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Vol.584 結城浩/Zoomでおしゃべりする新企画「結城浩の談話室」/集中する環境/良し悪しと好き嫌い/執筆とルーチンワーク/
2023-06-06 07:00220ptVol.584 結城浩/Zoomでおしゃべりする新企画「結城浩の談話室」/集中する環境/良し悪しと好き嫌い/執筆とルーチンワーク/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年6月6日 Vol.584
はじめに
こんにちは、結城浩です。早くも六月になりました。
今回の結城メルマガは、先週に引き続き「プレゼントキャンペーン」のお知らせから始まります。
それから、Zoomを使って結城とおしゃべりするという新企画「結城浩の談話室」のご紹介もあります。
その他にも「仕事の心がけ」や「本を書く心がけ」や「コミュニケーションのヒント」などをお送りします。
「数学ガール」6冊セットのプレゼントキャンペーンは今日まで!
「数学ガール」は全シリーズの累計が58万部を越えました。読者さんの応援に心から感謝します!
58万部突破を記念して、SBクリエイティブ&IDEA編集部が「数学ガール」6冊セットのプレゼントキャンペーンを行っています。
いわゆる無印『数学ガール』は、結城の《サイン本》となっていますので、ぜひご応募くださいね!
応募期間は2023年6月6日(火)まで。つまりこの結城メルマガVol.584が配信されている今日が最終日です。
詳しくは以下のページをご覧ください。
◆結城浩先生のサイン付き著書6冊プレゼント!《&IDEA公式Twitterフォロー&RTキャンペーン》 | SBクリエイティブhttps://www.sbcr.jp/news/461/
◆キャンペーン告知画像
ギリシア文字を書いてみました
結城も一応YouTubeチャンネルを持っています。
◆結城浩 - YouTubehttps://www.youtube.com/@hyuki0000
どうして「一応」なのかというと、ほとんどすべての動画は「限定公開」設定にしてあるからです。
※限定公開というのは、URLを知っている人は自由に視聴できるけれど、チャンネルの動画一覧には表示されないし、YouTubeで検索しても表示されないという設定です。
先日、ふと昔の動画を眺めていたら「ギリシア文字」を手書きで書くだけの動画が出てきました。何だか楽しかったのでご紹介します。こちらです(ちょっと音が出ますので注意してください)。
◆ギリシア文字を書いてみました。- YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=4PAv8cyUm8A
ほとんどすべての動画が「限定公開」というのはちょっとさびしいかもしれないので、もうちょっと整備していきましょうかね。最近は電子リコーダーLunaticaの演奏動画もありますし……(ただいま考え中)。
* * *
それでは、今週の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
目次
「数学ガール」6冊セットのプレゼントキャンペーンは今日まで!
ギリシア文字を書いてみました
朝のリラックスタイム
集中する環境を作る - 仕事の心がけ
どうでもいい話を書くのは大切 - 文章を書く心がけ
良し悪しと好き嫌いの混同 - コミュニケーションのヒント
執筆はルーチンワークだけれど、ルーチンワークから外れることを恐れてはいけない - 本を書く心がけ
Zoomでおしゃべりする新企画「結城浩の談話室」
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Vol.582 結城浩/Blueskyの招待コードで失敗/ChatGPTとの対話/数学と文学/問題処理の基本は分割/
2023-05-23 07:00220ptVol.582 結城浩/Blueskyの招待コードで失敗/ChatGPTとの対話/数学と文学/問題処理の基本は分割/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年5月23日 Vol.582
はじめに
こんにちは、結城浩です。
セールです!
「数学ガール」シリーズなど、多数のKindle本が半額ポイント還元セール中になっていますので、ぜひこの機会をご利用ください。
詳しくは以下のnoteにまとめてあります!
