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一問一答「あなたの最近あったポジティブな経験はどんなものでしたか?」【P感情の高め方】
2021-11-04 12:00330ptあなたの最近あったポジティブな経験はどんなものでしたか?
今回は、周りの人がネガティブな話ばかりをするので、ポジティブな話をしづらいという方の相談をもとに、ポジティブ感情の高め方について解説させてもらいます。
Q. 私の周りは夫の不満を話す人ばかりで、自分の夫婦仲がいい話をしづらいです。なぜみんな幸せな話をしないのでしょうか?
これは難しい話ですが、自分だけが幸せだという話をすることにより、他人から叩かれることを恐れているということもあるでしょうし、他人に対して信用がない時には、人は自分の幸せな話をしないということがあります。
信用できない相手の場合には、自分の幸せな話をするよりも、自分もみんなと一緒で家庭に問題があるというように不満を口にすることにより、悪い意味での謙遜のようなことをしているわけです。
このようなネガティブなゲームに付き合う必要は全くありません。
人間は、ネガティブな感情にどうしても振り回されやすいものですし、ネガティブなことばかり口に出していれば、ネガティブなことに対して反応する神経が発達したりすることもあります。
そうなると、自分の周りにあるネガティブなことばかりが目に入ってしまうようになるので、そんな人たちとはあまり付き合う必要はないと思います。
ですから、別に自分の自慢話をするのではなく、自分は別に問題がないからよくわからないけれど、そんな大変なこともあるんですねぐらいで、相手の話に適当に付き合ったり軽く流すぐらいでもいいと思います。
愚痴ばかりを言う人と付き合う意味はないと思うので、そんな人との関係が悪くなったところで気にする必要もないとは思います。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
ポジティブ感情の高め方
ポジティブ感情≠ポジティブ思考
ポジティブ感情というのは、言葉の通りですが、「前向きになれるような気分や感情」が自分の中にあるかどうかということです。
ネガティブな人が、嫌なことがあった時にポジティブに考えようとするというようなことではなく、自分の気分が上がるような体験や行動することが大事だということです。
ネガティブな人が、ポジティブになろうと無理をすることはやめたほうがいいです。
今回紹介するポジティブ感情は全く別です。
誰にでも、それをしている間は夢中になれてポジティブな気分になれる、その行動があるはずです。
このような自然とポジティブな感情を感じられる行動は、普段の中にもいくつかあるはずです。
このような行動を増やしていくことによって、僕たちのポジティブ感情が高まります。
ポジティブ感情のメリット
ポジティブ感情というものはとても重要で、このポジティブ感情を頻繁に感じられる人ほど、認知能力が高くなり仕事をするスピードも速くなります。
さらに、いつもごきげんな人は周りから好かれますし、人間関係も良くなり良いことばかりです。
ポジティブ思考にはデメリットが多いわけですが、ポジティブ感情に注目すると、多くのメリットが見えてきます。
では、そんなポジティブ感情を高めるにはどうすればいいのでしょうか。
ポジティブ感情を高めるためのおすすめ本
ポジティブ心理学の挑戦 “幸福"から“持続的幸福"へ
こちらはジャンルとしてはポジティブ心理学に入ります。
最近のポジティブ心理学の考え方としては、いわゆるポジティブ思考ではなく、ポジティブな体験を増やして持続的に人間がポジティブでいることが求められています。
何かあった時に一瞬ポジティブになるだけではなく、ポジティブな体験を増やして、そのポジティブな気分を持続的なものにすることにより、一生涯幸せな状況ができるだけ多くなるようにするというのがポジティブ心理学です。
そんな持続的な幸福について学ぶのであればこの本がいいと思います。
専門家の方が書かれた本ですから若干読みづらいかもしれませんが、参考になることが書かれています。
フロー体験入門―楽しみと創造の心理学
人生の幸福度について考える際には、何かに没頭している時間が増えれば増えるほど、人間は幸せになることができると言われています。
そんな時間を増やすためにはこちらの本が役に立ちます。
学習性無力感―パーソナル・コントロールの時代をひらく理論
こちらは若干専門的な本ですので、思い当たるところがある方だけでも読んでみてください。
過去の嫌なことやネガティブな体験をずっと引きずってしまい、 自分自身の自己コントロール感のようなものが無くなっている人がいます。
