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一問一答「あなたにとっての自分らしい生き方とはどんなものですか?」【オーセンティシティの高め方】

あなたにとっての「自分らしい生き方」とはどんなものですか? 今回は、新卒で入社して会社に認められたいという方の相談をもとに、自分に嘘をつかず生きていく力を手に入れるための方法について解説させてもらいます。 Q. 新卒ですが会社の人に認めてもらえるような行動はあるでしょうか? 認めてもらえる行動は成果を出すことですから、成果を出すことを考えればいいと思います。 もし、その成果をすぐに出すことができないと言うのであれば、迎合することが良いのではないでしょうか。 人当たりを良くしてみんなに好かれる人間になれば認めてはもらえるでしょうが、認めてもらうことに何の意味があるのかと僕は思います。 僕によくまともじゃないと文句を言ってくる人が結構いますが、そもそも僕は自分でも頭がおかしいと思っています。 そもそも自分でもまともではないと思っている人間に対して、まともじゃないと言ってもそれは褒め言葉にしかなりません。 結局、認めてもらったとしても自分が望んだ形での認められ方でなければそれは不幸です。 人は自分が認めて欲しくない方向性で認められることがあります。 これをプレッシャーと言います。 こうあるべきだというような期待を押し付けられて、それはどんどん自分がしんどくなるばかりです。 認められたいと思い頑張り、自分らしくないことで認められると一生仮面をかぶり続けて生きるようなことになってしまいます。 そういう人生を生きていきたいのでしょうか? 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 自分に嘘をつかず生きていく 自分につく嘘というものは、徐々にメンタルを病んでいく方向に進むか、あるいは、それが本当であるかのように思い込むようになってしまいます。 これはとても危険です。 自分につく嘘というものは、それにより悪い方向に自分の人生を進めてしまうか、自分のメンタルを崩壊させてしまうかのどちらかに進んでしまいます。 自分につく嘘というものはあらゆる点で損をしてしまうことになります。 ですから、いかに自分に嘘をつくことなく生きていくことができるか、いかに自分に嘘をつかないで生きていくことができる環境を作ることができるか、これらがとても重要になります。 良い人間関係を持つことは大事だと言われますが、良い人間関係を持っていて自分をサポートしてくれる人がいると感じていれば、余計な嘘をつく必要はありません。 嘘をつかず正直に自分を出しても、助けてくれる人がいて認めてくれる人がいるのであれば、たとえ目の前の人に嫌われたとしても気にする必要もなくなります。 良い人間関係があれば下手に相手に合わせることもなくなります。 自分に自信を持つことも大事だと言われますが、自分に自信を持つことができれば、自分のダメなところも良いところも含めて全て自分だから、無駄に自分を大きく見せようとする必要もなくなります。 変に自分を良く見せようとしなくても、自分はみんなに認めてもらえると思えるようになりますし、自分にはダメな所も変なところもたくさんあるけれど、それはそれで別のところで周りの人に貢献できているからいいと思えるようになります。 このような自分を認める自己肯定感につながっていきますので、だからこそ自分に嘘をつかず生きるということはとても重要なことです。 とはいえ、自分に嘘をつかず生きるというのはなかなか難しいところではありますが、自分のメンタルや人生が崩壊してしまいますので、どうすれば自分に嘘をつかず生きることができるのかということは考えていただきたいことではあります。 自分につく嘘から逃れるためのおすすめ とはいえ、このような自分につく嘘というのは逃れるのが非常に難しいものです。 人間は他人に対してついている嘘はそれを嘘だと認識することができますが、自分に対してつく嘘はいつか本当になってしまいます。 悪気もなく自分さえも騙しているわけです。 この自己欺瞞に対して理解を深めると自分を客観的に見ることも出来るようになりますし、自分を改善し成長していくためには自己欺瞞の罠から逃れる必要もあります。 そんな自己欺瞞の解消に使えるおすすめの本を紹介しておきます。 人が自分をだます理由 自分に対して嘘をついてしまったり、それをした方が良いと分かっているのにそれが出来ないというような人間の傾向がなぜ生まれるのか、そして、それに対してどのように対策すればいいのかというヒントを与えてくれる本です。 オーセンティシティの高め方 「自分らしく生きられている」「自分の人生を生きている」という感覚をオーセンティシティといいます。 自分の行動や自分の仕事に満足することができていなければ、このオーセンティシティは高まりません。 このオーセンティシティを高めることをすれば、自分のことを好きになれたり人生が楽しくなります。 皆さんの周りにも人生が楽しそうな人がいると思います。 お金があってもこのオーセンティシティが低ければ、お金がなければ誰も自分の周りには居てくれないのではないかと不安を抱えてしんどい人生になります。 そのオーセンティシティを高めるためにはセルフコンパッションが重要です。 セルフコンパッションは「自分への思いやり」のようなものです。 セルフコンパッションが高い人は、仮に失敗したとしても自分が前に進むことが続けられるように、自分に対して優しい言葉をかけることができます。 セルフコンパッションが低いと、自己批判や自己卑下してしまう状態になります。失敗した時に自分を責めるような言葉を自分にぶつけてしまい、結果的に行動できなくなってしまいます。 セルフコンパッションが高いと得られる3つのメリット カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが、セルフコンパッションのメリットについてレビューしてくれています。 メリット1 :レジリエンスが育つ レジリエンスは自分の心が折れそうになった時にそれを元に戻す力のことです。 これについての研究では、参加者たちに過去に自分がしてしまった自責の念を感じる出来事を思い出してもらっています。 誰かを裏切ったり間違ったことをしたり、自分を責めたくなるような出来事を思い出してもらった上で、その参加者を3つのグループに分けています。 グループ1 :セルフコンパッショングループ 思い出した自責の念を感じる出来事に対して優しい言葉を紙に書き出しました。 過去の過ちに対して、もちろん申し訳ない気持ちや謝罪したい気持ちはあるけれど、それでも裏切った人や傷つけた人に対してこれからやり直せるように向き合っていける優しい言葉です。 前向きになれるような反省の言葉です。 グループ2 :自尊心グループ 自分の性格の良いところを説明する文章を書きました。 自分のしてしまった過ちを受け止めるということはせずに、それとは別の自分の良いところに目を向けます。 セルフコンパッショングループとは違い、自分の過ちには目を向けずにポジティブに考えようとするだけです。 グループ3 :対照群 そして、3つ目のグループは自分の好きな趣味について書いてもらいました。 その後、全てのグループの参加者に対して「同じ過ちを繰り返さない意志の強さ」を調べたところ、セルフコンパッションを促されたグループは、他のグループに比べて同じ過ちを繰り返さないモチベーションが高かったということです。 セルフコンパッションが高い人ほど、失敗や挫折から立ち直りやすいということが確認されています。 つまり、人は自分のしてしまった過ちやミスから目を背けても、関係のないことを考えようとしても、結局また同じ過ちを繰り返してしまいます。 ほとんどの人は、ポジティブな方向に考えようとして過ちを顧みないか、気晴らしに全く関係のないことに手を出そうとします。 これをするとまた同じ過ちや失敗をしてしまいます。 だから人生がうまくいきません。 セルフコンパッションが高い人は、自分の過ちを受け入れて自分に優しくなれる言葉を投げかけることにより、同じ過ちを繰り返さなくなるので、失敗や挫折から立ち直るスピードが早くなります。 