• このエントリーをはてなブックマークに追加

今なら、継続入会で月額会員費が1ヶ月分無料!

記事 136件
  • Vol.439 結城浩/音読と執筆/iPadを購入してもうすぐ一年/noteのダッシュボード/仕事に興味が持てない/自己評価の低い片思いの相手/

    2020-08-25 07:00  
    220pt
    Vol.439 結城浩/音読と執筆/iPadを購入してもうすぐ一年/noteのダッシュボード/仕事に興味が持てない/自己評価の低い片思いの相手/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年8月25日 Vol.439
    目次
    音読が執筆に与える影響 - 本を書く心がけ
    iPadを購入してもうすぐ一年 - 仕事の心がけ
    noteのダッシュボードに思うこと
    仕事に興味が持てない - 仕事の心がけ
    自己評価の低い片思いの相手 - コミュニケーションのヒント
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    今回も長めになってしまったので、さっそく結城メルマガを始めましょう。
    どうぞごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.438 結城浩/作業改善/言語化のスピードアップ/オンラインレビューとフィードバック/自分専用のWebアプリesappを作る(2)/

    2020-08-18 07:00  
    220pt
    Vol.438 結城浩/作業改善/言語化のスピードアップ/オンラインレビューとフィードバック/自分専用のWebアプリesappを作る(2)/
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年8月18日 Vol.438
    目次
    中途半端と言われるけれど改善の仕方がわからない - 仕事の心がけ
    言語化するスピードを上げたい - コミュニケーションのヒント
    オンラインレビューとフィードバック - 本を書く心がけ
    作業ログを書く自分専用Webアプリesappを作る(2)
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    今回はちょっと長めになっちゃいました。
    さっそく、結城メルマガを始めましょう。
    どうぞごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.429 結城浩/高校生、何となくわかっていない/他人を見下す癖/学ぶときの広さと深さ/手書きノートのスナップショット(13)/

    2020-06-16 07:00  
    220pt
    Vol.429 結城浩/高校生、何となくわかっていない/他人を見下す癖/学ぶときの広さと深さ/手書きノートのスナップショット(13)/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年6月16日 Vol.429
    目次
    高校生、問題は解けるが何となくわかっていない - 学ぶときの心がけ
    他人を見下す癖
    広さと深さ、どちらが大事か - 学ぶときの心がけ
    手書きノートのスナップショット(13) - 本を書く心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    音声コンテンツの話。
    Amazon Pollyでテキストから音声コンテンツを作るのがマイブームの一つになっています。結城メルマガの過去記事Vol.212(2016年4月19日)から切り出して音声コンテンツを作ってみました。
    「これから文章を書こう」としている人向けに「まず、書きましょう」の次のステップについてのメッセージです。作っているうちに10分を越える長さになってしまったので、お時間があるときにお聞きください。こちらです。
    ◆《あの人》に伝えるためにhttps://mm.hyuki.net/n/na6b9c186dc25
    YouTubeの動画を作っている人には「動画は短ければ短いほどいいですよ!」などとおすすめしているのに、いざ自分がコンテンツを作る段になるとつい長くなってしまいますね(苦笑)。
    Amazon Pollyで音声コンテンツを作成する話題は、先月の結城メルマガ(Vol.423)でもご紹介しました。
    ◆Amazon Pollyで音声コンテンツ作成(Vol.423)http://link.hyuki.net/mm423
    * * *
    紙芝居的な動画の話。
    Amazon Pollyを使えばテキストファイルから音声コンテンツが簡単に作れるので、静止画像と合わせて動画を作ってみました。表示したい静止画像を用意し、各画像ごとに読み上げるテキストファイルを用意し、両方を組み合わせるのです。
    動画といっても、要するに「紙芝居」です。
    作成した動画をYouTubeにアップしました。内容は「集合AとBの共通部分のお話」というやさしい数学の話題です。試しに作ってみたものですから、画像は非常に雑です。
    ただしこの動画、結城のプログラムを使って「用意した画像とテキストファイルから全自動で生成したもの」になります。つまり、動画としての手作業編集はいっさい行っていません。読み上げ内容にまちがいがあった場合にはテキストファイルを訂正して再生成。ですから気軽に修正できます。
    まあ、やっていることは紙芝居なのですが、修正が手軽だと、かなりのコンテンツが作れそうな気持ちになります。
    ◆集合AとBの共通部分のお話 - YouTubehttps://link.hyuki.net/20200506000000
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガを始めましょう。
    どうぞごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.427 結城浩/SNSがつらい/Webサイト「結城浩のPDF」を作る(3)/年下と比べて落ち込む/Web連載を単行本にする/

    2020-06-02 07:00  
    220pt
    Vol.427 結城浩/SNSがつらい/Webサイト「結城浩のPDF」を作る(3)/年下と比べて落ち込む/Web連載を単行本にする/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年6月2日 Vol.427
    目次
    SNSがつらくなるとき - コミュニケーションのヒント
    Webサイト「結城浩のPDF」を作る(3)
    年下と比べて落ち込んでしまう
    Web連載を単行本にするために行った作業 - 本を書く心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    * * *
    漫画家さんのリモートワークの話。
    漫画家のマキヒロチさんが以下のようなツイートをしていました。リンク先に漫画による解説があります。
    (引用)
    ほっとんどの人が全く参考にならないと思いますが、アシスタントさん呼べなくて在宅作業困ってる漫画家さんいるかなと思い、私の仕事の仕方を描いてみました。無駄が多いように見えるかもですが試行錯誤してこの形で落ち着いてます。よかったら読んでみてください
    https://twitter.com/makihirochi/status/1249970661293875200
    (引用終わり)
    これを読んで結城は「すごい」と思いました。13人ものアシスタントさんが物理的に作業場所に来ることなく漫画を書いているという点と、なさっていることが他の業種にも応用が効きそうだという点ですごいと思ったのです。
    結城は読みながら、うまくいっているポイントを以下のように理解しました。
    人々が集まる時間を決める。
    目的ごとにSkypeの「部屋」を分ける(連絡部屋、仕事投げの部屋、凡ミスチェックの部屋、書き出しチェックの部屋)。
    ボスのいない「部屋」がある。
    アシスタントさんの裁量に任せるところは思い切り任せる。
    「全員が関わるところ」と「各人が関わるところ」を分離する。
    アシスタントさんの「まとめ役」を置いている。
    新たに新人アシスタントが加わったときの導入手順が確立している。
    これらのポイントによって、各人のパフォーマンスが最大化できるのではないかと思いました。
    そしてまた、この方法を考え出し、改良しているのがトップ(ボス)である点も重要でしょうね。この方法を最もよく理解している人が決定権を持っている。これによって改良がスムーズに行われるからです。
    リモートワークの重要性が語られる現在、詳しく研究する価値があると思いました。
    * * *
    「お腹ドライヤー」の話。
    先月も紹介しましたが、お腹にドライヤーを掛ける「お腹ドライヤー」は不安な気持ちを抑える効果が非常に高いのでおすすめです。
    なぜか気持ちが焦るとき、必要以上に不安を感じるとき、いつもの自分とは違う感覚に襲われるとき……そんなときに、お腹をドライヤーで温めるのです。
    やけどしないようお腹との距離には十分注意しながら、ドライヤーの温風をお腹全体に当てます。当てる時間は自由です! 温かくて気持ちがいいなあと感じるくらいの時間ですね。お腹だけではなく、背中や太ももや首のまわりやお尻にも当てます。
    結城は、寝室にお腹を温める専用のドライヤーを常備しています。おすすめは朝一番ですが、夜眠る前もいいですね。何となく気分が乗らないときにはいつでもOKです。
    「お腹ドライヤー」を掛けると「いつもの自分に戻る」感じがします。ドライヤーは多くの方が持っているし、単にお腹を温めるだけなのですぐにできるし、効果もすぐに実感できます。結城自身、毎日のように掛けています。
    これは、想像以上に気分が変わります。ほんとです。
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガを始めましょう。
    どうぞごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.410 結城浩/数学ガール累計50万部/教えるための勉強/不機嫌な感情/強迫的になって読書が楽しめない/数学書の読み方/もっと気楽に学びたい/

    2020-02-04 07:00  
    220pt
    Vol.410 結城浩/数学ガール累計50万部/教えるための勉強/不機嫌な感情/強迫的になって読書が楽しめない/数学書の読み方/もっと気楽に学びたい/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年2月4日 Vol.410
    目次
    数学ガール累計50万部 - 本を書く心がけ
    「学ぶための勉強」と「教えるための勉強」 - 教えるときの心がけ
    不機嫌な感情の取り扱い - コミュニケーションのヒント
    強迫的になって読書が楽しめない
    数学書の読み方 - 学ぶときの心がけ
    もっと気楽に学びたい - 学ぶときの心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    もう二月なんですねえ……
    数学ガール累計50万部 - 本を書く心がけ
    2019年11月に『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』が刊行されました。「結城メルマガ」ではきちんと書いていなかったのですが、これで「数学ガール」と「数学ガールの秘密ノート」という二つのシリーズの累計刷り部数が「50万部」を越えたことになります!