◆「数学ガール」シリーズなどKindle本【半額ポイント還元セール】(2023年6月1日(木)まで)|結城浩https://mm.hyuki.net/n/nb217b7211e75
* * *
結城は、毎週金曜日に専用サイトでWeb連載「数学ガールの秘密ノート」を連載しています。
◆Web連載「数学ガールの秘密ノート」(結城浩)https://girlnote.hyuki.net/
ここしばらくオフシーズンでお休みをいただいていたのですが、先週から新シーズンが始まりました!
今回はシーズン40のエピソード1として「パスカルの三角形(前編)」を公開しました。
エピソード1は、いつも楽しく読めて内容もやさしいですね。ぜひ気楽にお読みください。
◆パスカルの三角形(前編)https://link.hyuki.net/girlnote391
結城のWeb連載の最新回は、毎回一週間無料で全文を読むことができます。見逃さないために、ぜひ「数学ガールのお知らせメール」をご利用ください(無料)。更新があるたびにメールをお送りします!
◆数学ガールのお知らせメール(無料)https://mathgirls.hyuki.net/
ちなみに、ひと月500円でWeb連載の過去記事390本がすべて読み放題になります。ぜひ、結城の継続的な執筆活動をご支援ください。よろしくお願いします。
◆読み放題プランへのご参加についてhttps://girlnote.hyuki.net/article/subscribe/
* * *
それでは、今週の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
目次
Blueskyの招待コードで失敗した話
問題処理の基本は分割 - 学ぶときの心がけ
ChatGPTとの対話:AIと相談して作品のタイトルを決める
数学と文学 - 本を書く心がけ
Blueskyの招待コードで失敗した話
先週の結城メルマガ(Vol.581)でBlueskyの招待コードの話を書きました。あのあと、ちょっとした出来事があったのでご紹介します。
Blueskyに参加するための招待コードが新たに数個、運営さんから結城に送られてきました。私は「もう招待コード配布もだいぶ慣れてきたな。結城メルマガに手順の説明まで書いたし」などと思いながらフンフンとTwitter DMで配布していました。
トラブルが起きないように自分が持っている招待コードの残り個数をよく考えて配布していたのですが、最後に一個余ってしまいました。あれれ? どうして余るんだ?
Twitter DMで配布した招待コードの記録を注意深く調べたところ、AさんとBさんの二人にまったく同じ招待コードを渡していたことに気がつきました(!)。ひとつの招待コードは一度しか使えませんので、同じ招待コードを受け取ったAさんとBさんのうち、どちらか片方は参加できないことになってしまいます。端的に言って失礼な話です。
幸い、Aさんだけが使った状態でしたので、残っていた最後の招待コードをBさんにおわびと共に渡して解決しました。ふー。
残り個数をよく考えて配布していたのに、どうして重複して配布してしまったんだろう……としばらく考えてようやく謎が解けました。
結城は、招待コードをコピーすると表示される”Copied”というマークを使って、どの招待コードを配布したかの判断にしていました(下図参照)。ところが、その”Copied”というマークはクライアントごとに表示されるものだったのです。
◆自分が持っているBluesky招待コードの一覧表示(スクリーンショット)
間が悪いことに、結城が招待コードを配布していたちょうどそのタイミングで、Blueskyが staging.bsky.app だけではなく bsky.app というURLからもアクセスできるようになったところでした。そして、同じブラウザからアクセスしても、URLが異なると別クライアントとして認識されてしまうようなのです。
要するに、staging.bsky.app では招待コードに”Copied”とマークが表示されていても、新しい bsky.app では”Copied”と表示されない状態になってしまい、結城は「まだこの招待コードは渡していないんだな」と誤認してしまったのでした。
理由が判明してほっとしました。理由がわからないと、また同じような事故が起きる可能性がありますからね。そしてほっとすると同時に「いやあ、いろんなトラブルが起こりうるものだなあ。安易に『だいぶ慣れてきたな』などと考えるもんじゃないぞ」と思った次第です。
招待コードの配布というちょっとしたアクティビティでも、油断はできないというお話でした。
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Vol.581 結城浩/ChatGPTで文章を整える/Blueskyの招待コードを配布したときに/時間を置いて文章を読み返す/
2023-05-16 07:00220ptVol.581 結城浩/ChatGPTで文章を整える/Blueskyの招待コードを配布したときに/時間を置いて文章を読み返す/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年5月16日 Vol.581
