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一問一答「あなたは、将来のためにどんな習慣が大切だと思いますか?」【キャリアを決めるトリガー習慣】
2022-10-29 12:00330ptあなたは、将来のためにどんな習慣が大切だと思いますか?
今回は、異業種への転職についての相談をもとに、将来の成功を左右する日々の習慣について解説させてもらいます。
Q. 転職活動中です。営業で身につけた顧客とのコミュニケーション能力をどのように活かすことができると説明したらいいでしょうか?ちなみに、異業種なのでそこで培った知識は活かせないです。
まず後半が間違っています。
異業種だからといって知識を活かすことができないわけではありません。
異業種で培った知識を、そのコミュニケーション能力を使ってプレゼンすると基本的には面接にも通るはずです。
今の業界で培った知識や経験と、これから挑戦したい業界は関係ないと思ってしまうともったいないです。
全く関係のない業界であっても、自分がそれまでの仕事で培った能力を使えば貢献できると説明する能力がコミュニケーション能力です。
ですから、そのコミュニケーション能力を、説明しなくてはいけない人はコミュニケーション能力がない人です。
コミュニケーション能力がある人は、それをわざわざ説明しなくても普通に話をするだけで伝わります。
全く関係のない業種で培った能力が、なぜその職種で活かすことができるのか、このことをコミュニケーション能力を発揮して説明してください。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
成功を決めるトリガー習慣
キャリアの成功に関するトリガー習慣について紹介させてもらいます。
僕たちは10代後半から様々なキャリアを積み重ねていきます。
その結果、成功する人もいればそうでない人もいて、人それぞれ様々な人生があるわけです。
そんな中で、若い頃にどんな習慣を身につけていれば、将来的に仕事に対する満足感が高くなるのか、あるいは、収入が増えるのか、そんな研究から若い頃に身につけておいて欲しい習慣について解説させてもらいます。
早ければ早いほど身につけておいた方がいい7つのトリガー習慣があります。
まだそんな若い頃に身につけておいてもらいたい習慣について紹介させてもらい、そこから、それぞれの世代でどのような要素で収入が決まるのかということまで解説させてもらいます。
多くの研究で、人は中学生ぐらいから収入の差が生まれ始めるといわれています。
その頃からの人間関係や身に付けるものによって、将来の収入の差が徐々に大きくなるということです。
もちろん、ある程度年齢を重ねてから成功する人も中にはいますが、多くの成功者は若い頃から特定の習慣を身につけていて、その差が年齢を重ねれば重ねるほど開いていきます。
基本的な習慣の身に付け方はこちら
ちなみに、良い習慣を身につけて悪い習慣をなくすための方法については、こちらを参考にしてみてください。
こちらで基本的な習慣の身に付け方を学んでもらい、その上で今回紹介する内容を理解して頂けると、皆さんの人生に対してより効果的だと思います。
短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術
キャリア選択の方法はこちら
仕事選びで悩む人も多いでしょうが、そんな人にはぜひこちらの本を読んでもらいたいと思います。
科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方
諦めず挑戦し続ける方法はこちら
人生で挑戦し続けるマインドを作るにはどうすればいいのかということを教えてくれる本です。
絶対に読んでもらいたい素晴らしい本です。
マインドセット「やればできる! 」の研究
成功につながるトリガーとは?
キャリアの成功に大切な習慣にはどんなものがあるのかということを調べた研究によると、人生にとってより良い行動や思考、スキルにつながる7つの習慣が明らかになっています。
1,808人の労働者を対象にした研究で、キャリアの成功・経済的な成功・肉体的な成功・内面的な成功・親としての成功、これら5つの成功を評価しています。
人生の成功を5つのカテゴリーに分類しています。
キャリアでの成功
いい仕事をしたり、仕事の成果を評価されて地位が上がったり、やりがいのある仕事をできるかどうかです。
経済的な成功
仕事のやりがいや意義を感じていても、経済的にはそれほど恵まれないということもあります。
そういう意味で、経済的な成功とキャリアの成功はこの研究では区別しています。
肉体的な成功
健康面の充実はもちろん、自分の体を自分で評価できるかどうかです。
内面的な成功
自分の人生に満足できているかどうか、自分の内面を見つめた時に、良い人生だったと思えるかどうかです。
主観的な成功と言い換えてもいいかもしれません。
親としての成功
幸せな家庭があって自分として満足できるかどうかです。
これら5つの成功が揃えば当然とても幸せなはずです。
みんなに評価される素晴らしい仕事に就いてお金もあり、肉体も健康的で美しく、内面的にもとても充実していて、そして、素敵な家族に囲まれているわけです。
最高に幸せな状態です。
これら5つが人生の幸せだと定義した上で、その全てを手に入れるために重要になる要素は何なのかということを調べています。
それぞれの項目において、習慣・才能・決断・運などがどれくらい影響しているのか調べた研究になっています。
つまり、それぞれ5つの成功について影響を与えているのは、「良い習慣を身につけること」「特殊な才能を持っていること」「正しい決断をすること」「ただ運がいいだけ」、一体何なのかということを調べています。
この結果、やはり習慣が大事なようです。
習慣は才能の2倍ものインパクト!
多くの人はキャリアの成功の46%を正しい習慣を身につけることが寄与したと考えていました。
成功の46%は正しい習慣が原因だったとされています。
ちなみに、決断は24.7%、才能は19.5%ということですから、正しい習慣は、正しい決断や素晴らしい才能の2倍以上もインパクトがあると多くの人が認識しているということになります。
人生で成功する人ほど毎日の習慣を大事にしています。
正しい決断や生まれ持った才能よりも、人生の成功に影響を与えるのではないかとこの研究では示されています。
人生は確かに生まれ持った才能や決断、様々なことによって変わっていくものですが、それら全てを変えることは難しいです。
そんな中で最も僕たちの人生を左右しているものは「習慣」です。
「習慣」が人生を決める!