つまり、失敗や挫折を乗り越えて進んでいく人は、自分への優しさを持っている人です。 自分への優しさを持っている人こそが、強い心を育てている人です。 メリット2 :成長マインドセットが育つ 失敗した時の立ち直りが早くなるだけでなく、成長マインドセットが育つというメリットもあります。 自分の努力によって自分の人生を変えていくことができる感覚を持てるので、努力するためのモチベーションも生まれます。 カリフォルニア大学の別の研究で、参加者に自分の弱点をリストアップしてもらい、その後に全体を3つのグループに分けて実験を行っています。 グレープ1 :セルフコンパッショングループ 自分の弱点のリストについて、思いやりをもって自分に話しかけている自分を想像してもらいました。 例えば、内向的な性格が弱点だと言うのであれば、内向的な人の方が他人に共感する力が強いので、内向的な人がコミュニケーションの技術を学べば最強のコミュニケーション力を身に付けることができます。 それによって内向的な人の方が良好な人間関係を手に入れることができるなど、メリットの方に目を向けて優しい言葉をかけるところを想像してもらいます。 どんな言葉をかけるか紙に書き出してもらいました。 グループ2 :自尊心グループ 弱点はあるけれど、それとは別の自分には良いところもあると考えてもらいました。 先ほどと同じように、弱点を受け入れるのではなく、それはそれとして良いところに目を向けてもらいました。 自分のプライドを掻き立てるような文章を書いてもらいました。 グループ3 :対照群 特に何もしないグループです。 その後に全員に対して成長マインドセットのレベルをチェックしました。 自分の弱点を行動によって変えていくことができる感覚の強さをチェックした上で、その後に単語のテストを受けてもらっています。 その単語のテストの成績が悪かったというフィードバックを与えて、その後にそれぞれがどのように変わっていくのかということを調べました。 その結果、自分に対して優しい言葉をかけたセルコンパッションのグループは、成長マインドセットを感じさせるような表現が30%ほど多くなっていました。 例えば「自分の弱点は努力によって変えられる」「今は弱点があるけれど、それは努力によって変えられる」と考える人が多かったそうです。 さらに、単語のテストの成績が悪いとフィードバックをもらったことに対しても、「今はできなくてもこれから頑張っていけばいいだけだ」と行動に繋がる前向きな表現が出てきました。 実際に、次の単語のテストのために予習をする確率が高くなっていました。 つまり、セルフコンパッションがあれば失敗したとしても、行動に繋がる前向きな気持ちを持つことができます。 失敗や挫折をしても、努力によって変えていくことができると考えられるので、未来の見通しを立てることができるようになります。 セルフコンパッションを高めることにより、自分の人生や行動を変える意欲が湧いてきます。 自分の人生を変えていくためのモチベーションが生まれます。 「頑張れば何とかなる」と思えない人は当然ですが頑張りません。 例えば、「あなたも頑張ればいつか月収100万円になる」と言われても、おそらくほとんどの人がそれを信じることはできません。 ところが、それが宝くじになるとなぜか多くの人が1億円を狙います。 普通にビジネスで成功するよりも確率はかなり低いのに、なぜかみんな宝くじを買います。 それは自分が宝くじに当たるところを想像できるからです。 成長マインドセットを持って人生を変えたり成功している人を見ると、成長マインドセットを持っていない人は自分にはそんな能力はないから無理だと諦めます。 ところが、宝くじなら誰でも当たる確率は変わらないと考え、自分ももしかしたら当たるかもしれないと想像できてしまいます。 宝くじは買うだけでできて努力が必要ないので可能性を感じてしまうわけです。 成長マインドセットがない人はこの方向に進んでしまいます。 メリット3 :オーセンティシティが高まる オーセンティシティは自分に忠実に生きている感覚です。 本来の自分に忠実に生きている感覚をオーセンティシティと言います。 わかりやすく言うと「生まれ変わっても今のこの自分になりたい」と思えるかどうかです。 このオーセンティシティが高ければ高いほど、日々の活力やモチベーションが強くなるとされています。 自分に忠実に生きている感覚が強くなればなるほど、やる気が出て行動力が上がり集中力も高くなります。 それによって、さらにオーセンティシティが高まり、またやる気と活力が上がり色々なことに挑戦してチャンスを掴みます。 それがまたオーセンティシティを高めるというプラスのループが生まれます。 仕事やプライベートだけでなく人間関係もすべて含めてこのオーセンティシティが重要です。 夫婦の問題や男女関係の問題、家族の問題や友達の問題、色々な問題があると思いますが、まずは自分を幸せにすることが重要です。 自分に忠実に生きる感覚を強めなければ、やる気も活力も上がりません。 それが出来ないと、本来の自分であればできることもできなくなり、大切な人を助けることもできなくなります。 ですから、まずは自分のオーセンティシティを大切にしてください。 その後に周りの人のことを考えればいいだけです。 これについての研究では、参加者に毎日日記のようなものをつけてもらっています。 毎日、その日どれだけ自分に優しい言葉を投げかけたか? 自分を偽ることがなかったか? というような質問に答えてもらっています。 その結果、セルフコンパッションのレベルとオーセンティシティのレベルには強い相関がありました。 セルフコンパッションを高めればオーセンティシティは高まります。 オーセンティシティが高まればセルフコンパッションのレベルも高くなります。 まずはセルフコンパッションから! 自分に嘘をつかず本来の自分に忠実に生きろと言われても何から手をつければいいのかわからないと思います。 そのためには、まずはセルフコンパッションから始めてください。 誰もが自分を偽らず生きていきたいと考えています。 柵から逃れたいと言っているのに、それがなかなかできないのはどこから手をつければいいかわからないからです。 セルフコンパッションから始めてください。 別の実験ですが、セルフコンパッションのレベルを高める介入を行ったグループと、自尊心を高める介入を行ったグループに分けたものがあります。 その後、オーセンティシティのレベルをチェックしてみたところ、自尊心が高い人よりもセルフコンパッションのレベルが高い人の方がオーセンティシティが2倍以上も高くなっていました。 世の中にはプライドが高くて自信満々な人が結構いますが、彼らのオーセンティシティはそんなに高くありません。 自信満々で自分の人生を歩んでいるように見えますが、彼らは間違いを認めることができません。 自分が失敗したときには自分を責めるしかなくなります。 だからオーセンティシティは上がりません。 セルフコンパッションが高い人は、失敗してもそれを受け入れて前に進む方法を知っています。 自分の失敗やダメなところも全て受け入れることができているので、自分に嘘をつく必要がありません。 調子が悪かったり失敗することは誰でもあります。 そんな時にセルフコンパッションがあれば、自分を偽ることなく前に向かってゆっくりとでも確実に進んでいくことができます。 自分の失敗も含めて受け入れて前に進んでいる人が、最も自分らしく生きることができている人です。 このセルフコンパッションを身につけるためのおすすめの本をいくつか紹介しておきます。 セルフコンパッションを身につけることによって、マイナス思考や自己不信、人間不信や見栄などがおさまり、オーセンティシティを高めることができます。 セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2019年 5 月号 [雑誌] (セルフ・コンパッション) ここから先は、皆さんのセルフコンパッション尺度を測って、そのセルフコンパッションを高めていくための方法を解説していきます。 続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたにとっての自分らしい生き方とはどんなものですか?」【オーセンティシティの高め方】