自分の人生を自分の力でコントロールできないような感覚を持っていると、人生を変えたいと思っても、今回紹介するポジティブ感情を高める行動を始めることもできません。
自分は無力だと思い込んでいる人に読んでもらいたい本です。
ポジティブ感情を高める感情統制モデル
感情統制モデル(Gross & John, 2003)という理論があり、これから紹介する5つのポイントに当てはまる行動を増やすことによって、自然と皆さんのポジティブ感情が高まっていくとされています。
その結果として、頭の回転が速くなったり想像力が高まったり、人生の問題を突破するために必要な様々な能力が高まっていきます。
ポイント1 :状況セレクト(Situation Selection)
自分が一番気分よく過ごすことができる状況に身を置くようにしてください。
自ら状況や環境を選ぶことが大事です。
例えば、自分が人混みが苦手なのであれば、出来る限りそういう場所は避けるようにしたり、休日には人の少ない自然の中で過ごすようにしたりしてください。意識して自分が居心地がいい状況で過ごす時間を増やすようにしてください。
ポイント2 :状況組み換え(Situation Modification)
状況を選ぶことが大事だと言われても、そもそも、選べるのであれば、当然自分が居心地がいい場所を選ぶに決まっていると考える人もいると思います。
そのような場合、この状況組み換えを考えるようにしてください。
これは嫌な状況の枠組みを変える方法です。
例えば、恥ずかしい失敗を笑いに変えてみたりします。
ポイント3 :注意の再配置(Attentional Deployment)
ネガティブな状況があった場合、そこから別のところに注意を向けるようにします。
これは簡単に言うと気をそらすという方法になりますが、例えば、ダイエット中にお腹が空いてツラいという気分になったとしたら、気を紛らわせることができそうなゲームをしてみたり、運動をしてみるといった感じです。
ポイント4 :認知チェンジ(Cognitive Change)
これはネガティブな状況の解釈を変えようとするものです。
以前に紹介したこともあるリフレーミングに近い方法ですが、例えば、自分が不安や緊張を感じてどうしようかと思っている時に、「これは不安でも緊張でもなく興奮しているということで、最高のパフォーマンスを発揮することができるように体が全身に血を巡らせてくれているということだ」と解釈を変えます。
ポイント5 :反応組み換え(Response Modification)
これはネガティブな感情の体験の仕方を変える方法です。
例えば、怒りを感じたら深呼吸をするとか、ネガティブな感情を感じた時には、自分の体にどんな変化が起きているのかということに注目するという感じです。
僕の場合であれば、ネガティブなことが起きた場合には、一旦その場で座って瞑想するようにしています。
以上の5つのポイントを使って、自然とネガティブな感情を減らしてポジティブな感情を増やすように、日々の行動を変えていく、ポジティブな感情を高める可能性を増やしていくことが重要だとされています。
ポジティブになろうと無理やり頑張るよりも、特に、物事がうまくいかない時にはこの5つのポイントに注目して、どれかを使ってみてください。
感情統制モデルの実践
この理論で推奨されているのは、皆さんの普段行なっているTo do リストにこの5つのポイントに注目して、自然とポジティブ感情を増やす行動を入れるということです。
皆さんも普段毎日しなくてはいけないことが色々とあると思います。
スケジュール帳で管理している人もTo do リストにしている人もいるでしょうが、少なくとも1日に1つ、できれば午前と午後に1つずつ、自分が間違いなくポジティブな感情を抱くだろう行動を入れるようにしてください。
それだけでもかなり変わります。
ほとんどの人が、自分がやらなくてはならない義務的なものばかりのタスクで1日が終わっています。
そうではなく、少なくとも1日に1つ、できれば午前と午後に1つずつ、自分が楽しむ目的だけのタスクを入れることをお勧めされています。
これであれば誰でもできそうです。
とはいえ、実際にこれをするとなったらどんなタスクを入れればいいのかがよく分からないという人もいると思います。
この先は、そんな方でもすぐに実践することができる、簡単に使える行動リストについて紹介していきます。
自分の毎日を変えて人生をより良くしたいという方は、ぜひ続きをチェックしてみてください。
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