人間は運命の奴隷です。
ただし、運命は習慣の奴隷です。
人によっても違いますが、少なく見積もっている研究でも、人間の人生の50%は習慣的な行動によって成り立っているとされています。
研究によっては7割とか8割とされているものもあります。
だからこそ良い習慣を身につけることが僕たちの人生を左右します。
実際に、人生で成功した人はその良い習慣を大切にしていたということです。
ちなみに、自分はそんなに仕事にモチベーションもないという方もいるでしょうが、そんな人こそ習慣を大切にしてみてください。
自分が仕事に向いていないと考えている人には、生まれつきの才能よりも習慣の方がはるかに大事になってくるということも研究では示されています。
仕事にやる気がないという人こそ、習慣に注目した方が結果的に満足できる人生になっているということです。
研究チームのコメントによると、「人生の成功に関しては良い習慣に勝るものはありえない」と言われています。
「どんなに運が良くても才能があっても、頭が良くても決断力があっても、習慣や日頃の行いを補うことはできない」とされています。
頭が良くても正しい習慣がなければ堕落します。
才能があっても正しい習慣がなければ能力を開花させることもできません。
いくら運が良くても正しい習慣を身につけてパフォーマンスを安定させることができなければチャンスを掴むこともできません。
7つのトリガー習慣
この研究では、多くの人が成功の原因になったと言われている習慣についても教えてくれています。
良い習慣を量産してくれるトリガーになる習慣です。
成功習慣 その1 「NOと言う前にYESと考える」
人は新しいことにチャレンジしたり、変化を目の前にした時に、つい、NOと言いたくなります。
人生ではリスクを取りたくないから、チャンスかもしれないと思ったところで怖いからやめておこうと考えてしまいがちです。
そんな頭の中にNOと浮かんだ時に、一旦、YESと言ったらどうなるか考えてみてください。
例えば、新しい仕事のチャンスがあって迷っているとします。
その新しい仕事は、確かに仕事も大変で忙しくなるかもしれないけれど大きなチャンスがあります。
自分の成長にも繋がって、将来的には自由とお金が手に入るかもしれません。
とはいえ、リスクもあるし自分には能力がないかもしれないと不安になってNOと言いそうになったら、「NOと言う前にYESと考える」ことを思い出してください。
YESと言うための理由を考えます。
今のままならNOかもしれませんが、YESと言えるようになるにはどうすればいいのか? どのようなことを頑張ればいいのか? どのような結果が期待できればいいのか? と考えてみてください。
このように考えると視野が広がります。
人は断る事によって自分を守ろうとしますが、大事なのはそれを自信持ってYESと応えることができるように整えることです。
成功習慣 その2 「自分のコンフォートゾーンの外で成長する」
人は年齢を重ねれば重ねるほど自分の心地よいコンフォートゾーンの中で生活しようとします。
そうなると新しい刺激がなくなりアイデアも出なくなります。
今の自分に凝り固まってしまいます。
今はそのコンフォートゾーンに入れば安全だと考えるかもしれませんが、そのコンフォートゾーンにも新しい人はどんどん入ってきます。
今までは自分の独占状態だったかもしれませんが、今ある仕事の成果を全て持っていかれる可能性もあります。
ですから、自らコンフォートゾーンの外に出て成長を目的にしないと成功することはありません。
成功習慣 その3 「成長の機会にオープンでいる」
特に30代ぐらいまでは、自分の成長の機会にオープンでいる方が圧倒的に得です。
自分が成長できることにはチャレンジするべきですし、成長できるかもしれないと思うのであれば、多少損する可能性があってもチャレンジした方がいいです。
若い時に失敗したとしても、その失敗は後からいくらでも取り返すことができます。
若い時にリスクを取ったりチャレンジしておかないと、年齢を重ねてからチャレンジするのはもっと難しくなります。
自分の成長の機会には、何歳になってもオープンでいるようにしてください。
成功習慣 その4 「自分の直感を信じる」
投資のような世界であれば、バイアスに惑わされないように自分の直感を信じすぎないことも重要ですが、キャリア選択や仕事選びに関しては、自分の直感を信じた方がうまくいくという研究結果が示されています。
自分の直感を信じて仕事を選んだ人の方が、そうでない場合よりも1.5倍も良い仕事に就くという研究もあります。
自分の直感を信じて仕事を選ぶようにしてください。
その仕事が将来認められるかどうかということは誰にもわかりません。
将来成長する業界や仕事が明確にわかる人がいれば、そこに就職するよりも株に投資した方がいいです。
どんな業界や仕事が将来成長するのかは誰にもわかりませんし、自分がどこで成功できるのかもっとわかりません。
だからこそ自分の直感を信じて少しでも早く挑戦することが重要です。
それでダメだったら次の挑戦をするだけです。
挑戦する頻度を増やすほど成功する可能性は高くなります。
そんな習慣を身につけておくことが重要だということです。
皆さんは、頭の中にNOと浮かんだ時に、一旦、YESと言ったらどうなるか考えてみてください。
自分のコンフォートゾーンの外に出て成長することを大切にしてください。
何歳になっても自分の成長の機会にはオープンであり続けてください。
そして、仕事選びに関しては直感を大切にして挑戦する頻度を増やしてください。
残りの成功習慣と仕事もプライベートも充実して幸せな人生を送っている人の特徴については、続きをチェックしてみてください。
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(マインドマップを追加し再配信)メンタル弱い性格を変える10の介入行動
2020-02-19 11:50306pt★好評につき、再配信です!
↓にマインドマップも追加しております。メンタルの弱い性格を変えて、感情を安定させるにはどうすればいいのでしょうか?