はじめに
こんにちは、結城浩です。
『ベルリンうわの空』を描いた香山哲さんの新連載がWebで始まっているようですね。ファンタジーもののコミックです。静かに進んでいますが、三回目でやや動きがありました。世界の描き方がおもしろいです。これからどうなっていくのか楽しみです。
◆香山哲 『レタイトナイト』https://michikusacomics.jp/product/leteitenite
この連載は、以前香山哲さんの本『香山哲のプロジェクト発酵記』で描かれていたものだと思います。こちらは、何を、どのように考えてプロジェクトを形にしていくかを考察していくユニークな本です。クリエイタ系の方は参考になることが多いと思いますが、長期的な活動をしていくことを考えている人ならどなたでも参考になりそうです。
◆『香山哲のプロジェクト発酵記』https://amzn.to/3BqnJS4
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それでは、今週の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
目次
Blueskyの招待コードを配布したときの話
時間を置いて文章を読み返す意味 - 本を書く心がけ
ChatGPTとの対話:文章を整える・翻訳する
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Vol.571 結城浩/恋人と出会うきっかけ/A4無地ノートはお気に入り/悔しさと向き合う/セール購入と定価購入/カフェでの仕事と自宅での仕事/
2023-03-07 07:00220ptVol.571 結城浩/恋人と出会うきっかけ/A4無地ノートはお気に入り/悔しさと向き合う/セール購入と定価購入/カフェでの仕事と自宅での仕事/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年3月7日 Vol.571
はじめに
こんにちは、結城浩です。
半額セールの話。
Amazon Kindleで「数学ガール」シリーズなどが半額セールとなっています。
この機会をぜひご利用ください。
◆【半額セール】Kindle版「数学ガール」シリーズなど(2023年3月16日まで)https://mm.hyuki.net/n/nc576353fde87
また、今回のメルマガでは「定価」と「セール」で著者はどちらがうれしいかという話題を取り上げました。
* * *
それから、新刊『数学ガールの秘密ノート/数を作ろう』は4月刊行です。
こちらのご予約もよろしくお願いします!
◆『数学ガールの秘密ノート/数を作ろう』(アマゾン)https://www.amazon.co.jp/dp/4815615411/?tag=hyuki-22
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それでは今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。
目次
お気に入りのノートはA4無地 - ショート
恋人との出会い方ときっかけについて
著者として、セールでの購入と定価での購入のどちらがうれしいか - 本を書く心がけ
数学的な話題をプログラミングする - 学ぶときの心がけ
「悔しさ」との向き合い方
カフェでの仕事と自宅での仕事を比較する - 散歩しながら考えたこと
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Vol.568 結城浩/自分が一番やりたいことがわからない/数学物語を書いてみたい/会社を辞めて博士課程に/
2023-02-14 07:00220ptVol.568 結城浩/自分が一番やりたいことがわからない/数学物語を書いてみたい/会社を辞めて博士課程に/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年2月14日 Vol.568
はじめに
こんにちは、結城浩です。
AI技術を使った画像生成の話。
結城はmidjourneyというAI画像生成サービスを利用して画像を作成しています。眼鏡を掛けた女性の画像が多いですね。
これまで、作成した画像はマストドンサーバのPawooで公開していたのですが、どうも最近重たくてエラーが多くなってしまいました。
そこで、AI画像を投稿する先として、別のマストドンサーバのFedibirdに引っ越しすることにしました。
マストドンアカウントを持っていらっしゃるなら(そして眼鏡を掛けた女性の画像に興味がある方は)ぜひフォローをお願いします。また、マストドンアカウントを持っていなくても、画像閲覧は自由にできます。
◆結城浩(AI画像投稿)https://fedibird.com/@hyuki/
それから、上記のアカウントで投稿した画像のうち新しいものいくつかは、以下のギャラリーサイトでも公開しています。こちらもチェックしてみてください。このギャラリーサイトは、マストドンサーバに同期して自動更新するWebサイトとして実験的に作ったものです。こういう小さなWebサイトを作るのは、とっても楽しい!
