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一問一答「あなたは、どんな人と一緒に働きたいですか?」【職場の人間関係】
2023-01-14 12:00330ptあなたは、どんな人と一緒に働きたいですか?
今回は、どんな職場に行っても必ず1人は嫌な人がいるという悩みを抱えた方からの相談をもとに、職場の人間関係でミスらないための心理学を解説させてもらいます。
「Q. どの職場に行っても必ず1人は嫌な人がいるのはなぜでしょうか?
それとも自分がそんな人を必ず1人作っているだけでしょうか?」
1人ならまだいいのではないでしょうか。
聖書に出てくる有名な言葉があります。
キリストが奇跡の力で人々の難病を治すというストーリーがありますが、難病を治した10人のうち2人はキリストにお礼を言います。6人は別に何も言わず、2人は文句を言って帰って行ったとなっています。
バカは2割ぐらいはいるので、皆さんが付き合うべきは全体の2割で、皆さんが付き合ってはいけないのも全体の2割、どうでもいい相手が6割です。
付き合うべき2割を探すというのが人生というゲームだと思います。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
職場の人間関係と人生
人間関係での社会的反芻思考
職場の人間関係は重要です。
基本的に仕事による人間関係を円滑にすることで社会的なストレスを軽減することができます。
つまり、仕事上の業務に対するストレスより、仕事で関わる人間関係のストレスの方がはるかに大きいということです。
こういった人間関係の悩みでは社会的反芻思考という現象を起こします。
人間関係の悩みはなかなか解決するものではありません。簡単に大きく変わるものではないのは容易に考えられると思います。
人間は良くも悪くも今の人間関係を維持しようとしがちですから、一旦関係が構築されるとそこから変わることが難しくなります。変わらないから、反芻思考が起きて繰り返してしまうわけです。
多くの場合、一度してしまったミスや失敗によって、この人はダメな人だといわゆるレッテルを貼られるようになってしまい、反芻思考を繰り返してしまいます。
人間は自分の貼ったレッテルを守り維持しようとしてしまいます。
ダメな人だと思うと、ダメなところを探すようになってしまい、当然予想通りの結果しか出てこないし考えなくていいから楽なわけです。
このような反芻思考により評価されてしまうと、何をやっても怒られるとか、いつも同じような注意を受けるというようなストレスのループにつながってしまいます。
コミュニティーへの帰属意識
そして、コミュニティへの帰属意識が重要になってきます。
同じコミュニティに帰属しているという意識が満足度を高め、仲間たちと仲良くしたいという気持ちにもつながります。
コミュニティへの帰属意識が高ければ高いほどやりがいも高まりストレスも少なくなります。
どんな仕事をしているかよりも、一緒に働いている人たちをどのように感じているのかの方が大切です。
会社の同僚たちへの不満ばかり言っているような人は満足度は低くなるわけです。
自分の所属しているコミュニティに対して不満しか持っていないような人は自分もダメになってしまいます。
ウォーレン・バフェットが言っていたように、どんな仕事をしていくら稼ぐかよりも誰とともに働くのかが非常に大事です。
職場で味方を見分ける方法
基本的には、3回仲良くなろうと試みて無理だったら諦めても構いません。
普通の人間関係でも同じですが、3回会うと人は相手に対するイメージが固定されます。
逆に言うと、3回会って話しても仲良くなれない相手とは、それ以上は難しいということになります。
もちろん、これは簡単に話をするだけではなく、普通に考えて、これだけ話したり一緒に食事をしたりすれば仲良くなれるだろうというイベントを3回以上続けても変化がない場合は、次に行った方がいいというだけです。
ということは、少なくても3回は自分からチャレンジするようにしてみてください。
