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  • 一問一答「あなたは【新しい人間関係】に溶け込むために、何が大切だと思いますか?」【適応力】

    2022-09-03 12:00  
    330pt
    あなたは【新しい人間関係】に溶け込むために、何が大切だと思いますか?

    今回は、前回の適応力の続きになりますが、三股している女性を好きになったという方のコメントをもとに、人間関係を中心とした適応力について解説していきます。

    「三股している女性に惚れてしまった。俺はなんてアホなんだ!」

    それはそれだけ魅力的な人だったということだと思います。
    もちろん、別の真面目な人と付き合うのもいいでしょうし、逆に、三股されている中で「あなただけ」と言わせるぐらいかっこいい男になるというのもいいと思います。

    全て経験です。
    全てを経験と思える人が一番強い人です。

    人間関係でも仕事でも、環境の変化が僕たちの人生を狂わせます。
    環境の変化に適応できる人と適応できない人がいます。
    環境が少し変わるだけで調子が悪くなってしまう人もいますが、どんな環境に行っても自分を保つことができて、能力や魅力を発揮することができる人もいます。

    その違いについて理解するのであれば「適応力」を学んでください。
    どのような能力を伸ばせば適応できる人間になれるのかということです。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    RQ (Relational Quality:人間関係指数)

    今回は先日紹介させてもらった適応力の続きになります。
    人間関係についての適応力です。

    一問一答「これからますます変化していく【新しい環境】に馴染むには何が大切だと思いますか?」【適応力】

    仕事でもプライベートでも新しい人間関係が大切になる時があると思います。
    新しい職場に入ったり引っ越した先でのご近所さんとの関係、そんな新しい人間関係に適応するにはどうすればいいのかという内容になります。

    いい人間関係は自分で選ぶものです。
    そのいい人間関係を選ぶ力のことを RQ (Relational Quality)と言います。
    いわゆる IQ の時代から EQ の時代が来て、その次は RQ の時代ではないかということです。

    人間の人生の良し悪しや幸せというものは誰と過ごすかで決まるわけですから、頭の良さや共感力の高さだけでなく、むしろ一番大事なのは良い人間関係を選ぶ力ではないかということです。
    結果的に、人間関係が人生を大きく左右するわけですから、人間関係指数が重要なのではないかと考えられています。

    RQを高めるためのおすすめ本
    人間は誰かに頼まれたことをしたりお願いを聞くと、その相手に好かれるだろうと思いがちですし、断ると嫌われるのではないかと思いがちですが、実際にはそんなことはありません。
    心理学的には、誰かの頼みを聞くよりも誰かに頼みごとをした方が好かれるということがわかっています。

    人間は助けてくれた人ではなく助けた相手を好きになる性質があります。ですから、人を上手に動かすためにも、周りの人に助けてもらうということが大切です。
    そのための方法はこちらの本が参考になると思います。

    人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学

    人を選ぶ力 RQ :良い人間関係を選択し改善する力

    Dharius Daniels 氏という元々 EQ の研究をされていた方が提唱されたものです。
    人間の精神的な健康や肉体的な健康、人生の幸福度や収入など、様々なことがどんな人と付き合うかで決まります。
    ということは、その人間関係を指数として定義して、人間関係の良し悪しを測れるようにした方が、IQ や EQ に頼るよりも人間の人生をより良い方向に変えるために役に立つ指標になるのではないかと考えられたものです。
    人生の中で誰と関わるべきなのか?
    人生の中でお互いにどんな役割を果たすのか?
    人間関係に対する労力や時間は最適なのか?

    このような視点を持って自分の人間関係を変えていく能力が RQ です。
    ですから、人間関係のしがらみに囚われている人も、友達がやたらと多くて付き合いばかりで自分のやりたいことができない人も RQ が低い人です。

    自分が一番良い人生を歩むための人間関係を選び調整する力です。

    Dharius Daniels 氏によると、人間関係には4つのタイプがあり、そのバランスと自分にとって必要なタイプを見極めることをしなければ不幸になってしまうから気をつけるべきだということです。