2018年に南メソジスト大学が行なった15週間の介入実験で判明した内容です。
全員のビッグファイブを調べた上で、その中から自分の変えたい性格を選んでもらいました。その内、自分の神経症的傾向をなおしたいと思った人に、特定のある行動をとらせたところ、15週間で神経症的傾向が高い参加者の性格が、本人たちが変わりたいと思っているメンタルが強く望ましい方向に変わったというものです。
メンタルが弱いと言っても色々な意味合いがありますが、
例えば、緊張や不安に弱いというのはわかりやすい特徴ですが、感情が不安定になりやすいという特徴があります。
経営者の人ですぐに怒ったり激昂する人がいますが、この人たちはメンタルが弱い部類に入ります。態度が大きいということとメンタルが強いというのは違います。メンタルが強いというのは「動じない」ということです。
メンタルの強い人になるということは、
感情を安定させることができて、それによりパフォーマンスが安定するので、生産性も安定するということですから、これは、成功するためには欠かせない性格特性のひとつです。
そんな自分を手に入れるのはどうすればいいのかということです。
「動じない心」には、他にもメリットがあります。僕もテレビに出始めた頃は会ったこともない人に色々とネガティブなことを言われたり書かれたりしましたが、今は全く気になりません。筋肉少女帯の大槻ケンヂさんも本の中で良いことを言われていて「有名になるということは、会ったこともない人に殺したいほど憎まれるということ」だと言われていました。いろんなことを言う人がいましたが、それにいちいち動じていてはきりがありません。
有名になると急に一方的にいろんな人に知られるようになるというだけで、誰でも長い間にいろんな人と会っていくと必ずその中には嫌な人もいます。そんな人にいちいち注意力や時間や労力を持って行かれては損でしかありません。
ではどうすれば良いかというと、メンタルを強くして我慢するとかではなく、気にすることなく動じないようになることが大切です。
このようなことに悩んでいる人も多いかと思いますので紹介させてもらいます。
実験では被験者を2つのグループに分けます。
片方のグループはコントロール群なので何もしません。
もう一方のグループは自分の性格を変えてくれそうな10のアクティビティの中から毎週4つずつ選んでもらい実践してもらいました。
今回この10のアクティビティを紹介しますので、皆さんもこの中から毎週4つずつ選んで(被っても結構です)実践してみてもらえたらと思います。
毎週4つというのは覚えておいて忘れず続けることでができるのが4つぐらいが限界だというだけですので3つでも結構です。実験では参加者たちはこれを15週間行うことでメンタルが強い望む自分を手に入れたということです。まずは・・・マインドマップで内容の確認を。
メンタルが弱い自分を変えるための10の行動
メンタルを強くしてくれるアクティビティを紹介します。僕もテレビに出始めた頃メンタルがやばくなった時期もありました。
そんな時にどうすれば良いかと悩み、いろんなことを試しましたが、今回ご紹介する内容と同じようなこともしました。
性格について考える時に多くの人は、自分のメンタルがもっと強かったら挑戦するのに、自分がもっと外交的だったら人の輪の中に入って話もするのに・・・と考えがちですが、性格で行動が決まるというだけではなく、行動から変えると性格も変わるということで、今回紹介する介入行動がまさにこれです。
いろんな本でも心を強くするためにこんなことをした方が良いということは、無数の方法が紹介されていますが、今回紹介する10の行動は科学的に効果があるということが証明されている方法ですので、どこかで聞いたことがあるようなものもあれば、そうでないものもありますが、それを区別して理解しておくことが大事です。
1. 朝目が覚めたら「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせる
朝目が覚めた時に「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせてください。これだけです。
スピリチュアルぽいとか、当たり前だと思うかもしれませんが文面が大事です。
「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」です。
今日は楽しい行動をするように心がけようではなく、楽しい行動を選ぶように心がけようです。
これを自分に言い聞かせる時には、普段は楽しい行動も選択肢の中にあるのに、自分はメンタルの弱さのために楽しくない行動を選んでしまっている。つまり、自分の前に常に選択肢はあり、その中から自分がより楽しいと思える選択肢を人の目を気にすることなく自分で選択しようということを言っているわけです。
例えば、会社の仲間で飲み会に行った時に最初のオーダーのとりあえずビールと「ビールの人?」と言われ自分はビールが飲みたいわけではなかったけれど、ついつい手をあげてしまったということがありませんか?
ランチの後のコーヒーか紅茶のどちらにするかと聞かれて、他のみんながコーヒーだったから、紅茶が飲みたかったけれど合わせてコーヒーにしたということがありませんか?