<再配信>無駄なプレッシャーに振り回されないための完璧主義のトリセツ

皆さんは完璧主義ですか? この完璧主義はメンタルにとても良くないものです。全員と仲良くしようとか、全てのことをそつなくこなそうと思うことは、メンタルを病んでしまう考え方です。 完璧主義は、ネガティブな感情に振り回されてしまったり、誠実性が失われ物事をコツコツと進めることができなくなる、さらには、人生における失敗が増える上に、自殺率まで増えてしまうということが分かっています。 このような完璧主義が現代人に増えています。90年代からこの完璧主義思考が増え始めていて、これが、不満もないし好きなこともできて生きていけるし、暇つぶしのエンターテイメントもたくさんあるけれど、なんとなくもやもやとした不安を感じる原因なのではないかと言われています。 この完璧主義の危険性と、どのようにして、それから逃れることができるのかということを紹介します。自分は完璧主義ではないという人もいると思いますが、気づかないうちに完璧主義になっている人もいます。 例えば、旅行やスポーツ、新規事業など、新しいことを始める時に、全て準備を整えないといけないとか、道具や情報が全て揃ってからでないと出来ないというような、条件が揃わないと出来ないというのも、ある種の完璧主義です。 完璧主義は、異常に失敗を恐れている状態です。極端に失敗を恐れ、新しいチャンスが恐怖でしかない状態のことです。完璧主義はいいことは何もありません。 完璧主義になればなるほど新しいチャンスをつかめないので、どんどん完璧とは程遠いような人生を歩むようになってしまいます。 では、完璧ではなく適当でいいとか、8割で満足するようにしようどうしたのでは、解決になりません。完璧主義の人がなぜ完璧主義に陥ってしまったのかという原因を理解した上で対策しないと、いつまでたっても直りません。 さらに、完璧主義は人生を狂わしてしまうものですが、完璧主義には取説があり、ある方法で完璧を追い求めると、自分が成長していくこともできることが分かっています。 ▼完璧主義になると起こる恐怖 1. ネガティブな感情に振り回されやすくなる 自分の内側から湧いてくるネガティブな感情だけでなく、他人に言われたネガティブなことに対しても振り回されやすくなります。 これは、自分が他の人に嫌われたくない、自分は周りに評価される人間でなくてはならないと考えているので、誰かにちょっと何かを言われただけで、すぐ振り回されてしまうということです。 2. 誠実性が減る 誠実性とは、コツコツ物事を行ったり計画的に何かを進めることができる性格特性のことです。完璧を追い求めているにも関わらず、コツコツ物事を進めたりすることができなくなってしまいます。無計画になるのでより失敗しやすくなり、新しいことにチャレンジする事も怖くてできなくなります。 3. 人生で失敗が増える 2つの点で失敗が増えます。 <1>新しいことに対する挑戦が恐ろしくなり、時代の変化についていけなくなる。 <2>大きなことができず、手近な仕事ばかりに手をつけてしまうので、いつまでも現状が変わらず、ありもしない完璧を追い求め悶々とした人生を送ってしまう。 ▼完璧主義が若者に増えている 完璧主義が危険だというデータはたくさんありますが、完璧主義な人ほど自殺率が高くなるというメタ分析があります。 完璧主義の人は、ミスがない状態を目指すがあまりプレッシャーが極端に高くなってしまいます。 適度なプレッシャーであれば、僕たちのモチベーションを上げてくれたり、緻密に細部を見る能力を高めてくれますが、あまりにもプレッシャーが高くなると、メンタルを病んでしまったり、積もり積もったストレスにより新しいことに挑戦できなくということが起こります。 ダルハウジー大学の研究で、90年代から完璧主義者が増え始めているということが分かっています。これは、メタ分析になっていて、過去に行われた完璧主義に関する研究から77件を集めておよそ25,000人分のデータを集めたものです。被験者の年齢は15〜49歳で学生を中心としたデータセットで、その全てを分析し、過去25年間で完璧主義がどれぐらい増えたのかということを調べました。 その結果、現代の若者に完璧主義がとても増えているということです。特に1990年代からの増加率が著しく、若者たちが気づかないうちに完璧主義になっています。 その原因としては、完璧主義は、比較対象が多くなればなるほど増えてしまいます。つまり、社会の競争が激しくなってきて、昔であれば、学生の頃には競争といっても部活の中ぐらいで、大きな人生の差を決めるような競争はありませんでした。今は、フォロワーの数の差で競争が生まれたり、学生でもビジネスで成功できる時代になりました。そういう意味で、競争が激しくなったからというのがひとつの原因ではないかとされています。 SNS により、個人の生活の良し悪しやパフォーマンス見えやすくなっていることが原因だとも言われています。このように、個人の差が見えるようになったことが、完璧主義を増やす原因になっているのではないかとされています。 この研究では、そんな完璧主義の若者が歳をとるとどうなるのかという事も調べています。 結論としては、完璧主義は年齢を重ねれば重ねるほど、失敗しやすくなります。 つまり、完璧主義は若い内にちゃんと対策すれば問題ありませんが、完璧主義のまま歳をとっていくと、ただひたすらチャンスを逃し続けて、新しいことにも挑戦できません。歳をとってから新しいことに挑戦することができないと、認知症にもなりやすくなります。友達も人間関係も失ってしまいます。 この先は、更なる完璧主義の危険性と具体的な対策を紹介していきます。新しいことに挑戦するのが怖い、人に嫌われるのが怖い、準備が整わないと何もできない、というような方は、ぜひ続きをご覧いただき対策していただければと思います。  