    TYPE 1 :友人
    これは一般的なただの友達ということではありません。

    ここには条件があり「Give & Take の関係ではない」ということが必要になります。
    一切の打算なく付き合える友達のことです。

    定義としてはいわゆる親友のような存在だと思います。
    その人の前ではありのままの自分でいることができて、自分を偽ったりする必要がない相手のことです。

    TYPE 2 :仲間
    これは簡単に言うと共有できる時間や興味や趣味がなく、仕事上関わったり人生の中での特定の必要性があるから付き合っている関係です。

    友人にはなれない関係や Give & Take が必要になる関係です。
    いわゆる表面的な付き合いになってしまう関係をここでは仲間と定義しています。

    ここで重要なのは、友人と仲間を明確に区別しないと人間関係で著しく消耗してしまうということです。
    この友人と仲間を混同してしまうと、無駄な人間関係にリソースを注ぎ続けてしまったり、余計な人間関係のストレスを抱えてしまいます。

    TYPE 3 :アサインメント(メンティー)
    基本的には皆さんが一方的に Give し続ける相手です。
    何かのリターンを期待することなく与え続ける存在です。

    子供や部下がここに含まれると思います。
    基本的にはリターンを期待してはいけないような相手です。

    ここで問題になるのは、このアサインメントと友人を混同してしまう人がいるということです。
    つまり、一方的に Give する相手にも関わらず、それを友人だと勘違いしてしまいます。
    こうなると、「自分はこんなに尽くしているのに何も返してくれない」と考え始めます。

    TYPE 4 :アドバイザー(メンター)
    これは皆さんのことを導いてくれる人間関係です。

    ここで気をつけてもらいたいのは、アドバイスをくれるからと言ってアドバイザー(メンター)ではないということです。
    偉そうにアドバイスをして何の役にも立たないというのであれば、それはここで言うアドバイザーではありません。

    以上4つのタイプでした。
    相手はどのタイプなのか?
    自分の人間関係にはどのタイプが多いのか? あるいは、少ないのか?
    これをちゃんと把握しておかないと人間関係のバランスをとることもできなくなりますし、人生は苦しい方向に進んでしまうかもしれません。

    自分には友人のタイプが少ないとか、仲間が足りないと感じたりした人もいると思います。
    意図的に人間関係を変えなければ人生は変わらない!
    人間関係のバランスを自分で意図的に変えない限りは人生は変わりません。
    先ほどの4つのバランスを見直して変えてください。

    人間関係を変えるにはある程度痛みは伴いますが、皆さんの人生は皆さんが付き合っている人の方向に進みます。
    一番よく付き合っている5人の平均に皆さんの人生は進んでいきます。

    人間関係を振り返るワーク

    まずは皆さんの人間関係を振り返るためのワークを行ってください。
     
    ステップ1. 人生の満足と不満と向き合う
    以下の質問を自分に投げかけて、皆さんの人生が今どれぐらい満ち足りた状態なのかということを把握していきます。
    私はいま、自分の人生でどんな状態だろうか? 
    感情的には満ち足りているか? 
    職業的には満足できているのか? 
    プライベートは充実しているか? 
    自分の価値観を満たせているか? 

    これらの質問を自分に投げかけてもらい、皆さんが満足しているところと満足できていないところを紙に書き出してください。

    満足していることもあれば、もっと頑張りたいこともあると思います。
    自分の中の満足と不満足に向き合ってください。
    これは思いつかなくなるまで全て書き出してください。

    ステップ2. 4タイプのどれが足りないか把握
    友人
    仲間
    アサインメント(メンティー)
    アドバイザー(メンター)

    この4つのうち、自分がどんな人間関係を必要としているのかということに向き合ってください。
    自分の今の満足と不満足に向き合うと、自分に足りない部分が見えてくるはずです。
    もっと深い関係が必要だとか、趣味を楽しんだり気晴らしを一緒にする関係が必要だなど、人それぞれ求めている関係が見えてくると思います。

    以下の質問を自分に投げかけてみてください。
    私は今、自分の人生でどんな人間関係を必要としているのか? 
    気晴らしが足りないのか? 
    親密な関係が必要なのか? 
    誰かに何かを与えたいのか? 
    指導者が必要なのか? 