職場の中では、コミュニケーションにミスしたり、過って悪いイメージを持たれてしまうこともあると思います。
もちろん、直属の上司だったり関係を改善しなくてはならない相手であれば別ですが、そうでない場合には、諦めて次に行った方がいいかもしれません。
京都大学の研究で、一度ついてしまった悪いイメージを覆すために頑張るよりも、新しい人脈を開拓した方が労力としてもコスパとしても良いのではないかという結果が示されています。
新しい人間関係を作ることと同時に、嫌われても大丈夫と思える感覚を持つようにしてください。
もちろん失敗した時には謝罪することも必要です。
謝罪しても嫌われたり関係を改善するのが難しいのであれば、諦めて次に行くことも大切です。
努力無しで仕事が早く終わる方法
仕事の能力というのは伝染します。これはハーバード大学が約2,000人のオフィスワーカーを対象に行なった実験によりわかっています。
自分と違うタイプの「仕事の出来る人」の隣りにいると、本人も特に認識することなく自分の作業効率も上がり処理スピードも向上するということです。
オフィスでの配置や誰の隣りにいたのかということが、仕事でのパフォーマンスにどの程度影響したのかを調べた研究を見てみると、仕事の能力・生産性の10%は隣りにいる人で決まっているということです。
この論文では、オフィスワーカーを3つのタイプに分類しています。
オフィスワーカーの分類3タイプ
①生産型ワーカー
たくさんの仕事をこなす人です。質よりも量をこなしていくタイプで、全体の25%程度がこのタイプでした。
②品質型ワーカー
クオリティを重視する人です。クオリティの向上に時間を費やし、その分仕事量は多くなく、たくさんの仕事をこなすというよりは質を高めたりブラッシュアップするタイプで、全体の25%がこのタイプです。
③アベレージワーカー
生産性も平均的、質も平均的といういたって普通の人で、50%がこのタイプでした。
この3つのタイプに分けて、オフィスの中でどのような配置で座って仕事をしているのかを調べたところ、誰の隣で働くと良いのかということがわかりました。
①生産型ワーカーと②品質型ワーカーが隣に座って仕事をすると、生産性は17%向上し、作業効率も17%向上しました。
つまり、ガンガン仕事をこなしていくタイプの人と、コツコツと積み上げていくタイプの人が隣りに座って仕事をすると皆さんの生産性まで上がるということです。
ちなみに、平均的な人の③アベレージワーカーが①生産型ワーカーや②品質型ワーカーの隣りに座っても10%程度の効果がありました。
しかも、この効果は座席を変えるとすぐに効果が現れました。
ということは、席が決まっていない会社であれば、早く仕事を終わらせたいという日は仕事の出来る人の隣に座るとその瞬間から自分の生産性も上がり仕事も早く終わるようになるということです。
ただし、同じタイプの人同士が隣りに座ったら生産性の向上は見込めません。自分と違うタイプの仕事をこなす人の隣に座ることをおすすめします。
仕事のできないネガティブな人の隣に座るとどうなるのかと言うと、これだけで圧倒的に生産性が下がります。ネガティブな影響も受けますので気をつけて下さい。
人間の仕事ぶりは隣にどんな人が座るかに影響を受けます。
ちなみに、1人で仕事をしている人は猫と一緒にいると良いです。
猫がそばにいるだけで人間の生産性は33%も向上するということがわかっています。
職場での自己開示
職場で仲良くなろうと考えた時に、無駄な飲み会に参加すれば良いということではありません。
仲良くなりたいのであれば、できる限り2人きりであって自己開示するようにしてください。
飲み会やたくさんの人がいる場で自己開示するのは難しいものです。
2人きりで話している時の方が、親密な関係を築くための自己開示がしやすくなります。
例えば、昼食に誘ってみたり営業に行く時に同行させてもらったりしてみてください。
自己開示のしやすさについて調べた研究を見てみると、その場の人数が増えれば増えるほど自己開示は難しくなります。
飲み会では別に仲良くなれません。
好奇心を鍛えると社内の対立が減る!
