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一問一答「あなたは、どんな経験が人生で役に立つと思いますか?」【若い時にやると人生変わる行動】
2022-12-15 12:00330ptあなたは、どんな経験が人生で役に立つと思いますか?
今回は、大人が今からでも大学に行く価値があるのかという相談をもとに、よりよい人生のために少しでも早めにしておくべき行動についてまとめさせてもらいます。
「Q. 今40代ですが、今から大学に行く価値はあると思いますか?」
全然あると思います。
40代を過ぎてからの一番いい習い事としては、音楽や楽器に関する勉強と語学学習だと言われています。
大人になってから新しいことを学ぶというのは、人生の幅を広げるというだけでなく、それまで過去に学んだ様々な経験や体験が新しいことを学ぶことにより活かされます。
ですから、子供の頃や若い時に学んだり勉強するよりも、大人になったり社会人になってから自分に何が必要なのかということを理解したり、もっとこれを勉強したいと思ってから学んだ方がちゃんと頭に入るような感じがする人も多いと思います。
ほとんどの人は社会に出てからの方が学ぶことが捗ります。
多くの人は高校を出てからすぐに大学に入りますが、高校を出てから1年から2年ぐらいワーキングホリデーのような形で海外に出たり、自分が興味を持ったところでインターンのように働いてみたり、ある程度社会での経験をした方が良いのではないかと僕は思っています。
やはり、一度でも社会に出てある程度の経験をしないと、社会に出てから何が必要なのかということが学べないと思います。
そのせいか、立派な大学を出ていても、Word と Excel と PowerPoint 以外は特に社会で役に立つ能力が何もないという学生は少なくありません。
そういう意味では、実践的な情報を知っている状態で大学で学ぶというのは、とても価値のあることだと思います。
僕自身も自分を振り返ってみて思うことですが、大学で勉強していた時よりも今の方がはるかに勉強しています。
これは何が必要なのかということが明確にわかったからで、そこからマネタイズする方法もわかっているので、今の方が勉強に対する自分が感じる価値がとても高いです。
ですから、今から大学に行くというのはとてもいいことだと思います。
ただ勉強の仕方は変えた方がいいです。
若い人たちと同じようにゴリゴリと勉強しても成果が出づらいので、効率的に学ぶ方法について知っておいてほしいと思います。
最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法
こちらは僕の本ですが、オーディオブックであれば今なら1人1冊無料で聞くことができるキャンペーンの対象になっています。
これで勉強法について学んでいただければ、若い人にも負けないインプットの方法も使えるようになると思います。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
より良い人生のためにできるだけ早いうちにしておくべき行動とは?
今回は、若いうちにしておくと人生が変わる8つの行動として解説していきます。
これは大人になってから行なっても効果がないわけではありません。
出来る限り人生の早めの時期に始めておくと、自分の人生において非常に有利な状況になる行動について紹介させてもらいます。
今皆さんがこの瞬間から人生をより良い方向に変えたいと思うのであれば、まずは何から手をつければいいのか、あるいは、皆さんにお子さんがいるとか、皆さん自身がまだ人生の序盤の段階だというのであれば、今何をしておけば人生の後半で有利になるのかということを解説できればと思います。
1. 読書
まず、皆さんの人生を変えたりより良い方向に進めるために、できるだけ人生の初期に行っておくべき行動、それは読書です。
実は、僕たちが人生で抱える問題のほとんどを、その読書による知識ではなく、読書という行動をとったことにより得ることができる副産物がたくさんあり、それが解決してくれます。
読書は筋トレと同じで、最初から難しい本や分厚い本を読めるわけではありません。
ですから、子供や今まであまり読書をしていなくて苦手な人は、最初は別に無理をする必要はなく薄い本から始めればいいです。
誰でも集中力や忍耐力を少しずつ身につけながら、徐々に徐々に難しい本や分厚い本も読めるようになり、専門書や哲学書などいろいろな本も読めるようになります。
読書により僕たちの人生の質が上がります。
読書をすればするほど人生の質は上がるし、社交性も身につき、自分だけでなく家族まで幸せになるということが示された研究があります。
読書をすることにより年収が上がるとか、年収が高い人ほど読書をするといった研究はたくさんありますが、香港大学の研究で、過去に行われた読書と子供の発達に関する研究から質の高い19件の研究をピックアップしたメタ分析があります。
これは家族単位で行われた研究で、子供だけでなく、その親や兄弟に対してもどんな影響が与えられるのかということまで調べています。
その結果わかったこととして、子供が本を読めば読むほど、子供の問題行動はどんどん減っていき人生の質も高まり、問題解決能力も高まり、対人コミュニケーションが上手になることで人間関係も良くなっていたということが確認されています。
3歳から6歳の子供が対象になっていますので、親が一緒に読書をしたり親が読み聞かせをするということもあります。
一緒に本を読むということをした親や、子供に読み聞かせをした親は、なんと自尊心が高まるという効果が確認されています。
子供が夢中になっている本や子供の課題図書をバカにせず親も一緒に読んでみるというのは、親にとってもプラスになるわけです。
子供と一緒に読書をした親は自尊心が高まり、子供との関係もより良くなり、さらに人生の質も向上していました。
さらに、子供や家族との関係も良くなるというだけではなく、なんと毎日のストレスが減少してうつ症状まで軽くなったということも確認されています。
忙しい人ほど、しんどい人ほど、仕事で疲れている人ほど、ママ友との関係や学校での関係や親戚との関係でストレスが溜まり悩みを抱えている人ほど、子供と一緒に読書を楽しんだり子供に読み聞かせをしてあげるべきです。
これを毎日した方が、親は自分の行動や自分の人生に自信を持てるようになるし、当然子供との関係が良くなるだけでなく、周りの人との人間関係も良くなり人生の質も高くなる上に、ストレスが減って鬱になる可能性も減ります。
読書とは家族みんなですべきことです。
子供向けの本や絵本からでも十分です!
絵本も、子供の頃に読んだことがある絵本であっても大人になってから読むと、深いストーリーを感じたりすることもあると思います。
例えば、『100万回生きたねこ』という絵本がありますが、これも大人になってから読むと考えさせられることも結構あります。
ですから、絵本に限らず子供向けの本だからといってバカにせず読んでみるのも良いのではないでしょうか。
100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)
読書のメリットは万人が得られる!
読書のメリットは文化や収入や育ちに関わらず得ることができるものです。
どのような育ちであっても、どんな文化圏で生まれたとしても、収入の高い人であってもそうでない人でも、変わらず読書のメリットは得ることができるということです。
読書や昔ながらのアナログなおもちゃなどは言語能力を鍛えてくれますし、普段から読書をしている子供の方が創造性が高くなるという研究もあります。
オリジナリティを発揮して価値ある人生を歩みたいのであれば、できるだけ早いうちから読書習慣を身につけてください。
一冊を読み通す力をできるだけ早いうちに鍛えておくことが大切です。
人生を考えるために役に立つおすすめ本
今回のおすすめの本としては、人生の初期の段階でしておくべき事や自分の人生や子供の人生を考えるために役に立つ本をいくつか紹介しておきます。
これは若いうちの行動が人生をどれぐらい決めるのかということを教えてくれる本です。
若い人は今のうちに何をしておけば人生がイージーモードになるのかということを理解できますので、ぜひこちらを読んでみてください。
すでに20代を超えてしまったという人も、読んでもらえれば自分の若い頃に何が足りなかったのかということを理解して、今からでも追いつくのも遅くないと思います。
人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
瞑想は注意力のコントロールのためのものですが、瞑想は読書ととても似ています。
瞑想では自分の注意が余計なところにそれたらそれを戻すトレーニングですが、これは読書も同じで、読んでいて関係のないところに注意が逸れてしまった時には、それを本の内容に戻すことにより読書力を鍛えることができます。
ですから、この瞑想と読書を一緒に学ぶということを行うと、効率よく読書継続力を高めることができると思います。
そのためにもこちらの本はおすすめです。
マインドフルネスストレス低減法
この本は運動をすることによって脳細胞を増やすという内容になっていて、運動を習慣にして頂けると、本を読むスピードも読んだ内容を記憶に残す力も、本の内容をまとめる力も格段に上がります。
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
いくら読書を頑張ったところで、それでもやはり天才には勝てないとか、生まれつきの優秀な人には勝てないというようなことを言う人もいると思います。
そんな人はぜひこちらの本を読んでください。
もちろん成功している人の中にはいわゆる本当の生まれつきの天才もいます。
ですが、成功している人を見ると決してそんな天才ばかりではありません。
では、どのようにして彼らは天才と呼ばれるような成功を成し遂げたり、生まれ持っての天才を超えるような成果を成し遂げたのかということを理解できる本です。
才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法
大人になってからもこのやればできるという感覚がなければ、読書もなかなか続かないということもあると思います。
1冊読み通したことがないという人や難しい本を読もうと思い何度も挫折したという人は、やはり、本を読みきった経験自体がないので挫折しやすくなります。
この本は、やればできるという感覚を正しく持ち、自分の可能性に挑戦するにはどこから始めればいいのかということを学べる本です。
マインドセット「やればできる! 」の研究
2. ソーシャルスキル
早期教育や英才教育というものは、実は、子供の IQ に関しては全く何の関係もないということが言われています。
早めに教育を始めても遅く教育を始めても、子供の IQ レベルについては何の違いもないということです。
早期に教育を始めるより、人生の初期の段階で必要なのはソーシャルな関係を周りと作れる環境です。
早期に良い友達を作るチャンスを与えてあげた方が、子供の将来にとってはプラスになるということです。
複雑な環境が子供たちの知性を伸ばします。
この複雑な環境というのは、そこにいろいろな人がいて多くの人間関係があり日々移り変わっていく環境のことです。
つまり、毎日同じ場所で同じ勉強をするというようなことではなく、時には勉強してもいいし遊んでもいいし、いろいろなイベントが起きて、その中に人間関係があるといった複雑な環境で自分でソーシャルな関係を作っていくということが子供の知性を伸ばすことにつながります。
ですから、家庭では家族みんなで読書する時間を大切にして、子供には早いうちから読書習慣を自然と身につけるようにしてもらい、家庭の外では複雑な人間関係で学べるようにしてあげてください。
ただ、親が子供に対してソーシャルスキルを誤解していることが多いです。
これは周りに合わせる協調性ではありません。
親は子供に対して外向性と協調性を期待しますが、これはソーシャルスキルではありません。
外向性は大切ですが、協調性は別になくても構いません。
ソーシャルスキルは、自分が仲良くなりたい特定の人と関係を深めることができるスキルです。
それと同時に、付き合うべき相手を選ぶスキルです。
付き合うべき相手を選んで、その相手と関係を深める能力がソーシャルスキルです。
若い人たちが人生をより良くするためには、できるだけ人生の序盤において複雑な人間関係に触れておく必要があるということです。
お子さんがいる場合には、そのお子さんのために参考にしていただけたらと思いますし、もうすでに大人になって、今更だと考える人もここから学んでもらいたいと思います。
複雑な人間関係に触れておくことが重要なわけですから、今まで自分が会ったことがないような人たちや、関わったことがないような業種の人たち、今までなかった上下関係や横の関係がある環境などに自ら身を置いて、新しい経験をしてみるのも良いのではないでしょうか。
仕事やバイトを選ぶ際にも、今まで自分が全く関わったことがないような業種を選んだり、今まで触れたことがないような人間関係がある趣味や習い事を選んだ方が未来のためにはなります。
同じような業界ばかりを経験するのではなく、全く違う業界や全く違う上下関係や違う組織構造を持っている業界、全く違うジャンルの経験をした方が将来のためになります。
複雑な人間関係の中に身を置けば、当然誰でも失敗することはあります。
大抵の人は、子供の頃に人間関係がうまくいかなかったり、引っ込み思案になってしまうと、コミュニケーションは技術なのに学ばなくなってしまいます。
学ばないからうまくいかなくなりますし、うまくいかないから学ばないので、ソーシャルスキルから得られる様々なメリットが得られなくなります。
これが人生の後半で大きな差になってしまいます。
良い人間関係を作ることは、良い運動習慣を身に付けることや肥満を克服することよりも健康にとって重要です。
運動習慣を身につけたりダイエットしたいという人も多いでしょうが、健康のことを考えるのであれば、それよりも大事なのは良い人間関係です。
子供の頃にソーシャルスキルを学ぶことが重要だと言われると、周りに大人ばかりがいる環境では、周りに合わせて大人びた態度をとることだと勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが、あくまで子供の頃に重要なのは同世代と一緒に過ごすことができる複雑な環境です。
子供の頃も学生の頃も、子供じみたことに夢中になって構いません。