<再配信>無駄なプレッシャーに振り回されないための完璧主義のトリセツ

(再配信)無駄なプレッシャーに振り回されないための完璧主義のトリセツ

皆さんは完璧主義ですか? この完璧主義はメンタルにとても良くないものです。全員と仲良くしようとか、全てのことをそつなくこなそうと思うことは、メンタルを病んでしまう考え方です。 完璧主義は、ネガティブな感情に振り回されてしまったり、誠実性が失われ物事をコツコツと進めることができなくなる、さらには、人生における失敗が増える上に、自殺率まで増えてしまうということが分かっています。 このような完璧主義が現代人に増えています。90年代からこの完璧主義思考が増え始めていて、これが、不満もないし好きなこともできて生きていけるし、暇つぶしのエンターテイメントもたくさんあるけれど、なんとなくもやもやとした不安を感じる原因なのではないかと言われています。 この完璧主義の危険性と、どのようにして、それから逃れることができるのかということを紹介します。自分は完璧主義ではないという人もいると思いますが、気づかないうちに完璧主義になっている人もいます。 例えば、旅行やスポーツ、新規事業など、新しいことを始める時に、全て準備を整えないといけないとか、道具や情報が全て揃ってからでないと出来ないというような、条件が揃わないと出来ないというのも、ある種の完璧主義です。 完璧主義は、異常に失敗を恐れている状態です。極端に失敗を恐れ、新しいチャンスが恐怖でしかない状態のことです。完璧主義はいいことは何もありません。 完璧主義になればなるほど新しいチャンスをつかめないので、どんどん完璧とは程遠いような人生を歩むようになってしまいます。 では、完璧ではなく適当でいいとか、8割で満足するようにしようどうしたのでは、解決になりません。完璧主義の人がなぜ完璧主義に陥ってしまったのかという原因を理解した上で対策しないと、いつまでたっても直りません。 さらに、完璧主義は人生を狂わしてしまうものですが、完璧主義には取説があり、ある方法で完璧を追い求めると、自分が成長していくこともできることが分かっています。 ▼完璧主義になると起こる恐怖 1. ネガティブな感情に振り回されやすくなる 自分の内側から湧いてくるネガティブな感情だけでなく、他人に言われたネガティブなことに対しても振り回されやすくなります。 これは、自分が他の人に嫌われたくない、自分は周りに評価される人間でなくてはならないと考えているので、誰かにちょっと何かを言われただけで、すぐ振り回されてしまうということです。 2. 誠実性が減る 誠実性とは、コツコツ物事を行ったり計画的に何かを進めることができる性格特性のことです。完璧を追い求めているにも関わらず、コツコツ物事を進めたりすることができなくなってしまいます。無計画になるのでより失敗しやすくなり、新しいことにチャレンジする事も怖くてできなくなります。 3. 人生で失敗が増える 2つの点で失敗が増えます。 <1>新しいことに対する挑戦が恐ろしくなり、時代の変化についていけなくなる。 <2>大きなことができず、手近な仕事ばかりに手をつけてしまうので、いつまでも現状が変わらず、ありもしない完璧を追い求め悶々とした人生を送ってしまう。 ▼完璧主義が若者に増えている 完璧主義が危険だというデータはたくさんありますが、完璧主義な人ほど自殺率が高くなるというメタ分析があります。 完璧主義の人は、ミスがない状態を目指すがあまりプレッシャーが極端に高くなってしまいます。 適度なプレッシャーであれば、僕たちのモチベーションを上げてくれたり、緻密に細部を見る能力を高めてくれますが、あまりにもプレッシャーが高くなると、メンタルを病んでしまったり、積もり積もったストレスにより新しいことに挑戦できなくということが起こります。 ダルハウジー大学の研究で、90年代から完璧主義者が増え始めているということが分かっています。これは、メタ分析になっていて、過去に行われた完璧主義に関する研究から77件を集めておよそ25,000人分のデータを集めたものです。被験者の年齢は15〜49歳で学生を中心としたデータセットで、その全てを分析し、過去25年間で完璧主義がどれぐらい増えたのかということを調べました。 その結果、現代の若者に完璧主義がとても増えているということです。特に1990年代からの増加率が著しく、若者たちが気づかないうちに完璧主義になっています。 その原因としては、完璧主義は、比較対象が多くなればなるほど増えてしまいます。つまり、社会の競争が激しくなってきて、昔であれば、学生の頃には競争といっても部活の中ぐらいで、大きな人生の差を決めるような競争はありませんでした。今は、フォロワーの数の差で競争が生まれたり、学生でもビジネスで成功できる時代になりました。そういう意味で、競争が激しくなったからというのがひとつの原因ではないかとされています。 SNS により、個人の生活の良し悪しやパフォーマンス見えやすくなっていることが原因だとも言われています。このように、個人の差が見えるようになったことが、完璧主義を増やす原因になっているのではないかとされています。 この研究では、そんな完璧主義の若者が歳をとるとどうなるのかという事も調べています。 結論としては、完璧主義は年齢を重ねれば重ねるほど、失敗しやすくなります。 つまり、完璧主義は若い内にちゃんと対策すれば問題ありませんが、完璧主義のまま歳をとっていくと、ただひたすらチャンスを逃し続けて、新しいことにも挑戦できません。歳をとってから新しいことに挑戦することができないと、認知症にもなりやすくなります。友達も人間関係も失ってしまいます。 この先は、更なる完璧主義の危険性と具体的な対策を紹介していきます。新しいことに挑戦するのが怖い、人に嫌われるのが怖い、準備が整わないと何もできない、というような方は、ぜひ続きをご覧いただき対策していただければと思います。  