    今の人間関係を振り返って、自分に足りないものはどこなのかを考えてください。
    人生の不満は基本的に人間関係の不足によって起きています。

    例えば、プライベートな時間が不足しているというのであれば、ただ時間を作ろうとするのではなく、それも人間関係に落とし込んで考えてみてください。
    おそらく、一緒に趣味を楽しんだりできる友人が足りないということと同時に、それが人に習うものであればメンターが必要ということになります。
    その2つの関係を増やすにはどうすればいいのかと考えていくことができます。

    ステップ3. 過剰な人間関係を把握
    続いては過剰な人間関係を把握していきます。
    今の人間関係を維持したまま新しい人間関係を作っていくのは、時間にもリソースにも限りがありますので難しくなります。

    ここでは先ほどの満足の部分に注目します。
    自分の人生の中で過剰になっていることに向き合います。
    ここでは以下の質問を自分に投げかけてみてください。
    私の人生で、足りすぎている人間関係はなんだろうか? 
    仲間ばかりと時間を過ごしていて、本当に大切な関係がおろそかになっていないか? 
    メンティーが多すぎて、自分ばかりが割りを食っている気分になっていないか? 

    ステップ4. 再調整
    最後に、切る関係、あるいは、付き合う時間を減らす関係に向き合います。
    どの人間関係を再調整するべきだろうか? 
    この4つのステップの質問を踏まえた上で、人間関係の調整が必要かどうかを考えてみてください。
    人間関係を調整するには、新たな人間関係を追及したり、今の仲間との関係を断ち切らなければならないこともあるかもしれません。

    まずは人間関係をスリムにした上で、必要な人間関係を開拓してください。
    そのためには友人に友人を紹介してもらったり習い事を始めてみたりというようなことがいいと思います。

    ここまでで自分の人間関係を把握できて、今後どのように調整していくべきかということが見えてきたと思います。
    ここから先は、さらに新しい人間関係に適応していくための具体的な方法について解説していきます。
    どんな環境においても、成長していける自分になるための方法を知りたい方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「これからますます変化していく【新しい環境】に馴染むには何が大切だと思いますか?」【適応力】

    2022-09-01 13:30  
    330pt
    これからますます変化していく【新しい環境】に馴染むには何が大切だと思いますか?

    今回は、学校での勉強ができても社会に出て成功できない人がいる理由についての質問をもとに、仕事やキャリアにおける「適応力」について解説していきます。

    これからは転職も働く状況が変わることも、ますます珍しいことではなくなります。
    だからこそ、これから社会に出る人も含めて重要なことだと思います。

    Q. 学校での勉強ができても社会に出て成功できない人がいるのはなぜでしょうか?

    それは成功の定義にもよると思いますが、例えば、学校で学ぶ勉強で人生の成功に大きく寄与するであろうと考えられるのは数学です。
    数学と外国語の言語能力は一生役に立つものです。

    外国語に関しては、ただ単に言語を使えることでコミュニケーションに役に立つということもありますが、それ以外にも副次的な作用があり、海外の文化や違う言語に触れることによって、新しいアイデアも出やすくなるし適応力も養われるということがわかっています。

    僕たちが新しい考え方を受け入れたり新しい考え方を作り出すためには、第二言語を学んだり違う文化を学ぶことが必要になります。
    そのような効果もあるので、言語を学ぶというのはとても将来の役に立つと思います。

    そして、数学はもちろん数字に強くなるので、騙されづらくなったりもしますが、数学能力の高い子供は人生がイージーモードになりやすいということがいわれていますので、そういう意味では数学能力は重要になってきます。
    数学と外国語については鍛えておくに越したことはありません。

    学校教育が出来ても社会で成功しない人がいるというのは、その成功と勉強は別物だからです。
    勉強だけではなく、創造力などがとても重要になってきます。
    そういう意味では、数学的な能力と言語的な能力に加えて、新しい体験をするということも重要になってくると思います。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    これからの時代ますます同じ仕事をずっと続ける人は少なくなると思います。
    同じ仕事をしていても、その職場の環境はどんどん変わっていくでしょうし、転職や働き方が変わることも珍しくありません。
    転職したり部署が変わったり、仕事や環境が変わって人間関係も変わり、そこに適応できない人がやはり一定数はいます。
    うまく人間関係に馴染めなかったり、前の環境の方が良かったと嘆いたりします。
    人間関係に馴染めないというようなことはないけれど、それでも前の環境の方が良かったという人も多いと思います。
    そんな新しい環境や新しい人間関係に適用するための方法を学んでおいてください。

    「キャリア適応力」とは?