バージニア大学の研究を見てみると、年齢にそぐわないような大人びた行動をすることによって、若い頃には周りからの人気を集めることができる場合もありますが、年齢を重ねるにつれて、逆にその人気は失われていくということが確認されています。
若い頃は大人びた人が人気になることが多いですが、年月が経つにつれ、いずれイタイやつになってしまいます。
子供の頃は子供っぽくて構いません。大人から見ればバカバカしいことに夢中になっていても構いません。
若い頃から大人びた行動ばかりをしていると、子供の頃でなければできないことを犠牲にしてしまいます。
自分が大人だと思うと周りの子供を見下すようになってしまいます。
それによって人間関係も学べるはずのソーシャルスキルも失ってしまいます。
3. 運動
どんな運動でも効果はあります。
心肺機能を鍛えて疲れづらい体を作るためにはHIITが効果的です。
できるだけ若い頃にしておいた方がいい運動についてまとめておきます。
6歳から8歳の子供たちを対象に、普段の身体活動のレベルと座位時間の長さ、読書能力や計算能力について調べた研究があります。
その結果、中程度以上の身体活動を行なって座位時間が短い子供は、読書能力も計算能力も高かったそうです。
つまり、普段から体をしっかり動かして座っている時間が少ない子供は、読書能力も計算能力も高くなるということです。
さらに、勉強をしている際に体を動かすことの効果について調べた研究を見てみると、体を動かしながら学んだ方が学習効果が高くなるということが確認されています。
日本では座って勉強することが良しとされたりしますが、動ける状態で勉強した方が、明らかに学習効果は高くなるようです。
もちろん、個人差はありますが、全体的に成績も向上したそうです。
ステッパーを踏みながら読書したり、歩きながら読書したりする人も多いでしょうが、勉強の合間にルールを決めてスクワットなど簡単な運動を取り入れるのも良いのではないでしょうか。
①格闘技
格闘技が好きな人もいるでしょうし、女性でもキックボクシングなどをしている人も結構いると思います。
総合格闘技で、自分をコントロールしたり注意力をコントロールする機能である実行機能が改善するという研究があります。
この実行機能は、その能力が高ければ人生がイージーモードになるとも言われる能力です。
カリフォルニア州立大学サンマルコス校の研究で、アスペルガーとか自閉症の問題を抱え、実行機能が低いために苦労している人を対象にした研究があります。
それらの診断を受けた8歳から11歳までの子どもたち43人を集めて、総合格闘技を習うグループと何もしないグループに分けて、13週間でどのような違いが現れるのかということを調べています。
その結果わかったこととして、総合格闘技を習った子供たちは、自分の行動をコントロールする行動抑制能力が高くなって、自己コントロール能力にも繋がるワーキングメモリが向上していました。
さらに、認知的柔軟性も高くなっていたので、物事に対する柔軟な思考も改善していたということです。
この研究では、その子供たちの両親にもインタビューを行っています。
子供の感情や行動をコントロールする能力が、格闘技を習った後に改善していたという報告もありました。
ということは、お子さんがアスペルガーなどで悩んでいる方は格闘技を習ってみるのも良いのではないでしょうか。
これは総合格闘技を対象にしているので、他のどの格闘技でも同様の効果が出るのではないかと思われます。
目の前のことに集中してマインドフルな状態になるということから、自分の注意力をコントロールするトレーニングになるのではないかと考えられます。
目の前のことに集中してマインドフルな状態になれるという点で考えると、ボルダリングやキックボクシング、ヨガも同様の効果が期待できます。
②チームスポーツ
チームスポーツで記憶力が上がります。
ワシントン大学セントルイス校の研究で、9歳から11歳の子供4191人のサンプルを分析して、チームスポーツに参加した場合と参加しない場合の脳の違いを調べています。
チームスポーツでは、人間関係を作りながら運動による様々なメリットを同時に享受することができます。
この研究では、チームスポーツに参加している子供は男女問わず脳の海馬が大きくなっていました。
脳の海馬が大きくなっているということは、瞬間記憶能力も高くなっていますし、自分をコントロールする能力が高くなっているということです。
チームスポーツを行うことによって、人間関係の学びを得て、感情をコントロールする力や集中力が鍛えられるわけです。
さらに、6歳から10歳の頃にチームスポーツに参加していると、思春期になった頃に思春期独特の問題が少なくなるとか、自分はチームの一員としてみんなに認められているという感覚を持つことができて、必要とされているから自分はこのままでも大丈夫だ、そんな適切な自尊心を養うことができるという研究もあるくらいです。
自己主張を行う能力も向上するというデータもありますし、チームスポーツに取り組むことによって、自分の感情を上手にコントロールしながら複雑な人間関係の中で学ぶことができるようです。
ここから先は残り5つについて解説していきます。
いずれも子育てにも、自分の人生にも役に立ちますし、遅いということはありません。
自分の、大切な人の人生を考えるのであれば、ぜひチェックしてみてください。
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一問一答「人生で何が将来の年収を決めていると思いますか?」【成功する子】
2022-03-12 12:00330pt人生で何が将来の年収を決めていると思いますか?
今回は前回に引き続き、子供の将来のキャリアを決める要素についてですが、何が将来の成功を左右するのかということを考えると、大人にとっても子供にとっても役に立つ内容です。
そんな人の将来を決める要素について、正直腹の立つ親についての相談を元に解説させてもらいます。
Q. 親に認められたいです。
大学の勉強がつまらなくて中退してしまったため、5年間責められ続けています。中退した時に絶対にまともな人にはなれないと言われましたが、今は外資系の企業で翻訳者として勤めています。それでも未だに顔を合わせる度に大学に入り直せと言われています。
第二言語もネイティブレベルまで身につけることができましたが、そのことさえも凄いとは思われていません。才能も含めて認めてもらう方法はないでしょうか?
はっきり言います。
バカにすごいと言われて胸を張ってはいけません。
バカはすごいものとすごくないものがわからないからバカなんです。そんなバカな人に認められるために努力するというのは、自分の価値を下げることに繋がってしまいます。
バカでもわかるレベルにわざわざ自ら降りて行くことに何の意味があるでしょうか?!
それは言わせておけばいいと思います。
僕も最近でこそ YouTube で結構知ってもらったので、僕はどんなことをしているのかということを広く知られました。
ニコニコをメインにしていた頃は、ニコニコの登録者数は会員さんしかわかりませんので、僕がどれくらい稼いでいるかということはほとんどの人にはわかりませんでした。
そうすると、周りからは最近テレビでも見ないしちゃんと食べれているのかと心配してくる人もいました。
その時でも既にニコニコの登録者数も何万人といましたので、毎月数百万円のお金がコンスタントに入ってきていて、企業のコンサルティングやもちろん本も出していましたので、年収としても1億円ぐらいはありました。
にもかかわらず、それを知らない人が僕を下に見て心配してくるわけです。
その人に、今僕がこんな仕事をしていてこれぐらい稼げているということを言っても、相手はそれでも安定しないから心配だと言ってきます。
そうなるとその人に何を言っても無駄だと感じました。
何を言っても、自分は一応大手企業でサラリーマンをしていて安定しているので、それに比べて君は大変だと僕に言いたいだけですから、僕はバカなんだなと思い放っておきました。
そんな人を説得する意味はないのでやめておきましょう。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
子供の将来を決めることとは?
前回、親と友人と学校で子供の未来が決まってしまうという話をさせてもらいました。
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜
一問一答「今のあなたに役立っていると思う子どもの頃の経験はどんなことですか?」【成功する子の親と家庭環境】
今子育てをしている中で、あるいは、いずれ子育てをすることになった時に、どのようなことに気をつければ子供の未来が良くなるのか?
今学生の方であれば、どんなことに気をつけて生活していけば、自分が将来社会に出てからのキャリアが拓けるのか?
そんな内容を研究を元に解説させてもらいます。
子供の頃に身につけることができる能力の中で、大人になってからも役に立つ能力としては、コミュニケーション能力や他人の感情を推定する能力など、いわゆるソフトスキルと呼ばれている人から習うことが難しい能力です。
他人との関わりの中で身につけていく能力がソフトスキルです。
このソフトスキルの重要性と身につける方法については、こちらの本がとても参考になると思います。
非認知能力と呼ばれるソフトスキルは明文化するのがなかなか難しいものです。
本で学んだり人から教わるのが難しい非認知能力を身につけることによって、大人たちの格差によって子供の将来の差が生まれる問題を乗り越えて行くにはどうすればいいのかということ教えてくれます。
生まれた環境や家柄によって未来を諦めないための方法が学べます。
私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む
小学校から始まる各教育課程でどのようなことをすれば将来のキャリアは良くなるのでしょうか?
例えば、子供の習慣で未来の給料が決まるという研究もあります。
もちろん研究は今後反対の内容を示す研究も出てくる可能性があります。ですから、これを参考にしながら自分なりに試す姿勢を忘れないでください。
絶対不変の真実というものはありませんので、その点は気をつけて頂けたらと思います。
小学校と中学校での行動習慣がキャリアを決める!
子供たちの将来のキャリアの成功を予測する上で、学校が果たす役割について調べた研究があります。
海外なので区切りが日本とは違いますが、1,007人を対象に小学校1年生から5年生と中学校6年生から8年生の学校での経験を調査して、小学校や中学校での行動や経験が将来のキャリアに影響を与えるのかということを調べています。
その結果、子供の頃の成績が良いとやはり将来のキャリアは良くなる傾向がありました。
もちろん、小学校中学校の成績が良かったから必ずしも良いキャリアに就くというわけではありませんし、小学校中学校の成績が悪かったからといっていい仕事に就けないというわけではありません。
そういうわけではありませんが、小学校中学校の成績は未来のキャリアにつながる可能性が高いようです。
ちゃんと学校に通って平均以上の成績を収めている子供は、大学でもより高い学位を取得する可能性が高かったとのことです。大学院の学位を取得する確率が有意に高くなっていました。
海外なので ABCDEF で成績が評価されますが、小学校中学校の頃に成績で一番上の評価を得ていた人たちのうち、38.1%の人は大学院の学位を取得していました。
さらに、そこから就職したり社会に出てからは、より多くの収入を得る傾向があり、自分の人生にも満足している可能性が高かったそうです。
小学校中学校の頃にちゃんと勉強していた子供は、やはり、大人になってからも物事を続けることができる人になっていたということです。
大学院まで行かなければいけないということではありませんが、大学院を卒業するとなると自分で決めた研究などをちゃんと続けることができないといけません。
へこたれることなく物事を続けることができる力が育まれていないと大学院の壁を突破するのは難しいです。
小学校中学校の頃に成績が良かった子供は、4割もの確率でその壁を突破できるということです。
小学校中学校で平均的な成績だった子供は、その22%から27%が高校卒業後に正式な教育を受けることを断念していたということも確認されています。
高卒で仕事をしたり専門学校に行っていたということです。
日本は少子化ですし大学が海外に比べてたくさんあります。
どこの大学でもいいとなれば行けると思いますが、海外では大学に行かないで働く人も結構多いです。
さらに、幼少期に成績が D や F であまり良くなかった子供で、大学院まで行って学位を取得した人は20%だけだったそうです。
ですから、小学校や中学校の頃にどれぐらい勉強して成績が良かったかということは、将来どれぐらい勉強や物事をちゃんと続けることができるかということを結構決めているようです。
収入の差が開き始めるのは中学生から?!
別に大学院まで行く気はないとか、子供にそこまでは求めないという人も結構いると思いますが、給料の面から見てみたらどうなるのでしょうか。
小学校の成績に関して言うと、給料の差に影響を与えるのはわずかでした。
成績が平均以上の子供が平均で38,355ドルの年収だったということですから、日本円で言うなら440万円ほど稼いでいました。
平均以下の成績だった子供は、平均38,049ドルの年収だったということですので、日本円で3万円ほどの差しか付いていませんでした。
小学校の成績では、給料の差が出るほどまでは影響はなかったということです。
ところが、中学校からは急に差が開き始めます。
中学校で D や F であまり成績が良くなかった子供は、将来の年収は平均30,419ドルだったのに対して、中学校の時に成績が優秀で A をとっていた子供は、それに追加で平均11,000ドルも多い年収を稼いでいました。
つまり、小学校の成績が良くても悪くても、年間で3万円ほどの年収の違いにしかならないのに、中学校での成績が良い人と悪い人の将来を追跡して年収を比べてみたところ120万円から130万円もの違いがあったということです。
将来のキャリアを考えるのであれば、中学校からはそれなりのレベルのところに行った方がいいのかもしれないと考えられます。
幼少期の行動と習慣で人生が決まる!
もちろん、学校で良い成績を取ることが重要なわけではありません。
日本でも東大に毎年何人も入るような有名な中学校もあります。そんな中学校で A の成績を取るのと、そうでない学校で A の成績を取るのではかなり違います。
一体何が重要なのでしょうか?