(再配信)無駄なプレッシャーに振り回されないための完璧主義のトリセツ

(再配信)完璧主義と自己批判が先送りの原因! 自分を許して即やる人になれるセルフコンパッションの鍛え方

当然ですが、完璧主義の人は「完璧」に至ることはありません。 先延ばしが、なぜ起きるのかというと、結局、僕たちは面倒な事から逃げたいからです。この逃げたいという感覚が先延ばしを作っています。 ですから、完璧主義になると、失敗する事に対するストレスが大きくなってしまいます。それにより、「失敗したくない」という感情が生まれます。 完璧主義の人が陥りやすい自己批判によるストレスをどのようにすれば乗り越えることができるのかということを紹介させてもらいます。 ▼意外な事実!自己批判は先延ばしの原因 セルフコンパッションとは、簡単にいうと自分を許せる能力です。失敗したりうまくいかないこともあるけれど、そんな自分を受け入れて許すことが重要になります。 古い考えでは、「自分を許すこと=自分に甘い」と考えられ、自分に甘いから先延ばししてしまうのではないかとされていましたが、実際には逆で、自分を許すことができない人は、かえって先延ばしをしてしまいます。 完璧にしないといけないと考える人ほど物事を先延ばししてしまうということです。 勉強でも、試験が終わった時に、もっと早くから勉強を始めていればもっと良い点は取れたはずだと自分を責めてしまう人ほど、そうではなく楽観的に考えた人よりも、次の試験の勉強で先延ばしが余計に起こり、ひどい場合は試験の直前まで勉強を始めなかったという研究結果が確認されています。 つまり、自分を責めるということは自分にとって得にはなりません。むしろ、余計に先延ばしを誘発してしまいます。 大事なのは、自分の弱いところも受け入れた上で、そんな自分に必要な対策をとることです。自分を責めるのではなく、どうすれば意思の弱い自分でもできるようになるのかということを考えるべきです。 自分の弱みを正しく理解することができれば、必要な対策を講じることができるようになります。 自分はなんてダメなんだと自分を責める人に対して、よくある自己啓発の本やセミナーのように、自分を愛しましょうなどと言う人がいますが、そんなことに何の価値もありません。そもそも自分自身を愛しましょうと言われて、それが出来る人であれば自己批判なんてしないはずです。 僕も子供の頃にイジメられた経験があるので分かりますが、世界で一番自分がダメな人間だと思っているような人に対して、自分を好きになりましょうと言われてもできるはずがありません。 コミュニケーションにおいても、人の気持ちを理解しましょうと言われて育った人も多いと思いますが、人の気持ちをどうすれば理解できるのかという方法を教えてもらわなければ、理解できないわけです。それが大事なのにその方法を教えないという時点で、その人は教える立場であっても人の気持ちが分かっていません。 人の気持ちをどうすれば理解できるのかということが分からない人の気持ちが分かっていないから、そんな無責任なことが言えるわけです。 ▼自分を許せる人ほど、実は先延ばしをしない 2011年以降の研究において、セルフコンパッションの力が頻繁に扱われるようになり、それ以前は、自分を奮い立たせるべきだとか、自分に厳しくした方が人はモチベーションが上がるという研究もたくさんありました。結局それらは間違っていて、自分を許す能力の高い人の方が成功しやすいし、実際の目標達成の能力も高いということが確認されています。 つまり、自分の弱みを理解し受け入れないと対策の打ちようがないわけです。自分の弱みに目を向けない人は、自分は強いとか頑張ればできると思い込むだけの人です。ポジティブに考えるのが悪いわけではありませんが、ネガティブな人が無理やりポジティブに考えても害の方が大きいだけです。 むしろ、自分のネガティブさも受け入れたほうがいいということで、それがセルフコンパッションという考え方です。 これは自尊心やセルフ・ハンディキャッピングの問題に対して、セルフコンパッションが効果的だということが分かってきたここから発展してきています。 セルフ・ハンディキャッピングとは、分かりやすくいうと、試験の前日に机を片付けたくなった事はありませんか? やるべきことを先延ばしするために、適当なタスクをこなそうとしてしまうことがセルフ・ハンディキャッピングです。 自分がテストの前日まで一生懸命勉強頑張ったけれど、実際にいい点数を取れなかったら、自分はダメな人間だと感じてしまいます。そのストレスに耐えることができないから、あえて失敗する可能性がある余地を残そうとします。 自分が試験で良い点数を取ることが出来なかった時に、自分がダメなわけではないという言い訳を作るためのわざと失敗するための余地を残そうとするわけです。 これはただの現実逃避ですし、こんなことをしてしまうから当然良い結果にはつながりません。自信もつかないし成功しないわけです。 このようなことに対してもセルフコンパッションが効果的だということが分かってきています。 ビショップス大学の2013年の研究で、750人を対象に、先送り度と普段のストレスレベルを比較しています。普段のストレスレベルにより、どのぐらい先送りするようになるのかということを調べようとしたものです。 その結果、セルフコンパッションのレベルが高い人ほど、ストレスが少なく先送りすることが少なかったということが分かっています。 つまり、自分を許すことができて自分を否定するようなストレスを抱えていない人の方が、取り掛かるスピードも早く先送りすることが少ないということです。 逆に、自分を責めてしまい自分の弱みを受け入れることができないセルフコンパッションの低い人達は、先送りを多くしていました。 先送りの一つの原因として、自己批判によって起きたストレスが脳のワーキングメモリーを圧迫してしまい、その結果やるべきことに手をつけることができなくなったということです。 誰でも、心配事がある時には仕事が手につかなかったりするものです。自分を批判することで起きるストレスがその心配事のストレスと同じ脳のリソースを占有してしまい、本当にやるべきことに使う脳のリソースが削られてしまいます。その結果として先送りが起きているということです。 セルフコンパッションと同じような考え方で、セルフフォーギブネスという自己への許しという考え方があり、自分への優しさが大事だとされています。 自分を許そうと考えると難しく感じる人も多いかもしれませんが、自分への優しさと考えると分かりやすいのではないでしょうか。 例えば、自分を許すことがなかなか出来ず自分に厳しい人は結構いますが、当然、他人に厳しくしすぎては、上司であれば部下は辞めてしまいますし、それでは会社は成り立ちません。ところが、人間は自分に対して厳しくしてしまいがちです。 特にこの傾向は、自己批判をしたりメンタルを病みやすい人ほど強く、なぜか自分に対して厳しくなっています。 ですから、「自分への優しさ」という言葉を覚えておいてください。 2010年のカールトン大学の研究で、134人の被験者に対して自分に対する許し度を調べています。この際、3つの質問を行っています。皆さんもどれぐらい当てはまるか考えてみてください。 先延ばしをする自分が嫌いかどうか 先延ばしをしがちな自分を責めてしまうかどうか 先延ばしをする自分にがっかりするかどうか 結構当てはまる人が多いのではないでしょうか。 この実験は大学の学生を対象に行なっていますが、被験者の期末テストの成績を比べると、自分を許せる人ほど成績が良かったということが分かっています。 つまりは、先延ばしだけでなく自分の能力に関しても、自分を許せる人の方が成果も出していたということです。 人間ですから先延ばしすることもあります。 人間だから時には失敗することを許すことができなければ、そのことから目を背けたくなり現実逃避をしてしまいます。そうなると、いつまでたっても状況は改善することなく、成果までも出なくなってしまうということです。 自分のダメな部分に気づき、それを受け入れるからこそ、次に取るべき対策を考えることができます。自分を受け入れるためには、まずは自分を許せるようにならないといけません。 自分を許すことが大事だということは分かったと思います。そのためにセルフコンパッションを鍛えることが必要だということも理解いただけたと思います。 ではそのセルフコンパッションを鍛えるためにはどうすればいいのでしょうか。 ▼人生をゲーム化するほど、自分を許せるようになる 一つ目の方法としては、ゲーム化することです。 自分のやるべきタスクや仕事、人生の様々な問題をゲームだと考えてみると、セルフコンパッション能力が高まるということが分かっています。 デポール大学の2011年の研究で、147人の被験者に対して二通りの説明をした上でテストを受けてもらいました。 これから認知レベルのテストを行いますと説明したグループ これからエンターテイメントとしての楽しいゲームをしますと説明したグループ 事前の説明は異なりますが、受けてもらったテストは全く同じで認知レベルのテストです。 その結果、事前にゲームだと告げられたグループの方が、テストの成績が明らかに良くなりました。 つまり、これからするのはゲームだと告げられた方が、脳がしっかり活動し自分の本来の能力を引き出すことが出来たということです。 ゲームだと思うことで、自分を批判する気持ちが和らぎリラックスして取り組むことができるようになるので、脳にストレスがかかることもなく、本来あるリソースを無駄なく使うことができて能力を引き出すことができたわけです。 誰でもゲームで負けたぐらいでは自分を責めたりしないはずです。ゲームで負けたからといって自分がダメなわけではないし納得できるはずです。これが自分を許すという感覚です。 僕たちが生きているこの世の中は、資本主義社会というルールのゲームです。そのゲームでお金をたくさん稼いだからといって偉いわけではありません。ですが、どうせゲームをするのであれば、そのゲームの中でたくさんお金を稼ぐことができた方が楽しいのも事実です。 人生というものはこれと全く同じです。 どうせゲームをするのであれば、うまくいった方がいいぐらいの感覚で取り組めば良いわけです。 これがゲーム化することでセルフコンパッションを鍛えるテクニックです。 ここから先は、セルフコンパッションの能力自体を鍛える方法、ゲーム化しなくてもそもそも自分を許せるようになるための方法を紹介させてもらいます。ご覧になりたい方は続きをどうぞ。 