これがメンタルの弱い人たちの特徴です。
目の前に自分にとって楽しい選択肢がありそれがわかっているにも関わらず、他人の目を気にしたり他人を気遣ってしまうために、わざわざ無駄に譲ってしまっています。
このような、つまらないとか無駄だと自分でわかっているのに、わざわざその選択肢を選ぶことをやめましょうということです。それを朝決意するということです。
これはもうひとつポイントがあり、メンタルの弱い人が結構しがちで朝に決してしてはいけないことがあります。朝起きた時に今日は何か嫌なことが起こりそうだとか何かしんどいことが起きそうだなとネガティブなことを考えてしまうと人間の IQ は下がります。自ら認知能力を下げていることになりますので、そういう意味でも朝の習慣としてはおすすめです。
2. 辛いことがあった時には深呼吸をしましょう
何か辛いことがあった場合には何度か深呼吸をしましょう。これも当たり前のような気がするかと思います。ところが、多くの人はこれをしていません。
人間は呼吸によってメンタルをコントロールしています。
僕たちは心臓の動きや血液の動きや体温といったものは無意識にコントロールされていて意識的にそれらをコントロールすることはできません。そんな中で意識でも無意識でもコントロールされているものが呼吸です。
ですから、呼吸をコントロールすることにより、人間のメンタルは変えることができるのではないかという説が数多くあります。この行動は自分のメンタルを変えたいという時にも非常に重要だということが分かっています。
何か辛いことがあったら何度か深呼吸をしましょうという非常にシンプルな行動ですが、ストレスを感じたら2〜3分でいいので少し落ち着いてゆっくり深呼吸をするだけでストレスは半減するということが分かっています。それほどまでに呼吸は重要だということです。
胸に手を当てて考えてみてください。実際に普段深呼吸を意識して行なっていますか。
呼吸は大事なものであり深呼吸もいいということはわかっていても、多くの人は意識してこの深呼吸をなかなかしていないものです。これは思っている以上にもったいないものです。
ちなみに、 緊張している時には深呼吸を吐くことから始めてください。
まずはゆっくりと力を出し切ってください。そうすると自然に吸うことはできます。人間は息を吸っているときは交感神経が働くので緊張しますが、息を吐いている時には副交感神経が優位になるのでリラックスできます。
緊張している人がリラックスしようと深呼吸を吸うところから始めてしまうと、余計に緊張してしまいヘタをしたら過呼吸になってしまいます。緊張している人は、まずは息を全て吐き出すところからはじめてください。
吸う時間と吐く時間の比率も大事です。リラックスする時は吐く時間を長くしてください。逆に朝起きた時や気合を入れたい時には吸う時間を長くしてください。そうすると活力が湧いてきます。自分のメンタルをコントロールするために呼吸をうまく使ってください。
緊張を解いたりリラックスするために大切だとわかっていたこの方法が、性格を変えるためにも効果があるということがこの研究で分かったということです。
今回大事なのは、呼吸が大事だということは分かっているとは思いますが、これを心がけて行動を変えていくだけでメンタルの弱さという性格まで変わっていくということです。
いつも言っているとおり、人間は、自分の行動にどのような意味があるのか、どのような効果があるのかということを分かっていないと、そこから十分な効果を得ることができません。呼吸を変えるだけで継続すれば性格まで変わるということを認識した上で実践していただけたらと思います。
ここから先の内容は、基本的には、ストレス対策やメンタルを安定させるために使える方法ですが、神経症的傾向を改善してメンタルの強い自分になるための行動の残りを紹介していきます。
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(再配信)意志の力に頼らずに行動力を上げて「やりきる心理学」
2019-10-30 11:50306pt▼やりきる心理学
何かをやりきるというのは大変なものです。
目標の立て方など色々な方法により達成率を上げることはできますが、それを知らずに、がむしゃらにやると余計に苦労してしまいます。
ずっと疑問なことではありましたが、学校の授業では、道徳とか総合とか教えてくれても目標達成のための授業はしてくれません。教えることができる人がいないというのが答えになりそうですが、不思議で仕方がありません。
以前、講演に行った際に「うちの生徒はダメなんで・・・」というようなことを言う教師がいて、喧嘩したという話を紹介したことがありますが、教師の方が間違っています。
心理学の世界でも言われることですが、適切な教育を施すことによって、ほとんどの子供はある程度の知能レベルまで持っていくことができます。生徒のことをダメだと決めつけてしまっている学校と教師がダメなだけで、生徒に可能性がないわけではありません。
タイプ分けが好きな教師もいますが、それは結局、やる気がある生徒とそうでない生徒の見分け方を知りたいと思っているだけで、やる気がない生徒をやる気があるようにさせるのが教師の仕事です。見分けることで自分ではなく、やる気のない生徒のせいにしたいという気にしか感じません。
タクシーに乗って、目的地に着かないのをお客の乗った場所が悪いとでも言っているようなものだと思います。僕が講演に行って盛り上がらなかったのを観客のせいにするのもありえないわけです。
そんな面倒な人達にはできるだけ関わらない方がいいと思いますが、やる気のある人たちのために、意志の力に頼ることなく自分の目標を達成するにはどうすればいいのかということを紹介します。
今回の参考文献はこちらです↓
より掘り下げて勉強したい人や、今日は他の人のやる気を引き出す話までは触れられませんのでそのあたりを知りたい方は読んでみてください。
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(マインドマップを追加し再配信)メンタル弱い性格を変える10の介入行動
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2018年に南メソジスト大学が行なった15週間の介入実験で判明した内容です。
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例えば、緊張や不安に弱いというのはわかりやすい特徴ですが、感情が不安定になりやすいという特徴があります。
経営者の人ですぐに怒ったり激昂する人がいますが、この人たちはメンタルが弱い部類に入ります。態度が大きいということとメンタルが強いというのは違います。メンタルが強いというのは「動じない」ということです。
メンタルの強い人になるということは、
感情を安定させることができて、それによりパフォーマンスが安定するので、生産性も安定するということですから、これは、成功するためには欠かせない性格特性のひとつです。
そんな自分を手に入れるのはどうすればいいのかということです。
「動じない心」には、他にもメリットがあります。僕もテレビに出始めた頃は会ったこともない人に色々とネガティブなことを言われたり書かれたりしましたが、今は全く気になりません。筋肉少女帯の大槻ケンヂさんも本の中で良いことを言われていて「有名になるということは、会ったこともない人に殺したいほど憎まれるということ」だと言われていました。いろんなことを言う人がいましたが、それにいちいち動じていてはきりがありません。
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このようなことに悩んでいる人も多いかと思いますので紹介させてもらいます。
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片方のグループはコントロール群なので何もしません。
もう一方のグループは自分の性格を変えてくれそうな10のアクティビティの中から毎週4つずつ選んでもらい実践してもらいました。
今回この10のアクティビティを紹介しますので、皆さんもこの中から毎週4つずつ選んで(被っても結構です)実践してみてもらえたらと思います。
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メンタルが弱い自分を変えるための10の行動
メンタルを強くしてくれるアクティビティを紹介します。僕もテレビに出始めた頃メンタルがやばくなった時期もありました。
そんな時にどうすれば良いかと悩み、いろんなことを試しましたが、今回ご紹介する内容と同じようなこともしました。
性格について考える時に多くの人は、自分のメンタルがもっと強かったら挑戦するのに、自分がもっと外交的だったら人の輪の中に入って話もするのに・・・と考えがちですが、性格で行動が決まるというだけではなく、行動から変えると性格も変わるということで、今回紹介する介入行動がまさにこれです。
いろんな本でも心を強くするためにこんなことをした方が良いということは、無数の方法が紹介されていますが、今回紹介する10の行動は科学的に効果があるということが証明されている方法ですので、どこかで聞いたことがあるようなものもあれば、そうでないものもありますが、それを区別して理解しておくことが大事です。
1. 朝目が覚めたら「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせる
朝目が覚めた時に「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせてください。これだけです。
スピリチュアルぽいとか、当たり前だと思うかもしれませんが文面が大事です。
「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」です。
今日は楽しい行動をするように心がけようではなく、楽しい行動を選ぶように心がけようです。
これを自分に言い聞かせる時には、普段は楽しい行動も選択肢の中にあるのに、自分はメンタルの弱さのために楽しくない行動を選んでしまっている。つまり、自分の前に常に選択肢はあり、その中から自分がより楽しいと思える選択肢を人の目を気にすることなく自分で選択しようということを言っているわけです。
例えば、会社の仲間で飲み会に行った時に最初のオーダーのとりあえずビールと「ビールの人?」と言われ自分はビールが飲みたいわけではなかったけれど、ついつい手をあげてしまったということがありませんか?