    この50万部には電子書籍での配信数は含まれていませんので、実際にはもっとずっと多数の本が読者さんに届けられたことになります。読者さんの継続的な応援に心から感謝します。
    自分で本を書くまでは、世の中でよく見かける「何万部突破」といった大きな数字を意識したことはあまりありませんでした。1万部と言われても、100万部といわれても「多い」くらいの認識しかなかったのです。でも自分で本を書くようになると、実感を持ってその数字を受け止められますね。
    ミリオンセラーという表現があります。ミリオンは100万のことで、ミリオンセラーというのは100万部以上売れた商品のことになります。今回累計50万部を越えたことで、ミリオンセラーという数の大きさをさらに実感することができました。
    とはいえ、私はいつも「たったひとりのために本を書く」という態度を忘れないようにしたいと思っています。確かに50万部は非常に大きな数字ですが、その数字の方にだけ目を留めるのではなく、その向こうにいるひとりひとりの読者さんに心を向けるべきだと思っているのです。
    本を読むというのは、基本的には一人で行う営みです。文字を追いながら考えを深める静かな営み。そんな読者をどかどかと大きな数で押すのはあまりよろしくありません。累計50万部に心から感謝しつつ、今日も「たったひとりのあなた」のために次の本を書く。私にはそれが健全な態度だと思えます。
    これからも応援よろしくお願いいたします。
    以下のページでも、数学ガールが累計50万部を越えたことに関する文章を書いています。
    ◆「数学ガール」がシリーズ累計50万部を越えました。https://mm.hyuki.net/n/nacb44731749c
     
  • Vol.407 結城浩/文献を早く読む/勉強ができる子へのケア/noteで書く・本を出版する/人間関係と「無知の知」/

    2020-01-14 07:00  
    220pt
    Vol.407 結城浩/文献を早く読む/勉強ができる子へのケア/noteで書く・本を出版する/人間関係と「無知の知」/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年1月14日 Vol.407
    目次
    文献を早く読むにはどうするか - 学ぶときの心がけ
    勉強ができる子へのケア - 学ぶときの心がけ
    「noteで書くこと」と「本を出版すること」の落差 - 本を書く心がけ
    人間関係と「無知の知」
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    実は、先週木曜日から体調を崩して、三日ほど寝込んでいました。ちょっとした疲労と風邪で、いつものようにのどの痛みが症状の中心でした。
    いまはだいぶ治って、咳が少し残るだけです。それにしても、一月は忙しいのに三日もふっとんでしまいましたよ。健康管理は大事ですね……。
    * * *
    映画音楽の話。
    寝込んでいるあいだは、本も読まず動画をいくつか視聴していました。
    その中で『すばらしき映画音楽たち』という映画を一気に観てしまいました。「映画音楽を作る」という創造の現場が持つ魅力のためでしょうか。
    この映画には、たくさんの名作映画が登場し、その音楽がどのようにして作られたかが描かれています。ET、ロッキー、ロード・オブ・ザ・リング、パイレーツ・オブ・カリビアン、007……タイトルを並べるだけでも、メロディが聞こえてきそうですね。
    興味深かったのは映画音楽におけるモチーフの使い方。記憶に残るフレーズを映画中に繰り返し使うことで、観客の無意識に対してメッセージを送り、場面の印象を形作っていくようすが語られていました。作曲家はそんな活動を意識的に行っているのです。わくわくする話題ですね。
    視聴者は、完成後の音楽しか聴いていませんから、映画と音楽が不可分のものになっています。ロッキーのテーマや、007のオープニングや、ダースベイダーのテーマなど、他の曲を合わせることなんて想像すらできないでしょう。映画と音楽は不可分。当然ですね。でも、音楽を作っている側はまだ音楽がないところに音楽を作らなくてはいけません。これも当然です。当然なんですが、あまり意識したことがありませんでした。
    「新しいものを作る」というのは、そういうことなんだなと改めて思いました。できてしまえば当たり前に見える。それ以外の形なんてありえないように思える。でも、「それ」を作った人は、その形がないときに「それ」を作ったのですね。
    2017年の映画ですが、現在Amazon Prime Videoで視聴できます。ぜひご覧下さい。