(再配信)完璧主義と自己批判が先送りの原因! 自分を許して即やる人になれるセルフコンパッションの鍛え方

完璧主義と自己批判が先送りの原因! 自分を許して即やる人になれるセルフコンパッションの鍛え方

当然ですが、完璧主義の人は「完璧」に至ることはありません。 先延ばしが、なぜ起きるのかというと、結局、僕たちは面倒な事から逃げたいからです。この逃げたいという感覚が先延ばしを作っています。 ですから、完璧主義になると、失敗する事に対するストレスが大きくなってしまいます。それにより、「失敗したくない」という感情が生まれます。 完璧主義の人が陥りやすい自己批判によるストレスをどのようにすれば乗り越えることができるのかということを紹介させてもらいます。 ▼意外な事実!自己批判は先延ばしの原因 セルフコンパッションとは、簡単にいうと自分を許せる能力です。失敗したりうまくいかないこともあるけれど、そんな自分を受け入れて許すことが重要になります。 古い考えでは、「自分を許すこと=自分に甘い」と考えられ、自分に甘いから先延ばししてしまうのではないかとされていましたが、実際には逆で、自分を許すことができない人は、かえって先延ばしをしてしまいます。 完璧にしないといけないと考える人ほど物事を先延ばししてしまうということです。 勉強でも、試験が終わった時に、もっと早くから勉強を始めていればもっと良い点は取れたはずだと自分を責めてしまう人ほど、そうではなく楽観的に考えた人よりも、次の試験の勉強で先延ばしが余計に起こり、ひどい場合は試験の直前まで勉強を始めなかったという研究結果が確認されています。 つまり、自分を責めるということは自分にとって得にはなりません。むしろ、余計に先延ばしを誘発してしまいます。 大事なのは、自分の弱いところも受け入れた上で、そんな自分に必要な対策をとることです。自分を責めるのではなく、どうすれば意思の弱い自分でもできるようになるのかということを考えるべきです。 自分の弱みを正しく理解することができれば、必要な対策を講じることができるようになります。 自分はなんてダメなんだと自分を責める人に対して、よくある自己啓発の本やセミナーのように、自分を愛しましょうなどと言う人がいますが、そんなことに何の価値もありません。そもそも自分自身を愛しましょうと言われて、それが出来る人であれば自己批判なんてしないはずです。 僕も子供の頃にイジメられた経験があるので分かりますが、世界で一番自分がダメな人間だと思っているような人に対して、自分を好きになりましょうと言われてもできるはずがありません。 コミュニケーションにおいても、人の気持ちを理解しましょうと言われて育った人も多いと思いますが、人の気持ちをどうすれば理解できるのかという方法を教えてもらわなければ、理解できないわけです。それが大事なのにその方法を教えないという時点で、その人は教える立場であっても人の気持ちが分かっていません。 人の気持ちをどうすれば理解できるのかということが分からない人の気持ちが分かっていないから、そんな無責任なことが言えるわけです。 ▼自分を許せる人ほど、実は先延ばしをしない 2011年以降の研究において、セルフコンパッションの力が頻繁に扱われるようになり、それ以前は、自分を奮い立たせるべきだとか、自分に厳しくした方が人はモチベーションが上がるという研究もたくさんありました。結局それらは間違っていて、自分を許す能力の高い人の方が成功しやすいし、実際の目標達成の能力も高いということが確認されています。 つまり、自分の弱みを理解し受け入れないと対策の打ちようがないわけです。自分の弱みに目を向けない人は、自分は強いとか頑張ればできると思い込むだけの人です。ポジティブに考えるのが悪いわけではありませんが、ネガティブな人が無理やりポジティブに考えても害の方が大きいだけです。 むしろ、自分のネガティブさも受け入れたほうがいいということで、それがセルフコンパッションという考え方です。 これは自尊心やセルフ・ハンディキャッピングの問題に対して、セルフコンパッションが効果的だということが分かってきたここから発展してきています。 セルフ・ハンディキャッピングとは、分かりやすくいうと、試験の前日に机を片付けたくなった事はありませんか? やるべきことを先延ばしするために、適当なタスクをこなそうとしてしまうことがセルフ・ハンディキャッピングです。 自分がテストの前日まで一生懸命勉強頑張ったけれど、実際にいい点数を取れなかったら、自分はダメな人間だと感じてしまいます。そのストレスに耐えることができないから、あえて失敗する可能性がある余地を残そうとします。 自分が試験で良い点数を取ることが出来なかった時に、自分がダメなわけではないという言い訳を作るためのわざと失敗するための余地を残そうとするわけです。 これはただの現実逃避ですし、こんなことをしてしまうから当然良い結果にはつながりません。自信もつかないし成功しないわけです。 このようなことに対してもセルフコンパッションが効果的だということが分かってきています。 ビショップス大学の2013年の研究で、750人を対象に、先送り度と普段のストレスレベルを比較しています。普段のストレスレベルにより、どのぐらい先送りするようになるのかということを調べようとしたものです。 