どうやら幼少期の教育と習慣が将来のためにはとても重要のようです。
幼少期の教育が人生の大きな範囲で重要だと考えている両親のもとで育った子供は、やはり将来最も高い給料を得ていました。
平均で42,533ドルもの年収を得ていました。
ですから、子供の頃には勉強はそんなにできなくてもいいのではないかという親の元で育った子供に比べて、幼少期の教育も大事だと考えている親の元で育った子供は、将来の年収が高くなる可能性があったということです。
毎日勉強するためには、子供は遊んだりゲームをしたい気持ちを抑えて一定時間机に向かう必要があります。
つまり、学校の成績自体というよりも「習慣」が重要だということです。
自分をコントロールする練習によって良い習慣を身につけることができます。
皆さんが自分の生まれた境遇や運命に打ち勝ちたいと思うのであれば、この習慣しかありません。
人は運命の奴隷ですが、唯一習慣だけが運命を変えることができます。
子供の頃に良い習慣を作る練習をどれだけしたかということが将来の年収を決めます。
子供の頃に良い習慣を身につける練習ができなかったとか、いつも三日坊主になりがちだったという方は、別に今からでも遅くありません。習慣を身につけるテクニックをこちらの本で学んでみてください。
Amazon の Audible であれば無料体験で全部聞くことができる対象になっています。
短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術
幼少期の習慣よりも、のびのびと遊べばいいと考える人もいると思います。
年収だけでもないし幸せになってくれたらそれでいいという人もいると思います。
ところが、そんな考えを持っている両親のもとで育てられた子供は、最終的に人生の満足度が最も低くなり、人生の満足度で言うとボトム35%に入っていました。
自分に対しても子供に対しても、幼少期の習慣はそんなに大事ではないと考えている人は、人生の満足度もかなり低くなってしまう可能性があります。
子供の頃に勉強をするのは良い習慣を身につけるための練習になります。
ただひたすら勉強すればいいということではありませんが、将来幸せになるために必要な練習をしているわけです。
もちろん勉強ではなくても構いません。
続けないと成果が出ない事をコツコツと続ける練習が大切です。
さらに、幼少期の学校生活が人生の満足度に大きな影響を与えたと考えている人は、全ての回答者の65%よりも満足度が高い傾向も確認されました。
学校生活が人生の満足度に大きな影響を与えたと感じているということは、学校での生活に何かしらの大きな意味を感じていたということだと思います。
学校での人間関係が良かったとか素晴らしい経験ができたとか、そこに意味を見出しています。
このような人は人生における満足度が高くなるようです。
DaiGo師匠の場合は、幼少期にあまり良い思い出はありませんが、そんな時期があったからこそ今があるとも考えられます。
そういう考え方でもいいと思います。
モーニングルーティンを守る!
幼少期の習慣や行動によって結構人生が変わるようです。
子供の頃にはどんなことでもいいので何かを続けることが大事ですが、おすすめはモーニングルーティンを守るという習慣を考えてみてください。
朝起きて必ずやることを決めておくことによって1日が充実するという研究もあります。
例えば、朝起きてベッドメイキングをするというだけでも効果があります。
テキサス A & M 大学の研究で、およそ400人の社会人を集めて3週間にわたって彼らのモーニングルーティンについて調査しています。
モーニングルーティンと言っても別に特別なことではなく本当に簡単なことも含めています。
朝起きたらコーヒーを飲むとか、軽い筋トレやストレッチをするなど、どんなモーニングルーティンを持っているのかチェックしています。
モーニングルーティンを守っている日もあればそうでない日もあると思います。
その傾向についてもチェックして、その後のメンタルの変化や仕事に対するモチベーションの変化を調べています。
要するに、モーニングルーティンを守った日と破った日で、メンタルや仕事のやる気にどんな変化があったのかということを調べたわけです。
毎日朝起きたらコーヒーを飲む人が、たまたまその日にコーヒーが切れていて飲めなかったということもあると思います。
こんな些細なモーニングルーティーンを守れなかっただけでも大きな影響があったそうです。
本当に単純で何の影響も与えないよう日課を破っただけでも、参加者たちはメンタルのダメージが増してやる気がなくなったり1日での効率が下がっていました。
それ以外のベッドメイキングなどほんの些細なモーニングルーティンでも同様の傾向が確認されています。
時間通りに起きるとか朝食を作るとか、通勤の時に新聞を読むなど、いつもやっている事をしなかった途端にその日の生産性が低下していたということです。
毎日やっている習慣というものはある程度人間の脳が自動的に行ってくれています。
それができないことで脳がパニックを起こします。
脳の自動化システムが崩れてしまい、脳が無駄にエネルギーを使わなくてはいけなくなります。
毎日の習慣によって脳が余計なところにエネルギーを使うことを防ぐことができます。
これによって毎日新しいことに挑戦したりできます。
これが子供の頃から積み重なっていくと、当然ですが大人になってから大きな違いになります。
お子さんには朝の習慣を作らせてあげてください。
皆さんもモーニングルーティンは大事にしてください。
あまり欲張ると達成できないことが増えてしまうので、確実に毎日こなすことが出来るレベルで結構です。
朝起きて必ずすることを家族で決めておくというのも良い方法だと思います。
ここから先は高校時代以降に大切なことやこの週末にぜひ親子で一緒に、あるいは、パートナーと一緒にしてもらいたいことなど解説していきます。
将来の成功に必要なソフトスキルについて知りたい方はぜひ続きをチェックしてみてください。
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一問一答「今のあなたに役立っていると思う子どもの頃の経験はどんなことですか?」【成功する子の親と家庭環境】
2022-03-10 12:50330pt今のあなたに役立っていると思う子どもの頃の経験はどんなことですか?
今回は、子育てにまつわる相談をもとに、子供が将来成功するために子供に対してできることについてまとめさせてもらいます。
子供がいる親御さんはもちろん将来子供を育てる予定の方にも参考になりますし、大人になってからできることももちろんありますので、まだ子育てをする予定がない方にも参考にしていただけたらと思います。
Q. 子育ては大好きで 5歳と3歳と0歳の3人兄弟を育てています。ここ1年ぐらいずっと疲れていて子供たちと思いっきり遊ぶこともできず、毎日寝かしつけるまで必死で余裕もありません。前のように生き生きと一人一人を見てあげたいのにすぐ怒ってしまいます。どうすれば毎日を前向きに楽しく子供と過ごせるのでしょうか?
4人目を作って下さい。
実は、面白い研究があり、お母さんの負担がマックスになるのは子供3人目までです。
1人よりも2人、2人よりも3人とお母さんの負担は増えていきますが、4人目が産まれると「一人一人を真面目に見よう」という感覚が減ります。
それによって自然にお母さんの力が抜けて、子供たち一人ひとりに対して接することができるようになります。
その結果、子育てが楽になるという研究があります。
今が一番お母さんの負担が大きい状態です。
一人一人を一生懸命みてあげたいと思う感覚が、自分を責めているということを覚えておいてください。
子供の将来は半分は遺伝子で残りの半分は友達などの人間関係で決まるもので、親の育て方でそんなに変わるものではありません。
その点では、親にできることはいい友達を作ってあげることぐらいです。
虐待などをしない限りは、親の育て方で子供の人生が変わることはありませんので気楽に考えてください。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
子供の将来のキャリアのために親ができること
子供には将来いい仕事に就いてもらいたい、お金で苦労しないようになってもらいたいと考えると思います。
何をすれば子供が将来キャリアで苦労することなくいい仕事に就いて成功するのか親御さんは気になると思いますし、いずれ子育てをされる方にとっても気になることだと思います。
子育てに関してはやはりこちらの本がおすすめです。
成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか
子供の将来のキャリアのための3つのポイント
今回は、子供の将来のキャリアのためのポイントをまとめていきたいと思います。
まず、子供の将来のキャリアを決めるのはほとんどが3つのポイントで決まります。
ポイント1 :両親
ポイント2 :友人
ポイント3 :学校
この3つが揃うと将来素晴らしいキャリアを手に入れる確率が一気に上がります。
このどれもが自分は充実していなかったから人生オワコンなのかと言われるとそういうわけではありません。
それを覆して成功するための方法もありますので安心してください。
国立職業教育研究センターの研究で、14,251人の15歳の学生を対象に全員が25歳になるまで追跡調査しています。
高校卒業後の進路やキャリアの成功を左右する要素を調べようとしたものです。
その結果、両親と友人と学校によってキャリアがほぼ決まるということが確認されています。
ポイント1 :両親の影響
両親の子供に対する願望は色々あると思います。
しっかり勉強して欲しいとか、いい大学に行ってほしいなど両親の子供に対する願望と両親自身の教育レベルが高いほど、子供は将来より高いレベルの教育まで進学する確率が高くなりました。
これは当たり前といえば当たり前のような気もしますが、その影響はかなりの違いのようです。
両親が子供の大学進学を望んでいる場合、子供が大学に進学する確率が4倍も高くなります。
さらに、親が大学以外の進路を望む生徒に比べて高等教育へ進学する確率は12倍になります。
もちろん、大学に進学してもしなくてもいい仕事に就く人もいればそうでない人もいますが、とりあえず大学だけは出てほしいという親もいれば、それ以外の選択肢もあっていいと考える親もいます。
この両方のパターンをを比べてみたところ、両親が大学進学を望んでいる生徒は高等教育へ進学する確率が明らかに高くなったということです。
両親が子供には大学に進学してもらいたいと思っている方が実際に進学する確率が高くなるわけです。
ですから、両親が子供に期待しすぎるのもあまりに放任主義になってしまうのも考えものですし、どんな職業を選ぶかは無限の可能性がありますが、両親は大学だけは出てほしいと子供に対して期待している方が、子供たちはちゃんと勉強して大学に進んでくれるようです。
大学に行かなければダメだということではありませんが、高学歴な両親ほど子供の学業に関心を持つ傾向も確認されました。
仕事と学歴は関係ありません。
もちろん学歴があった方がいいし教育レベルは高い方がいいですが、学歴はなくても自力で未来を切り拓いていい仕事に就くことはできます。
ですが、子育てに関しては、両親の学歴が高ければ高いほど子供が学業に興味を持つ確立が高くなるということです。
ということは、今お子さんがいない方もいずれ子供をもった時に皆さんの学歴が影響してくるわけです。
ポイント2 :友人の影響
大学受験の時にも友達と教えあったり一緒に勉強したりすると思います。
このような友人の大学進学計画も学生たちの大学進学の意思決定や成績と相関していたそうです。
いつも言っていることですが、人間の性格というものは半分は遺伝子で生まれた瞬間に決まり、残りはそのほとんどが友達関係で決まります。
親が子供のためにできることも確かにありますが、学歴や成績を考えた時にも友達からの影響はかなり大きいようです。
ポイント3 :学校の影響
学校との関係もとても重要です。
教師との協力関係や学校での学習に対する両親の関心、部活動やクラブ活動への参加など、学校に対して前向きな姿勢になれるようなポジティブな経験が大切だということです。
このような学校に対して前向きな姿勢が勉強に継続的に取り組むことができることに強く相関していました。
学校にいい思い出がある人は勉強を続けることができるので、将来的にキャリアに就く可能性は十分に高くなります。
手に職をつけることを目指すのはリスキー!
この研究では「手に職」を目指した人たちがリスキーな人生を送っているということも確認されています。
15歳の時点で高度な技術が必要な職業に就きたいと思っていた生徒は、そのおよそ半分が25歳の時点でその目標を達成できていませんでした。
15歳の頃に職人になりたいと思っていると、その後10年経っても半分の人はその職人にはなれない可能性が高いということです。
ですから、目標や夢が大学を卒業してからでも問題がないのであれば、基本的には大学は出ておいた方が良いのではないかと考えられます。
女性は専門職で成功しやすい!
