っています。 いってみればEvernoteは 「いろんな情報をクラウドに保存する」 というサービスなのですが、これほど便利とは思っていませんでした。 これからもおもしろい使い方を試してみたいな。
    それでは、今週のメルマガを始めましょう!
    目次
    結城クイズ
    特別企画 - 結城浩セミナー/プレビュー版(4)
    Q&A - 先が見えないときどうすればいいのか
    結城クイズの答え
    次回予告 - 数学文章作法「順序」
     
  • Vol.019 結城浩/結城浩セミナー(3)/自炊で失敗は?/

    2012-08-07 07:00  
    220pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2012年8月7日 Vol.019
    結城クイズ
    「なおざり」と「おざなり」の意味をそれぞれ説明してください。
    はじめに
    おはようございます! 毎日暑い日が続いていますが、お元気ですか。
    結城は毎日Twitterでツイートを楽しんでいます。 何ということもないつぶやきを書き込んだり、 お友達と気軽なやりとりをしたり、 それから私の本の読者さんにお礼を言ったり…気軽に書き込みできる Twitterはお気に入りのサービスです。
    これまでの結城のツイートの中で最も多くリツイートされたものは、 2012年6月25日にツイートした以下のものです。
     【速報】今週で2012年の前半が終了します。  https://twitter.com/hyuki/status/217032797775343616
    「【速報】今週で2012年の前半が終了します。」という一文が、 1万以上(!)もリツイートされて驚きました。
    やっぱり誰しも「時間がすぎるのは早いなあ!」や 「うわっ!2012年ももう半分過ぎたのか!」などと 感じているのでしょうね。 上のツイートに対して「デマだ!」というリプライがついたりもしましたよ。 もちろん「2012年が半分過ぎたなんて信じられない!」というニュアンスの 軽口です。
    ところで、私のツイートのような、
     【速報】と冠して、いわゆるニュースではない日常の事象を表現する
    というのは、ネットでの特徴的な言い回しだと思います。 ふだんからネットでの書き込みに慣れている人は不思議に思わないのですが、 このニュアンスをネットに慣れていない人に説明するのは けっこう難しいです。
    たとえば「このツイート、1万以上リツイートされたんだよ」と 家内に説明したのですが、彼女はいまひとつピンとこなかったようです。 「なぜこれが【速報】なの?」と言われてしまいました。
    「ツイッターでは【速報】や【急募】といった言葉を、 本来の意味からは少しずらして使うことがあってね…」 などと説明しましたが、当たり前に使っている表現をあらためて 説明するのは難しいものだと感じました。
    と、ここで話は「文章の書き方」にシフトします。
    文章を書くときに最も大切なのは「読者のことを考える」です。
    狭い範囲の読者に読みやすい文章を書くのは比較的楽です。 どういう言葉はすぐに受け入れてもらえるか、 どういう言葉は詳しく説明する必要があるか、 それが推測しやすいからです。
    それに対して、広い範囲の読者に読みやすい文章を書くのは難しいものです。 知らないことは詳しく説明しないとわかってもらえないし、 知っていることをながながと説明すると「くどい」と思われてしまうからです。
    わからない人にもきちんとわかるように説明しつつも、 よくわかっている人にも「くどい」と思われない工夫。 それは文章を書くときに(そして、人に教えるときにも)大切なことですね。 ふだんから、
    どの程度の説明ならわかってもらえるのか、
    どのくらい説明したらくどいと思われるのか、
    という感覚を磨いておきたいものです。
    …と「はじめに」が長くなってしまいました。 読者さんに「くどい」と思われる前に、メルマガを始めましょう!
    目次
    結城クイズ
    特別企画 - 結城浩セミナー/プレビュー版(3)
    Q&A - 「自炊」で「失敗した!」ということはありませんか
    結城クイズの答え
    次回予告 - 手書きノートのスナップショット(5)
     
