• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 4件
  • 一問一答「あなたは、 最近会話が盛り上がったのはどんな時でしたか?」【深みの出る会話術】

    2023-04-20 12:00  
    330pt
    あなたは、 最近会話が盛り上がったのはどんな時でしたか?

    今回は、人見知りで人と仲良くなるのが苦手だという方の相談をもとに、会話も盛り上がり話に深みも出るポイントについて解説させてもらいます。

    「Q.コミュ力もなく人見知りで人と仲良くなるのが苦手です。誰とでも仲良くなれるようになるにはどうすればいいでしょうか?」

    コミュニケーション能力を鍛えようとするよりも、質問能力を鍛えることを考えてみてください。

    コミュ力がない人は喋るのが苦手だから一生懸命喋ろうと思い、そのプレッシャーによって語彙力が下がってうまく会話できなくなってしまいます。

    ですから、無理をして喋らないようにしてください。

    そうではなく、質問だけしようと考えていただければ、それだけでも7割ぐらいのプレッシャーが軽減されて上手にやり取りできるようになると思います。
    相手に興味を持つことと、質問すること、これだけできるようになっておけば基本的に会話は問題なく進みます。
喋るのではなく質問すると考えるだけでも、上手に会話できるようになると思います。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    話に深みを出す方法

    同じ内容を話すとしても、話に深みが出る話し方と浅い話し方があります。
    深みを出す話し方ができるようになると、それだけで人間関係も大きく変わります。

    深みのある話し方ができるようになると、信頼されやすいですし、深みがある話し方ができる人同士であれば込み入った話もできて急激に仲良くなれます。
    当たり障りのない浅い話をいくらしたところで意味はありません。

    相手との信頼関係を築くのであれば、早い段階で相手と抵抗なく深い話をする必要があります。
    ここで言う深い話とは、普段周りの人とはしない感情的な議論や思想についてです。
    人の奥底にある深い感情を伴う内容や考え方をお互いに話すことができるかどうかです。

    人は自分から深い話をして相手から深い話を引き出すことで、お互いの人間関係を深めていくことができます。
    他の人とは違う会話ができる相手だと、信頼できて能力もある人だと感じるようになります。

    当たり障りのない会話しかできない人は親友を作ることもできません。
    深い話をできる人こそが信頼関係を築くことができて、本当に価値がある人間関係を作ることができます。

    神経科学者のアンドリュー・ニューバーグらの研究チームが、深い会話や盛り上がる会話についての先行研究を集めて、いくつかのポイントとしてまとめてくれています。
    つまり、信頼関係を築くことができる深い会話や、盛り上がって途切れることがない会話について調べてくれているわけです。

    盛り上がる会話とは?
    話が盛り上がるためには、話し方や内容、お互いの立場や地位などが関係するのではないかと考えるかもしれませんが、1番重要なのは新しい情報や話を避けることです。
    はっきり言って、雑談で盛り上がるかどうかというのは、その相手がその雑談の内容にどれだけ詳しいのかということで決まります。
    相手がよく知っている話題を出せば出すほど、相手の心に刺さり仲良くなることができるようになります。

    自分が生きてきた人生の中で、直感的に感じることや常識だと信じていることに反する話題を出されると人は強く抵抗します。
    人間は自分の直感的な部分と相反することが大嫌いです。
    そんな話をして人の心を掴むことができるのは、よほど説得力が高い人か説明能力の高い人だけです。

    難しい話をわかりやすく説明することができれば一番それが良いわけですが、それはなかなか難しいことでもありますので、今回紹介するのはどこにでもある話を深くする方法についてです。
    どこかで聞いたことがあるようなどこにでもある話を深くする方法があります。

    盛り上がる会話のためのおすすめ
    話題選びやトークについて悩む人も多いと思います。
こちらは Amazon の Audible であれば今無料で聞くことができますので、ぜひこの機会に使ってみてください。


    超トーク力 心を操る話し方の科学

    自分をオープンにすることに対する不安や人間関係に関する心配で自己開示ができないという人は、参考になる本もいくつか紹介しておきますのでチェックしてみてください。


    あなたはなぜ「友だち」が必要なのか


    自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる ――マインドフルネスと心理療法ACTで人生が変わる (単行本)

    内容より内面の静けさ

    どこにでもある話を深くするには自分のメンタルを整えることがまず第一歩です。
    ネガティブな感情は他人とのコミュニケーションを阻害してしまいます。

    様々な研究で確認されている事ですが、自分の内面が落ち着いていてリラックスしているかどうかで、話の深みが変わります。

    これは考えれば当然のことではありますが、焦ったり慌てたりしている人よりも、落ち着いて話している人の方がなんとなく深い話をしている感じがします。
    とは言え、これがかなり難しいわけです。
    相手に理解してほしいとか伝えたい気持ちが前に出過ぎると、人は慌てた状態で話してしまいますし、一生懸命さが前面に出てしまいます。

    実際には、そういった気持ちも抑えて落ち着いてリラックスした状態で話した方が、話に深みも出て相手に伝わりやすくなります。

    話の聞き手の状態や話す内容によって話し方を変える必要もあります。
    論文や研究の内容のように話の内容自体が難しいことを伝えるのであれば、落ち着いた喋り方でゆっくりと話すと話に深みが出すぎて伝わらなくなります。
    ただ、話の内容にそこまで新しさがなかったり、相手にとって抵抗感が少なく多くの人が受け入れているであろう情報の場合には、薄っぺらくなってしまうので深みを出すために落ち着いて話した方がいいということです。

    自分の内面にネガティブな感情がある状態で話すと、そのネガティブな感情は相手に伝わります。
    ネガティブな感情が内面にある状態で話すと、話に深みもなくなり説得力も落ちてしまいます。
    ですから、ネガティブな感情を排除した状態で話すことがまず必要不可欠です。

    研究チームは、相手と会話をする前に、ネガティブな感情を排除して内面の静けさを取り戻す方法について教えてくれています。
    会話が得意でなかったり、相手によく誤解を与えてしまうことでコミニケーションが苦手な人も多いと思います。
    これはこの内面の静けさがない状態で話しているからです。

    内向的な人やコミュニケーションが苦手な人は、自分が相手にどうしてもこれを伝えなくてはならない追い込まれた状態になってから口を開きます。
    追い詰められた状態で話しているわけですから、内面はざわつきまくっている状態で話しています。
    だから話に深みもなくなったり、本当は周りの人よりもしっかりと物事を考えて話しているのに軽く扱われてしまいます。