ランチの後のコーヒーか紅茶のどちらにするかと聞かれて、他のみんながコーヒーだったから、紅茶が飲みたかったけれど合わせてコーヒーにしたということがありませんか?
これがメンタルの弱い人たちの特徴です。
目の前に自分にとって楽しい選択肢がありそれがわかっているにも関わらず、他人の目を気にしたり他人を気遣ってしまうために、わざわざ無駄に譲ってしまっています。
このような、つまらないとか無駄だと自分でわかっているのに、わざわざその選択肢を選ぶことをやめましょうということです。それを朝決意するということです。
これはもうひとつポイントがあり、メンタルの弱い人が結構しがちで朝に決してしてはいけないことがあります。朝起きた時に今日は何か嫌なことが起こりそうだとか何かしんどいことが起きそうだなとネガティブなことを考えてしまうと人間の IQ は下がります。自ら認知能力を下げていることになりますので、そういう意味でも朝の習慣としてはおすすめです。
2. 辛いことがあった時には深呼吸をしましょう
何か辛いことがあった場合には何度か深呼吸をしましょう。これも当たり前のような気がするかと思います。ところが、多くの人はこれをしていません。
人間は呼吸によってメンタルをコントロールしています。
僕たちは心臓の動きや血液の動きや体温といったものは無意識にコントロールされていて意識的にそれらをコントロールすることはできません。そんな中で意識でも無意識でもコントロールされているものが呼吸です。
ですから、呼吸をコントロールすることにより、人間のメンタルは変えることができるのではないかという説が数多くあります。この行動は自分のメンタルを変えたいという時にも非常に重要だということが分かっています。
何か辛いことがあったら何度か深呼吸をしましょうという非常にシンプルな行動ですが、ストレスを感じたら2〜3分でいいので少し落ち着いてゆっくり深呼吸をするだけでストレスは半減するということが分かっています。それほどまでに呼吸は重要だということです。
胸に手を当てて考えてみてください。実際に普段深呼吸を意識して行なっていますか。
呼吸は大事なものであり深呼吸もいいということはわかっていても、多くの人は意識してこの深呼吸をなかなかしていないものです。これは思っている以上にもったいないものです。
ちなみに、 緊張している時には深呼吸を吐くことから始めてください。
まずはゆっくりと力を出し切ってください。そうすると自然に吸うことはできます。人間は息を吸っているときは交感神経が働くので緊張しますが、息を吐いている時には副交感神経が優位になるのでリラックスできます。
緊張している人がリラックスしようと深呼吸を吸うところから始めてしまうと、余計に緊張してしまいヘタをしたら過呼吸になってしまいます。緊張している人は、まずは息を全て吐き出すところからはじめてください。
吸う時間と吐く時間の比率も大事です。リラックスする時は吐く時間を長くしてください。逆に朝起きた時や気合を入れたい時には吸う時間を長くしてください。そうすると活力が湧いてきます。自分のメンタルをコントロールするために呼吸をうまく使ってください。
緊張を解いたりリラックスするために大切だとわかっていたこの方法が、性格を変えるためにも効果があるということがこの研究で分かったということです。
今回大事なのは、呼吸が大事だということは分かっているとは思いますが、これを心がけて行動を変えていくだけでメンタルの弱さという性格まで変わっていくということです。
いつも言っているとおり、人間は、自分の行動にどのような意味があるのか、どのような効果があるのかということを分かっていないと、そこから十分な効果を得ることができません。呼吸を変えるだけで継続すれば性格まで変わるということを認識した上で実践していただけたらと思います。
ここから先の内容は、基本的には、ストレス対策やメンタルを安定させるために使える方法ですが、神経症的傾向を改善してメンタルの強い自分になるための行動の残りを紹介していきます。
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(再配信)メンタル弱い性格を変える10の介入行動
2019-08-06 11:50306ptメンタルの弱い性格を変えて、感情を安定させるにはどうすればいいのでしょうか?