◆結城浩のギャラリーhttps://gallery.hyuki.net
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それでは今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。
目次
会社を辞めて博士課程に行こうかと考えている - 人生を歩む
数学物語を私も書いてみたいけれど…… - 本を書く心がけ
自分が一番やりたいことがわからない - 人生を歩む
物語を書くときにアウトラインは役に立つのか - 散歩しながら考えたこと
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Vol.564 結城浩/信頼できない情報にのめり込む友人/執筆作業と別世界/受験勉強/自分に適用してこその読書/心を病みそうになっている方へ/再発見の発想法/
2023-01-17 07:00220ptVol.564 結城浩/信頼できない情報にのめり込む友人/執筆作業と別世界/受験勉強/自分に適用してこその読書/心を病みそうになっている方へ/再発見の発想法/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年1月17日 Vol.564
はじめに
こんにちは、結城浩です。
最新刊の話。
結城は現在「数学ガールの秘密ノート」シリーズ第16弾に取り組んでいます。
ようやく先週、すべての原稿をまとめて編集部に送りました。脱稿です!
……とはいっても、作業がぜんぶ終わったわけではなく、編集部の方で原稿を読んで疑問点チェックしているあいだも、私の方で読み返し作業や細かい修正作業は続きます。要するに、私の側と編集部の側で並行作業ができる状態まで来たということですね。
刊行の予定はまだはっきりとは決まっていませんが、おそらく春頃になると思います。どうぞお楽しみに!
◆数学ガールの秘密ノート/第16弾(ただいま執筆中!)https://note16.hyuki.net/
「数学ガールの秘密ノート」シリーズは15冊ありますけれど、どれから読んでも楽しめますので、ぜひどうぞ!
◆「数学ガール」って、どれから読めばいいの?https://link.hyuki.net/whichmathgirl
* * *
それでは今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。
目次
私を「私」にしているもの - ショート
信頼できない情報にのめり込む友人
執筆作業と別世界への旅 - 本を書く心がけ
「受験勉強」と「勉強」の最大の違い - 学ぶときの心がけ
自分に適用してこその読書
忙しさの中で、悩みごとの中で、心を病みそうになっている方へ - 心の健康
ダミー - 再発見の発想法
私を「私」にしているもの - ショート
科学者は、いつも次の実験のことや先日書いた論文のことを考えているだろう。
料理家は、メニューや季節の素材を考えているだろう。
絵師は、いつも絵を描く目でものを見ているはずだ。電話で友人と話していても、手は絶え間なく絵を描いているだろう。散歩しても色や形を味わい、その違いを認識している。
私は言葉を考えている。さっき書いたばかりの文章を反芻し、比喩や言い回しを点検し、語彙選択が適切かどうかをチェックする。誰に命じられたわけでもなく、お金や仕事も関係なく、当たり前のようにそうしている。
呼吸するように、いつもやっていること。
それが、私を「私」にしている。
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Vol.560 結城浩/Twitterの不穏な動きに備えて/お気に入りの童話/読みかけの本/修行としての結婚/言葉選びの学び方/卒業がこわくて不安/
2022-12-20 07:00220ptVol.560 結城浩/Twitterの不穏な動きに備えて/お気に入りの童話/読みかけの本/修行としての結婚/言葉選びの学び方/卒業がこわくて不安/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2022年12月20日 Vol.560
はじめに
こんにちは、結城浩です。
まぐまぐ大賞2022にて部門賞を受賞しました!
この「結城メルマガ」(結城浩の「コミュニケーションの心がけ」)が、まぐまぐ大賞2022で部門賞「知識・教養」2位を受賞しました!
