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週末に読みたい本#12『増田のブログ CCCの社長が、社員だけに語った言葉』(1,956字)
2017-05-19 06:00110pt今、Amazonを抜かすと日本で唯一といってもいい「売上げを伸ばしている書店」が蔦屋である。
蔦屋や、その母体であるCCCが運営する図書館は、ネットでは極端に嫌われているが、ぼくにはそこまで悪い印象はない。特に、蔦屋書店にはいろいろ参考になるものがある(渋谷のTSUTAYAの上にもあるのでときどき行く)。
そこで、蔦屋書店を研究しようと思って行ったら、こんな本があった。
増田のブログ CCCの社長が、社員だけに語った言葉
これは、TSUTAYA創業者の増田宗昭さんのブログを本にしたものだ。よくあるといえばよくある体裁なのだが、そのブログは社員しか読めないらしい。そしてこの本の値段はなんと2500円+税である。中を見るとオールカラーでたくさん写真が載っているので、非常に豪華な装丁だからこの値段になったのだろう。
つまり、誰かが買うのかと悩むような本ではあるのだが、ぼくにとってはとても魅力的 -
週末に読みたい本#11「RED」(2,045字)
2015-03-13 06:00110pt最近、山本直樹さんの「RED」という漫画を読んでいる。これは、登場人物の名前こそ違うものの、「山岳ベースリンチ殺人事件」や「あさま山荘事件」を起こした連合赤軍のメンバーたちの歴史物語だ。ぼくは、以前から「あさま山荘事件」が日本という国の文化に与えた影響は計り知れないぐらい大きいと考えていた。あさま山荘事件を経験した子供たちが、その後「シラケ世代」になり、やがてバブル経済を経て、彼らの子供をゆとり世代としていくからだ。「あさま山荘事件」は、ゆとり教育が育まれる遠因ともなったのである。ではなぜあさま山荘事件は起きたのか? そのことは、ぼくの積年の疑問だった。というのも、ぼくの父親は60年安保で戦ったクチだった。国会までいって投石したと、自慢げに語っているのを何度も聞いた。報道写真を見せられて「おれはちょうどこの辺にいたんだ」というのも聞いた。ただし、逃げ足が速かったので機動隊には捕まらなかった -
週末に読みたい本#10「テレプシコーラ」(2,002字)
2014-06-13 06:00110pt -
週末に読みたい本#9「これがニーチェだ」(1,906字)
2014-06-06 06:00110pt -
週末に読みたい本#8「赤ひげ診療譚」(2,009字)
2014-05-30 06:00110pt -
週末に読みたい本#7「マルタの鷹」(1,942字)
2014-05-23 06:00110pt -
週末に読みたい本#6「マインクラフト 革命的ゲームの真実」(2,186字)
2014-04-25 06:00110pt -
週末に読みたい本#5「風雲児たち」(2,310字)
2014-04-18 06:00110pt -
週末に読みたい本#4「スーツの適齢期」(2,616字)
2014-04-11 06:00110pt -
週末に読みたい本#3「馬の首風雲録」(2,343字)
2014-04-04 06:00110pt
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