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一問一答「あなたは幸せを感じるためにどんなことを大切にしていますか?」【セロトニンの科学】

あなたは幸せを感じるためにどんなことを大切にしていますか? 今回は、付き合っている彼女が急に他人に批判的になったという相談をもとに、幸せになるためのホルモンバランスの科学について解説させてもらいます。 Q. 付き合っている彼女が休職中に他人に批判的になり、友達の批判を始めたので注意したところ、しばらく連絡をしないでと言われました。どうしたらいいのでしょうか? 他人に批判的になるということもあると思います。 女性の場合は、生理周期をチェックしてみるのも必要だと思います。女性はホルモンのピークによって月に4回性格が変わると言われています。 そういった意味でネガティブな状況になっているタイミングで、他人に対して批判的になっているという場合は、本人の意思というよりもホルモンの影響も大きいですから、そのような時に判断するのは良くない結果に繋がると思います。 男性の皆さんは、彼女やパートナーの生理周期をちゃんと把握しておいてください。今どのような時期なのかということを理解しておいて、それに応じて対処できるようにしてください。 人間の行動や話し方というものは、周りからの刺激によっても決まってきますが、自分のホルモンバランスや疲れているかどうかということによっても変わってくるものです。 逆に、女性の皆さんは、男性が仕事で疲れていたり寝不足になっているという時には、誘惑に弱くなったりイライラしたりもしますので、相手の言ったことをそのまま真に受けるのではなく、相手の感情やホルモンバランス、疲労度などと合わせて理解しようとすることが大切です。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 幸せになろうと思えば思うほど不幸に?! 誰でも幸せになりたいと思うはずです。 ところが、人間は幸せになろうと思えば思うほど、幸せが遠ざかってしまうという切ない研究があります。 僕たちは幸せになろうとしてはダメなようです。 結果的に幸せになればいいのですが、幸せになろうと思えば思うほど不幸になってしまうということです。 なぜそんなことが起きてしまうのでしょうか。そして、本当に幸せになるためにはどうすればいいのでしょうか。 人間の幸せに関しての話は色々なでたらめも跋扈している状況ですが、実際の研究によると、幸せになろうと思い頑張れば頑張るほど、なぜか幸せから遠ざかってしまうということがわかっています。 皆さんも経験はありませんか? もしくは、皆さんの身の回りを思い返してみると心当たりはありませんか? いつも幸せになりたい幸せになりたいと言っているにも関わらず、いつまでたっても幸せになれない人とか、そのような人たちの原因はここに由来しているのかもしれません。 幸福を重視すると孤独になる?! デンバー大学の研究で320名の被験者を集めて、その人たちに対してどれくらい幸せになることを重要視しているのかということをアンケートを取り、それと同時に、その後数週間にわたり細かい日記をつけてもらいました。 その実験からわかったこととしては、幸福感を重視していると答えた人ほど、なぜか孤独感に襲われやすいということがわかっています。しかも、鬱になる確率も高かったということです。 幸せになりたいと考えている人の方が、幸せを探したり意識したりするような気もしますし、いわゆる引き寄せの法則であれば、幸せを求める人の方が幸せを引き寄せそうな気がします。 ところが、実際にはそのようなことはなく、幸せを求める人の方が孤独になりやすく鬱にもなりやすいということです。 人との繋がりを考えられなくなってしまう そして、続く実験では、その被験者の方々に対して、幸せな気分でいるからこそ成功するというような幸せになることで社会的成功も手に入れる確率も上がるという真しやかなニュース記事を読んでもらい、その後にもう一度アンケートを取りました。 その記事を読んで、社会的成功を手に入れるためにはまずは幸せになる必要があるのだから、自分はまず幸せにならないといけないという感覚になっている人たちにアンケートを取ってみると、このニュース記事を読んだ人たちは、孤独感や人の輪から仲間外れにされているという感覚を感じやすくなり、実際に他の人と親密な関係を築いたり人との親密さを感じることで分泌されるホルモンであるプロゲステロンの分泌量まで下がっていました。 つまり、幸せになると成功するということを考えて幸せを重要視すると、人との繋がりを薄く感じるようになってしまうということです。あるいは、実際に周りの人と繋がらないようになってしまうということです。 それが実際にホルモンバランスにも表れてくるということになります。 人間というものは、特に自分の幸せの事ばかり考えていると、自分の内面にばかり集中しすぎてしまいます。 自分が今幸せなのかというようなことばかり考えていると、自分のことばかり見るようになってしまい、対人関係や人間関係にまで注意が向かなくなってしまいます。 そうなると、周りの人から見るととても自分勝手な人に見えてしまいます。 幸せになりたいと思っている人は、自分の幸せを追い求めることによって知らず知らずに自分勝手になってしまい、人間関係が崩壊していく可能性が高くなるということです。 熱中したり没頭した先に・・・ 幸せな状態が悪くて不幸でいなくてはいけないのかということではありません。 これは過去の研究でも言われていることですが、幸せで幸福度が高い人の方が人間関係が良くなりメンタルの状態も良くなるということが様々な研究でも確認されています。 