結城自身は「まぐまぐ大賞にご応募お願いします」といった宣伝はしていなかったのですが、たくさんの方がご推薦くださったようです。応援ほんとうにありがとうございます!たいへん励みになります。
◆まぐまぐ大賞2022で部門賞「知識・教養」2位https://bit.ly/3Ftidji
◆まぐまぐ大賞2022受賞バナー(画像)
* * *
いま書いている本の話。
結城は引き続き「数学ガールの秘密ノート」の第16冊目を書いています。先週末にようやく第5章本文をまとめてレビューアさんに送ることができました! 応援を感謝します。
そして、ひと区切りとして「第1章から第5章までの本文」を編集部に送ることもできました。章末問題や研究問題などの執筆はこれからなので、まだまだ作業は山積みですが、うまずたゆまずコツコツ続けていきましょう!
新刊の刊行は来年春頃でしょうか。がんばって書き進め、数学の楽しみがいっぱいあふれた本にしていきますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。
「数学ガール」に関するお知らせはこちらのメールでも行っていますので、ぜひご登録ください。
◆数学ガールのお知らせメール(登録無料)https://mathgirls.hyuki.net/about
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それでは今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。
今回は「Twitterの不穏な動きと、やっておいた方がいいこと三点」というホットな話題がトップです。
目次
Twitterの不穏な動きと、やっておいた方がいいこと三点
お気に入りの童話
読みかけの本が多くて悩む
修行としての結婚 - 人生を歩む
言葉選びの学び方 - 本を書く心がけ
卒業するけれど、すごくこわくて不安 - 人生を歩む
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Vol.557 結城浩/本を書いていて引っかかる原因/指導における厳しさの度合い/恋愛的な意味で気になる相手/自分の持ち時間/
2022-11-29 07:00220ptVol.557 結城浩/本を書いていて引っかかる原因/指導における厳しさの度合い/恋愛的な意味で気になる相手/自分の持ち時間/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2022年11月29日 Vol.557
はじめに
こんにちは、結城浩です。
ずいぶん寒くなってきましたね。
秘密ノート第16作の話。
結城は相変わらず『数学ガールの秘密ノート』シリーズ第16作の第4章に取り組んでいます。先週一週間で何とかまとまらないかな!……と思ったんですが無理でした。何とか今週がんばりたいと思います。
◆『数学ガールの秘密ノート』第16作https://note16.hyuki.net/
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マストドンの話。
先日からマストドンを使い始めています。Twitter同様に、何ということもないおしゃべりをしているだけですけれど、ありがたいことに、新しく「お一人様サーバ」として始めたアカウントも、300人以上のユーザさんにリモートフォローしていただいています。感謝です。
◆結城浩のマストドン(お一人様サーバ)https://social.hyuki.net/@hyuki
結城はこのサーバをHostdon(ホストドン)というサービスを使ってホスティングしてもらっています。下回りの部分はぜんぶお任せして、結城はサーバの管理者としてWeb経由での設定のみ自由にできる状態です。これはたいへん楽です。
先日Mastodon v4.0.2にバージョンアップしましたが、このバージョンアップ作業もHostdonさんがすべてやってくれました。投稿の文字数制限も5000文字に緩和され、たいへん快適です。
5000文字というと、ちょっとした物語なら書けてしまいそうになるな……と思い、試しにオー・ヘンリー『賢者の贈り物』を投稿してみました。一回の投稿では無理でしたが、二回の投稿ですべて収まりました(!)。
◆オー・ヘンリー『賢者の贈り物』(マストドンへの投稿)https://social.hyuki.net/@hyuki/109408490495136201
ただ残念ながら、ここしばらくのマストドン人気のためHostdonでは新規の申し込みは現在一時停止しているようですね。
◆Hostdon - Mastodonのホスティングサービスhttps://hostdon.jp/