好奇心を鍛えると社内での対立が減るということが研究により判明しています。
やたらと好奇心が溢れて、子供のようにいつもなんでなんで?と質問してくるような人がいたとしたら普通に考えるとうざいと感じると思います。
ところが実際には違います。好奇心を発揮して色々と質問してくる人はめんどくさいイメージがありますが、実際には、好奇心を持っている人の方が他人の立場で物事を推定しやすくなります。
ですから、ビジネスをする場合でも、自分の立場だけでなくお客様や他の見ている人たちがどのように考えるのかということにまで考えが及ぶそうです。
好奇心が他人の立場で考える能力を高めてくれるので、自分のスタンスだけにとらわれることがなく相手の考え方も理解することができるので、無駄なトラブルが起きることが減り無駄な社内の対立も減って、結果的に楽に仕事をすることができるようになるということも言えるわけです。
自分が相手の立場だったらどのような行動をするか、自分が相手と同じような場所に座って同じようなことを言われたとしたらどのように答えるかということを考えた方が、ただ単に相手が何を考えているのかということを想像するよりも、はるかに相手の思考を読みやすくなるという研究もあります。
好奇心というものは相手の心理状態を推定する上でも大事なことですので、交渉なども上手くなるということが言えるのではないでしょうか。
相手の立場に立つことができるということももちろん大切なポイントではありますが、好奇心が強い人は情報を共有する可能性が高いと言われています。
リーダーシッププログラムについて調べた研究を見てみると、好奇心を鍛えられた人たちはそうでない人たちに比べて情報共有をするようになっていたということです。
別にそれを意識しているわけではないのに、自分の考えていることや新しい情報を組織やチームに対して積極的に共有するようになり、その結果、組織やチーム自体のパフォーマンスが高まるということに繋がっていました。
周りの人達の意見をちゃんと聞くようになったし、周りの人達もそれに触発されて他の人の意見を聞くようになったそうです。
ですから、皆さんの職場でなかなか他の人の意見を聞いてくれないという人や自分の意見ばかりを通そうとする人がいたら、皆さんの好奇心を発揮するとその人たちもそれに触発されて他の人の話を聞くようになる可能性も結構あるということも考えられます。
コミュニケーションをスムーズにして人間関係の面倒さをなくすという意味でも、好奇心というものはとても重要になってくるということです。
就職や転職でミスらないためのおすすめ
職業選択を考える上でまずは読んでいただきたいのがこの本です。
科学的に正しい職業の選び方について教えてくれます。
科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方
ブラック企業に入ってしまうと、人はどんどん判断力を失いリソースを奪われてしまいます。
その可能性に気付いたら出来る限り早く抜け出す必要があります。
このような企業を見抜く方法と、今そんな会社にいてなかなか抜け出すことができない人が抜け出すにはどうすればいいのかということについてはこちらの本が役に立ちます。
ブラック職場があなたを殺す
職業選択で重要な能力としては決断力もあります。
自分の人生や収入を左右する判断をすることは勇気がいることです。
ただ、この決断力というものは技術なので誰でも学べば高めることができます。
その高め方を解説したのがこちらの本になります。
超決断力ー6万人を調査してわかった 迷わない決め方の科学
ここから先は、さらに職場での NG 行為や職場選びの基準、職場で無能な上司や同僚がいた時の取扱いから相手の気分を害してしまった時の対処法まで詳しく解説していきます。
職場の人間関係で面倒を抱えたくないという方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。
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一問一答「あなたはどんな人が苦手ですか?」【やる気低下対策法】
2022-10-15 12:00330ptあなたはどんな人が苦手ですか?
今回は、上司に手柄を横取りされてしまうという方の相談をもとに、皆さんのモチベーションと生産性の観点から、職場の人間関係を活用する方法について解説させてもらいます。
Q. 25歳女です。部署を任されていますが直属の上司に手柄を横取りされます。私が提案した改善案も全て自分が改善したとトップに報告します。実際に女だからと話が通じない場面もあります。どうすれば正当な評価を受けるでしょうか?
大事なのは、改善策を作る能力であり改善策そのものではありません。
その直属の上司は、あなたの改善策を使えば使うほどあなたを手放せなくなります。
そして、地位が上がれば上がるほど、あなたが離れていくことを恐れるので、結果的には、裏からその上司をコントロールできる立場になれます。
給料を上げる交渉もできるようになるでしょうから、もう少し頑張って籠絡させた方がいいと思います。
その籠絡させる方法についてはこちらの本が参考になると思います。
悪いヤツほど出世する
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
職場の人間関係を利用してやる気を上げる!