    キャリア適応力とは、能力に合わせて仕事をこなし、自動的にスキルアップしたり、環境と能力とのギャップを埋める力のことです。

    新しい仕事に適応できる人の8つの特徴
    1.誠実性:瞑想や習慣化で高める
    誠実性は物事をコツコツと続けたり計画的に進めていく能力です。
    やるべきことをやって、やってはいけないことをやらないようにする、自分をコントロールする能力です。

    基本的には性格特性ですから、何もしなければ鍛えたり変えたりしていくことは難しいですが、瞑想を行ったり、毎日行う小さな習慣を作ることによって誠実性を高めていくことはできます。

    2.ポジティブ気質:毎日プラスタスク
    普段からポジティブな感情を持っている人の方が適応力が高くなります。

    嫌なことがあっても立ち直るのが早いですし、自分の疑問を感じるようなことがあったとしても、その中でもポジティブな面に目を向けて対応することができます。

    「毎日プラスタスク」がおすすめです。
    1日の中で自分がポジティブな気分に自然になれることを必ずひとつは予定として入れてください。
    これは日常のタスクを入れる前に決めておいてください。

    例えば、DaiGo師匠の場合であれば、本を読んでいる間は気分が良くなるので読書の予定を入れたり、猫と遊んだり筋トレをする予定です。
    自分が好きでしていることを予定としてスケジュールに入れてください。
    これが「毎日プラスタスク」です。

    人間は無理をしてポジティブになろうとするとメンタルを病んだり悪影響が起きてしまいます。
    そうではなく、自分が自然とポジティブになったりいい気分になっている行動を予定として増やしてください。
    これによって、努力してポジティブを増やそうとするのではなく、工夫して自動的にポジティブになることができます。

    3.自分の能力を信じること:自己効力感
    これは自己効力感という言い方もできますが、どちらかと言うと、自分の能力を信じるというよりは「自分の能力を高めていくことができる」ということを信じてください。

    自分の力を信じようとすると、自分に能力がないと思っていたり自己批判的な人は、余計にメンタルが落ち込んでしまいます。
    ですから、自分の能力を信じるというよりは、自分には特別な才能があるわけでも生まれながらの天才でもないけれど、少しずつ行動したり努力を重ねたり工夫し続けることによって、自分の能力を高めていくことはできるということを信じてほしいと思います。

    4.未来志向:目先の欲求を避ける
    人間というものは誰しも目の前の欲求にとらわれやすい性質があります。
    目の前の欲求にとらわれてしまうと未来志向を持てなくなります。

    例えば、皆さんも今から一生懸命カロリー制限して毎日運動をすれば、夏には割れた腹筋や綺麗なくびれを作ることができるということは理解できると思います。
    ところが、ほとんどの人はそれをしません。

    ですから、まずはその目先の欲求を避ける癖をつける必要があります。
    そうなると未来志向になりお金を稼ぐことも出来ますし、今目の前にあるしんどいことにも耐えることができるようになります。
    今はしんどくても未来の自分のためになる行動をとれるようになります。

    5.希望:強みを活かせる感覚
    皆さんは希望を持って生きているでしょうか?
    そんなに無理をして希望を持つ必要はないとは思いますが、自分の強みを活かせる感覚だけは大切にしてもらいたいと思います。

    新しい仕事に就いたり職場の環境が変わった時に、多くの人はその仕事に必要なスキルは何だろうかと考えます。
    そうではなく、その仕事をしていく上で、自分がこれまで培ってきた強みを活かすにはどうすればいいのか? と考えた方が適応力が高まると思います。

    6.楽観性:しんどい時に6倍のやる気
    楽観性が高い人と低い人を比べると、自分がしんどくて苦しい状況に陥った時に、楽観的な人の方が6倍もやる気を発揮することができるということが示されています。

    「楽観性」は技術で身に付けるものです。
    楽観性を身につけておくとしんどい時に乗り越える事が出来ます。
    これは仕事だけでなくどんな状況でも役に立つ力だと思います。