    このようなコミュニケーションの問題を解消するための3つのエクササイズを紹介しておきます。

    1. 1分間リラクゼーション
    自分の全身の感覚に注意を向けて、最も緊張している体のエリアを感じ取って、現在の緊張レベルを10点満点で採点してください。
    その後に息を5秒間吸って10秒かけて吐くことを3回行ってから、もう一度自分の緊張レベルを10点満点で採点して、どれぐらい自分の内面が落ち着いたか把握してみて下さい。

    緊張したりストレスを感じたときに体のどこに最も変化が起きるかは人によって違います。
    要するに、自分が会話をする時に、どこに無駄に力が入っているかを探すわけです。
    自分の人生で最も強いストレスで寝込んでしまう位のレベルを10点として、完全にリラックスしている状態が0点です。

    それを探した上で、5秒かけて息を吸って10秒かけて息を吐くことを3回繰り返します。
    そして、改めて同じエリアに感じるストレスレベルを採点します。

    非常にシンプルな方法ですが、ゆっくりと深呼吸するだけでもストレスや緊張は軽減されます。
    人はストレスというものを漠然と捉えすぎています。
    まずは自分の体のどこにストレスが現れているのかということをチェックして、10点満点で採点した上で深い呼吸を3回するだけで、こんなにも心が落ち着いて内面の静けさを取り戻すことができるということを理解できます。

    このゆっくりとした深呼吸でストレスや緊張が軽減するという感覚が、深みがある話ができるようになるために非常に重要なベースになります。

    この研究では脳をファンクショナルMRIでスキャンしながら実験も行っています。
    1分間リラクゼーションを行った人たちの脳をスキャンしたところ、脳の大脳皮質が活性化してコミニケーション能力がアップしていたという研究が複数あります。
    脳機能のレベルからコミニケーションスキルがアップしていたということです。

    2. ライトハンドエクササイズ
    会話の前には落ち着いていたはずなのに、話し始めると緊張感に襲われることもあると思います。
    会話中に自分の内面がざわついてきた気がしたら、まずは自分の右手に意識を向けてください。
    右手が本当に存在していることを実感するために何をすればいいか考えてみて下さい。
    自分の右手がここに本当に存在していることを味わうエクササイズです。

    自分の内面の静けさを取り戻すためには、どこか一点に自分の注意を向ける必要があります。
    自分の内面がざわついていたり、相手にネガティブな反応をされたということから別のところに自分の注意を向ければいいだけです。

    先程の深呼吸も同じですが、会話中にゆっくりと深呼吸をするわけにもいかないでしょうから、自分の右手にとことん注意を向けてみて下さい。

    これは実際に行ってみて下さい。
    自分の右手の存在をたっぷりと感じてみて下さい。
    手のひらと手の甲の感覚の違いや自分の右手の重み、指が感じる感覚と手のひらが感じる感覚の違いなど、とことん味わってみてください。

    どうしても右手に注意を向けることが難しい場合には、30秒だけ右手を強く握り続けてみてください。その上で力を抜くと、入れた力が抜けていく感覚を感じることができます。

    このようなことを行っていただけると人はマインドフルな状態に入りやすくなります。
    ゆっくりとした深呼吸を行うことと同じ効果を得られるので、内面の静けさを取り戻しやすくなります。

    3. 思い出エクササイズ
    人は話している時に相手の内面を見ています。
    ですから、リラックスして話している人に対しては堂々と話しているように感じて話に深みも感じるわけです。
    自分の緊張感を下げた状態で話をすることが必要です。

    相手は皆さんの表情から緊張感を読み取ります。
    相手と会話をする前にポジティブな思い出を思い返しておくだけで、皆さんの表情や体から余計な力が抜けて、自分のメンタルを内面の静けさを保った状態にもっていくことができます。

    ですから、相手と話す前に自分にとってのポジティブな思い出を思い浮かべてみて下さい。
    これだけで目のまわりの緊張がほぐれます。
    人は楽しかった思い出を思い出すだけで目のまわりの緊張がほぐれます。
    それによって落ち着いた表情になり、相手に緊張感が伝わることも少なくなります。

    よく目が笑っていないと言われる表情がありますが、これは目の周りの緊張感によるものです。
    皆さんにとっての楽しかった大切な思い出を思い返してみて下さい。
    それだけで皆さんの目の周りの緊張感が和らぎます。

    たったこれだけのことですが、相手からすると脳内の信頼をつかさどっている部位が活性化します。
    つまり、相手は皆さんのことをより信頼するようになり、信頼をするから自分の深い部分の話もするようになり会話が盛り上がります。

    目の周りの緊張を和らげて、相手と深い話ができるようになるのが思い出エクササイズです。

    人は会話の内容ばかりに注目してしまいます。
    会話の内容ばかりに注目してしまうと、自分の内面がおろそかになってしまいます。
    実際のところ、人は相手の話なんてそれほど聞いていません。

    相手の話を聞くかどうか、深い話をしたいと思うかどうかは、相手の表情から感じ取ります。
    それは相手の目の周りの緊張感によって大きく変わります。
    喋っている内容よりも自分の心の内面の落ち着きを保つことができるかどうかが重要です。

    アフェクト・ボーカライゼーション

    大抵の人は相手の声の抑揚から相手の感情を読み取っています。

    例えば、驚きや悲しみを伝える時には、表情よりも声の抑揚の方が相手に伝わりやすくなります。
    効果的な声の抑揚の使い方を身に付けましょう。

    効果的に声の抑揚を使うためには3つのポイントを押さえてください。
    とても簡単ですが、少し大げさに感じるぐらいにしていただいても相手は気づきません。

    ポイント1:話し声を普段よりも少し低めでゆっくり話す
    特定の目的がない場合には、普段よりも少し声のトーンを低めにして、ゆっくり話すことを心がけて下さい。

    研究では、1つずつの言葉をゆっくり、かつ、重要なポイントについては声の抑揚をベースラインよりも下げて話すことによって、相手の理解度が向上するということが確認されています。
    よほどの難しい内容や新しい情報を話す場合でないのであれば、声の抑揚は少し下げてゆっくりと話すことを心がけて下さい。

    ポイント2:簡潔に話す
    普段の会話では1つの話が30秒以内に終わることを心がけて下さい。
    シンプルかつ短めに話すことを心がけて、自分が話した後は余裕を持って相手の反応を見るようにして下さい。
    長くても30秒ほどで話したら必ず相手の反応を見ます。
    相手の反応を見るからこそ深みのある話ができるはずです。

    ポイント3:感謝の気持ちを持ちながら話す
    普段の会話の中では、話す内容よりも自分の心の内側の冷静さを保つことが重要です。
    相手と会話をする前に、自分が相手のどこを素晴らしいと思っているか考えてみて下さい。
    自分が相手のどんなところを尊敬しているのか自分に問いかけてみて下さい。