職場の人間関係が嫌で、やる気がなくなってしまった人も結構いると思います。
そんな人のための、職場に嫌な人がいても、逆にそれを利用して自分のやる気を高める方法について紹介させてもらいます。
今恵まれない職場にいるという人も多いと思います。
嫌な奴がいて、職場に行くとやる気がなくなってしまうとか、仕事は好きだけれど、人間関係がどうにも面倒でやる気が出ないという人もいると思います。
仕事と人間関係を考えるためのおすすめ本
この本は皆さんにぜひ読んでもらいたい本です。
一緒に働く相手として、賛同できない人や好きではない人、信頼できない人と協働する方法を教えてくれます。
自分1人で出来る事は限られていますので、いつかはこのような人と共に働かなければならない時も来ます。
そんな時に、もはや敵とも言えるような相手と、どのように関わればいいのかということを教えてくれるありそうでなかった本です。
敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法
人間関係のストレスというものは思っている以上に大きいものです。
マインドフルネスは、今この瞬間に集中するために人間の注意力をコントロールするためのトレーニング方法です。
余計な人間関係のストレスに惑わされないためには、こちらの本も使ってみてください。
マインドフルネス・ストレス低減法ワークブック
自分に対する自信が低い人は、他人に期待されていないとか評価されていないと感じると、ますます自分はダメな人間だと思い込んでしまいます。
そうならないためには、こちらの本を使って自分をある程度認めることができるようになってください。
ワークブック形式で自分を受け入れることができるようになる本です。
自分のコンプレックスやネガティブな面を受け入れることができず、職場の仲間に言いづらいという方はぜひ使ってみてください。
マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック
組織内の人間関係についてはやはりこちらの本が参考になります。
悪いヤツほど出世する
上司との関係が悪いというよりも、脅してきたり潰そうとしてくるような上司がいる場合には、ブラック職場になりますので違う対策が必要になります。
ブラック職場で人生を無駄にしないためにこの本も参考にしていただけたらと思います。
ブラック職場があなたを殺す
職場の人間関係の影響
職場での人間関係というものはとても重要です。
ウォーレン・バフェットも若者に「どんな仕事をするべきですか?」と質問された時に、尊敬できる人と働けることが一番だと答えています。
人間がどんな仕事に就くと幸せになれるのかということについては明確に断言することは難しいです。
自分が好きな仕事に就ければ必ずしも幸せになれるというわけではありませんし、自分がそんなに好きではない仕事に就くと必ずしも不幸になるというわけではありません。
自分がその仕事を好きかどうかということで、長期的な幸福度が変わることはありません。
ですが、人間関係では大きな影響を受けます。
尊敬できる人や一緒に働くことで楽しく思える人がいることが重要です。
とはいえ、職場の人間関係に恵まれないこともあります。
人間関係に恵まれた職場にいる人はそれでいいと思いますが、人間関係に恵まれない職場にいる人は、どうすれば成果を出すことができるのでしょうか?
仕事がデキない人への対処は?
まず、職場の人間関係の問題として、ただ仕事がデキない人がいるということもあると思います。
このような人がいた場合、その人をサポートした方が良いのでしょうか? それとも無視するべきなのでしょうか?
結論としては、サポートしてもいいですが、「競争の中でのサポート」というものを心がけていないと、皆さんのモチベーションが下がってしまいます。
デキない人をただサポートしたりアドバイスするのではなく、チーム戦や個人戦にしてサポートすることが重要です。
サポートよりも競争を意識させるようにしてください。
デキない人に周りがただ目を向けると、それに巻き込まれて組織全体のモチベーションが下がります。
全体の生産性を高めたいのであれば、チーム戦や個人戦で競走を取り入れるようにしてください。
残酷な話ではありますが、仕事がデキない人にヘタに対処すると組織全体が足を引っ張られます。
ペンシルベニア大学が行った研究で、競争を重視することによってモチベーションは上がるけれど、サポートを重視するとモチベーションが下がるということが示されています。
ですから、助け合うことを意識するよりも、チーム戦でも個人戦でも良いので競争を意識するようにしてください。
この研究では、700人の学生を対象にフィットネスクラブに通ってもらう実験を行っています。
全体を4つのグループに分けて比較しています。
個人戦 :個人の成績が掲示されて、他の参加者に勝つと景品がもらえる
チームサポート :みんなで励まし合いながら頑張る
チーム戦 :数名のチームを組んで、チームの成績が掲示されて、他のチームに勝つと景品がもらえる
コントロール群 :特に何もせず普通に取り組んでもらう
それぞれのフィットネスへの参加率や運動の習慣化について比較しています。
その結果、個人戦とチーム戦で参加した人たちは、コントロール群に比べてフィットネスへの参加率が90%も高くなったそうです。
個人戦でもチーム戦でも競うことでモチベーションはほぼ2倍になるようです。
一方で、チームサポートで参加した人たちは、何もしないコントロール群よりも参加率が低くなっていました。
研究チームのコメントとしては、社会的な相互作用を競争という方向で使うことによって、個人のモチベーションを高めることができると言われています。
勝利するための助け合いが重要
この研究は、別に助け合ってはいけないということを言っているわけではありません。
助けることを目的とするのではなく、個人戦またはチーム戦で競争を意識した方がモチベーションが上がるということです。
特に、チーム戦となると、チームで勝つためにはそれぞれの弱点を補ったり、自分に余力がある時には教えあったりする必要があります。
チーム戦にした時には、人はお互いに効率よくサポートしあうことができます。
ところが、ただサポートすることを目的にしてしまうと、傷の舐め合いのような状況になってしまうということです。
研究チームも、チームサポートを意識すると、やる気がないメンバーに注意が向いてしまい、参加者全体のモチベーションが下がってしまうと言われています。
助け合うのを目的にするのではなく、みんなで成長したり勝利するために、弱い人を助けたり、その人の強みを活かすことを考える方向に進むべきだということです。
競争というものはモチベーションを上げるために不可欠のもののようです。
職場の空気を読むべき?