  • Vol.015 結城浩/結城浩セミナー(2)/きかん業務と品質ほしょう/

    2012-07-10 07:00  
    220pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2012年7月10日 Vol.015
    結城クイズ
    「  」の中のひらがなを漢字に直せますか(かな漢字変換を使わずに)。
     「きかん業務」の部署から「品質ほしょう」の部署へ  「人事いどう」になった。  製品が「左右たいしょう」かを調査し、  統計的処理を行うため「かくりつ論」の知識は必須。  「オブジェクトしこう」の知識も必須。  「衆人かんし」の中で発生した先日のトラブルでは  事態を「しゅうしゅう」する役目も担った。
    はじめに
    結城です。いかがお過ごしですか。 いまこれを書いているのは2012年7月6日ですが、とても、蒸し暑いです…。
    最近はずっと、次に書く本の下準備をしています。 具体的に何をしているかというと、
    どういう本を書くかを頭の中で考える
    出版社向けの企画書を書いてみる
    章立てを考える
    章の構成を考える
    その本でいちばん書きたい部分を書いてみる
    美しいものや楽しいものに触れ、 どうしてそれを美しいと感じるか、 どうしてそれを楽しいと感じるかを研究する
    ということをやっています。
    結城の本の準備はそれほどシステマティックなものではありません。 とにかく、その本のことをどっぷりと考え、 「こうやったら、どうなるかな?」と思ったことを 全部やってみるという準備の仕方をしています。
    このような準備の仕方は、効率が良くないといえばそうなのですが、 マニュアル化してしまうと、その本がどこかよそよそしくなって、 あまりうまく行かないのです。
    どうも私は、 「その本に関して、私は全権を担っていて、何でもやっていいんだよ」 という状態が好きなようです。わがままといえばわがままなんですが、 著者(author)というものはそういうものだと思っています。
    結城は本を書く仕事が大好きで、いろんなことを試してみたい。 おもしろくて、よい本をたくさん書きたい。 そして私が書く本を必要としている読者さんにきちんと届けたい。
    もちろん本を書く仕事は私の生活を支える大切な「お仕事」なんですけれど、 お金がもうかればいいというものではないと思っています。
    自分が見つけた「そうなんだ!」や、自分が学んだ「なるほど!」を 読者さんに届けたい。そのために適切な形式や経路をいつも探りたい。 結城はそんな風に思っています。
    さてさて、それでは今回のメルマガを始めましょう。 今回は特別企画「結城浩セミナー/プレビュー版(2)」がありますので、 このメール自体は、いつもよりも短くなっています。ご了承ください。
    目次
    特別企画 - 結城浩セミナー/プレビュー版(2)
    Q&A - どうしたら作家になれますか?
    次回予告 - とっておきの話題
     
  • Vol.012 結城浩/結城浩セミナー(1)/ほめる工夫/誤字脱字/

    2012-06-19 07:00  
    220pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2012年6月19日 Vol.012
    結城クイズ
    今回は、結城クイズはおやすみですか?
    はじめに
    こんにちは、結城浩です。
    私事で恐縮ですが、ちょっと先日、自分の失敗でおちこむ出来事があって、 朝から凹んでおりました。どうも自分はダメダメだなあ…と思ったりして。 そして、ダメダメだなあ…と思うと、これまでに自分が経験してきた 同じような失敗が芋づる式にズルズルズルズルと出てきて凹みが加速。
    結城がこんな気分になることは珍しいのですが、 このメルマガを書いているうちに、 (今回は「はじめに」を最後に書いているんです) なんだか元気が出てきました。「文章を書く」というのは、 ちょうどおしゃべりをしているのと同じで、リラックスし、さらには 自分自身を元気づける効果があるのかもしれません。
    自分の頭の中や、自分の心の中にあることを、文章という形にして外に出す。 外に出すときには必然的に何らかの秩序、何らかのルールに基づいて 言葉を並べることになる。 そのプロセスのどこかから喜びが湧いてくるのでしょうか。 何だか不思議です。
    ともかく、文章を書いているうちに、
     「まあ、しょうがないか。これが私なんだ。 私は私なんだから、これで進もう!」
    などと強力な自己肯定感に満たされて、 この「はじめに」を書いているわけです。
    人生いろいろありますよね。
    そんなこんなで、今回のメルマガを始めましょう。
    今回は、 「特別企画 - 結城浩セミナー/プレビュー版(1)」 が含まれていますので、このメールのテキストは 通常の70%ほどの長さでお送りしています。
    目次
    教えるときの心がけ - ほめる工夫
    Q&A - 誤字脱字をなくすために気をつけていること
    特別企画 - 結城浩セミナー/プレビュー版(1)
    次回予告 - 順番と呼応を意識する(文章を書く心がけ)
     
  • Vol.007 結城浩/特別編:結城浩セミナー@公立はこだて未来大学

    2012-05-15 07:00  
    220pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2012年5月15日 Vol.007
    はじめに
    こんにちは、結城浩です。 このメルマガでは普段、オムニバス形式でお話をするのですが、 今回のVol.007では特別編として、
     結城浩セミナー@公立はこだて未来大学
    のダイジェストをお届けします。
    先週の予告では「手書きノートのスナップショット(2)」をお送りする予定 だったのですが、変更させていただきます。申し訳ありません。
    さて、それでは特別編を始めましょう。
    目次
    結城浩セミナーって何?
    オープニング
    パターンの発見、対応の発見
    厳密さとわかりやすさの同居
    全体像を見せる
    発見の意味、発見の喜び
    余談
    次回予告 - 手書きノートのスナップショット(2)