別のサーバ(Pawoo)に設置した結城のアカウントでは、結城がStable Diffusionやmidjourneyを利用して作った画像を淡々と流しています。
◆AIシステムで作った画像を流している、結城浩のマストドン(Pawoo)https://pawoo.net/@hyuki
マストドンでは、Twitterと同じように、各投稿をブログなどに「埋め込む」ことができます。なので、Pawooに流した画像の投稿を「結城浩の作業ログ」の方にも埋め込んでいます。そうするとちょっとした画像ギャラリー風になりますね。
そんな風にして、結城はマストドンでの投稿を楽しんでいます。
◆結城浩のマストドンアカウント紹介https://mm.hyuki.net/n/n12698afcc574
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それでは今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。
目次
本を書いていて引っかかる原因と、その解決法 - 本を書く心がけ
IT関連のトラブルシュートで役に立つ発想 - ショート
後輩指導で、厳しさの度合いをどうすればいいのか悩む - 教えるときの心がけ
趣味を通じて出会った相手のことが(恋愛的な意味で)気になってしかたがない
自分に与えられている持ち時間 - 仕事の心がけ
アサーション - 再発見の発想法
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Vol.554 結城浩/《勘違い》で本を生む/プログラミングの授業についていけない/指摘を受けると涙/未知の問題が解けない/主観とハードウェア/
2022-11-08 07:00220ptVol.554 結城浩/《勘違い》で本を生む/プログラミングの授業についていけない/指摘を受けると涙/未知の問題が解けない/主観とハードウェア/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2022年11月8日 Vol.554
はじめに
こんにちは、結城浩です。
『数学ガールの秘密ノート』第16作目の話。
先週、ようやくレビューアさんに第2章を送ることができ、先週末から第3章に入りました。うれしいですね。
一章ずつ進むのはもどかしいといえばもどかしいのですけれど、それが歩みというものなのでしょう。その一歩一歩を楽しんでいきたいと思います。
* * *
AIシステムで作る画像の話。
この結城メルマガでは何回かに渡ってAIシステムで作る画像の話を紹介しました。
◆Vol.541: DALL-E: 短い文章から驚くほどリアルな画像を作るAIシステムhttps://link.hyuki.net/mm541
◆Vol.545: AIシステム「midjourney」が作り出す美しい画像の世界https://link.hyuki.net/mm545
◆Vol.549: AIシステム「Stable Diffusion」で楽しむ美しい画像の世界https://link.hyuki.net/mm549
結城は現在でもこれらのシステムを相互に活用して画像を作っています。
これまでに作ったものは、以前はTwitterの「モーメント」にまとめていましたが、最近のものはずっと「ArtStation」というサイトにまとめています。少しずつ増え続けて現在は100枚近い枚数になっています。ご笑覧いただければ感謝です。
◆ArtStation - Hiroshi Yukihttps://www.artstation.com/hyuki0000
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それでは今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。
目次
実り多い《勘違い》が本を生み出している - 本を書く心がけ
大学で学ぶプログラミング言語の授業についていけない - 学ぶときの心がけ
大学生、指摘を受けるとすぐに泣いてしまう - コミュニケーションのヒント
未知の問題を解くことができない - 学ぶときの心がけ
自分の主観とハードウェア - 散歩しながら考えたこと
実り多い《勘違い》が本を生み出している - 本を書く心がけ
結城はWeb連載「数学ガールの秘密ノート」を毎週金曜日に更新しています。そして十週分の記事(1シーズン)をまとめることによって一冊の本ができあがります。
◆Web連載「数学ガールの秘密ノート」https://girlnote.hyuki.net/
たとえば先日上梓した『数学ガールの物理ノート/波の重ね合わせ』の場合のお話をします。