その結果、セルフコンパッションのレベルが高い人ほど、ストレスが少なく先送りすることが少なかったということが分かっています。 つまり、自分を許すことができて自分を否定するようなストレスを抱えていない人の方が、取り掛かるスピードも早く先送りすることが少ないということです。 逆に、自分を責めてしまい自分の弱みを受け入れることができないセルフコンパッションの低い人達は、先送りを多くしていました。 先送りの一つの原因として、自己批判によって起きたストレスが脳のワーキングメモリーを圧迫してしまい、その結果やるべきことに手をつけることができなくなったということです。 誰でも、心配事がある時には仕事が手につかなかったりするものです。自分を批判することで起きるストレスがその心配事のストレスと同じ脳のリソースを占有してしまい、本当にやるべきことに使う脳のリソースが削られてしまいます。その結果として先送りが起きているということです。 セルフコンパッションと同じような考え方で、セルフフォーギブネスという自己への許しという考え方があり、自分への優しさが大事だとされています。 自分を許そうと考えると難しく感じる人も多いかもしれませんが、自分への優しさと考えると分かりやすいのではないでしょうか。 例えば、自分を許すことがなかなか出来ず自分に厳しい人は結構いますが、当然、他人に厳しくしすぎては、上司であれば部下は辞めてしまいますし、それでは会社は成り立ちません。ところが、人間は自分に対して厳しくしてしまいがちです。 特にこの傾向は、自己批判をしたりメンタルを病みやすい人ほど強く、なぜか自分に対して厳しくなっています。 ですから、「自分への優しさ」という言葉を覚えておいてください。 2010年のカールトン大学の研究で、134人の被験者に対して自分に対する許し度を調べています。この際、3つの質問を行っています。皆さんもどれぐらい当てはまるか考えてみてください。 先延ばしをする自分が嫌いかどうか 先延ばしをしがちな自分を責めてしまうかどうか 先延ばしをする自分にがっかりするかどうか 結構当てはまる人が多いのではないでしょうか。 この実験は大学の学生を対象に行なっていますが、被験者の期末テストの成績を比べると、自分を許せる人ほど成績が良かったということが分かっています。 つまりは、先延ばしだけでなく自分の能力に関しても、自分を許せる人の方が成果も出していたということです。 人間ですから先延ばしすることもあります。 人間だから時には失敗することを許すことができなければ、そのことから目を背けたくなり現実逃避をしてしまいます。そうなると、いつまでたっても状況は改善することなく、成果までも出なくなってしまうということです。 自分のダメな部分に気づき、それを受け入れるからこそ、次に取るべき対策を考えることができます。自分を受け入れるためには、まずは自分を許せるようにならないといけません。 自分を許すことが大事だということは分かったと思います。そのためにセルフコンパッションを鍛えることが必要だということも理解いただけたと思います。 ではそのセルフコンパッションを鍛えるためにはどうすればいいのでしょうか。 ▼人生をゲーム化するほど、自分を許せるようになる 一つ目の方法としては、ゲーム化することです。 自分のやるべきタスクや仕事、人生の様々な問題をゲームだと考えてみると、セルフコンパッション能力が高まるということが分かっています。 デポール大学の2011年の研究で、147人の被験者に対して二通りの説明をした上でテストを受けてもらいました。 これから認知レベルのテストを行いますと説明したグループ これからエンターテイメントとしての楽しいゲームをしますと説明したグループ 事前の説明は異なりますが、受けてもらったテストは全く同じで認知レベルのテストです。 その結果、事前にゲームだと告げられたグループの方が、テストの成績が明らかに良くなりました。 つまり、これからするのはゲームだと告げられた方が、脳がしっかり活動し自分の本来の能力を引き出すことが出来たということです。 ゲームだと思うことで、自分を批判する気持ちが和らぎリラックスして取り組むことができるようになるので、脳にストレスがかかることもなく、本来あるリソースを無駄なく使うことができて能力を引き出すことができたわけです。 誰でもゲームで負けたぐらいでは自分を責めたりしないはずです。ゲームで負けたからといって自分がダメなわけではないし納得できるはずです。これが自分を許すという感覚です。 僕たちが生きているこの世の中は、資本主義社会というルールのゲームです。そのゲームでお金をたくさん稼いだからといって偉いわけではありません。ですが、どうせゲームをするのであれば、そのゲームの中でたくさんお金を稼ぐことができた方が楽しいのも事実です。 人生というものはこれと全く同じです。 どうせゲームをするのであれば、うまくいった方がいいぐらいの感覚で取り組めば良いわけです。 これがゲーム化することでセルフコンパッションを鍛えるテクニックです。 ここから先は、セルフコンパッションの能力自体を鍛える方法、ゲーム化しなくてもそもそも自分を許せるようになるための方法を紹介させてもらいます。ご覧になりたい方は続きをどうぞ。 