    オススメとしては3つ尊敬できるところを探してみてください。
    尊敬できるポイントを頭に浮かべながら話をするようにして下さい。

    これによって自然と声のトーンが変わります。
    人は相手に対して敬意を持っていると自然と声のトーンのベースラインが下がります。
    相手のどこに学ぶべきところがあるかを考えていただけると、自然と声のトーンが下がり、相手に対する敬意を伝えることもできるようになりますし、影響力を高めることもできます。

    こんなにも簡単なことなのに多くの人が普段の会話の中でできていません。
    実際の研究によってこんなにもシンプルなテクニックにまで落とし込むことがされているのに、多くの人がこんな素晴らしい情報にアクセスできていません。
    世の中に広まっていないだけで、こんなにも使えるテクニックは無数にあります。

    ここから先は、会話がより深くなるテクニックと、関係が崩壊するだけのやってはいけないことを解説していきます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、思わず心を開いてしまう人はどんな人ですか?」【信頼感のための12のNot to Doリスト】

    2023-01-19 12:00  
    330pt
    あなたが、思わず心を開いてしまう人はどんな人ですか?

    今回は、女性の警戒心を取り除く LINE のやりとりについての相談をもとに、恋愛だけでなくビジネスや営業の場面でも役に立つ信頼関係を築く方法について解説させてもらいます。

    「Q. ナンパした相手の警戒心が取れていません。LINE のやりとりで信頼関係を築くコツを教えてください。」

    LINE に関しては、Dラボでモテるファーストメッセージについて解説した動画がありますので、そちらを参考にしてもらいたいですが、自分の話を長々とすることだけはやめてください。

    自分の話をするのは相手に安心をしてもらうためではありません。
    自分の話をするのは相手の話を聞くためです。
    例えば、自分の兄弟の話をしたら相手の兄弟の話も聞くことができます。
    自分の休日の過ごし方を話したら相手の休日の過ごし方も聞くことができます。

    自己開示は相手の話を聞いてもいい流れに持っていくためにするものです。
    自分の話をして信頼してもらいたいと考えるのではなく、自分の話をきっかけに相手から聞きたい話を聞くようにしてください。

    自分がどれだけプライバシーな話をしたかということによって、人間は相手に対する信頼や安心感を感じることができます。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    営利目的の壁

    営業やビジネスの話をする際、商品やサービスを売りに来ているということを当然相手は理解しています。

    お金目的だと判断されると、人は当然それをシャットアウトします。
    商品やサービスがどんなに良かったとしても、お金目的だと思われた瞬間に商談は終わるという研究もあります。

    全く同じコーヒーを出していたとしても、「NPO 団体が非営利で作ったコーヒーです」と言われた場合と、「一般の企業が作ったコーヒーです」と言われた場合では、コーヒーの味さえも変わってしまうそうです。
    非営利目的で作られたコーヒーは美味しいと評価されます。
    これぐらい営利目的だということを突破するのは難しいということです。

    ビジネスの場面では多くの人がこの営利目的の壁を突破できていません。
    では、どうすればこの壁を突破して相手の懐に入っていくことができるのでしょうか?

    そのためには「傾聴」が重要になります。
    傾聴のテクニックについてはこちらの一問一答も参考にしてみてください。
    一問一答「あなたは人の行動を変えられると思いますか?!」【聞き上手の力】

    ただ、傾聴のテクニックを使ってもうまくいかなかったり、相手の話をただ聞くだけで終わってしまったという人もいると思います。
    実は、傾聴する際にやってはいけないことがあります。

    営業力を上げる12のNot to Doリスト

    1. 頭の中で違うストーリーを展開しない
    相手の話を聞いているフリをしている人がいます。
    相手が話しているのに自分の頭の中で空想や妄想をしている人です。

    映画を見たりしている時にも、違うことを頭の中で考えたりしています。
    これと同じように、相手が話している時に頭の中で違うストーリーを展開している人が結構います。

    相手の話に全力でマインドフルに集中できる人と集中力がなくて違うことに気が逸れてしまう人を比べると、相手からの印象はまったく違うという研究があります。
    自分の頭の中の妄想をストップして、相手の話にマインドフルになるだけでモテるようになるという研究もあるぐらいです。

    お金目的だと思われている時点で相手からの印象は最悪です。
    相手からすると、商売が目的で自分の話になんて興味がないと思っています。
    ですから、頭の中の空想や妄想をストップするだけで相手からの印象はかなり変わります。

    マインドフル・リスニングという瞑想のようなスタイルで相手の話に集中するという方法があり、それについて学ぶのであればこちらの本がとても参考になります。

    こちらはとても読みやすいですし、相手の話に興味を持って聞くというのはどういうことなのかがしっかりわかると思います。

    ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフル・リスニング (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)

    瞑想を行ってマインドフルになれるようにすることももちろん効果的ですが、相手の話を聞く際には、話の内容だけでなく相手の声のトーンや抑揚など、相手の話のディテールに集中するようにしてみてください。
    集中して相手の話に聞き入っている印象を持たれるようになります。

    話を聞いている時に、話とは全く関係のないストーリーが頭の中で展開していないかチェックしてみてください。
    傾聴のテクニックにもあった、定期的に相手の話の内容を短く要約して、自分の理解が間違っていないか確認するための質問を使うようにもしてみてください。

    そして、相手の話を聞いている際には、相手との共通体験を探すようにしてください。
    自分との共通点を意識していると自然と集中できるようになります。

    2. 頭の中で反論しない
    人は自分の頭の中で考えていることが相手にバレていないと思っています。
    ですが、実際には、人は相手が頭の中で考えていることをある程度は見抜くことができます。
    もちろん考えている内容を見抜くことは難しいですが、自分の意見に対して相手がポジティブなのかネガティブなのかはある程度見抜いています。
    相手の脳が反論モードになっていると人はそれをなんとなく察知します。

    相手が話している内容に対して「それはちょっと違うな」と心の中で考えていると相手にはバレます。
    とはいえ、相手の意見を全て受け入れる必要があるということではありません。

    ポイントとしては、疑問は持っても反論は持たないようにしてください。
    「それは違う」「間違っている」ではなく、
    「なるほど、この人はそう考えるんだ」「なぜそう考えたのだろう?」
    と疑問を持ってください。

    相手の意見に疑問を持つのは構いませんが、反論を持つと相手にバレます。
    相手の話を聞く時には、自分の脳を反論モードではなく「疑問モード」「興味モード」に切り替えてください。
    それによって自然と相手の話により集中することができるようになります。