Web連載で「波」について書いたシーズン15は2016年1月8日から十週間続きました(第141回から第150回)。そしてそれから6年後の今年2022年に『波の重ね合わせ』として本にまとまりました。6年も過ぎていたのですね。現在のWeb連載はシーズン38。こちらもずいぶん進んでいます。
Web連載としてすでに書いたものがあるんだから、それをまとめれば一冊の本ができあがり……とはいきません。ぜんぜん違います。
Web連載として書いたものを本にまとめるとき、宣伝文句としてはこんなふうに紹介します。
書籍化にあたっては、加筆修正をたくさん行い、練習問題や研究問題も追加しました。
これはウソではありませんけれど、あくまで定型文の一種です。実際のところ「加筆修正をたくさん行い」という次元じゃないくらい加筆修正と再構成をしていますね。
正直言うと、本としてまとめ始める前には「ゆーて、Web連載としてある程度はまとめたものだから、すぐに書けるでしょう」という考えがないわけではありません。しかしながら、本としてまとめ作業を進めていけばいくほど「波」というものがとても深い内容を含んでいることを痛感しました。
「波」なんて、身近なものだし、Web連載の内容もそれほど難解なことを書いているわけではありません。でも、いざ本としてしっかりまとめようと思うとぜんぜん単純にはいかないのです。
何度も「どうして過去の私は、この本を『すぐに書けるでしょう』などと思ったのか!」と憤ることがありました。
もっとも「この本なら、すぐに書けるでしょう」という《勘違い》がなければ、本を書き始めようとすら思わないかもしれないので、《勘違い》も大事なのですけれどね。
今回の『波の重ね合わせ』は結城の60冊目の本になります。毎回毎回「この本なら、すぐに書けるでしょう」という《勘違い》で書いてきたのかもしれません!
結城は現在、次の本『数学ガールの秘密ノート』第16作目(NOTE16)の第3章に取り組んでいます。そして今回も書き始める前には「この本なら、すぐに書けるでしょう」と思ったのですが「どうして私はそんなことを思ったんだろう」と思う日々です。
これまでもずっとそうだったので、きっと今後も同じことが繰り返されるはずです。
「この本なら、すぐに書けるでしょう」というのは、たいへん実り多い《勘違い》なのですね!
◆2022年『数学ガールの物理ノート/波の重ね合わせ』https://pnote2.hyuki.net
◆2016年「波を作る(前編)」- Web連載「数学ガールの秘密ノート」https://girlnote.hyuki.net/trial/141/
◆連載から書籍を作るということhttps://mm.hyuki.net/n/n0e13e649fb1e
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Vol.553 結城浩/プログラマ、不調からの復帰/人前で発表/読者の感想を受けとめる/サイエンスコミュニケーション/作業ログの続け方/
2022-11-01 07:00220ptVol.553 結城浩/プログラマ、不調からの復帰/人前で発表/読者の感想を受けとめる/サイエンスコミュニケーション/作業ログの続け方/
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2022年11月1日 Vol.553
はじめに
こんにちは、結城浩です。
最近の結城はずっと「数学ガールの秘密ノート」第16作(NOTE16)を書いています。
先週末までに第2章をレビューアさんに送りたかったのですが、間に合いませんでした。残念。今週末までには第2章を送りたいところです。
一日にできることは本当にわずかです。でも、うまずたゆまずに進んでいきたいですね。
一日にできることは本当にわずかです。だからこそ、今日の一歩をていねいに進めていきましょう。
* * *
アランの『幸福論』より。
あの石工を見たまえ。彼は落ち着いてハンドルをまわしている。大きな石はほんのわずか動くだけだ。それでもやがて家は出来上がるし、子どもたちが階段でとびまわるようになる。(1909年5月5日)
◆アラン『幸福論』神谷幹夫訳https://www.amazon.co.jp/dp/4003365623/?tag=hyuki-22
* * *
それでは今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。
目次
人前で発表するために - コミュニケーションのヒント
読者が感じたことを大切に受けとめよう - 本を書く心がけ
サイエンスコミュニケーションにおける正確さ - コミュニケーションのヒント
作業ログの続け方 - 仕事の心がけ
不調のあと、なかなか復調できない - 心の健康
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