    ◆すばらしき映画音楽たち(字幕版)https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B078GX9Q3W/
    * * *
    PenCakeの話。
    PenCakeは、iPhoneやiPadのメモアプリです。メモアプリは無数にあるのですが、PenCakeはシンプルでちょっとおしゃれなのが特徴です。物語を書くような雰囲気で自分の日記やメモを書くことができます。何しろ、大見出しがいきなり「物語」になっていますからね。自分の物語を書き留める……みたいなアプリです。
    日常の記録というよりも、たとえば旅行記や、何かの観察日記や、秘密の物語執筆など、テーマを定めて書くのがしっくりくるかもしれませんね。
    ◆PenCakehttps://apps.apple.com/jp/story/id1474966279
    * * *
    香山哲さんとTakuya Matsuyamaさんの話。
    香山哲さん(@kayamatetsu)のことはネットのコミック『ベルリンうわの空』を通して知りました。一風変わった絵柄と、エキゾチックな内容の文章が好きであちこちでフォローしています。noteで定期購読マガジンも購読しています。
    ◆香山哲『ベルリンうわの空』(ebookjapan)https://www.ebookjapan.jp/ebj/special/berlin_up_in_the_air/index.asp?dealerid=30077
    ◆香山哲『ベルリンうわの空』(アマゾン)https://www.amazon.co.jp/dp/4781618499/?tag=hyuki-22
    先日は香山哲さんの「定期購読マガジンのレポート」という記事を興味深く読みました。
    ◆定期購読マガジンのレポート(1) - 香山哲https://note.mu/kayamatetsu/n/n6735eb911ccf
    どういうことを考えて定期購読マガジンを始めて、実際はどうなっているか。人数についてどのように考えているか。そもそも自分の作り出すものの講読者数の見積もりをどう考えているか。そういう想定が語られているレポートでした。結城自身がそれをぜんぶ取り入れるわけではありませんが「なるほど、そういう見方はおもしろい」と視野が広がるレポートでした。
    そういえば、方向性は違うけれど Takuya Matsuyamaさん(@craftzdog)が書く「個人開発で食っていく話」も結城は大好きです。
    ◆週休7日で働きたい - Takuya Matsuyamahttps://blog.craftz.dog/
    Takuyaさんは、MarkdownエディタのInkDropを開発してそれで生計を立てている有名な開発者です。アプリ年間売上が776万円で、課金ユーザ数が1,429人とのこと。すごいですね。
    ◆2019年の活動成果まとめ・来年やりたいこと - Takuya Matsuyamahttps://blog.craftz.dog/thank-you-2019-129c36b9b9de
    恐らく結城は、
     (1)個人で何かユニークなものを作ることができて、  (2)それを気に入ってくれる人がある程度の人数いてくれて、  (3)それによって自分の生活が成り立つ……
    ……そんな状況に強く惹かれるのだと思います。
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガもごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.406 結城浩/文系のプログラミング/心配事に心がとらわれて/学ぶための対話を誰に届けたいか/計画の見直し/大学一年生、人生の方向を模索中/

    2020-01-07 07:00  
    220pt
    Vol.406 結城浩/文系のプログラミング/心配事に心がとらわれて/学ぶための対話を誰に届けたいか/計画の見直し/大学一年生、人生の方向を模索中/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年1月7日 Vol.406
    目次
    文系でもプログラミングは可能か - 学ぶときの心がけ
    心配事に心がとらわれてしまう - 心の健康
    『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』を誰に届けたいと思って書いたのか - 本を書く心がけ
    計画の見直しがうまくいかない - 仕事の心がけ
    大学一年生、人生の方向を模索中
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    2020年最初の「結城メルマガ」です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