2018年に南メソジスト大学が行なった15週間の介入実験で判明した内容です。
全員のビッグファイブを調べた上で、その中から自分の変えたい性格を選んでもらいました。その内、自分の神経症的傾向をなおしたいと思った人に、特定のある行動をとらせたところ、15週間で神経症的傾向が高い参加者の性格が、本人たちが変わりたいと思っているメンタルが強く望ましい方向に変わったというものです。
メンタルが弱いと言っても色々な意味合いがありますが、
例えば、緊張や不安に弱いというのはわかりやすい特徴ですが、感情が不安定になりやすいという特徴があります。
経営者の人ですぐに怒ったり激昂する人がいますが、この人たちはメンタルが弱い部類に入ります。態度が大きいということとメンタルが強いというのは違います。メンタルが強いというのは「動じない」ということです。
メンタルの強い人になるということは、
感情を安定させることができて、それによりパフォーマンスが安定するので、生産性も安定するということですから、これは、成功するためには欠かせない性格特性のひとつです。
そんな自分を手に入れるのはどうすればいいのかということです。
「動じない心」には、他にもメリットがあります。僕もテレビに出始めた頃は会ったこともない人に色々とネガティブなことを言われたり書かれたりしましたが、今は全く気になりません。筋肉少女帯の大槻ケンヂさんも本の中で良いことを言われていて「有名になるということは、会ったこともない人に殺したいほど憎まれるということ」だと言われていました。いろんなことを言う人がいましたが、それにいちいち動じていてはきりがありません。
有名になると急に一方的にいろんな人に知られるようになるというだけで、誰でも長い間にいろんな人と会っていくと必ずその中には嫌な人もいます。そんな人にいちいち注意力や時間や労力を持って行かれては損でしかありません。
ではどうすれば良いかというと、メンタルを強くして我慢するとかではなく、気にすることなく動じないようになることが大切です。
このようなことに悩んでいる人も多いかと思いますので紹介させてもらいます。
実験では被験者を2つのグループに分けます。
片方のグループはコントロール群なので何もしません。
もう一方のグループは自分の性格を変えてくれそうな10のアクティビティの中から毎週4つずつ選んでもらい実践してもらいました。
今回この10のアクティビティを紹介しますので、皆さんもこの中から毎週4つずつ選んで(被っても結構です)実践してみてもらえたらと思います。
毎週4つというのは覚えておいて忘れず続けることでができるのが4つぐらいが限界だというだけですので3つでも結構です。実験では参加者たちはこれを15週間行うことでメンタルが強い望む自分を手に入れたということです。
メンタルが弱い自分を変えるための10の行動
メンタルを強くしてくれるアクティビティを紹介します。僕もテレビに出始めた頃メンタルがやばくなった時期もありました。
そんな時にどうすれば良いかと悩み、いろんなことを試しましたが、今回ご紹介する内容と同じようなこともしました。
性格について考える時に多くの人は、自分のメンタルがもっと強かったら挑戦するのに、自分がもっと外交的だったら人の輪の中に入って話もするのに・・・と考えがちですが、性格で行動が決まるというだけではなく、行動から変えると性格も変わるということで、今回紹介する介入行動がまさにこれです。
いろんな本でも心を強くするためにこんなことをした方が良いということは、無数の方法が紹介されていますが、今回紹介する10の行動は科学的に効果があるということが証明されている方法ですので、どこかで聞いたことがあるようなものもあれば、そうでないものもありますが、それを区別して理解しておくことが大事です。
1. 朝目が覚めたら「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせる
朝目が覚めた時に「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせてください。これだけです。
スピリチュアルぽいとか、当たり前だと思うかもしれませんが文面が大事です。
「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」です。
今日は楽しい行動をするように心がけようではなく、楽しい行動を選ぶように心がけようです。
これを自分に言い聞かせる時には、普段は楽しい行動も選択肢の中にあるのに、自分はメンタルの弱さのために楽しくない行動を選んでしまっている。つまり、自分の前に常に選択肢はあり、その中から自分がより楽しいと思える選択肢を人の目を気にすることなく自分で選択しようということを言っているわけです。
例えば、会社の仲間で飲み会に行った時に最初のオーダーのとりあえずビールと「ビールの人?」と言われ自分はビールが飲みたいわけではなかったけれど、ついつい手をあげてしまったということがありませんか?
ランチの後のコーヒーか紅茶のどちらにするかと聞かれて、他のみんながコーヒーだったから、紅茶が飲みたかったけれど合わせてコーヒーにしたということがありませんか?
これがメンタルの弱い人たちの特徴です。
目の前に自分にとって楽しい選択肢がありそれがわかっているにも関わらず、他人の目を気にしたり他人を気遣ってしまうために、わざわざ無駄に譲ってしまっています。
このような、つまらないとか無駄だと自分でわかっているのに、わざわざその選択肢を選ぶことをやめましょうということです。それを朝決意するということです。
これはもうひとつポイントがあり、メンタルの弱い人が結構しがちで朝に決してしてはいけないことがあります。朝起きた時に今日は何か嫌なことが起こりそうだとか何かしんどいことが起きそうだなとネガティブなことを考えてしまうと人間の IQ は下がります。自ら認知能力を下げていることになりますので、そういう意味でも朝の習慣としてはおすすめです。
2. 辛いことがあった時には深呼吸をしましょう
何か辛いことがあった場合には何度か深呼吸をしましょう。これも当たり前のような気がするかと思います。ところが、多くの人はこれをしていません。
人間は呼吸によってメンタルをコントロールしています。
僕たちは心臓の動きや血液の動きや体温といったものは無意識にコントロールされていて意識的にそれらをコントロールすることはできません。そんな中で意識でも無意識でもコントロールされているものが呼吸です。
ですから、呼吸をコントロールすることにより、人間のメンタルは変えることができるのではないかという説が数多くあります。この行動は自分のメンタルを変えたいという時にも非常に重要だということが分かっています。
何か辛いことがあったら何度か深呼吸をしましょうという非常にシンプルな行動ですが、ストレスを感じたら2〜3分でいいので少し落ち着いてゆっくり深呼吸をするだけでストレスは半減するということが分かっています。それほどまでに呼吸は重要だということです。
胸に手を当てて考えてみてください。実際に普段深呼吸を意識して行なっていますか。
呼吸は大事なものであり深呼吸もいいということはわかっていても、多くの人は意識してこの深呼吸をなかなかしていないものです。これは思っている以上にもったいないものです。
ちなみに、 緊張している時には深呼吸を吐くことから始めてください。
まずはゆっくりと力を出し切ってください。そうすると自然に吸うことはできます。人間は息を吸っているときは交感神経が働くので緊張しますが、息を吐いている時には副交感神経が優位になるのでリラックスできます。
緊張している人がリラックスしようと深呼吸を吸うところから始めてしまうと、余計に緊張してしまいヘタをしたら過呼吸になってしまいます。緊張している人は、まずは息を全て吐き出すところからはじめてください。
吸う時間と吐く時間の比率も大事です。リラックスする時は吐く時間を長くしてください。逆に朝起きた時や気合を入れたい時には吸う時間を長くしてください。そうすると活力が湧いてきます。自分のメンタルをコントロールするために呼吸をうまく使ってください。
緊張を解いたりリラックスするために大切だとわかっていたこの方法が、性格を変えるためにも効果があるということがこの研究で分かったということです。
今回大事なのは、呼吸が大事だということは分かっているとは思いますが、これを心がけて行動を変えていくだけでメンタルの弱さという性格まで変わっていくということです。
いつも言っているとおり、人間は、自分の行動にどのような意味があるのか、どのような効果があるのかということを分かっていないと、そこから十分な効果を得ることができません。呼吸を変えるだけで継続すれば性格まで変わるということを認識した上で実践していただけたらと思います。
ここから先の内容は、基本的には、ストレス対策やメンタルを安定させるために使える方法ですが、神経症的傾向を改善してメンタルの強い自分になるための行動の残りを紹介していきます。
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メンタル弱い性格を変える10の介入行動
2019-05-06 11:50306ptメンタルの弱い性格を変えて、感情を安定させるにはどうすればいいのでしょうか?