この研究では、男性よりも女性の方が専門職で成功する確率が高く、女性の52%が自分が目指す高い地位の職業に就いていました。
男性は39%だったということですので、女性の方が能力的にはかなり有利なのかもしれません。
この一連の結果について研究チームは次のように言われています。
調査に参加した若者の大半が25歳になっても自分が目指していた職業に就くことはできていなかった。
これは「10代の頃の不確実性」と関係があるのではないかと言われています。
社会的にも経済的にも恵まれていない家庭もあれば、海外では人種差別もあります。
このような場合どうしても大学に進学したり良い職業に就く確率は低くなります。
だからこそ、自分の周りに自分を信じてくれたり自分の強みを見つけてくれる人が必要です。
学校やコミュニティとのつながりを感じさせてくれる人がいないと、子供たちの能力が高くなるのは難しくなります。
つまり 、両親も友達も学校も、これらの人間関係やコミュニティが子供たちの将来のキャリアを決めるということです。
いいキャリアを送る子供を育てるために必要な5つの条件
人間関係やコミュニティが重要だと言われても、具体的にできることには限界があります。
ここからは両親ができることについて解説していきます。
ネブラスカ大学リンカーン校の教育心理学者ケネス・キーウラ博士が先行研究をまとめて、いいキャリアを持つ子供を育てるためには何が重要なのかということを調べてくれています。
そこから5つの条件が見えてきます。
両親がこの5つの条件を整えてあげると、子供は将来的に良い仕事に就く可能性が高くなります。
条件その1 :幼い頃から努力を始める
将来のキャリアのためには特定の努力を幼い頃から始めることが効果的なようです。
チェスやフィギュアスケートなどで活躍する天才たちを調べたところ、調査対象になった24名のうち22名の人が2歳から5歳までにそれを始めていたそうです。
先行逃げ切り型で成功する人も多いようです。
ただ、逆の事例として成功している人もいます。
こちらは以前にも紹介したことがある本ですが、幼い頃に始めるよりも最近では知識の幅の方が重要なのではないかと言われています。
幼い頃から同じことだけをずっと続けるのではなく、様々な経験をすることによってそれらがまとまって自分の道を切り拓くことができると言われています。
RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
ですから一概には言えませんが、幼い頃から「何かに対する努力」を始めることが重要です。
テニスの選手になるわけではないけれど幼い頃からテニスを頑張ってみたり、サーフィンの選手になるわけではないけれど幼い頃からサーフィンを一生懸命やってみるというのはいいことだと思います。
スポーツだけでなくこのような努力は大切だと思います。
何かひとつの物事に打ち込む経験というものは、大人にとっても子供にとっても強い自信になりますし、メンタルの安定や集中力の向上にも役に立ちます。
レジリエンスも鍛えられますので、どんなことでもいいですから幼い頃から何かに対する努力を始めてください。
それが色々と変わっても構いません。
何かに打ち込んだ経験がたくさんあると、それが最終的にまとまって将来何かに挑戦する時に役に立ちます。
残りの4つの条件だけでなく親が子供のためにできることはまだまだあります。
それらについては続きをぜひチェックしてみてください。
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一問一答「あなたは自分の親子関係についてどう思いますか?」【子育てストレスを軽減】
2022-02-08 14:30330ptあなたは自分の親子関係についてどう思いますか?
DaiGo師匠への質疑応答では、子育てや親子関係に関する相談もよくあります。
子育てでどこまで子供に向き合えばいいのか、親に対してどこまで従うべきか、そんな相談はかなり多いです。
今回は、自分を否定する親に対する相談をもとに、子育てで親ができることについて解説させてもらいます。
これは子育て中の方だけでなく、いずれ子供と向き合う方にも参考にしてもらいたい親と子の関わり方についての内容です。
Q. 子供の頃から親に才能がないから何をやっても無理だと言われて育てられました。自信がないまま大人になって格闘技と楽器を習い始めました。格闘技では優勝したこともありますが、才能もないくせに大間違いだと怒られました。無視する以外に対処法があるでしょうか?
人は「自分ができないこと」をできる人のことをディスります。
親が子供に対して上から目線でものを言うことはよくありますが、子供の能力を認めることができていない親は子供をディスります。
松丸家の育て方
先日僕たち4人兄弟で父親と一緒にこちらの本を出させてもらいましたが、僕たち兄弟は父親からそんなことを言われたことはありません。
逆に、自分に出来なかったことがあるから好きなことをすればいいとよく言われました。
つまり、自分ができなかったことにコンプレックスを感じている親は、子供のことをディスります。
コンプレックスに感じているので、自分よりも子供の方ができたら親の立場が無くなると考えているわけです。
自分の子供に自分を超えていって欲しいと思っている良識のある親は子供のことを応援できます。
ですから、 誰がどう見てもこの親は頭がおかしいと思えるぐらいに自分が成功してください。
そんな親は必ず越えていくことができると思います。
子供が親を超えて行くのは、それこそが親孝行です。
親孝行という意味も含めて、親を越えて自分の背中で見せつけてやってください。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
親の負担を減らす子育て
今回は親の負担を減らす子育てについてです。
子供にとってプラスになる方法を子育てに取り入れることはいいことですが、負担が大きいと続けることが難しくなりますし、当然ですが親も人間ですから、親は子供のためであればあらゆることをしなくてはいけないというのは違うと思います。
もちろん子供に害を与えることは決して良くありません。
子供にとってプラスになると同時に親の負担を減らして子供の未来を拓く方法を考えて欲しいと思います。
「ストレングスベースド子育て」
「ストレングスベースド」という言葉が流行ったので、子育て以外であれば聞いたことがある人も多いと思います。
例えば、会社に就職する時や転職をする際に、「自分の強み」を意識することが重要だと言われたりしました。
子供の強みを見つけて、その強みを伸ばすような子育てをすることによって、親の負担も減らしながら子供の将来の為にもなるのではないかということを教えてくれる研究があります。
冷静に考えてみると、子供の強みを理解することなくあれこれと指図してしまうと、子供にとっては自分はやりたくないことを押し付けられているわけですからつらいです。
自分の苦手なことやしたくないことを強要されると上手にできるはずもありませんから、親としてももどかしい気分になります。
子供の強みをわかっていなければ、ただ単純に「みんなと同じ」を目指してしまいます。
ですから、子供の強みを理解しない子育てというものは、子供にとってだけでなく親にとっても害があるということです。
メルボルン大学の研究で、そんな子育ての問題を解消するために「ストレングスベースド」の子育てが推奨されています。
子供のポジティブな状態・プロセス・資質を意図的に見極めて、強みを伸ばしていく子育ての手法です。
これについては、こちらの本がとても素晴らしい内容なので参考にしてみてください。
強みの育て方 「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す
マーティン・セリグマン博士が中心になり開発された「強み診断テスト:Values in Action Inventory of Strength」というものがあり、これを使って自分の強みや子供の強みを確認し、その上でその強みを伸ばして、それを様々な場面で使って、その強みを自分も子供もより強く認識していく方法を教えてくれます。
強みをより認識して、それを仕事や趣味、日常生活や人間関係、様々な場面で頻繁に使っていけば、その強みを自分でも信じることができるようになり、自分の強みの使い方も学ぶことができます。
自信を持って行動できるようになる方法です。
こちらは子育てに限らず、強みを活かして可能性を拡げるためにはとても参考になります。自分や子供の強みを理解する方法もわかります
ストレス対策と子育てのおすすめ本
子育ての中ではストレスを抱えたり自分の感情に振り回されそうになってしまうことも少なくはないと思いますので、親も子供も余計なストレスを抱えないためにストレス解消法についても学んでおいてください。
超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド
こちらの本は100種類の科学的に正しいとされているストレス解消のテクニックについて解説してくれている内容になっています。
子育てのストレスなどを抱えて頑張っている方は特に読んで頂けたらと思います。
子育てに関してはぜひ読んでもらいたいおすすめの2冊も紹介しておきます。
私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む
子どもの成功や将来の人生を左右するような能力を親や大人が鍛えることができるのか、それを鍛えることができるとしたらそれができるのかということを詳しく解説してくれている本になっています。
成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか
これは子供の頃の経験によって人生がどのように変わっていくのかということを信頼できる研究者がまとめてくれた本になります。お子さんがいる子育て中の方やこれからいずれ子供を持つであろう方、あるいは、自分の子供時代と向き合いたい方にはとてもおすすめの本ですので、是非チェックしてみてください。
そして、子育てを頑張っている方に特に読んでもらいたい本も紹介しておきます。
松丸家の育て方
DaiGo師匠たち4人兄弟を命がけで産んでくれた母親の話も含めて、子供の目線と親の目線との両方から子育てについて話している本になります。
ストレングスベースドな子育ての効果
2019年のオーストラリアの公立中学校の生徒741人を対象に、学期の初めに、親の教育スタイルや子供の忍耐力などチェックして、その3ヶ月後に学業成績の変化について確認したところ、ストレングスベースドな子育てをされていた生徒たちは、勉強に対する忍耐力が高まっていて結果として学業成績にも大きな効果が確認されています。
親は子供の強みを理解して子供に接する、子供は自分の強みを認識する、そんなストレングスベースドな子育てができると、それは子供の未来にとって大きなプラスになります。
わずか3ヶ月でも効果が確認されたわけですから、これが長期間になればかなりの違いになるはずです。
2016年の別の研究では、137人の親に対してストレングスベースドな子育てをレクチャーして使ってもらっていますが、この介入を受けた親は、そうでない親に比べて子育てに対する自己効力感が向上していました。
さらに、子供のことについて考える時にネガティブになりづらくなったということも確認されています。
まとめると、ストレングスベースドな子育てを行うと、子供の成績は伸びて、親は子育てに対して自信を持つことができるようになります。
子供のことを考える時にネガティブになりづらいので、子育てで余計なストレスを抱えることもなくなります。
リスペクトフル・アプローチ
これは子供を有能で自立した1人の人間として扱う方法です。
子供を見下すのは問題外ですが、子供扱いするのではなく子供も有能な1人の人間として扱うように親を指導する方法があります。
親は子供に自由に遊んだり学ぶことができる場所とチャンスだけを与えて、それ以外は多くの指示や干渉をしたりしません。
程よい距離を保つことができた良い意味の放任主義のような感じです。
エディスコーワン大学などが行った研究で、38組の両親を集めて、そのうちの15組にリスペクトフル・アプローチのトレーニングクラスに6週間通ってもらいました。
6週間後には、そのトレーニングを受けた両親には3つの違いが表れていました。
ポイント1 :親としての有能感が向上
子供に細かく指示をしたりあれこれと関わっていると、「自分は子育てをちゃんとやっている」という自信や満足感を得られるような気がします。
ですが、子供を1人の人間として扱った方が、子供が主体的に動くようになり問題行動も減るので、結果的には、親はあれこれと細かく指示を出さなくても親が求める行動を取れるようになります。
それによって、自分はちゃんと子育てをすることができているという親としての有能感が向上していました。
ポイント2 :両親のストレスや抑うつ症状が減少
さらには、両親のストレスや抑うつ症状が減少していたということも確認されています。
この結果について、研究チームは、子供を1人の人間として扱うリスペクトフル・アプローチは、幼少期に良い親子関係を確立するために役に立つだろうと言っています。
良好なコミュニケーションや親密な絆を持つことができるようになります。
これによって、子供に問題が起きる可能性を長期的に少なくすることができるかもしれません。
子供にあれこれと指示をしても言うことは聞きません。
だからといって、何も言わなかったり放置していればいいということでもありません。
どうすればいいかと言うと、「子供も自分と同じ1人の人間」だと認識してください。
もちろん困った時には助けてあげるし、子供は時には助けを求めることも必要ですが、最終的には1人の人間なので自分で責任を取ることになるということを伝えてあげてください。
距離感としては、仲の良い友達ぐらいの感覚になります。
もちろん科学は万能ではありませんので、これがすべての親子関係に言えるわけではないと思いますが、親にとっても子供にとってもメリットがある可能性は高いので試してみる価値はあると思います。
ここから先は、さらに親にとっても子供にとっても、ぜひ試してもらいたい子育てにまつわる知識を紹介していきます。
続きもぜひチェックしてみてください。
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一問一答「あなたは親と子の間でなにが大切だと思いますか?」【親子の心理学】
2021-11-11 12:00330ptあなたは親と子の間でなにが大切だと思いますか?
DaiGo師匠への相談の中には、子育てや子供の将来についての相談もよくあります。
あるいは、自分の幼い頃の家庭環境の問題や将来に対する不安、そんな相談も結構あります。
DaiGo師匠自身も子供の将来に影響を与える様々な研究についても紹介してきましたし、一問一答でも以前に子育てに関する内容は紹介させてもらいました。
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜
一問一答「あなたは子育てで何が重要だと思いますか?」【子育ての科学】
今回は、旦那さんと喧嘩中だという方の相談をもとに、子供の将来を考える上で重要になる、母親の行動と父親の行動について解説させてもらいます。
今子育てをされている方、いずれ子供を育てるであろう方には、当然参考にしてもらいたいですが、子育ては関係ないという方でも、子育てというのはまさに正解が分からない難しい問題ですから、そんな難しい問題に対してどう向き合えばいいのかということを考えてみてください。
子供との接し方だけでなく、そこから掘り下げて考えることで、人間関係や恋愛においても役に立つと思います。
Q. 夫と喧嘩中です。子供もいるのでこのままでは雰囲気も悪くなるとは思いますが、いつもこちらから仲直りしているので、何とかしたいと思っています。どうしたらいいでしょうか?
仲直りすることについて、自分から言うことは別に悪いことではないと思います。
ただ、それでうやむやにするのではなく、お互いに相手を責めたり傷つけることなく話し合うことが大切ですから、自分も責めるようなことは言わないので、どのように思い、何を考えていたのか正直に教えてほしいと話してみてはどうでしょうか。
相手を責めるのではなく、自分の感情だけを素直に共有するアサーティブネスというのが非常に重要です。
このコミュニケーションをできることが、夫婦関係を良くするための秘訣になります。
ですから、このアサーティブネスなコミュニケーションをとるために協力してほしいと伝えて、1つ自分の思うことを言ったら、相手も自分の思うことを1つ言うということを10分ぐらい行ってみてください。
こうしていると、徐々に相手を傷つけたり責めることなく、お互いの意見が言えるようになってきますので、そうなれば夫婦関係もとても良くなります。
そんな感じで、仲直りする時には提案を含めて仲直りをすると良いのではないでしょうか。
以上がDaiGo師匠のアドバイスでした。
子供の将来に与える影響は色々とありますが、子育てというものは本当に難しいもので、多くの人が日々悩みながら子育てをしていると思います。
親が子供の性格に与える影響はごくわずかでも、やはり、両親の関係や家庭環境というものは子供の成長に大きな影響を与えます。
父親と母親のどんな行動が、子供の将来に対してどんな影響を与える可能性があるのか、それを学ぶことで、具体的に子供に対する接し方を変えるだけでなく、なぜその影響が出るのか? そこまで押し進めて考えていただけたらと思います。
親子の間には意外な影響があったりします。
子育てには興味がないという方でも、自分の幼い頃の親との関係を振り返ることで新たに見えてくることもあるかもしれません。
もし、すでに大人になっている自分に何かしらの問題があって、それが幼い頃の両親の対応や家庭環境にあったというような気がした場合には、だからといって両親や自分を責めても何も始まりません。
なぜその影響が出るのか?