    * * *
    買い物メモの話。
    結城は買いたいものがあるときに、iPhoneの音声アシスタントSiri(シリ)を使ってメモします。
    「ヘイ、シリ! パイナップルとほうれん草、メモを書く」
    こう叫ぶと「パイナップルとほうれん草」という項目がメモに追加されます。Siriへの指示に慣れるまではなかなかうまく行きませんでしたが、何回か練習したらスムーズに買い物メモが書けるようになりました。何事も練習ですね。特に、水仕事などをしているときに音声で買い物メモが書けるのはたいへんありがたいです。
    夕方、スーパーで買い物するときにiPhoneを開き、そのときまでに自分がSiri経由で書き込んでいた買い物メモを見ることになります。
    ところである日、買い物メモにこんな項目がぽつんと書かれていました。
    「リンゴ青梅」
    これは何だろう……と一瞬私は悩みました。さて、この買い物メモは何?
    答えは後ほど。
    * * *
    数学ガールハックの話。
    光が丘オープンソースクラブさん(@hkr_osc)はときどき「数学ガールハック」というハッシュタグでツイートをしています。結城の「数学ガール」シリーズに出てきた題材をプログラミング言語環境Scratchで実装したようすを紹介してくださっているのです。先日は「ベクトルの和と差を動画で表現するツイート」をなさっていたのでご紹介します。これを見ていると、aとbのベクトルの差が、aと-bのベクトルの和である様子がよくわかります(aと-bが作る平行四辺形の対角線になっているから)。
    ◆スクリーンショット
    ◆光が丘オープンソースクラブさんのツイートhttps://bit.ly/2sRHUIV
    ◆ハッシュタグ「数学ガールハック」http://bit.ly/2QSa12P
    「数学ガール」シリーズを題材にして楽しんでいる方を見るのは、私まで楽しくなりますね!
    * * *
    ランダムに選んだ1秒で起きていることの話。
    コンピュータ科学者、ドナルド・クヌース先生の講演の中に「ランダムに選んだ1秒でコンピュータ内部で起きていることを完全に調べよ」という問題がありました。
    この問題は1989年に行われたIFIP 11th World Computer Congressの基調講演でクヌース先生が行ったもので、結城はSelected Papers on Computer Scienceという本で見つけました(p.164)。
    ◆Selected Papers on Computer Science (Csli Lecture Notes) | Donald E. Knuthhttps://www.amazon.co.jp/dp/1881526917/?tag=hyuki-22
    問題はこうです。
    Make a thorough analysis of everything your computer does during one second of computation. (1秒の計算中にあなたのコンピュータが行っているすべてのことを完全に解析せよ)
    1秒はたいへん短いみたいですが、コンピュータにとっての1秒は非常に長い時間です。なにしろその間に何千億もの命令を実行できるわけですから。
    講演の中でクヌース先生はその1秒はランダムに選ぶことを薦めています(それはそうでしょう)。また、植物学者がランダムな地域の植生を調べることにも触れていますね。
    一般論として「ランダムサンプリングして、そこを詳細に調べる」というのは全体のようすを調べるよい方法です。なぜならランダムに選ぶことによって平均化がなされるからですし、また、ランダムに選ぶことによって調査範囲を限定する(つまり深く調べられる)ことができるからです。
    そういえば、チクセントミハイが『フロー体験』に書いている実験を思い出しました。それは被験者にベルを持たせ、それをランダムに鳴らし、そのときにどのような気分でいるか、何を考えているかを記録させる実験です。これもまた、ランダムサンプリングですね。
    ◆『フロー体験 喜びの現象学』チクセントミハイ著、今村浩明訳https://www.amazon.co.jp/dp/4790706141/?tag=hyuki-22
    もしもあなたが「自分の生活からランダムに選んだ時間に何をしているか」を調べたとしましょう。そこには何があるでしょうね。
    * * *
    買い物メモの答え。
    「リンゴ青梅」と書かれていたメモは、私が「リンゴ多め、メモを書く」とSiriに指示して書かれたものでした!