完璧主義と自己批判が先送りの原因! 自分を許して即やる人になれるセルフコンパッションの鍛え方

無駄なプレッシャーに振り回されないための完璧主義のトリセツ

皆さんは完璧主義ですか? この完璧主義はメンタルにとても良くないものです。全員と仲良くしようとか、全てのことをそつなくこなそうと思うことは、メンタルを病んでしまう考え方です。 完璧主義は、ネガティブな感情に振り回されてしまったり、誠実性が失われ物事をコツコツと進めることができなくなる、さらには、人生における失敗が増える上に、自殺率まで増えてしまうということが分かっています。 このような完璧主義が現代人に増えています。90年代からこの完璧主義思考が増え始めていて、これが、不満もないし好きなこともできて生きていけるし、暇つぶしのエンターテイメントもたくさんあるけれど、なんとなくもやもやとした不安を感じる原因なのではないかと言われています。 この完璧主義の危険性と、どのようにして、それから逃れることができるのかということを紹介します。自分は完璧主義ではないという人もいると思いますが、気づかないうちに完璧主義になっている人もいます。 例えば、旅行やスポーツ、新規事業など、新しいことを始める時に、全て準備を整えないといけないとか、道具や情報が全て揃ってからでないと出来ないというような、条件が揃わないと出来ないというのも、ある種の完璧主義です。 完璧主義は、異常に失敗を恐れている状態です。極端に失敗を恐れ、新しいチャンスが恐怖でしかない状態のことです。完璧主義はいいことは何もありません。 完璧主義になればなるほど新しいチャンスをつかめないので、どんどん完璧とは程遠いような人生を歩むようになってしまいます。 では、完璧ではなく適当でいいとか、8割で満足するようにしようどうしたのでは、解決になりません。完璧主義の人がなぜ完璧主義に陥ってしまったのかという原因を理解した上で対策しないと、いつまでたっても直りません。 さらに、完璧主義は人生を狂わしてしまうものですが、完璧主義には取説があり、ある方法で完璧を追い求めると、自分が成長していくこともできることが分かっています。 ▼完璧主義になると起こる恐怖 1. ネガティブな感情に振り回されやすくなる 自分の内側から湧いてくるネガティブな感情だけでなく、他人に言われたネガティブなことに対しても振り回されやすくなります。 これは、自分が他の人に嫌われたくない、自分は周りに評価される人間でなくてはならないと考えているので、誰かにちょっと何かを言われただけで、すぐ振り回されてしまうということです。 2. 誠実性が減る 誠実性とは、コツコツ物事を行ったり計画的に何かを進めることができる性格特性のことです。完璧を追い求めているにも関わらず、コツコツ物事を進めたりすることができなくなってしまいます。無計画になるのでより失敗しやすくなり、新しいことにチャレンジする事も怖くてできなくなります。 3. 人生で失敗が増える 2つの点で失敗が増えます。 <1>新しいことに対する挑戦が恐ろしくなり、時代の変化についていけなくなる。 <2>大きなことができず、手近な仕事ばかりに手をつけてしまうので、いつまでも現状が変わらず、ありもしない完璧を追い求め悶々とした人生を送ってしまう。 ▼完璧主義が若者に増えている 完璧主義が危険だというデータはたくさんありますが、完璧主義な人ほど自殺率が高くなるというメタ分析があります。 完璧主義の人は、ミスがない状態を目指すがあまりプレッシャーが極端に高くなってしまいます。 適度なプレッシャーであれば、僕たちのモチベーションを上げてくれたり、緻密に細部を見る能力を高めてくれますが、あまりにもプレッシャーが高くなると、メンタルを病んでしまったり、積もり積もったストレスにより新しいことに挑戦できなくということが起こります。 ダルハウジー大学の研究で、90年代から完璧主義者が増え始めているということが分かっています。これは、メタ分析になっていて、過去に行われた完璧主義に関する研究から77件を集めておよそ25,000人分のデータを集めたものです。被験者の年齢は15〜49歳で学生を中心としたデータセットで、その全てを分析し、過去25年間で完璧主義がどれぐらい増えたのかということを調べました。 その結果、現代の若者に完璧主義がとても増えているということです。特に1990年代からの増加率が著しく、若者たちが気づかないうちに完璧主義になっています。 その原因としては、完璧主義は、比較対象が多くなればなるほど増えてしまいます。つまり、社会の競争が激しくなってきて、昔であれば、学生の頃には競争といっても部活の中ぐらいで、大きな人生の差を決めるような競争はありませんでした。今は、フォロワーの数の差で競争が生まれたり、学生でもビジネスで成功できる時代になりました。そういう意味で、競争が激しくなったからというのがひとつの原因ではないかとされています。 SNS により、個人の生活の良し悪しやパフォーマンス見えやすくなっていることが原因だとも言われています。このように、個人の差が見えるようになったことが、完璧主義を増やす原因になっているのではないかとされています。 この研究では、そんな完璧主義の若者が歳をとるとどうなるのかという事も調べています。 結論としては、完璧主義は年齢を重ねれば重ねるほど、失敗しやすくなります。 つまり、完璧主義は若い内にちゃんと対策すれば問題ありませんが、完璧主義のまま歳をとっていくと、ただひたすらチャンスを逃し続けて、新しいことにも挑戦できません。歳をとってから新しいことに挑戦することができないと、認知症にもなりやすくなります。友達も人間関係も失ってしまいます。 この先は、更なる完璧主義の危険性と具体的な対策を紹介していきます。新しいことに挑戦するのが怖い、人に嫌われるのが怖い、準備が整わないと何もできない、というような方は、ぜひ続きをご覧いただき対策していただければと思います。  

無駄なプレッシャーに振り回されないための完璧主義のトリセツ

無駄に自分を責めずに生きれるようになる「自責グセ対策法」

自分を無駄に責めないために無料枠部分は・・・ブログ▶︎https://daigoblog.jp/3self-conpassion/YouTube▶︎https://youtu.be/V0a8o_AIdko セルフコンパッション 「自分をいかに受け入れることができるか」セルフコンパッションとは、自分を責めないで、自分に対して思いやりや共感を持つことです。この能力が低いと、自分を責めすぎてしまい、うまくいきません。自分に甘くなるのは良くないと言う人もいますが、実際は自分を認めることができている人の方が、能力も高くなりやすいものです。自分を責めることなく、現実を受け入れて、前に進むためのマインドセット 1. 失敗とは学習 失敗により学習という対価を手に入れるのか、成功により報酬という対価を手に入れるのか、どちらかです。2. 自分と他人を比べない そもそも違うものを比べる必要はない。自分のことは客観的に見えないので、他人を見るとどうしてもよく見える。過去の自分と今の自分を比べるべき。3. 正解はひとつではない 何かを達成するためには、無限の方法がある。他の人が見つけることができない正解をいくつ探せるかが大事。悶々として、今の自分に満足していない、つまり、自分を責めまくっている人には、この続きで紹介する自分を受け入れる(=現実を受け入れる)ためのマインドセットを参考にしてもらい、前に進んでいきましょう。ご覧になりたい方は、続きをどうぞ↓<今回の参考文献> セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる posted with amazlet at 19.04.24 クリスティーン・ネフ 金剛出版 売り上げランキング: 968 Amazon.co.jpで詳細を見る 幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本) posted with amazlet at 19.04.24 ラス ハリス 筑摩書房 売り上げランキング: 605 Amazon.co.jpで詳細を見る  

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メンタリストDaiGo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。 人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。著書累計300万部。

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