そこも踏まえて、今からできる対策は何なのかというところまで考えてみてください。
そうすると、おそらくその答えは人それぞれですがDラボにあるはずです。
子供を作ることと人生の満足度
2003年の研究で、子供を作ることと人生の満足度の関係性を調べた研究があり、子供を作ると結婚関係に対する満足度は低下するということがわかっています。
子供がいる人は、子供がいない人に比べて、結婚に対する満足度が低くなり、その満足度の低下は、男性よりも女性の方が大きいとされています。
そういう意味では、女性の方が子供を産むことによるデメリットは大きいと言えます。
さらには、子供の数が増えれば増えるほど、結婚に対する満足度は下がるという研究結果も出ています。
統計的には極端に下がっているとまでは言えませんが、下がることは確実で、何かしら対策を考えておくべきと言えます。
つまり、2人の関係を子供が出来てからも良い状態で保つために相当の努力をしたり話し合っておかないと、子供を作ると、それが逆に破局の原因に繋がってしまうかもしれないということです。
基本的には、子供ができることにより家庭内での男女の役割が大きく変わります。
一般的には日本ではまだまだジェンダーギャップも激しいので、比較的女性が子育てをすることが多くなったり、男性としても、奥さんは旦那さんよりも子供優先になります。
このような男女の役割の変化が夫婦間でのストレスに繋がります。
このあたりを事前に踏まえて役割を話し合って分担しておいたり、どのようにしていくかということを考えておくことが大切です。事前にシュミレーションして心の準備をしておくだけでもかなり違うと思います。
男女の役割が変わることでストレスに繋がるというのであれば、どのように役割が変わるのかということを想定し、想定される問題に対してそれぞれ対処方法を考えておいたりしてください。
子供を犠牲にしないためにもしっかり対策を
夫婦の自由が制限されないように、2人の時間を作る工夫をするということも大事です。
例えば、普段は子供も一緒に家族みんなで食事をするけれど、1週間に1回だけはベビーシッターさんなどを雇って夫婦2人だけで食事に出かけるというのもいいと思います。
このようなこと自体に対しては疑問視する人もいるかもしれませんが、夫婦関係が悪くなってしまうと一番に犠牲になるのは子供です。
子供を作る“だけ”では幸せにはなれない!
ダニエル・ギルバート博士によると、人間は当然子供を残さないと遺伝子を残すことができないわけですから、実際には子供を作ることにより人生の満足度は下がりますが、子供を作ると満足度は上がると錯覚する遺伝子があるのではないかとされています。
そのような遺伝子を持っている人たちが子供を作り子孫を残したので、今の人類は子供を作ることでただ幸せになれると思い込んでいる人が結構多いとのことです。
本当は子供を作る“だけ”では幸せにはなれません。
それ以外の家事の分担など様々な対策も行った上で、幸福度を上げて、子供が生まれたことによるマイナスに耐えられるだけのふたりの関係を育んでから、子供を作らないと本来はいけません。
子供を作ることを否定するわけではありませんが、遺伝子に刻み込まれた子供を作ることで、ただ幸せになれるという錯覚を乗り越えるためには、夫婦関係をしっかり育んだ上で子供を作るべきだということです。
子供が生まれたからといって夫婦関係をおざなりにするのはよくないという学びが先ほどの研究にあるわけです。
夫婦・親子の間でケンカが起きた時には
夫婦でも親子でも、相手が近しい関係の人だからこそ問題が起きたりもします。
特に夫婦の間では、男性は解決策や論理で戦おうとしますが、それは女性からすると自分の気持ちをわかってもらえていないと感じます。
人間関係で問題が起きているということは、考え方が違うということです。
そんな考え方の違う2人が、同じ質問や同じことを考えることにより関係が良くなったり、ケンカしてもそれがおさまりやすくなるということが分かっています。
「今から1年後を想像してください。今から1年後の視点でみた時に、今あなたが起こしているケンカについてどう感じると思いますか?」
ケンカをした時は、それが夫婦の間でも親子の間でも、この質問に対してぜひ一緒に考えるようにしてみてください。
実際に、この質問を用いた研究では、それをするだけで、幸福度が著しく上がり関係を前向きに捉えて、ケンカもおさまりやすいような心理状態に変わっていたということが確認されています。
基本的に、ケンカや口論をしている時には、今の感情が原因になっていて、それがどんどんエスカレートさせてしまいます。
ところが、その2人の焦点を未来に移して、未来の2人の関係から見た時に今目の前のケンカや問題についてどう感じるのかと考えることにより、現在の怒りの感情から焦点がずれるわけです。
それによりケンカをエスカレートさせてしまうような現在の感情から解き放たれるということです。
人は今の感情にとらわれやすい
ケンカが始まったりいざこざが起きてしまった時には感情はフレッシュな状態です。
このフレッシュな感情には人間はとらわれやすいものです。
当然ですが感情というものは薄れていくものです。
今の感情にとらわれてしまうと怒りや悲しみの感情は増幅してしまいやすくなるので、一旦今の感情は置いておいて、1年後の未来の視点から自分たちを見た時にどう感じるのかということを考えると、余計な口論のヒートアップを避けることができるわけです。
夫婦の間や親子の間で揉め事が起きた時には、ぜひ試してみてください。
男女関係や人間関係に役に立つおすすめの本
夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現
相手に拒絶されたり相手を傷つけたりすることなく、相手に対して自分の感情を上手に伝えるにはどうすればいいのかという方法を学ぶことができる本です。
自分や子供の強みを活かすためのおすすめ本
強みの育て方 「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す
大人も子供も自分の強みの使い方も理解することができるので、自信を持って行動することもできるようになるとても素晴らしい本です。
才能を言い訳にせず可能性を追求するためのおすすめ本
非才!―あなたの子どもを勝者にする成功の科学
天才には勝てないとか、生まれつきの優秀な人には勝てないというようなことを言う人もいると思います。
自分だけでなく、子供に対しても、その可能性を諦めてしまうような人もいます。
もちろん成功している人の中にはいわゆる本当の生まれつきの天才もいます。
ですが、成功している人を見ると決してそんな天才ばかりではありません。
では、どのようにして彼らは天才と呼ばれるような成功を成し遂げたり、生まれ持っての天才を超えるような成果を成し遂げたのかということを理解できる本です。
逆境を乗り越え成功するためのおすすめ本
逆境に生きる子たち トラウマと回復の心理学 (早川書房)
トラウマを抱えていたり家庭環境に問題があったけれど、大きな成功を成し遂げている人もいて、スーパーノーマルと呼ばれています。
これはそんなスーパーノーマルの人たちについて調べてくれている本です。
不遇な子供時代を送ったとか、トラウマを抱えているという人は読んで頂ければ、これは力になる本だと思います。
父親との関係と仕事の価値観
子供は父親の働き方に影響を受けるのではないかという研究があります。
フローニンゲン大学の研究で、3841人の男女を対象に、10代の頃の父親や母親との関係性や父親と母親の仕事に対する取り組み方をチェックしています。
10代の頃の父親との関係の良し悪しが、大人になってからの仕事に対する姿勢や意欲に影響を与えるようです。
これは小さな相関があったということですが、要するに、父親が働き者の場合には子供も将来働き者になる可能性が高いということです。
ちなみに、この子供に対する影響は男の子でも女の子でも変わらず確認されています。
子供が男の子でも女の子でも、母親ではなく父親との10代の頃の関係が、将来の仕事に対する取り組み方と関係していたということです。
研究チームのコメントとしては、父親と母親は子供に対して、それぞれ異なる影響を与えていると言われています。
特に、仕事に対する価値観の発達に関しては、母親との関係よりも父親との関係の方が中心的な役割を果たすとされています。
母親の共感力と子供の思いやり
母親は共感能力によって子供に影響を与えるようです。
子供がどれぐらい友達に対して寛大な優しい行動を取れるのかということと、母親の思いやり度について調べた研究を見てみると、母親が思いやりがあり他人の痛みを分かることができる人であれば、子供も他人に優しくできるようになるということです。
母親が子供に思いやりを持ちなさいと言っているのに、子供が他の友達に感情をぶつけたりすることがあると思います。
この研究では、それは母親の思いやりが足りない可能性があると指摘しています。
すべてがそうだとは思いませんが、研究者はその問題もあるのではないかと言われています。
母親の共感能力は子供に伝わるようです。
それにより、感情的になったりしなくなり、思いやりのある優しい人になるのではないかという研究です。
まず、子供に影響を与える可能性のある父親の行動と母親の行動について解説しました。
もちろん親の育て方だけで全てが決まるとは思いません。全てが親のせいなんてことはないと思います。
とはいえ、研究内容としては参考にはなると思います。
ここから先は、さらに、子育てにまつわる研究をもとに、正解のない子育てに対して、お父さんお母さんだけでなく、子育てに興味がないという方でも参考になるであろう内容を解説していきます。
ぜひ続きをチェックしてみてください。
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一問一答「どうすれば、子供が自ら勉強するようになると思いますか?」【勉強する子供の育て方】
2021-10-14 12:00330ptあなたは子供の頃「勉強しなさい」と言われなくても進んで勉強していましたか?
どうすれば、自ら勉強するようになると思いますか?
今回は、子供がなかなか勉強してくれないという相談をもとに、「勉強しなさい!」と子供にうるさく言ったり、お母さんやお父さんが余計なストレスを抱えなくても、子供が自然と勉強するようになるための方法について考察していきたいと思います。
自分には子育ては関係ないと情報を遮断せず、ぜひ読み進めてみてください。
DaiGo師匠の子供に対するアドバイスや心理学的な知識は、みなさん自身の勉強法や仕事術、自分のやるべきことの習慣化、きっと全てにおいて知識の実践につながるはずです。
いつもとは少し違うテーマであっても、その活用法に触れることで見えてくることもあると思います。
Q. 子供がなかなか勉強してくれません。うるさく言って、ようやく勉強を始めたと思ってもすぐに集中力が途切れてしまいます。親としてどのように注意すれば良いのでしょうか?
やみくもに勉強をさせようとしても、子供はやりません。
受験に合格するために、
将来の夢を実現するために、
それらのために何が必要なのか考えさせることが大切です。
そこに気つけぱ自然と勉強する気も集中力は生まれます。
基本的に子供が何を言ったとしても否定したり止めないでください。
その代わりに
「なんで? 」
「どうして? 」
と問いかけるようにしていました。
アインシュタインの有名な言業に
「なぜか?という問いは、その答えの100倍重要である」
というものがあります。
答えだけを覚えた人は、間いがないと考えられません。
でも、自分で問いを見つけられる人は、どんな難間にも自分で答えを見つけられる。
それが勉強するということだと僕は思います
だから、子供たちが何かに興味を持ったら、
「なぜ?」
と問いかけてあげてください。
そして、親が何かに夢中になっている姿を見せてあげること。
それが子供たちに自然と勉強をやる気にさせ集中力を身につけさせる、最善の方法です。
以上がDaiGo師匠のアドバイスでした。
あなたの子供が勉強をしない本当の理由
DaiGo師匠は、教育や勉強法について相談されたり講演させてもらう機会も多く、その中で子育てや勉強に関する悩みを聞くこともよくありました。
多くの親御さんが抱える一番の問題は、
やはり子供が勉強しない
ということです。
あなたのお子さんは自分から勉強しますか?
それとも、あなたや学校の先生などに強制されなければ、
あるいは、
テスト前など、期限が設けられていなければ勉強しないタイプでしょうか?