    私が「多め(おおめ)」と言ったのを、Siriは「青梅(おうめ)」と聞き取ったのですね。ということで、私はリンゴを多めに買って帰りましたとさ。
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガもごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.400 結城浩/人と親しくなりたいとき/大学二年生、単位を落とすのが恐い/科学を基礎から勉強するには/書きたい題材をどうやって見つけるか/

    2019-11-26 07:00  
    220pt
    Vol.400 結城浩/人と親しくなりたいとき/大学二年生、単位を落とすのが恐い/科学を基礎から勉強するには/書きたい題材をどうやって見つけるか/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2019年11月26日 Vol.400
    目次
    人と親しくなりたいとき - コミュニケーションのヒント
    大学二年生、単位を落とすのが恐い
    科学を基礎から勉強するには - 学ぶときの心がけ
    書きたい題材をどうやって見つけるか - 本を書く心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    とうとう今回で Vol.400 です!
    このメールマガジンを始めたのは2012年4月のこと。
    早くも約7年8ヶ月ほど経ったんですねえ!
    2012年というと『数学ガール/ガロア理論』が出た年ですから、『数学ガール/ポアンカレ予想』は影も形もなく、「数学ガールの秘密ノート」シリーズも一冊も出ておらず、『数学文章作法 基礎編』も出ていないときですね。ずいぶん長い時間続けてきたことになります。
    「結城メルマガ」は最初からオムニバス形式でいろんな話題が含まれていました。それは当時から変わりません。その中でも言葉やコミュニケーションにまつわるお話が多いという点も変わらないですね。
    これからも末永く応援よろしくお願いいたします!
    * * *
    新刊の話。
    『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』が発売になりました!
    さっそくたくさんの方から買いました!読みました!というメッセージをいただいています。ありがとうございます!
    「学ぶこと」に慣れていない中学生の「ノナちゃん」が、高校生の「僕」と対話しながら一歩一歩「理解する」ということを理解していく物語ですが、学んでいるのはノナちゃんだけではないかもしれません。
    ようやく形になった新刊、ぜひ、応援してくださいね!
    ◆『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』https://note12.hyuki.net/
    * * *
    半額セールの話。
    アマゾンで結城のKindle本が《半額セール》になっています!
    対象になっているのは『プログラマの数学 第2版』や『第3版 暗号技術入門 秘密の国のアリス』を初めとする五冊です。
    対象になっている本は以下からリンクされていますので、ぜひご確認ください。
    ◆半額セール!https://rentwi.hyuki.net/?1198771024638070784
    * * *
    耳栓の話。
    結城はふだん、カフェなどで執筆をしています。にぎやかなときには耳栓代わりにノイズキャンセリングイヤフォンを使って音楽を聴きながら書き物をします。
    ところで2019年の8月ころからふとイヤフォンではなく「耳栓」を使い始めることにしました。理由は一応「耳が音を聞き続けることの負担軽減のため」なのですが、単にやってみたいからという方が正直な理由かも。
    使っている耳栓はこれです。それほど高いものではありません。2個で1ペアになっており、簡易的な紙の個包装になっています(アマゾンの商品紹介には1ペアずつビニール個包装とありますが、私に送られてきたのは紙でした)。軽いので数ペアをいつもカバンに放り込んでいます。
    ◆スリーエムのEAR Classic(10ペア)https://www.amazon.co.jp/dp/B019CCJHT6/?tag=hyuki-22
    ずっとこの耳栓を使っていますが、音楽がなくても仕事はふつうに進むということがわかりました。何となく「音楽がなければ仕事は進まない」と思い込んでいましたが、そんなことはまったくありませんでした。
    カフェでの執筆以外、たとえば電車での移動でも耳栓を使うことがあります。絶え間ない電車の音や、近くに座った人のおしゃべりも気になりません。旅行先で音が気になって眠りにくいときなどにも有効です。耳栓、なかなかいいですよ。
    * * *
    寛容になる話。
    音といえば、難聴の店員さんが聞き返したらお客さんに怒られたという話題を先日見かけました。
    個別の事情があるのかもしれませんけれど「何かがうまくできない」ことに関して、お互いにある程度は寛容になりたいものだと思います。