    反論モードになると相手の話を聞かなくなります。
    興味もなくなるので、いつのまにか違うストーリーが頭の中で展開されます。

    相手が自分とは違う意見を言っていたとしても、頭の中で反論するのはやめましょう。
    もし相手の意見を変えないといけないという場合も、反論するのではなく興味と疑問を持って質問していくようにしましょう。
    相手が間違っているのであれば、自分でその間違いに気づくように質問を投げかけていくことが大事です。
    興味を持った疑問や質問は失礼にはあたりません。

    3. ネガティブ(特に怒り)に飲まれない
    営業職としては外向的で楽観的な人が向いているとよく言われたりします。
    これはネガティブな感情に飲まれやすいかどうかでかなり変わってくるからです。

    ネガティブな感情に飲まれると、相手の言っていることも全てネガティブにとらえてしまいます。
    相手が言っていることがネガティブだと感じると、落ち込んで潰れるか、自分の方が正しいと意固地になって、時には怒りをぶつけてしまいます。

    営業とは心理的に距離を縮めて信頼してもらうための作業です。
    ネガティブな感情にとらわれてしまうと、相手はそこまで別にネガティブでもないし、顧客になりうる人であるにも関わらず、その可能性を無下につぶしてしまうことになります。

    相手の話を聞いている時には、相手の意見や性格を推測していろいろ考えたくなるとは思いますが、自分の判断がネガティブ思考やストレスによって歪んでいないかチェックしてみてください。
    自分の感情に対して客観的に判断することが大事です。

    話している時にネガティブな感情を感じたとしたら次のように自分に質問を投げかけてみてください。
    「それ、八つ当たりではありませんか?」
    自分のストレスによってネガティブに捉えていたことに気づければ、そこで方向転換することもできます。

    人は怒りの感情を感じていると自分が正しいと思い込みます。
    怒りは相手を叩いて攻撃する感情ですから、仕事に限らず、怒りの感情を感じれば感じるほど振り上げた拳の落としどころがわからなくなります。
    自分が正しいと思い込むので、結果的に商談も話し合いも失敗しやすくなります。

    とはいえ、客観的になるというのは難しいと思いますので、クリティカル・シンキングを意識してみてください。
    複数の観点から物事を見る練習をしていると、ネガティブな感情に飲まれることも少なくなります。
    そのためにはこちらの本を参考にしてみてください。

    悩む力ー天才にすら勝てる考え方「クリティカル・シンキング」

    それも難しい場合には、少なくとも呼吸に集中してください。
    怒りを感じると呼吸は浅くなります。
    それに気づいて逆にゆっくりと呼吸するようにしてみてください。
    人がゆっくりと呼吸している時に怒るのは難しいです。

    頭ごなしに否定されたりすると怒りの感情が湧いてきたりするのもわかります。
    そんな時もネガティブな感情に飲まれるのではなく、ゆっくりと深呼吸して感情を落ち着かせてみてください。
    ゆっくりと深呼吸を2回から3回するぐらいでも感情に飲まれなくなります。

    4. アドバイスは最後までしない
    特に営業では自分に専門知識があるのでアドバイスをしがちです。
    ですが、人は求めていないのにアドバイスをされると「自分を否定された」と感じます。

    専門家であれば尚更求められてもいないのにアドバイスをするともったいないと考えてください。
    特に男性は女性に対して偉そうにアドバイスをしてしまいがちです。

    女性は自分のことを理解してくれる人と付き合ったり仕事を一緒にしたいと思っていることが多いです。
    そのような場合は相手の感情に寄り添う傾聴のテクニックを使って感情を引き出してください。
    それからアドバイスを求められた時に、必要な情報を提供することが大事です。

    もちろん、相手に対する気遣いや優しさとしてのアドバイスは必要な時もあるでしょうが、ビジネスの場面で下手にアドバイスをすると、上から目線で商品を押し売りしようとしているように思われます。

    基本的には感情に寄り添って共感を示してください。
    3回求められたらアドバイスをするぐらいで丁度いいぐらいです。

    5. 単調な相槌を打たない
    話を聞いていないのに相槌を打つ人が結構います。
    集中して話を聞いていないし内容を理解もしていないのに、ただの作業として相槌を打っています。

    これは自分でするか、そんな人を想像してみてください。
    聞いていないのに相槌を打つと、相槌を打つパターンが均一になります。
    テンポも全く同じになり、話を聞いていないことはすぐにバレます。

    もし話を聞きそびれた場合は、それを正直に言って聞き直した方がいいです。
    ちゃんと話を聞いているけれど、そこだけ話を聞き逃したと思われます。
    興味も疑問もないのにただ相槌を打っているというのは、かなり信頼を失いかねません。

    ただ首を振るだけが相槌ではありません。
    シンプルな質問や要約を投げかけるリアクションのパターンをいくつか考えておくことも大事です。

    6. 次の話を考えない
    相手が喋っている時に、その話が終わったら自分の鉄板ネタの話をしようと考えたりしている人が多いです。
    このリハーサルのような行為をしていると信頼を失います。

    自分の次の話を考えているということは、目の前の相手の話から注意がそれている状況です。
    相手の話から注意がそれると、相手はそれに気づきます。
    これは話が上手い人ほど陥ってしまう残念な現象です。

    例えば、飲み会の場では話題の中心になったり、喋るのも上手でコミュニケーション能力も高いのに、なぜか営業では売れなかったり、ビジネスで信頼を築くのが下手な人がいます。
    それは相手の話を聞くことではなく、自分が喋ることばかりを考えているからです。

    対策としては、相手から質問を投げかけられるまではひたすら話を聞くことをトレーニングだと思ってしてみてください。
    質問に関しては何を聞かれるかわからないから準備ができません。
    相手から質問が飛んでくるまではひたすら傾聴です。
    鉄板ネタの引き出しを増やしておくことも使えると思います。
    いくつも引き出しがあるのであれば、わざわざ相手が話している時に準備する必要がありません。

    ここから先は、さらに信頼関係を深めるために避けてもらいたいポイントを解説していきます。
    誰とでも仲良くする必要はありませんが、どうしても心を掴まなくてはならないタイミングや人もいると思います。
    その時にチャンスを逃さないために続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、もっと心の内側に入っていきたい人は誰ですか?」【傾聴力を鍛えるトレーニング】

    2022-08-09 14:00  
    330pt
    あなたが、もっと心の内側に入っていきたい人は誰ですか?