職場での空気を読むのが面倒だと感じたことがある人も多いと思います。
結論としては、職場の空気を読もうと思えば思うほど、皆さんのモチベーションは低下してしまいます。
職場では出来るだけ空気を読もうとせず、自分のキャラを出すように意識してください。
もちろん、周りの仲間や同僚に迷惑をかけないことは重要ですが、無理をして空気を読もうとする必要は全くありません。
自分の素のキャラを出して、自分がどんな人間なのかアイデンティティを開示した方がモチベーションが高くなります。
2014年のカンザス州立大学の研究で、自分のアイデンティティを隠すとそれがストレスになり、人間関係や仕事の問題を抱えてしまうということが指摘されています。
これは宗教的なアイデンティティとモチベーションについて調べた研究ですが、海外の人にとっては宗教的なアイデンティティは自分の根幹になる部分だと思います。
ということは、日本人でも自分の考え方やそのキャラを出すことで、モチベーションに良い影響を与えることができるのではないかと考えられます。
この研究では、キリスト教の人を対象に、自分の宗派を周りの人に明らかにしているかどうかということをチェックしています。
宗教がそれぞれの信念や生き方に与えている影響と職場でのモチベーションレベルをチェックした上で、自分の宗派をオープンにしているかどうかが、モチベーションに影響を与えるのかということを調べています。
自分の素のキャラをオープンにするメリット
宗教を自分の生活の中で重要視している人ほど、職場で自分の宗教を開示している可能性が高いということでした。
そして、職場で自分のアイデンティティをオープンにしている人ほど、仕事に対するモチベーションが高くなり、仕事や生活に対する満足度の向上に繋がっていたということです。
つまり、自分のアイデンティティを大事にしている人ほど、職場でそれをオープンにします。
職場で自分のアイデンティティをオープンにしている人ほど、仕事に対するやる気が向上して、結果や成果も出て仕事も楽しくなり、人生に対する満足度や幸福度も高くなります。
ヘタに空気を読んで自分のキャラを偽ったりする必要はありません。
ある程度空気を読んでもいい場合もあるでしょうが、自分の素のキャラや価値観をオープンにしないとなると、モチベーションも上がらないし幸福度も上がりません。
その上、周りからは誤解されて人間関係も悪化してしまう可能性もあります。
ですから、周りに迷惑をかけない範囲であれば、自分の求める生き方や重要な価値観、あるいは、仕事に対する向き合い方を堂々とオープンにしてください。
それを明確に出せば出すほど、自分のアイデンティティを自分で認めることになりますし、モチベーションも幸福度も高くなります。
空気を読んで自分の素のキャラを偽ると、ストレスによって人間関係に悪影響が起きます。
空気を読めないと陰口をたたかれる人もいれば、空気を読んでいないけれど周りから認められている人もいます。
この違いは、自分のアイデンティティを周りに理解してもらっているかどうかです。
例えば、自分の趣味や好きな活動をしている時の写真をデスクに飾ったり、自分の普段の趣味について話題に出して、できれば同僚も誘ってみたりしてみてください。
自分のアイデンティティに関する話題を日常の中で共有するようにしてください。
ここから先は、人間関係のストレスの対処法や漠然とした仕事へのやる気のなさへの対処法など、多くの人が職場で悩むであろう問題についてその対策法まで紹介していきます。
続きもぜひチェックしてみてください。
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「職場の人間関係でミスらない心理学」イラストレーター南姫のマインドマップ
2019-06-06 11:50イラストレーター南姫(なみ)さんによるマインドマップ・・・今回は、「職場の人間関係でミスらない心理学」です!
職場の人間関係は重要です。
仕事のストレスは、基本的に業務自体のストレスよりも、仕事上の人間関係によるストレスの方が大きいものです。しっかり対策しましょう!
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