    確かに「聞き返す」や「聞き返される」という行為が互いにストレスを与えるのはよく理解できます。コミュニケーション上の認知バグが混入するからです。つまり「聞き返す」行為を「あなたの発言を軽視してる」と誤認するケースがあるのです。ここを克服するのは意外に難しいでしょうね。
    一般論になります。たとえ話の受け答えが現在スムーズにできる人であっても、年齢が加わるにつれて、次のような現象はふつうに起きます。私の体験です(一般論じゃないじゃん)。
    「話す」に関して:頭の中では文章ができているのだけれど、口がうまく回らなくて発音が不明瞭になり、その結果、相手が聞き取りにくくなる。音としてうまく出せていないだけなのに、相手にはちゃんと考えていないような印象を与える。
    「聞く」に関して:音量は十分あって、音としては聞こえているのだけれど、高い音(高調波成分)が聞き取りにくい。その結果、相手が何を言っているのかわからない。相手が大きな声で言い直しても、聞き取りやすさには寄与しない。
    「話す」についても「聞く」にしても、相手とのやりとりはしばしば微妙なニュアンスを持ちます。ちょっとした間が不信感を生むこともあります。言葉のやりとりは言葉だけにとどまらないので難しいのですね。
    ですから「うまくできない」ことに対して互いに寛容になりたいものだと思っています。高齢社会へ向けて、社会全体が学ぶべきことは多々あるでしょうね。だからこそ、気づいたときには寛容になりたい。
    話はずれます。言葉のちょっとしたやりとりで落ち込む人や、気持ちをひきずる人や、くよくよ考え込む人は、いわば繊細な人です。そのような繊細な人は、実はその繊細さによって社会を支えているのではないかとよく思います。人の痛みを感じることができるからです。
    家を考えればよくわかります。どんなに揺さぶられても動かない土台や大黒柱は大事です。でも、それだけで家はできません。ガラス窓やレースのカーテンや、キャンドルライトや玄関の鍵。それぞれの役割を担った存在があるから、家は素敵な家になる。社会も同じです。みんなが少しずつ寛容になって自分と異なる存在を認め合ってこそ健全な社会といえるでしょう。
    そんなことを思います。
    * * *
    では、今回の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.398 結城浩/新卒エンジニア、もっと本質的なものを身につけたい/オンラインレビューの実践で忘れがちなこと/式が何を表しているかわからない生徒に教える/自画自賛/誠実さ/

    2019-11-12 07:00  
    220pt
    Vol.398 結城浩/新卒エンジニア、もっと本質的なものを身につけたい/オンラインレビューの実践で忘れがちなこと/式が何を表しているかわからない生徒に教える/自画自賛/誠実さ/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2019年11月12日 Vol.398
    目次
    自画自賛は恥ずかしくないか - 本を書く心がけ
    式が何を表しているかわからない生徒に教える - 教えるときの心がけ
    新卒エンジニア、もっと本質的なものを身につけたい
    誠実さについて
    オンラインレビューの実践で忘れがちなこと - 本を書く心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    新刊の話。
    『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』はつい先日、編集部の最終確認が終わった模様。
    2019年11月19日には、結城が《サイン本》を作る予定になっています。このサイン本は全国の書店に配本されるものですが、数に限りがあります(ごめんなさい)。
    いつものように《サイン本》の他に《メッセージカード同梱本》も配本になります。こちらは《サイン本》よりもずっと多くなりますが、すべての書店さんに行き渡るわけではありません(こちらもごめんなさい)。
    《サイン本》と《メッセージカード同梱本》が並ぶ書店さんのリストは、結城の手に入り次第、Twitterやnoteでアナウンスする予定です。以下のランディングページからもリンクします。
    ◆『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』https://note12.hyuki.net/
    書店さんに新刊が並ぶ正確な日付はわかりませんが、少なくとも20日以降になるはずです。アマゾンでは25日が発売日になっていましたね。
    昨年から今年にかけてWeb連載した「ノナちゃん」の物語が早くも本になるというのは感慨深いものがあります。これだけ早く書籍化したのは、ひとえに読者さんの反応と応援ゆえです。深く感謝します。
    いつもとはひと味もふた味も違う『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』をぜひ応援してくださいね!