    今回は、結婚する予定の彼女がコロナの最前線で疲弊していることについての相談をもとに、相手との信頼関係を築くための傾聴のトレーニングについて解説させてもらいます。

    Q. コロナの最前線で頑張っている彼女が疲弊して、最近思考がとてもネガティブで自分の価値を下げるような発言が多く不安定です。結婚する予定ですが彼氏としてどのように立ち回ればいいのでしょうか?

    コロナで極限の状態にいて、ずっと仕事を強制されているという状態になれば、忙しすぎてどうしてもメンタルは病んできます。
    このような場合には変にこちらから何かを求めるのではなく、相手の気持ちをただ聞き出してその感情にタイトルをつけるというテクニックがいいと思います。
    いわゆる傾聴と呼ばれるテクニックですが、これは FBI でテロリストとの交渉にも使われるようなテクニックです。
    激高しているテロリストと交渉するネゴシエーターは、交渉する時にまずは相手の話をひたすら聞きます。

    例えば、相手が今仕事が大変で、このまま仕事を続けることができるかどうかも不安だし、自分は結婚相手としてふさわしいか、わからなくなってきたというようなことを話したとしたら、そんなことはないと否定するのではなく、その内容に対して同調するのでもなく、相手のその感情を寄り添って一緒に解釈するようにしてください。
    一緒になって相手が感じている感情には違う視点もあるのではないのかということを紐解いていきます。
    相手の感情を否定するのではなく、一緒になって紐解いていくというスタイルで話を聞いてあげてください。

    寄り添って相手が思っている感情を言葉にさせてあげると、人間は自分の感情を言葉にすればするほどメンタルが安定してきます。
    できるだけ細かく相手の話に対して質問して、その感情を感じた時のストーリーや理由を聞いてあげてください。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    【傾聴】聞く力は人生を変える力

    傾聴のテクニックは、自分の意見を通したり相手の態度を変えたりすることもできますが、今回の相談者の方のように、悩みを抱えている人や苦しい状況にある人、あるいは、トラウマを抱えているような人に対しても使えるものです。

    交渉する時にも、相手を理解したり信頼関係を作る時にも、そして、大切な人のメンタルを安定させるためにも、広く使うことができるテクニックが傾聴です。

    傾聴にまつわる心理学については、以前に一問一答でも解説させてもらったことがあります。
    一問一答「人に誤解されやすくて困っています」〜傾聴の心理学〜
    一問一答「あなたは人の行動を変えられると思いますか?!」【聞き上手の力】

    相手に態度を変えてもらいたいとか、何かの交渉をしたいとなると、例えば、10の時間があったとしたら、そのうちの8を自分の言いたいことを言うために使ってしまう人が多いと思います。
    これは大きな間違いで、まず最初に8は相手の話をじっくりと聞いて信頼関係を築く必要があります。
    しっかりと信頼関係がそこまでにできていれば、残りの2で自分の言いたいことはすんなりと通ります。

    4つの傾聴の基本的なテクニック
    傾聴の基本的なテクニックとしてだけでも4つもあります。
    まずはポイントだけをまとめておきます。

    その1:口出し・反論・評価は禁止
    相手の話に対して、口出しをしたり否定的な意見を言うことも、良いとも悪いともそれを評価することも一切しません。

    その2:短く定期的に頷く
    相手が同意を求めてきたり息継ぎをしているタイミングに合わせて短く頷くようにします。

    その3:相手の発言をコンパクトにまとめる
    相手の情報をコンパクトにまとめるわけですが、その際には「要するに・・・」「つまりは・・・」というような言葉でまとめてはいけません。

    あくまで相手の発言を自分が正しく理解することができているかという確認をする意味で内容をまとめて伺います。

    その4:手短な質問を繰り返す
    時々、手短な質問を繰り返して相手に話を聞いているということを伝えるようにします。
    相手がそれまで話した内容に対して、自分の素朴な疑問を短い質問で投げかけるような感じです。

    ここで質問する内容は自分がわからないことではなく、相手が話したいであろうことにしてください。
    相手が何となくもう少し話したそうにしていた部分に触れると話が広がりやすくなります。

    聞き上手で人生を変える

    聞き上手な人は、それだけで相手のモチベーションを高めることもできますし、色々な情報を周りから教えてもらえるというメリットもあります。
    この情報を周りから教えてもらえるというところが結構大切なポイントで、今の世の中では様々な情報が溢れています。
    この情報が溢れた世界では、情報というものは、情報の質と鮮度が重要になります。
    そんな状況の中で、一番いい情報を手に入れることができる人は聞き上手な人でもあります。

    さらに、人間は自分の話を聞いてもらうことで脳が興奮するということもあります。
    実際に、人間が相手に話を聞いてもらっている時に脳がどんな反応をするのかチェックした研究があり、それによると、脳の報酬系と呼ばれるところが話を聞いてもらっている時には活性化していたそうです。
    報酬系は僕たちがご褒美をもらったりした時に反応する部分で、話を楽しそうに聞いてもらっていた間は、そこが強く反応していたということです。
    人間が楽しく話を聞いてもらっている時の脳のその活動は、現金をもらった時やおいしいご飯を食べている時と同じような活動を示しているとされています。

    ですから、一生懸命楽しい話をしようとしたり、会話を盛り上げようと努力する人もいるでしょうが、そんな労力をかけなくても、聞き上手になるだけで、相手に現金を渡したり美味しい食事を一緒にした時と同じぐらい脳のレベルでは相手に快感を作り出すことができるわけです。
    その結果、話を聞くだけで相手の考え方や意見を変えたり、相手を自分の味方にすることができます。

    聞き上手になるためのおすすめ本
    聞き上手になるための、おすすめの本を紹介しておきます。

    質問することによって、人間の心を動かすこともできますし、読むこともできます。
    これを上手に応用すれば、相手の行動を変えるだけではなく人間関係を良好にするためにも役に立ちますし、皆さんが相手に裏切られないかということを予測することもできるようになります。


    問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

    相手の話を聞くのが苦手だという人も多いと思いますが、相手の話に興味を持って聞くというのはそれだけで瞑想のようなトレーニングにもなります。
    マインドフル・リスニングという瞑想のようなスタイルで相手の話に集中するという方法があり、それについて学ぶのであればこちらの本がとても参考になります。


    ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフル・リスニング (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)

    相手の話にマインドフルになるという意味では、こちらも参考になると思います。
    マインドフルな男性は仕事ができるようになるしモテるようになるという研究もあります。そんなマインドフルネスの基本について理解できると思います。


    自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス

    人に頼み事をするのが苦手だという人も多いと思います。
    聞き上手な人は、相手の話をじっくり聞いて心の中に入ってから提案します。
    それによって、相手は素直にその提案を受け入れてくれます。