これは、幸せになろうとするのがいけないということです。 仕事や何かに熱中したり人間関係をただ楽しんだり、自分のやりたいことをやって、その結果として幸せを感じることが大切です。 仕事や遊びや人間関係に集中したり没頭して、その結果としてやりがいや達成感、幸せな気持ちを感じるのは全く問題はありません。 ところが、幸せ自体を追い求めようとしてしまうと、その副作用として人間関係の崩壊が起きてしまい、人間関係の崩壊は孤独感を強くしてしまいます。 意識するのであれば、幸せになろうとするのではなく、実際にホルモンバランスが整ったり幸せホルモンであるセロトニンが増える行動を増やすようにするのが良いのではないかと思います。 正しい誇りの感情で脳が変わる 人を惹きつけ、そして、自分の精神を高め、大きな目標達成に役に立つ社会的感情というものが3つあります。 それは「感謝」「思いやり」「誇り」です。 これについてはDラボで先日解説していますが、3つの感情レベルを高めると自分をコントロールする力が自然と高まります。 自分をコントロールしたり自分を抑えるというのは難しいことですし、とても強いストレスが伴います。 ところが、そんなストレスを感じることもなく、自然と自分の人生にとって良い方向に自分をコントロールすることができるようになります。 この誇りの感情によって体内のホルモンバランスも変わります。 「誇り」の感情は自分自身に対してのものではありません。 自分が身につけたスキルや自分が今まで頑張ってきたものに対しての誇りが高い人は、人生において大きなメリットがあります。 テストステロンを適正なレベルまで下げてくれるだけでなく、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが上がるので、メンタルのバランスが整って幸福感を感じやすくなります。 人間関係で嫌なことがあり落ち込んでしまったとか、子育てがうまくいかず落ち込んでしまった、恋人にフラれて落ち込んだとか、いろいろな悩みを抱えたり落ち込むこともあると思いますが、このような落ち込んだり悩んだりすることで、うつ病まではいかなくてもうつに近い状態になってしまうこともあると思います。 もう何もする気がしないというような状態になってしまい時間を無駄にしてしまう人も結構いると思いますが、このようなうつ状態に対抗するための抗うつ作用を持っているセロトニンという物質です。 人間が危険な状態を避けて頭の中でじっくり物事を考えて、落ち着いた行動を取るためにはセロトニンが欠かせません。 不安感や緊張感を抑えるために働いてくれるのがセロトニンです。 誇りの力でセロトニンのレベルもアップします。 セロトニンは男の持続時間もコントロール ユトレヒト大学は180人の男性を対象に持続時間をチェックして、早漏の男性とそうでない男性を区別してみたところ、その原因はどうやら遺伝子にあるのではないかと言われています。 メンタルや心を落ち着かせてくれるセロトニンと呼ばれるホルモンがありますが、このセロトニンを制御する遺伝子の一種に変異があると持続時間が短くなるということが確認されました。 このセロトニンが持続時間をコントロールする働きを持っていると言われていて、この遺伝子の一種に変異があると、絶頂時にセロトニンがうまく働きません。 この遺伝子に変異があると、そうでない場合に比べて2倍の速度になるそうです。 もちろん原因は他にも色々とあります。 特定の相手のみであれば心理的な要因が原因になることが多いようです。 ただ、今回の研究を見ると基本的な要因としては遺伝的なものが多いようですので、思い悩んであれこれ考えるよりも、鍛えてパートナーと満足できるようにするにはどうすればいいかを考えた方がいいと思います。 長ければいいとか短いと悪いという話ではなく、重要なのはパートナーとの間で満足できるかどうかです。 このような性的な脳に関する研究は最近まであまり研究が進んできませんでした。 なかなか人に話しにくい内容でもあるので、ネットが普及し始めてから研究が進んできたということもあります。 例えば、こちらの本はとても面白いです。 人間の性的な快楽と脳の関わりや、快感を強くするためには脳のどのような構造を意識すればいいのかということがわかります。 オルガスムの科学――性的快楽と身体・脳の神秘と 幸せについて、実際に幸福度が高い人を調べた研究をもとに、その人たちの行動や生活習慣について学ぶのであればこちらの本が参考になると思います。 幸せがずっと続く12の行動習慣 ここから先は、実際にセロトニンが分泌される行動やセロトニンを増やすための食生活について解説していきます。 セロトニンを増やして毎日を楽しく過ごしたい方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは幸せを感じるためにどんなことを大切にしていますか?」【セロトニンの科学】
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜

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著者イメージ

メンタリストDaiGo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。 人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。著書累計300万部。

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