    ◆『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』(Web立ち読み版)http://ul.sbcr.jp/MATH-v2TrQ
    * * *
    結城浩のスウェットの話。
    だいぶ涼しい(寒い)季節になってきたので、スウェットを作ってみました。結城浩のアイコンである「スレッドお化け坊や」がどーんと描かれています。色もサイズもたくさんありますのでよろしければどうぞ。
    ◆結城浩(ハート)のスウェット
    他にもスマートフォンケース、パーカー、缶バッジにシールなどあります。もちろん、これまでのTシャツ、マグカップなども引き続き販売しています。
    ◆結城浩のグッズ販売https://suzuri.jp/hyuki0000
    * * *
    スーパーマーケットにて。
    私の目の前を母娘が歩いている。
    小さな娘さんはフラフラと不思議なステップを踏んでばかりで、なかなかまっすぐ歩かない。
    案の定、お母さんに「フラフラしないで、ちゃんと歩いて!」と怒られちゃった。
    でも、私は見抜いたよ。
    彼女は、スーパーの床の模様のうち、ピンクのところを選んで歩いているだけなんだって。
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.396 結城浩/Web立ち読み版/スケジュール管理/数学を教える/現実がつまらない/コードを書くのが恐い/

    2019-10-29 07:00  
    220pt
    Vol.396 結城浩/Web立ち読み版/スケジュール管理/数学を教える/現実がつまらない/コードを書くのが恐い/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2019年10月29日 Vol.396
    目次
    目で字を追うだけになってしまう - 学ぶときの心がけ
    「Web立ち読み版」に思うこと - 本を書く心がけ
    開発職、コードを書くのが恐い - 仕事の心がけ
    先延ばしばかりしてスケジュール管理がうまくいかない - 仕事の心がけ
    中学生に数学を教えるとき - 教えるときの心がけ
    理想が高くなりすぎて現実がつまらない
    相手のことを考える度合い - コミュニケーションのヒント
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    * * *
    「これを読もう」という判断の話。
    結城は、お昼どきにnoteで公開されているコミックを読むことがよくあります。noteでフォローしてる漫画家さんの作品はもちろんのこと、おもしろそうと思ったコミックはどんどん見ます。そのときにいつも「私はどうして、たくさん並んでいるコミックの中でこれを読んでみようと思ったんだろう」と考えます。自分の行動の背後にある気持ちを知りたいということですね。
    コミックを選択するときに私は何で判断しているんでしょう。絵柄の好き嫌いはありますね。タイトルに心引かれて読み始めることもあります。作者のアイコンを見て楽しそうだと思うこともあります。いろんな要素が絡んで、何らかの判断によって読むか読まないかが決まります。その判断理由をいつも考えているのですが、そう簡単には「これを読み始めるルール」というものは見つかりません。
    どうしてルールが見つからないかというと、たとえルールらしきものが見つかってもすぐにルールの例外が見つかるからです。この絵柄は好きだと思っても、いつもそれを読み始めるわけではありません。穏やかな絵柄ならいいというものでもないし、いささか恐い絵柄はダメというわけでもありません。「見てみようかな」や「おもしろそう」という感覚は本当に微妙だと思います。少なくとも、自分ではうまく言語化できません。
    結城は、魅力を持っている作品が好きです。特に「ひとことでは説明できない魅力」を持っている作品には大変興味があります。その作品が、自分の心の深いところに張られている細い糸と共鳴するような感覚があるからです。音が響き合う感覚です。「この作品は○○だから好き」と理由を言い切ることはできないけれど、いま私はこれを読みたくてしかたがない。そんな思いを引き出す感覚です。それが作品の持つ魅力というものでしょう。
    あなたは、自分が「これを読もう」と判断するとき、その理由を言語化できますか。
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。