本来、勉強というものは、
大人や周りの人の強制がなくても、自分の好奇心から自然に行うものです。
DaiGo師匠は、中学生の後半まではほとんど学校の勉強というものはしませんでした。
親に怒られても、教師に強制されてもかたくなに拒否していたそうです。
ところが、
中2の終わり頃にちょっとしたきっかけで好奇心に目覚めて、自ら進んで勉強するようになりました。
子供に勉強させたいのであれば、
どうやって勉強させるかということを考えるよりも、
どうすれば好奇心を持たせることができるのか、
それを考える方がはるかに大切です。
以前に、このような話をさせてもらった時に、自称教育ママさんはこう言いました。
「それは正論だけどキレイ事です」と。
それに対して、DaiGo師匠はこのように質問してみました。
「あなたが一番最近読んだ本のタイトルを教えてください」
驚いたことに、本のタイトルは1冊も出てこなかったので、さらに続けて聞きました。
「では、最後に本を読んだのはいつですか?」
すると、その方はこう答えました。
「2週間から3週間ほど前です」
2週間から3週間前に本を読んだけれど、そのタイトルすら覚えていないということはまずないでしょうから、この方は自称教育ママであるにも関わらず、おそらくほとんど本は読まない、勉強することはない方だったのではないかと思います。
これでは当然子供は勉強しないでしょう。
子供に勉強させる一番の方法は、
あなたが勉強している姿を見せること
これが重要です。
自分で勉強もしないのに、本を読むこともないのに、
子供に勉強しなさいというのは、
全く仕事をしない上司に、「仕事をしろ!」と言われるようなものです。
それではどう考えても反感しか生まれません。
まずはあなたが、勉強を、学ぶことを楽しんでいる姿を見せてください。
そして、子供が興味を持つまで待ってあげてください。
例えば、子供に漢字の勉強をさせたいのであれば、
まずは、あなたが子供の目の前で、毎日楽しそうに漢字を勉強している姿を見せてあげてください。
別に一緒に勉強しようなどと言う必要もありません。
子供が、
「何をしているの?」
「楽しそう!私も行ってみたい!」
と自分から言ってくるまで待ってあげてください。
大切なのは、
「あなたの行動で、子供の好奇心を誘導する」
このことを忘れないことです。
経営と子育ての共通点
いわゆる経営というものは、
激しい生存競争をくぐり抜けて、磨かれた多くの知識を活用して、
誰もが今まで解決できなかった問題を解決したり、新しい価値を生み出し続けるものです。
そんな経営と子育てにはある共通点があります。
それは、
「人を育て、自分がいなくてもいい状態にすること」
経営者は、会社を起こして事業を成功させ、それを後継者に託します。
そして、その後継者がさらに後継者を育てることで、会社組織のシステムが完成していきます。
会社を起こした本人がいなくても、ビジネスが勝手に回るようにしていくわけです。
このシステムがしっかり回り続けているのが、100年以上の歴史を持つような大企業でもあります。
会社を起こした本人がずっと経営に携わるような経営では、会社組織の完成はありえません。
ここに子育てとの共通点があると思いませんか?
親がずっと子供から離れない。
子供の人生の決定に関わり続けてしまう。
いつまでもそんな状態では子供の自立はありえません。
もちろん、その時々で適切なアドバイスや援助も必要になる場合もあります。
しかし、それは「自分がいなくなってもいい状態」
つまり、「子供の自立」を目的としたものであるべきです。
こう考えることができれば、いわゆる過干渉や過保護の問題を防ぐこともできるでしょうし、
どこまで親が関わるべきか、これについての基準を持つこともできるようになります。
自分がそのアドバイスを子供にすることで、
子供の自立につながるだろうか?
このような明確な基準を持つことができれば、
自分自身も余裕を持った子育てや教育ができるようになるのではないでしょうか。
Dラボを中心にDaiGo師匠は様々なテーマで知識を紹介しています。
冒頭で軽く触れたように、自分には関係の内容だと決めつけたりシャットダウンするのではなく、時には全く興味のないテーマについても学んでみてください。
子育てにまつわる基準が経営から学ぶことができたりするのと同じように、思いがけず活用できる知識が手に入ることもあるでしょうし、いつもと違う情報に触れることで、自分自身の好奇心が湧き上がることはよくあります。
自分自身も自然と好奇心が浮き上がり、それにつられて子供も好奇心から自然と勉強が楽しくなる、そんな良い循環が生まれると日常をとても幸せに過ごすことができるのではないでしょうか。
子育てにまつわるおすすめ本
強みの育て方 「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す
米ペンシルベニア大学のマーティン・セリグマン博士を中心に開発された人の強みを見つけるVIAというテストがあります。
このテストを使って、親が子供と一緒になって自分のいくつかある強みを見つけて、その中でも一番の強みを伸ばしていくと同時に、それを学校や家庭や習い事など日常の中で使うことができるようにしていくことができます。
大人も子供も自分の強みの使い方も理解することができるので、自信を持って行動することもできるようになるとても素晴らしい本です。
子供の強みと弱みを理解してそれを育てることができれば、子供がより良い方向に進むだけでなく、親としても子育てが楽になるという研究があります。
子供にとっても大人にとっても、強みを理解することはとても重要なことです。
成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか
教育や子育てについて考えるのであれば、やはりこの本は欠かせません。
これらは子育てに関する研究では非常に定評のあるポール・タフさんという方の本で、非常に分かりやすく書いてくれています。
ここから先は、自ら進んで勉強してくれる子供に育てるにはどうすればいいのか、そんな多くの親御さんが悩むであろう問題について、科学的な研究をもとにさらに踏み込んでみたいと思います。
何も言わなくても自ら進んで勉強してくれる子供と、それが全くできない子供、この違いは何なのか?
進んで勉強してくれる子供に育てるにはどうすればいいのか?
そんな内容について解説していきます。ぜひチェックしてみてください。
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一問一答「人はいくら稼げば自信を持てるのか?」【若い時にすると人生変わること】
2021-04-24 13:00330ptあなたが、もっと早く始めておけばよかったと後悔していることはどんなことですか?
あるいは、自分の子供や若い人にできるだけ早いうちにしておいた方がいいと勧めたいことはどんなことですか?
今回は、自分に自信を持つことができず、その原因は社会的立場からくる感情だと考えて、仕事を頑張って年収をあげてみたものの、いつまでたっても自分に自信を持つことができないという方の相談をもとに、人生の早いうちにしておいたほうがいいこと、若いうちに始めておけば人生が変わることについてまとめてみたいと思います。
Q. 「私は自信がなく、社会的立場からくる感情だと考えました。仕事を頑張り1000万を超えましたが、自信については変わりません。ずっとこの気持ちと戦うしかないのでしょうか。」
という質問でした。
これに対して、DaiGo師匠の答えは以下の通りでした。
自信があるないということと収入は関係がありません。
資産が100億とか1000億とかいった人でも、やはり自分に自信のない人はいます。
関係ないだけでなく、別に自信がなくてもなんとかなります。
重要なのは能力があるかどうかです。
僕も自分に自信があるのかと聞かれたら、ある面ではあるけれどある面ではないと答えます。
自信がないからといって問題があるのかといったら別に問題もありません。
そう考えると、今のように僕が何も怖くないように思えるようになったのも、月収で5000万円超えた頃です。
詳しく学びたい場合には、日本語版は絶版になっているので英語が読める方は英語版を読んでいただきたいですが、
『Confidence: How Much You Really Need and How to Get It』
日本語版:『自信のない人は一流になれる』
こちらは素晴らしい本です。
自信なんてなくていいと思える本です。
大事なのは自信ではありません。
僕は月に5000万円を超えた辺りからもういいかなと思えるようにはなりましたが、これは完全に病気だと思います。
自信というものは、自分で自分を認める指標を持っているかどうかだけです。
ですから、自信の正体はセルフコンパッションです。
その点で考えるとこちらの本でもいいと思います。
マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック
人は成功することができたら自信を持つことができると思います。
でも実際はそうではありません。
自分でやっていることを認めて、それができるようになった時に初めて自信というものが生まれて、自分のしていることを自分で認められる技術がセルフコンパッションです。
それがないと、どんなにお金を稼いでも自分を認めることはできません。
僕は大学生の頃に30歳までに年収1億円を超えたいと、よくわからない目標を立てていました。
年収1億円というと、月収で考えると800万円は超えないといけないわけですから、月収800万円というと、誰かの年収に匹敵するぐらいですから結構めちゃくちゃな金額です。
何の根拠もないのにそれを目標と考えて、年収1億になれたら毎年宝くじに当たっているようなものだから、それで生きていくことができると豪語していました。
ありがたいことに僕はテレビに出始めた最初の年収が1億ぐらいでした。
今の亮吾くんのようにたくさんテレビに出ていたので、年収1億を超えましたが、それで自分に自信を持つことができたかというと一切何も変わりませんでした。
これができたら自信を持つことができると思っている人は、今の自分を否定していて、今の自分がたどり着けない目標を立てて、そこに行ったら自信を持てるかもと考えているわけで、自分を自分の力で苦しみ、迷い、考えながら認めるという作業を先延ばししているだけです。
自分と向き合って、自分を自分の力で認めるということを先延ばししています。
ところが、成功していくと徐々にですが追いついていきます。
1億なんて無理だと思っていたのに1億稼いだら、また向き合わなければいけなくなります。そこでどちらにしても向き合わないといけなくなり、これは結構辛いものです。
そうなると、やはり月収1000万円ぐらいないとダメなのではないかと考え始めます。
結局いつまでたっても自信を持つことはできなくなります。
ですから、自分と向き合って自分を認めるという作業を始めましょう。
ということでした。
結局、どんなに年収が上がったとしてもお金を稼ぐことができたとしても、自分と向き合って自分を認めるということをしないと自分に自信を持つことはできないということでした。
自分に自信を持つということに関しては、こちらの一問一答でも以前に解説していますので、その点についてはこちらを参考にしてみてください。
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜
一問一答「未来に不安を感じたら」【自信をつけるために捨てるべきもの】
人が人生をより良く生きるためにも、成功するためにも、できるだけ若いうちにしておいた方がいいことはたくさんあります。
自分を認めるという作業と同じように、結局向き合わなければいけない時が来るものもありますし、避けて通ることで、いずれその代償を追ってしまうようなこともあります。
今回は、人生で出来るだけ早い段階でしておいた方がいいことについてまとめてみたいと思います。
若い頃の失敗体験
若い頃の失敗が将来の成功を左右するという研究があります。
ノースウエスタン大学などの研究で、キャリアにおける早い段階での失敗というものが、実は長期的な視点で見た時に成功する確率と関係しているという結果が確認されています。
つまり、若いうちにたくさんの失敗を経験しておくと、長期的に見た時には成功する確率が上がるのではないかということがいわれているわけです。
この研究では、1990年から2005年にかけて、アメリカの国立衛生研究所にオファーされた助成金を調べています。研究者達は国に対して助成金を申請して、研究内容が認められたらその助成金は交付されます。世の中から認められるような研究をしていたり、評価の高い研究をしている人は、それに必要なたくさんの助成金がもらえるわけです。
逆に言うと、その助成金がもらえないと研究者は研究ができないわけですから困ってしまう人もいます。
このような助成金がもらえる人ともらえない人を調べて、その人たちが将来にどのような研究をするのかということまで調べれば、人は失敗をバネにして成功することができるのか、それとも、若いうちも助成金を貰い続けている人が、そのまま将来的にも良い研究と助成金を貰うことを続けることができるのかということが分かるであろうと考えたものです。
ギリギリのところで助成金を獲得することができた人とギリギリのところで惜しくも助成金を獲得することができなかった人を比較しています。
ですから、能力としてはそれほど変わらないはずなのに、ギリギリの境界線の近くにいる人たちを分けて、全ての研究者たちが、10年間の間にどのようなキャリアを形成し、どのような研究をするのかということを調べています。
論文を発表した量や論文の影響力を測る指標にもなる引用回数も調べて、助成金を獲得できなかった失敗経験が将来の良い論文を書くために何かしらプラスに働くのかということを確認しようとしたものです。
その結果、若い頃に助成金の獲得に失敗している経験者は、若い頃に助成金の獲得に成功している研究者たちよりも、10年間追跡してみたところ、影響力の高い論文を生み出す確率が6.1%も高かったということが分かっています。
つまり、若い頃に失敗をしておくと、10年間など長期的な視点で見た時には実は成功しやすくなるということが示されたわけです。
若いうちの失敗によって挫折したり、それによって仕事が嫌になってしまう人もいるかもしれませんが、若いうちに失敗している方が、同じ頃に成功している人達を置い抜ける確率も高くなります。
もちろん、失敗したことでそこで諦めてしまっては何もなりませんが、若い頃の辛い体験や苦い経験というものは、その後もめげることなく努力を続けることができれば、10年ほど経った時には、それまで順風満帆に過ごしてきた人たちよりも、それを乗り越えた経験が大きな力になるかもしれないということです。
失敗を乗り越える経験が長期的には大きな力に!