    7.レジリエンス:失敗してもめげない
    特に新しい環境になると、人は仕事で失敗しないようにしようと考えたり成果を出そうと考えてしまいます。
    こうなると適応できなくなります。

    人は苦しみを乗り越えることによって心が強くなります。
    自分は常に逆境に強くなっていて、そこで向き合っているものはすべて経験だと考えてください。
    人は失敗を経験と捉えることによってレジリエンスが高まります。

    これを覚えておくだけでも適応力が高くなると思います。

    8.セルフレギュレーション:我慢する力
    自分をコントロールする力のことをセルフレギュレーションと言います。

    仕事というものは、それに取り組んでからしばらく続けないと、その面白さもやりがいも見えてきません。
    そこで自分のスキルを発揮することもできません。

    我慢する力を持っている人は、本当は自分にとって可能性がある仕事なのに、それを早々に諦めて逃すということがなくなりますので、結果的に適応力が高くなるのではないかと言われています。

    この我慢する力も鍛えることができる能力です。

    キャリア適応力を高める4つの行動

    2014年にクイーンズランド大学がオーストラリアで働く正社員659人を対象に、性格特性と適応力の時間的変化に関する研究を行っています。
    新しい職場環境や、予測できない変化に対処する能力のことをキャリア適応力といい、その仕事における適応力を高める4つの方法を紹介しています。

    1. 関心(Concern):未来への計画力
    これは、未来に備えることや準備をすることがどれくらい重要だと考えているかです。

    皆さんは、未来のことをどれくらいの頻度で考えていますか?

    毎日時間を決めて、未来のことについて考えるようにしてみてもいいのではないでしょうか。
    これから先の自分の仕事や自分を取り巻く環境について毎日考える時間を設けておけば、未来志向を身につけて遅延割引の悪影響を避けることもできます。

    2. コントロール感(control):意思決定力
    偶然を待ったり、上からの指示を待って動くのではなく、主体的な選択により未来をつくっていくという感覚です。
    自分で物事を決める力のことです。

    この力を鍛えるためには、どんなに細かいことでもいいので自分で決める癖をつけるようにしてください。
    レコメンドや口コミで決めることが多い世の中ですが、自分で決めることによって適応力が上がります。

    指示を待ってみんなに合わせることで適応できるわけではありません。
    自分の意思で決定する力がなければ、その環境に適応することはできません。

    3. 好奇心(Curiosity):自分で環境を探す力
    自分自身と職業を適合させるために、好奇心を持って、職業に関わる環境を探索することが重要になります。
    仕事の進め方も職場での環境も、好奇心を持って試すことが大切になります。

    好奇心を持たずに、言われたことだけをしていたり、今と同じ進め方で同じように働いていたら、世の中の変化について行くこともできなくなります。
    試し続ける人だけが、自分にとって最適な場所を見つけることができます。

    4. 自信(Confidence):自分の行動を適切に実行できる自信
    進路選択や職業選択を行う際に必要となる自己効力感です。
    自分の意思でそれをすると決めたら、それをこなしていくことができるという自信です。

    以上4つのポイントが適応力を高めてくれます。

    さらに、この研究では続きがあり、最も効率良く適応力を高めるためには、「不安」の使い方と「好奇心」の使い方が重要だということです。

    人は 、基本的に年齢を重ねれば重ねるほど、仕事に対するコントロール感や自信が向上していきます。
    その職業での経験を重ねれば重ねるほど、人はどんどん適応力が上がっていきます。
    ですから、仕事というものは何年か続けてみないと向いているかどうかもわからないというのは、この点から考えても正しいことのようです。

    先ほど、適応するためには主体的に考えることが重要だということでしたが、不安になりやすい人は、不安だから色々と物事を考えます。
    自分が主体的に動くために不安になっていると考えてください。

    そして、好奇心も重要なので、仕事だけでなく日常的に新しいことを試したり興味を持つようにしてください。
    普段から新しいことに対する抵抗感を減らしておくことが重要です。

    この研究では多少不真面目でも構わないということも示されています。
    ユーモアを大切にしながら働くようにしてください。

    ここから先は、新しい環境や状況におかれても、そこで上手く人間関係を築いて適用するための方法について解説していきます。
    どんな状況に置かれたとしても人生を切り拓いていく適応力を身につけたい方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。