2018年に南メソジスト大学が行なった15週間の介入実験で判明した内容です。
全員のビッグファイブを調べた上で、その中から自分の変えたい性格を選んでもらいました。その内、自分の神経症的傾向をなおしたいと思った人に、特定のある行動をとらせたところ、15週間で神経症的傾向が高い参加者の性格が、本人たちが変わりたいと思っているメンタルが強く望ましい方向に変わったというものです。
メンタルが弱いと言っても色々な意味合いがありますが、
例えば、緊張や不安に弱いというのはわかりやすい特徴ですが、感情が不安定になりやすいという特徴があります。
経営者の人ですぐに怒ったり激昂する人がいますが、この人たちはメンタルが弱い部類に入ります。態度が大きいということとメンタルが強いというのは違います。メンタルが強いというのは「動じない」ということです。
メンタルの強い人になるということは、
感情を安定させることができて、それによりパフォーマンスが安定するので、生産性も安定するということですから、これは、成功するためには欠かせない性格特性のひとつです。
そんな自分を手に入れるのはどうすればいいのかということです。
「動じない心」には、他にもメリットがあります。僕もテレビに出始めた頃は会ったこともない人に色々とネガティブなことを言われたり書かれたりしましたが、今は全く気になりません。筋肉少女帯の大槻ケンヂさんも本の中で良いことを言われていて「有名になるということは、会ったこともない人に殺したいほど憎まれるということ」だと言われていました。いろんなことを言う人がいましたが、それにいちいち動じていてはきりがありません。
有名になると急に一方的にいろんな人に知られるようになるというだけで、誰でも長い間にいろんな人と会っていくと必ずその中には嫌な人もいます。そんな人にいちいち注意力や時間や労力を持って行かれては損でしかありません。
ではどうすれば良いかというと、メンタルを強くして我慢するとかではなく、気にすることなく動じないようになることが大切です。
このようなことに悩んでいる人も多いかと思いますので紹介させてもらいます。
実験では被験者を2つのグループに分けます。
片方のグループはコントロール群なので何もしません。
もう一方のグループは自分の性格を変えてくれそうな10のアクティビティの中から毎週4つずつ選んでもらい実践してもらいました。
今回この10のアクティビティを紹介しますので、皆さんもこの中から毎週4つずつ選んで(被っても結構です)実践してみてもらえたらと思います。
毎週4つというのは覚えておいて忘れず続けることでができるのが4つぐらいが限界だというだけですので3つでも結構です。実験では参加者たちはこれを15週間行うことでメンタルが強い望む自分を手に入れたということです。
メンタルが弱い自分を変えるための10の行動
メンタルを強くしてくれるアクティビティを紹介します。僕もテレビに出始めた頃メンタルがやばくなった時期もありました。
そんな時にどうすれば良いかと悩み、いろんなことを試しましたが、今回ご紹介する内容と同じようなこともしました。
性格について考える時に多くの人は、自分のメンタルがもっと強かったら挑戦するのに、自分がもっと外交的だったら人の輪の中に入って話もするのに・・・と考えがちですが、性格で行動が決まるというだけではなく、行動から変えると性格も変わるということで、今回紹介する介入行動がまさにこれです。
いろんな本でも心を強くするためにこんなことをした方が良いということは、無数の方法が紹介されていますが、今回紹介する10の行動は科学的に効果があるということが証明されている方法ですので、どこかで聞いたことがあるようなものもあれば、そうでないものもありますが、それを区別して理解しておくことが大事です。
1. 朝目が覚めたら「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせる
朝目が覚めた時に「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせてください。これだけです。
スピリチュアルぽいとか、当たり前だと思うかもしれませんが文面が大事です。
「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」です。
今日は楽しい行動をするように心がけようではなく、楽しい行動を選ぶように心がけようです。
これを自分に言い聞かせる時には、普段は楽しい行動も選択肢の中にあるのに、自分はメンタルの弱さのために楽しくない行動を選んでしまっている。つまり、自分の前に常に選択肢はあり、その中から自分がより楽しいと思える選択肢を人の目を気にすることなく自分で選択しようということを言っているわけです。
例えば、会社の仲間で飲み会に行った時に最初のオーダーのとりあえずビールと「ビールの人?」と言われ自分はビールが飲みたいわけではなかったけれど、ついつい手をあげてしまったということがありませんか?
ランチの後のコーヒーか紅茶のどちらにするかと聞かれて、他のみんながコーヒーだったから、紅茶が飲みたかったけれど合わせてコーヒーにしたということがありませんか?