    人間は誰かに頼まれたことをしたりお願いを聞くとその相手に好かれるだろうと思いがちですし、断ると嫌われるのではないかと思いがちですが、実際にはそんなことはありません。
    心理学的には誰かの頼みを聞くよりも、誰かに頼みごとをした方が好意を持たれやすいということがわかっています。
    人間は助けてくれた人ではなく、助けた相手を好きになる性質があります。ですから、人を上手に動かすためにも、周りの人に助けてもらうということが大切です。
    そのための方法はこちらが参考になると思います。
    人に提案したりお願い事をするのが苦手だという人には、ぜひ読んでもらいたい本です。
    頼み事が上手くなるというのは人間関係が上手くなるということです。


    人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学

    職場の仲間や部下だけでなく、取引先に対しても聞き上手になることで大きなメリットを引き出すこともできます。
    自分の意見を押し付けたりするのではなく、相手が自分で答えを出す質問の仕方と話の聞き方としては、こちらの本がとても参考になると思います。


    謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    傾聴力を高める7つのトレーニング

    傾聴のテクニックを使って相手の話を聞くことで、相手のメンタルを安定させたり信頼関係を築くことができるとわかっていても、ついつい自分の言いたいことばかりを言ってしまうことがある人も結構いるのではないでしょうか?

    傾聴力を高めるための7つのトレーニングについて解説しておきます。

    トレーニングその1 :話を譲る
    もし、相手と同時に話をし始めた時には、必ず自分が譲るようにしてください。
    相手が譲ってきたとしても、絶対に自分からは話さないでください。

    これが重要なポイントで、これを習慣にしておくだけでも、自分から話したいという欲求を抑えるトレーニングにもなります。
    さらに、同時に話を始めた時はチャンスです。
    相手は譲ってくれたという感覚を持ってくれますし、相手の話が終わった後には必ずこちらの話も聞いてくれるようになります。

    話を譲るというのはとても重要なポイントです。
    話がかぶった時だけでなく、自分が話している時に誰かが割って入ってくることもあると思いますが、その時も必ず譲ってください。

    話したい様子の人がいたり、話に割って入ってきたら全て譲ってください。
    常に譲っていれば、必ず最後に皆さんが話す順番になります。
    その時には周りの人たちは皆さんの話を聞く姿勢になっていますので、ここで話すと心に刺さります。

    人が話したいのを抑えて自分が話すことを貫く人もいますが、自分は話すことができて気分がいいかもしれません。
    ですが、相手は自分が話したいわけですから、話の内容は全く入ってこないわけです。

    話に割って入ってきたりされるとイラっとくることもあるでしょうが、すべて傾聴のトレーニングだと考えてください。

    トレーニングその2 :答えがわかっていても待つ
    相手が話していて、途中で話に詰まったり言葉が出なかったりすることもあると思います。
    相手が思い出そうと考えている時に、答えを思いついたからとすぐに言ってしまう人が多いですが、この時も、相手の台詞を引き取って終わらせてはいけません。

    相手が覚えているかと質問してきた時には答えてもいいですが、聞かれてもいないのに自分が言って話を奪ってはいけないということです。

    もし、相手が話に口ごもって会話に緊張感が生まれたり会話が進まなくなった場合には、沈黙を恐れて話したくなることもあるでしょうが、この時も、相手が考えている時の沈黙を自分の言葉で埋めることは絶対にしないでください。

    相手が一生懸命考えている時に自分が口を出すと、それは相手の発言ではなく自分の発言になってしまいます。
    人間は自分の話をたくさん聞いてもらったと感じるから、返報性の原理で、逆に相手の話も聞く気になります。

    相手が一生懸命考えて思い出そうとしている時には相手から注意をそらさず、じっくりと一緒に待ってあげてください。
    皆さんが話す時に、言葉に詰まったり思い出せない時もあると思います。
    皆さんが先に相手が考えるのをじっくり待つ姿勢を貫いていれば、皆さんが話す場面で言葉に詰まっても相手は待ってくれます。

    相手が言葉に詰まった時も、それは傾聴のトレーニングのためのチャンスだと考えてください。
    そこでじっくりと慌てず待つことで、相手との信頼関係を築くことにも繋がります。

    そして、これによって相手が「この人はじっくりと話を聞いてくれるし、もし言葉に詰まっても待ってくれる人だ」と感じるようになってくれると、それが交渉の場面であっても、会話が敵対的な方向に進むことはまずありません。

    それが初対面の人であっても、難しい交渉の相手であっても、最初にじっくりと相手の話を聞いて、「この人は自分の話を聞いてくれる人だ」という印象を与えることができれば、その後からどうとでもなります。
    多くの人は序盤から自分の話をして結論を出そうとしますが、信頼関係のためには下地づくりが欠かせません。

    ここから先は傾聴のトレーニング方法の続きを紹介していきます。
    大切な人間関係で後悔したくないとか、より信頼関係を築いていきたいという方はぜひチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたは人の行動を変えられると思いますか?!」【聞き上手の力】

    2022-01-27 15:00  
    330pt
    あなたは人の行動を変えられると思いますか?!

    誰でも少なからず行動を変えてほしい相手はいると思います。
    身近な家族やパートナー、友達や仕事の仲間、仕事上の付き合い、いろんな関係があると思いますが、行動を変えてもらいたいのであれば「心を掴む」ことです。
    これができていないと信頼関係も築けませんし、仮に無理やり言うことをきかせたとしても、いつかはそんな関係は終わってしまいます。

    今回は、女性との会話のコツについての相談をもとに、相手の心を掴む最強のテクニックである「聞き上手」になるための方法を解説させてもらいます。
    Q. 初対面の女性との会話のコツを教えてください。
    基本的には相手に興味を持つことがとても大切ですので、質問をたくさんすることを意識してください。
    相手が答えたくなるような質問をすることが大切です。
    例えば、相手がワインに詳しい人であれば、ワインの質問をすれば絶対に喜ぶと思います。
    自分の興味を持っていることを質問されたら、喜んで話したくなると思いますので、聞き上手になるのが一番のポイントだと思います。

    聞き上手で人生を変える
    「聞き上手」と言われて皆さんどんなイメージを持つでしょうか?