このような悔しい経験や辛い経験が、実際に将来に生きたという人も少なくないはずです。
このような現象について、研究チームのコメントとしては、もちろん、早い段階で失敗した人は離職率が上がるということで、結果的に能力が高い人だけが残ったことによって、成功確率にこれだけの差がついたのではないかという考え方もあるだろうけれど、データを詳しく見てみると、失敗した経験に負けることなく研究を続けた人達は、平均して、かつ長期的にずっといい成績を収め続ける確率が高くなる傾向があったということです。
ですから、失敗したことで離職して絶対数が減るのではないかという指摘はもっともではありますが、実際には、失敗に負けることなく続けるということが、個人の能力やキャリアの違いに結びつくということを研究者たちは言っているわけです。
長期的にその仕事を続けるのであれば、若いうちにはたくさん失敗をしておいた方が、そして、それを乗り越えるという経験を積んでいた方が、将来的には成功する可能性が高くなるということが示されたとても希望のある研究です。
なぜ失敗がこのような違いに現れるのかということに関しては、詳しくは分かっていませんが、やはり、失敗することでもっと頑張ろうという気持ちが生まれたり、逆に、早い段階で成功してしまうと努力を怠ってしまうことにつながる可能性もあります。
人生でもビジネスでも、長期的に見ると誰でも失敗はしますし、調子よく進んでいたこともうまくいかなくなってしまうことも必ずあります。
このような時に、若い頃の辛いことや厳しいことを乗り越えた経験があると、例えば、あの頃に比べるとまだマシと考えることもできて、前に進むことができるようになるわけです。
「人生の後半は人生の前半の努力で決まる」
そういう意味では、若い頃の失敗体験というものは実は人生を通して財産になると言えます。
失敗を糧にして粘り強さや努力を継続する癖を獲得することがとても重要なのではないかと思います。そのような癖があるかないかによって、将来的に見ると才能の違い以上の大きな差になるのではないかと思われます。
偉人たちの名言でも、人生の前半においては生まれ持ったもので決まるけれど、人生の後半というものはその前半においてした努力によって決まると言われています。
失敗を乗り越えていくという経験こそが重要だということです。
念のために言っておきますが、だからといって意図的に失敗すればいいのかと言うとそういうことではなく、失敗するかしないかのギリギリのラインを攻めることが大切です。
それにより万が一失敗してもそれはモチベーションが上がることに繋がるということを覚えておけば、失敗が怖くなくなるはずです。
それによって挑戦することが怖くなくなりますし、万が一失敗してもモチベーションが失われずに済みます。
どちらにしてもモチベーションを維持できる戦略を
ですから、今回のこの研究結果や知識というものは、そんな時のモチベーションのために使った方がいいのではないかと思います。
どちらに転んだとしても得をするような心理的な場合分けをしておくのがおすすめです。
例えば、何かしらの仕事がうまくいったとしたら、自分の努力が実ったと考えて、もっと頑張ろうと自分を奮い立たせてそれをモチベーションに次に進み、逆に、失敗した場合には、失敗したけれどその挫折を乗り越えることによって、10年後の自分の成功確率が上がっていると考えて、それをモチベーションに次に進むわけです。
そうすると、成功しても失敗しても、どちらにしてもモチベーションとして利用できて得をするようになります。
このようにモチベーションを長期間にわたって保つためには、失敗を乗り越えていくことが必要で、その乗り越えるためには失敗が実は成功に繋がるということを知っておくことがとても重要です。
若いうちももちろんですし、歳を重ねても失敗することは誰でもあります。
すべてが順調に進んでいるように見えてもその中に失敗もあるわけです。
人生の成功において重要なのは、このような成功や失敗の結果にかかわらず、どちらの結果が訪れたとしても、それをモチベーションに変えて、障害を乗り越えたり前に進むための戦略を身につけていくことができるかということで、これこそが長期的な成功を左右するものです。
成功した時には油断せず
失敗した時にはそれを乗り越える力をつける
とはいえ、人は誰でも失敗した時にそれをモチベーションにつなげる方が難しいものです。
これはレジリエンスといって、逆境を乗り越えるための力であり、それを鍛えておくことが必要です。これを鍛えておかないと、小さな失敗であってもふさぎ込んでしまって、必要な対策を打つことができなかったりより大きな失敗につながってしまうこともあり得ます。
このレジリエンスを鍛えておくことが、失敗をたくさん乗り越えて行くための力にもなります。
失敗を恐れたり失敗を隠そうとするのはメンタルが弱いからです。レジリエンスを鍛えておくということもとても重要です。
失敗とは、学ぶことを放棄した過去のこと
大事なのは、失敗するかどうかとか、挫折するかどうかということではなく、そこから何を学ぶかです。
失敗とは、学ぶことを放棄した過去のことです。
これはDaiGo師匠が、子供の頃のいじめ、受験の失敗、テレビの世界での人間不信と仕事の放棄、これらの挫折から学んだことです。
師匠も、これらの挫折がなければ今はありませんでした。
皆さんも過去の失敗なんてありません。そこから何を学ぶかです。
窮地に陥ったら、そこから自分にとって一番大事なものは何なのか、全てを失った時に手元に残るものは何なのか、これを見極めるために窮地というものがあります。これを利用しないことは、とてももったいないことです。
今まで挫折したことがある人、今挫折している人、あるいは、これから先に挫折するかもしれない人は、この話を思い出してください。
きっとそこから答えが見つかるはずです。
<子供も大人も効率よく学び成長するためのおすすめ本>
学び方の学び方
勉強をする時にこういうことを意識したら効率よく進められるとか、こういうやり方を使うと集中力が上がって勉強がはかどるとか、読書スピードが上がるというような、一貫した方法を自分で持っていない人に特におすすめの本です。
例えば、勉強に対する集中力の本を読んで実践すれば、確かに集中力はつきます。
ただそれは集中することができた時だけです。
怠け癖があって手をつけることができなければ、いくら学んで実践しようとしても集中力を発揮することはできません。
スタートが遅い人が集中力の本を読んで集中力を身につけたところで意味がありません。
ですから、一通りの方法を理解して実践すれば、そこから自分に足りない部分やもっと高めたい部分は見えてきます。
そこからひとつひとつの専門書に進めばいいわけです。
このような内容の本は今まであまりありませんでした。
実際に教えることがとても上手な先生が、内容をかなりシンプル化して学び方の本当に最低限の部分だけ、効率よく学ぶためにはどうすればいいのかということを教えてくれる本です。
より良い人生のためにできるだけ早いうちにしておくべき行動とは?
ここからは、若いうちにしておくと人生が変わる行動について解説していきます。
これは大人になってから行なっても効果がないわけではありません。
出来る限り人生の早めの時期に始めておくと、自分の人生において非常に有利な状況になる行動について紹介させてもらいます。
今皆さんが何歳だったとしても、自分の人生をより良くしようとまず思った時に、まず一番最初に何から手をつけたらいいのかがわからないという人もいると思います。
例えば、ダイエットをしようと思った場合でも、ある程度健康的な体型の人がよりバキバキな体まで絞りたいという時と、太っている人が健康的な体型まで痩せたいという時では、何から始めればいいのかということは当然変わってきます。
まずは食事制限から始めた方がいいのか、食欲の暴走をまずは止めるためにプチ断食から始めた方がいいのか、それとも、筋トレで基礎代謝を上げるようにしたほうがいいのか、有酸素運動をメインに行った方がいいのかなど、人によっても違いますしライフステージや状況によっても違います。
Dラボでも、人生を変えるテクニックとしてたくさんの知識を紹介してきましたので、逆に、多すぎてどこから手をつけたらいいのかがわからないという意見をいただくこともあります。
ですから、今皆さんがこの瞬間から人生をより良い方向に変えたいと思うのであれば、まずは何から手をつければいいのか、あるいは、皆さんにお子さんがいるとか、皆さん自身がまだ人生の序盤の段階だというのであれば、今何をしておけば人生の後半で有利になるのかということを解説できればと思います。
人生の挑戦・問題に向き合う際に基礎となる力
今回紹介する行動のは、僕たちが人生を変えて行こうとか新しいことに挑戦しようと思った時に、その大元になる基礎を作ってくれるものです。
最も大切になる土台の部分ですから、これがきっちりできていないと、砂の上に城を建てるようなものですから、いくら頑張ってもうまくいかないということになってしまいます。
人間はどのような方向に進むかとかどんな人生を求めるのかといったことによって、当然ですが、求める知識は変わってきます。
メンタルを強くした方がいいのか、集中力を高める方がいいのか、創造性を鍛えた方がいいのか、それとも性格を改善する方向に取り組んだ方がいいのか、それぞれ人生の目的に応じてたくさんあるわけです。
ですが、今回紹介する知識に関しては最も重要になる基礎の部分ですから、全ての方におすすめしたい内容になります。
この基礎をまずしっかり整えておけば、後がとても楽になります。
まず、皆さんの人生を変えたりより良い方向に進めるために、まず、できるだけ人生の初期に行っておくべき行動は、それは読書です。
ポイント:読書力をつけましょう
読書の大切さについては師匠も何度も紹介してきました。
読書については、読書によって頭が良くなるとか知識が手に入るとかメリットは理解していると思いますが、そのようなメリットだけではありません。
実は、僕たちが人生で抱える問題のほとんどを、その読書による知識ではなく、読書という行動をとったことにより得ることができる副産物がたくさんあり、それが解決してくれるということです。
ですから、読書がとても大切です。
読書でどんな能力が手に入ると思いますか?
読書は筋トレと同じで、最初から難しい本や分厚い本を読めるわけではありません。
ですから、子供や今まであまり読書をしていなくて苦手な人は、最初は別に無理をする必要はなく薄い本から始めればいいわけです。
英語の勉強を始める時も同じなはずです。
最初は絵本に近いような本当に簡単な本から始めると思います。
それと同じように徐々に徐々に鍛えて慣らしていくのが読書です。
集中力や忍耐力を少しずつ身につけながら、徐々に徐々に難しい本や分厚い本も読めるようになり、専門書や哲学書などいろいろな本も読めるようになるわけです。
「読書力」を早めに鍛えておく
ですから、ただ読書が大切だということではなく、出来るだけ早めにこの読書力を高めておくことが大切です。
人生のできるだけ早い段階から本を読むという練習を始めておいた方がいいです。
早めに本を読む力を鍛えておくことによって、人生のさまざまな問題を解決しやすくなります。
読書で得られるものとしては、読書により僕たちの人生の質が上がります。
人生における幸福度や満足度が上がるということです。
これはどんなジャンルの本でも構いません。本を読み切る能力を身につけることが大切だということです。
本人だけでなく家族みんなに良い影響が!
読書をすればするほど人生の質は上がるし、社交性も身につき、家族まで幸せになるということが分かっています。
ですから、親も子供も本を読むことによって、その家族みんなの人生の質も上がるし、社交的になるので、家族の中でももちろんですが家族の外でも上手にコミュニケーションが取れるようになり、人間関係は良くなることで幸せになります。
家庭において本を読むということはとても重要なことになるわけです。
読書をすることにより年収が上がるとか、年収が高い人ほど読書をするといった研究はたくさんありますが、香港大学の研究で、過去に行われた読書と子供の発達に関する研究から質の高い19件の研究をピックアップしたメタ分析があります。
これは家族単位で行われた研究で、子供だけでなく、その親や兄弟に対してもどんな影響が与えられるのかということまで調べています。
3264組の家族を対象にしたもので、メタ分析ですから信憑性としては結構高めのものになります。
それぞれの研究で対象になった家族は、15から584組の間に分かれていて、主には3歳から6歳の子供に本を読ませたらどんな影響があるのかということを追跡したものです。
チェックしたポイントとしては、子供のメンタルの状態と同時に親や家族のメンタルの状態の他に、人生の満足度やストレスのレベル、授業中に騒いだりいじめをしたりといった問題行動がどれくらい起きるのか、人生の成功において必要になる能力そして以前にも紹介した感情のコントロール能力などをチェックしています。
過去の研究では、読書をすることによって子供の学習能力が上がるとか、脳機能が高まることにより集中力が高まるおいたことが示された研究は、今更紹介するほどでもないぐらいにたくさんあります。
読書によって学習能力が高まるとか脳機能が高まるというのは当然として、今回の研究では、読書により、その子供の人生や家族の人生がどれぐらい変わるのかということを調べようとしたわけです。
読書で問題行動が減り問題解決能力も高まる
読書でコミュニケーションが上手になり人間関係が良くなる
その結果わかったこととして、子供が本を読めば読むほど、子供の問題行動はどんどん減っていき人生の質も高まり、問題解決能力も高まり、対人コミュニケーションが上手になることで人間関係も良くなっていたということが確認されています。
どんなジャンルの本を読んでいたとしても、読書によって人生の質は高まるし問題解決能力も高まり、対人コミュニケーションも上手くなるということです。
このような話をすると、時々極論を言ってきて全部漫画でもいいのかと言う人もいます。
ですが、読書が好きな人は漫画だけを読むということはないと思いますので、いろいろな本を読むべきだとは思いますが、一応漫画でも問題はないと思います。
この研究では少なくとも漫画だけという極端な状況は想定されていないとは思います。
親や家族にとっても読書は大切!