これがメンタルの弱い人たちの特徴です。
目の前に自分にとって楽しい選択肢がありそれがわかっているにも関わらず、他人の目を気にしたり他人を気遣ってしまうために、わざわざ無駄に譲ってしまっています。
このような、つまらないとか無駄だと自分でわかっているのに、わざわざその選択肢を選ぶことをやめましょうということです。それを朝決意するということです。
これはもうひとつポイントがあり、メンタルの弱い人が結構しがちで朝に決してしてはいけないことがあります。朝起きた時に今日は何か嫌なことが起こりそうだとか何かしんどいことが起きそうだなとネガティブなことを考えてしまうと人間の IQ は下がります。自ら認知能力を下げていることになりますので、そういう意味でも朝の習慣としてはおすすめです。
2. 辛いことがあった時には深呼吸をしましょう
何か辛いことがあった場合には何度か深呼吸をしましょう。これも当たり前のような気がするかと思います。ところが、多くの人はこれをしていません。
人間は呼吸によってメンタルをコントロールしています。
僕たちは心臓の動きや血液の動きや体温といったものは無意識にコントロールされていて意識的にそれらをコントロールすることはできません。そんな中で意識でも無意識でもコントロールされているものが呼吸です。
ですから、呼吸をコントロールすることにより、人間のメンタルは変えることができるのではないかという説が数多くあります。この行動は自分のメンタルを変えたいという時にも非常に重要だということが分かっています。
何か辛いことがあったら何度か深呼吸をしましょうという非常にシンプルな行動ですが、ストレスを感じたら2〜3分でいいので少し落ち着いてゆっくり深呼吸をするだけでストレスは半減するということが分かっています。それほどまでに呼吸は重要だということです。
胸に手を当てて考えてみてください。実際に普段深呼吸を意識して行なっていますか。
呼吸は大事なものであり深呼吸もいいということはわかっていても、多くの人は意識してこの深呼吸をなかなかしていないものです。これは思っている以上にもったいないものです。
ちなみに、 緊張している時には深呼吸を吐くことから始めてください。
まずはゆっくりと力を出し切ってください。そうすると自然に吸うことはできます。人間は息を吸っているときは交感神経が働くので緊張しますが、息を吐いている時には副交感神経が優位になるのでリラックスできます。
緊張している人がリラックスしようと深呼吸を吸うところから始めてしまうと、余計に緊張してしまいヘタをしたら過呼吸になってしまいます。緊張している人は、まずは息を全て吐き出すところからはじめてください。
吸う時間と吐く時間の比率も大事です。リラックスする時は吐く時間を長くしてください。逆に朝起きた時や気合を入れたい時には吸う時間を長くしてください。そうすると活力が湧いてきます。自分のメンタルをコントロールするために呼吸をうまく使ってください。
緊張を解いたりリラックスするために大切だとわかっていたこの方法が、性格を変えるためにも効果があるということがこの研究で分かったということです。
今回大事なのは、呼吸が大事だということは分かっているとは思いますが、これを心がけて行動を変えていくだけでメンタルの弱さという性格まで変わっていくということです。
いつも言っているとおり、人間は、自分の行動にどのような意味があるのか、どのような効果があるのかということを分かっていないと、そこから十分な効果を得ることができません。呼吸を変えるだけで継続すれば性格まで変わるということを認識した上で実践していただけたらと思います。
ここから先の内容は、基本的には、ストレス対策やメンタルを安定させるために使える方法ですが、神経症的傾向を改善してメンタルの強い自分になるための行動の残りを紹介していきます。
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意志の力に頼らずに行動力を上げて「やりきる心理学」
2019-04-07 13:15306pt▼やりきる心理学
何かをやりきるというのは大変なものです。
目標の立て方など色々な方法により達成率を上げることはできますが、それを知らずに、がむしゃらにやると余計に苦労してしまいます。
ずっと疑問なことではありましたが、学校の授業では、道徳とか総合とか教えてくれても目標達成のための授業はしてくれません。教えることができる人がいないというのが答えになりそうですが、不思議で仕方がありません。
以前、講演に行った際に「うちの生徒はダメなんで・・・」というようなことを言う教師がいて、喧嘩したという話を紹介したことがありますが、教師の方が間違っています。
心理学の世界でも言われることですが、適切な教育を施すことによって、ほとんどの子供はある程度の知能レベルまで持っていくことができます。生徒のことをダメだと決めつけてしまっている学校と教師がダメなだけで、生徒に可能性がないわけではありません。
タイプ分けが好きな教師もいますが、それは結局、やる気がある生徒とそうでない生徒の見分け方を知りたいと思っているだけで、やる気がない生徒をやる気があるようにさせるのが教師の仕事です。見分けることで自分ではなく、やる気のない生徒のせいにしたいという気にしか感じません。
タクシーに乗って、目的地に着かないのをお客の乗った場所が悪いとでも言っているようなものだと思います。僕が講演に行って盛り上がらなかったのを観客のせいにするのもありえないわけです。
そんな面倒な人達にはできるだけ関わらない方がいいと思いますが、やる気のある人たちのために、意志の力に頼ることなく自分の目標を達成するにはどうすればいいのかということを紹介します。
今回の参考文献はこちらです↓
より掘り下げて勉強したい人や、今日は他の人のやる気を引き出す話までは触れられませんのでそのあたりを知りたい方は読んでみてください。
やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~
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ハイディ・グラント・ハルバーソン博士は意思力の研究ではなくモチベーション、動機づけの研究をされている方で、モチベーションと目標達成の専門家です。どうすればやる気が上がるのかだけではなくどうすれば目標達成に向けてモチベーションを維持できる心理状態にすることができるのかということを調べられていて、これはおすすめの本です。
素晴らしい本なので、これを読んでいただいても結構ですが、より分かりやすくまとめて紹介します。ここから先の内容は・・・誘惑に負けそうになった時には?目標は具体的・高難易度のほうが能力UPwhyとwhatの思考法を使い分けて、難しいことにも挑戦できる
自分のフォーカスタイプを知ればやる気も思いのままに
意志の力なしで行動できる!条件型目標の立て方
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