    ただ相手の話を黙って聞くというよりは、人は誰でも自分が話していて楽しいと感じる人と会話をしたいので、どちらかと言うと、相手から見て話していて楽しい人が聞き上手ということかと思います。

    聞き上手な人は、それだけで相手のモチベーションを高めることもできますし、色々な情報を周りから教えてもらえるというメリットもあります。
    この情報を周りから教えてもらえるというところが結構大切なポイントで、今の世の中では様々な情報が溢れています。
    この情報が溢れた世界では、情報というものは、情報の質と鮮度が重要になります。
    そんな状況の中、一番いい情報を手に入れることができる人は聞き上手な人でもあります。

    これからの時代に必要なソフトスキルのひとつ
    ビジネスにおいても、これからの時代に必要なソフトスキルとして「聞く力」が重要だと言われます。
    特に変化の激しい時代では傾聴力と言われる聞く力が重要です。
    この「聞く力」がある人ほど、周りの人を巻き込む力が強くて、相手を説得したり相手にものを売る能力も高くなると言われています。

    この傾聴力は FBI でも重要視されている能力で、FBI では人質の交渉を行う際に相手は極限の状態で頭に血が上っているわけで、そのような状況で交渉する際にもまずは傾聴力が重要だとされています。
    この力によって相手の態度が軟化したり、場合によっては交渉だけで人質を解放してくれることもあります。

    聞き上手になりましょう。

    喋るのが上手な人が有利になるのは、テレビに出る人や人前で講演をするような人だけです。
    そうでないのであれば、日常生活の中では聞き上手な人の方が絶対に得をします。
    喋るのが苦手だという人も内向的だという人もコミュニケーションにおいては全く問題ありません。
    どちらかと言うと、内向的な人の方が観察力があるので、聞き上手になるだけで最強のコミュニケーションができるようになります。

    営業マンとして大成功したとか、ビジネスで投資家から信頼を得て成功した、そんな人の自伝本はたくさんありますが、大抵の場合、そんな成功を成し遂げた人は聞き上手です。
    相手を説得するために必要なのは、一生懸命しゃべったりプレゼンするというよりは、しっかり相手の話に耳を傾け相手が気持ちよく喋れる聞き上手です。
    それによって、相手の態度が自分に対してどんどん寄ってくるということを知っているので、たくさんのファンや味方を作ることができるわけです。
    そんな聞き上手になることはとても重要なことです。

    自分のパフォーマンスと生産性が上がった次の壁
    仕事の効率化については皆さんも考えることが多いと思います。

    皆さんは自分の人生を変えることを考えて、運動や断食、瞑想や睡眠の質の改善も行い集中力も高くなってくると、自分の仕事自体はある程度うまく進むようになったはずです。
    自分の仕事がある程度順調に進み始めた次の段階で、重要になるのは、一緒に働いているメンバーのモチベーションが上がると自分のモチベーションも上がるということです。

    一緒に仕事をしていて楽しいと感じたり、能力が高い人と一緒に仕事をしていれば、当然ですが自分ももっと頑張らなくてはと思えるようになります。
    もちろん、そんな良い仲間を選ぶことができればいいですが、それができない場合でも、自分の周りの人間のモチベーションを低コストで上げることができれば、結果的には自分が一番得をするようになります。

    特に人の上に立つ立場になった時にはこの能力が重要です。
    自分が1人で動く以上の力を手に入れるために人を使うわけですから、上に立つ者の役割とはみんなのモチベーションを上げることです。

    これは上司に限らず、歴史上の偉人たちも同じような事をしています。
    自分の力だけでは多くのことができないので、みんなを鼓舞したり動かすことでモチベーションをコントロールして、集団として大きな成果をあげていました。

    他人のモチベーションを上げる方法とは?
    この他人のモチベーションを上げる方法を理解していない人が多いです。
    会社でもプライベートでも、家庭の中でもこれを理解していない人が結構います。

    他人のモチベーションを上げるための一番の方法は聞き上手になることです。
    聞き上手になることによって、自分だけでなく自分の周りの人のモチベーションや生産性を上げることができるという研究があります。

    聞き上手な人の特徴とは?!
    ゼンガー・フォークマン社の調査で、マネージャー教育プログラムに参加した 3492人を対象に、まずは周りから聞き上手だと認識されている人の上位5%の人を特定しました。
    その上で、その上位5%の聞き上手な人とそうでない人を比べて、その間に仕事上のどんな違いがあるのかということを調べています。
    その結果、聞き上手な人には4つの共通する特性がありました。

    聞き上手の特徴その1 :聞き上手は発見を促す質問をする
    聞き上手と言われると、ただただ相手の話を黙って聞く人を想像するかもしれませんが、特に仕事上の聞き上手においては全く違います。
    聞き上手な人は、話し手の誤りや思い込みに対してもマイルドな質問を行います。

    相手が間違っている時に、それをストレートに指摘すれば当然ですが相手は話す気がなくなります。
    本当の聞き上手は、相手が何か間違えていたり思い込んでいる時には、それに対してマイルドな質問を行って、相手が自らそれに気づくように促します。

    指摘するのではなくその部分についてマイルドに掘り下げた質問をしたりして、相手が間違いを指摘されたと感じるのではなく、もっとその部分が詳しく聞きたいのかと思わせるわけです。

    部下が間違えたことをした時に、それをみんなの前で公開処刑のように指摘する上司がいると思います。
    そんな指摘をするのではなく、相手の話のその部分に興味を持って質問をしてあげてください。
    そうすると、話している側は自分が間違いを指摘されたと感じるのではなく、相手は好奇心を持って自分の話を聞いてくれていると思い、自分で話している間に自分でそれに気付いてくれます。

    間違いを指摘するのではなく、相手に発見を促す質問が大切です。
    相手に行動を変えてもらいたいのであれば、自ら間違いに気づく必要があります。
    聞き上手な人は質問が上手な人です。

    そんなマイルドな質問をすることによって、相手が新しい発見をしたり間違いに気づくというメリットもありますが、それだけでもありません。
    相手は、自分の話に興味を持って色々聞いてくれていると実感することができます。
    自分に興味を持ってくれているという感覚を与えることができます。
    ただ話を聞いているだけでは、自分や自分の話にちゃんと興味を持っているのか不安になってしまう場合もあります。

    聞き上手になるためのおすすめ本
    聞き上手になるための、おすすめの本を紹介しておきます。

    質問することによって、人間の心を動かすこともできますし読むこともできます。
    これを上手に応用すれば、相手の行動を変えるだけではなく人間関係を良好にするためにも役に立ちますし、皆さんが相手に裏切られないかということを予測することもできるようになります。


    問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる
     
    相手の話を聞くのが苦手だという人も多いと思いますが、相手の話に興味を持って聞くというのはそれだけで瞑想のようなトレーニングにもなります。
    マインドフル・リスニングという瞑想のようなスタイルで相手の話に集中するという方法があり、それについて学ぶのであればこちらの本がとても参考になります。
    こちらはとても読みやすいですが、相手の話に興味を持って聞くというのはどういうことなのかがしっかりわかると思います。


    ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフル・リスニング (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)

    相手の話にマインドフルになるという意味では、こちらも参考になると思います。
    マインドフルな男性は仕事ができるようになるしモテるようになるという研究もあります。そんなマインドフルネスの基本について理解できると思います。
    こちらは Amazon の Audible であれば無料で聞くことができるキャンペーンの対象になっています。


    自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス

    人に頼み事をするのが苦手だという人も多いと思います。
    聞き上手な人は、相手の話をじっくり聞いて心の中に入ってから提案します。
    それによって、相手は素直にその提案を受け入れてくれます。

    人間は誰かに頼まれたことをしたりお願いを聞くとその相手に好かれるだろうと思いがちですし、断ると嫌われるのではないかと思いがちですが、実際にはそんなことはありません。
    心理学的には誰かの頼みを聞くよりも、誰かに頼みごとをした方が好意を持たれやすいということがわかっています。
    人間は助けてくれた人ではなく助けた相手を好きになる性質があります。ですから、人を上手に動かすためにも、周りの人に助けてもらうということが大切です。
    そのための方法はこちらが参考になると思います。
    人に提案したりお願い事をするのが苦手だという人には、ぜひ読んでもらいたい本です。
    頼み事が上手くなるというのは人間関係が上手くなるということです。


    人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学

    職場の仲間や部下だけでなく、取引先に対しても聞き上手になることで大きなメリットを引き出すこともできます。
    自分の意見を押し付けたりするのではなく、相手が自分で答えを出す質問の仕方と話の聞き方としては、こちらの本がとても参考になると思います。


    謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    聞き上手の特徴その2 :聞き上手は相手の自尊心を高められる
    聞き上手な人は、相手に対して自分がサポートするという印象を与えることができます。
    聞き上手になればなるほど、相手は皆さんに対して信頼感を持つようになりコミュニケーションに対しても満足感を感じるようになります。

    例えば、上司が期待しているということをヘタに伝えると、それが余計にプレッシャーになったりすることもあると思いますが、聞き上手の場合にはそんな問題も起きないわけです。
    話している相手は、自分はサポートされていて信頼されていると感じます。

    相手が部下であっても後輩であっても、取引先であったとしても、この信頼されているという感覚を感じさせることで、この人には安心して話をしたり頼み事をしてもいいと思わせることができます。
    ですから、聞き上手な人はたくさんの人脈や情報を持っています。
    これはみんながその人であれば安心して話すことができるからです。
    聞き上手になることは、仕事で周りのモチベーションを上げるだけでなく、仕事上の良い関係を築く為には欠かせないようです。

    自分の深い部分まで喋れるような感情を相手に抱かせることができます。
    この自分の深い部分まで喋れるということが結構重要で、それによって人は自分の深い部分まで喋った相手のことを人は好きになるという特性があります。
    普通に考えると、自分の好きな相手を信頼して深い部分を喋れるのが人間ですが、人間というのは不思議なものでその逆も起こります。
    自分のプライベートの話は誰にも言えないような話をしてしまうと、それによって相手のことを信用してしまうということが起こります。

    聞き上手の特徴その3 :聞き上手は協力的な会話をする
    聞き上手でない人は競争意識が強くて、相手の言葉の誤りを指摘したりするだけでなく、まるで論破でもするかのような話の聞き方をしてしまいます。
    仕事になるとこの話の聞き方をしている人が思っている以上に多いです。

    聞き上手な人は、相手が間違っていることを指摘しないといけない場面であっても、それはあくまで相手が間違えて損をしないためにしているサポートするための行為だと相手に感じさせます。
    仮に指摘する場合であっても、あくまで相手のためにそれで大丈夫なのかとマイルドに質問するようにしてください。
    相手に指摘されたと感じさせてはいけません。
    相手の粗を探す姿勢と相手のために相手が損をしないための姿勢で質問するのでは、相手からのかなり印象は違います。

    多くの人は相手の間違いを指摘して説き伏せて、その場で相手の態度を変えようとします。
    大抵の場合、それは嫌われるだけですし時間の無駄にしかなりません。
    誰でも考えればわかることですが、相手を指摘してその場で相手が認めて謝るなんて経験はないのではないでしょうか。
    後になって、相手が自分で気づいて自分の言っている方が正しかったと言われ、そこからまた仲良くなったり関係が深まっていくはずです。

    相手が間違ったことを言っていて、それを指摘したいと思っても、あくまで協力的な態度でそれを伝えるようにしてください。

    聞き上手の特徴その4 :聞き上手は提案をする
    聞き上手な人は相手が受け入れやすい方法でフィードバックを行います。

    話を聞く人は信頼される人です。
    ですから、聞き上手な人は基本的に相手から信頼される状況になっているわけですが、その上で相手が受け入れやすい方法でのフィードバックを心がけます。

    そのため聞き上手な人は自分の考えを押し付けてくるような印象を相手に与えることがありません。
    力があったり上下関係がある場合には、その力で押し付ければ相手はイエスと言うかもしれませんが、心の奥底では何も変わりません。

    聞き上手な人は、相手に質問をすることによって相手の心の中に入ってから新しい提案をします。
    それによって、聞き上手な人は押し付けたりするのではなく、相手に素直に自分の提案を受け入れさせることもできます。

    そんなフィードバックが多くなるので、その結果、自分の結論を押し付けてくるような印象が薄まります。
    相手の話をじっくり聞いて、言い回しや表現を相手に合わせることができます。
    しかも、相手はたくさん話を聞いてくれているので、こちらの話もちゃんと聞いてくれるようになります。
    結果的に、こちらの望む結論を押しつけたり、こちらの考えを提案しているという印象が薄くなります。
    それにより、聞き上手な人の提案は相手が素直に受け入れる可能性が高くなります。

    相手と信頼関係を築きたい
    相手に何かをしてほしい
    態度を変えてほしい
    自分の考え方を受け入れてほしい
    自分の商品やサービスを買って欲しい

    そう思うのであれば、まずは聞き上手になることです。

    聞き上手になって、話をじっくり聞きながら信頼感を与えます。
    その上で、最後に相手が受け入れやすい形で上手に提案を伝えます。
    最強の提案方法は、そんな聞き上手な人たちがしている提案方法です。

    ここから先は、聞き上手になるために必要な6つの要素について研究者がまとめてくれていますので、そちらを中心に解説していきます。
    聞き上手になれば人間関係も変わり、社内でも社外でも仕事がうまくいくようになります。聞き上手になって周りの人を上手に動かせる人間になりたいという方は続きをチェックしてみてください。