この研究では子供だけではなく親に対する影響も調べています。
3歳から6歳の子供が対象になっていますが、親が一緒に読書をしたり親が読み聞かせをするということもあります。
この一緒に本を読むということをした親や子供に読み聞かせをした親は、なんと自尊心が高まるという効果が確認されています。
ここでいう自尊心というものは、いわゆるプライドのようなものではなく、簡単に言うと自分を認めることができる能力です。
今の自分をそのまま認めることができる能力を心理学では自尊心と呼び、親のその力が読書によって高まったということです。
ですから、親自身の適切な自信を身につけるためにも、子供に本を読み聞かせしてあげたほうがいいということです。
子供に本を読んであげたり子供と一緒に本を読むことによって親の自尊心も高まります。
子供が夢中になっている本や子供の課題図書をバカにせず親も一緒に読んでみるというのは、親にとってもプラスになるわけです。
子供と一緒に読書をした親は自尊心が高まり、子供との関係もより良くなり、さらに人生の質も向上していたということも分かっています。
忙しいとか疲れている親こそ読書をするべき!
さらに、それだけではなく仕事に対しても良い影響が表れていました。
仕事に忙しいお父さんもぜひ子供に読み聞かせをしてあげましょう。
なぜかと言うと、それによって子供や家族との関係も良くなるというだけではなく、なんと毎日のストレスが減少してうつ症状まで軽くなったということが分かっています。
ですから、忙しい人ほど、しんどい人ほど、仕事で疲れている人ほど、ママ友との関係や学校での関係や親戚との関係でストレスが溜まり悩みを抱えている人ほど、子供と一緒に読書を楽しんだり子供に読み聞かせをしてあげるべきです。
これを毎日した方が、親は自分の行動や自分の人生に自信を持てるようになるし、当然子供との関係が良くなるだけでなく、周りの人との人間関係も良くなり人生の質も高くなる上に、ストレスが減って鬱になる可能性も減ります。
読書とは家族みんなですべきことです。
本を読む本人だけではなく、家族単位で調べているというのがこの研究の興味深いところで、読書というものが両親のメンタルにまでいい影響を与えるということが分かったわけです。
当然ですが、メンタルにいい影響が与えられストレスが減ったり自尊心が高まるというのは、人間関係や仕事に対しても大きな影響を与えることですから、親子で一緒に本を読むという行為は、家族全員の幸福度を高める行為になります。
この研究における効果量としては、激烈に大きな効果が出るという数字ではありませんが、確実に良い影響はあると言えるぐらいのデータになっています。
いずれにしても読み聞かせや一緒に読書をするというのは、家族みんなにとって良いことなのは間違いないのではないでしょうか。
子供向けの本や絵本からでも十分です!
絵本も、子供の頃に読んだことがある絵本であっても大人になってから読むと、深いストーリーを感じたりすることもあると思います。
例えば、『100万回生きたねこ』という絵本がありますが、これも大人になってから読むと考えさせられることも結構あります。
ですから、絵本に限らず子供向けの本だからといってバカにせず読んでみるのも良いのではないでしょうか。
100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)
大人になると、書類などの定型文やSNS などの短文しか読まなくなり、ちゃんとした本を読んでいない人も多いと思います。
子供の本も結構バカになりませんので、読まないよりは絶対に読んだ方がいいと思います。
読書のメリットは万人が得られるもの!
そして、この読書というものの素晴らしいところとしては、読書のメリットは文化や収入や育ちに関わらず得ることができるものです。
ですから、どのような育ちであっても、どんな文化圏で生まれたとしても、収入の高い人であってもそうでない人でも、変わらず読書のメリットは得ることができるということです。
万人向けのメンタルや人間関係の改善のための方法としては、読書が最も最適だと言われています。
読書のメリット:成功に必要な言語能力が高くなる!
この論文で引用されている他のデータも結構興味深いものがあり、例えば、26人の子供を対象にした実験を見てみると、最先端のテクノロジーが使われたおもちゃで遊んでいる子供よりも、本や昔ながらのアナログなパズルやボードゲームで遊んだ子供の方が、言語能力が高くなったという結果が確認されています。
ですから、人間が会話をしたりしゃべる能力に関しては、アナログなツールの方が鍛えることができるということです。
これは、だからといってスマホを絶対に与えてはいけないということを言っているわけではありませんが、テクノロジーを使ったスマホやおもちゃを与えるよりも、読書や昔ながらのパズルを一緒に楽しんだ方が言語能力は高くなるということです。
この言語能力が高くなるということは、人生においても成功しやすくなるということです。
子供の人生の成功にも必要な言語能力を高めたいというのであれば、子供と一緒に読書をしたりアナログなおもちゃで一緒に遊ぶといいのではないでしょうか。
読書のメリット:成功に必要な創造性が高くなる!
他には、3歳から5歳の子供19人を対象にした実験を見てみると、これは小規模ではありますが、読書を行った後に子供たちの脳を MRI でスキャンしたところ、脳の創造性に関わる領域が大きく活性化をしていたということが確認されています。
ですから、普段から読書をしている子供の方が創造性が高くなるということです。
大人でも読書をすることによって創造性は高まりますが、この創造性が高くなるということは、新しいことを考えたり新しいことに適応していくためには絶対に必要な能力ですから、そこにはやはり読書は欠かせないということです。
新しいことに挑戦していきたい大人も新しい環境に適応していこうとする若い人ももちろんですが、今の子供たちが大人になる頃には、今よりももっと変化が激しい時代になっているはずですから、そんな変化の激しい時代に対応して、新しいことに挑戦していきながら AI にたくさんの仕事が奪われる状況になっても、オリジナリティを発揮して価値がある人生を子供たちに送ってもらいたいと思うのであれば、読書をしておかないといけないのではないかということが今回の研究から示唆されたわけです。
こんなにも読書というものは人生におけるたくさんの問題を解決してくれるということです。
このような研究ではどんな本を読めばいいのかということまでは触れられていませんが、自分の好きな本を読めばいいと思います。
大事なのは、1冊を読み通す能力をできるだけ早く鍛えておくことです。
本を読むということに慣れておくことを人生のできるだけ序盤でしておくと、人生の後半においては大きなメリットが出てきて有利になります。
大人でも活字が苦手だという人は今からでも全然遅くはありません。
本を読むということに慣れれば慣れるほど、メンタルも安定して自尊心も高まり収入も上がるし人間関係も良くなります。
皆さんもぜひ家族みんなで読書を楽しんでみましょう。
人生を考えるために役に立つおすすめ本
おすすめの本として、人生の初期の段階でしておくべき事や自分の人生や子供の人生を考えるために役に立つ本をいくつか紹介しておきます。
人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計
これは若いうちの行動が人生をどれぐらい決めるのかということを教えてくれる本です。
若い人は今のうちに何をしておけば人生がイージーモードになるのかということを理解できますので、ぜひこちらを読んでみてください。
すでに20代を超えてしまったという人も、読んでもらえれば自分の若い頃に何が足りなかったのかということを理解して、今からでも追いつくのも遅くないと思います。
マインドフルネスストレス低減法
瞑想は注意力のコントロールのためのものですが、この瞑想は読書ととても似ているものです。
瞑想では自分の注意が余計なところにそれたらそれを戻すということを行うトレーニングですが、これは読書も同じで、読んでいて関係のないところに注意が逸れてしまった時には、それを本の内容に戻すということをすることにより読書力を鍛えることができるものです。
ですから、この瞑想と読書を一緒に学ぶということを行うと、効率よく読書継続力を高めることができると思います。
そのためにもこちらの本はおすすめです。
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
これは師匠の人生を変えた1冊でもありますが、運動をすることによって脳細胞を増やすという内容になっていて、師匠はこれを読んで運動するようになってから、実際に本を読むスピードも読んだ内容を記憶に残す力も、本の内容をまとめる力も格段に上がったので、まずはこの本を読んでみるのもいいと思います。
非才!―あなたの子どもを勝者にする成功の科学
いくら読書を頑張ったところで、それでもやはり天才には勝てないとか、生まれつきの優秀な人には勝てないというようなことを言う人もいると思います。
そんな人はぜひこちらの本を読んでください。
もちろん成功している人の中にはいわゆる本当の生まれつきの天才もいます。
ですが、成功している人を見ると決してそんな天才ばかりではありません。
では、どのようにして彼らは天才と呼ばれるような成功を成し遂げたり、生まれ持っての天才を超えるような成果を成し遂げたのかということを理解できる本です。
ここまでは、人生をよりよく進めるために、成功するために、できるだけ早いうちに経験しておいた方がいいことについて紹介させてもらいました。
ここから先は、それにより具体的にできるだけ早いうちに始めておいた方がいいことについて解説していきます。
今の自分が何歳であっても、自分の人生をより良く生きるために役に立つ内容ですし、もちろん、これは若い人や子供たちのためにも参考になる内容です。
知りたい方は続きをどうぞ。
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一問一答「つい感情的になりいつも自己嫌悪」【自己コントロール能力と記録術】
2021-03-18 12:00330pt1あなたが最近つい感情的になったのはどんな時ですか?
つい欲望に負けてしまった時はどんな時ですか?
今回は、子育てでイライラして子供を怒鳴りつけてしまうことがあり、いつもその後自己嫌悪に陥ってしまうという女性の相談をもとに、そんな自分の感情だけでなく欲望をコントロールするための自己コントロール能力についてまとめてみたいと思います。
Q. 「5歳の息子と二人暮らしのアラサーワーキングシングルマザーです。子供に行儀の悪さを何度も注意しても直してくれない時、どうしようもないぐらいイライラして怒鳴りつけてしまう時があります。その後は必ず泣きながら自己嫌悪に陥ります。どうしたら子供に寛容になれますか? ちなみにイライラと生理周期には関係がありません。」
これに対してのDaiGo師匠の回答は以下のとおりです。
これこそまさに瞑想を始めてほしいと思います。
僕は以前に『子育ては心理学でラクになる』という本を出させてもらっていますが、ここでは僕は子育てをしたこともありませんので子供の育て方については書いていません。
子供を育てるということに関してはお母さん達の方が当然詳しいですし、教育に関しても現場の人たちが僕よりもはるかに詳しいです。
子供に対して頭ごなしに言ってはいけないとか怒鳴りつけてはいけないというのはみんな重々わかっているはずです。
そんなことはみんな知っているけれど、それが出来ないから苦労しているわけです。
僕は子育ての経験はありませんから偉そうなことは言えませんが、ただ子育てというハードな状況で一番必要になるのは自分の感情をコントロールする力です。
自分の感情をコントロールすると言うと、ただガマンすることだと考える人がいますが違います。
自己コントロール能力というものは鍛えるものです。鍛えなければガマン出来なくなるのは当然です。
筋トレ初心者の人にとにかく気合いで200 kg のバーベルを持ち上げると言ってもそんなことは無理です。
徐々に鍛えてそれを続けることで初めて持ち上げることができるようになります。
自己コントロール能力もこれと同じです。
「子供が出来たから大人になりなさい」「子供ができたから子供に対して怒らないで冷静に話をしなさい」そんなこと言われてもそもそも期待でなければ無理です。
その鍛え方については、先ほどの僕の本かDラボで自己コントロール能力の鍛え方を学んでみてください。
瞑想についてもDラボで紹介している動画があります。
それにより自分の感情をコントロールするための基礎体力のようなものを身につけていただけたらと思います。
Dラボ▶【減らない意志力】使えば使うほど強くなる意志の力を手に入れる方法
ということでした。
分かっているけれどできないということは誰にでもあるのではないでしょうか?
分かっているけれど子供に対して感情的に怒ってしまう、
ダイエット中なのにお菓子に手を出してしまう、
お酒をやめようと思っているのについつい飲んでしまう、
他人と比べてはいけないとわかっているけれど比べてしまう、
付き合うべき人ではないとわかっているけれど離れられない、
目標を決めても結局いつも先延ばししてしまう、
貯金しようと思っているのについつい衝動買いをしてしまう、
疲れて早く寝るべきだとわかっているのにだらだらと夜更かしをしてしまう、
勉強するべきだとわかっているのについついスマホを見てしまう、
何かしら思い当たることがある人も多いと思います。
これら全て自己コントロール能力の欠如によるものです。
今回は自分の行動をコントロールできるようになり、そこから良い人生を選んでいくために自己コントロール能力の鍛え方についてまとめてみます。
自己コントロール能力を回復させる動画とは?
いわゆる意志力が減るものなのかどうなのかということについてはいろいろと議論がありますが、子育てや家事で大変な状況に追われたり、仕事終わりの疲れている時や大きな我慢をしたあとに、ついつい誘惑に負けたり感情に流されたりすることは結構あると思います。
このような脳が疲れた状態になると自己コントロール能力は一時的に下がります。
そんな自己コントロール能力が下がった時にどのようにして回復させることができるのかということについて参考になる研究があります。
ニューサウスウェールズ大学の論文で、ある動画を見ることによって、下がってしまった自己コントロール能力を回復させることができて、その結果、やるべきことができるようになったり計画的に行動を取れるようになったり、感情に振り回されることが少なくなるということが分かっています。
そんな動画とはお笑い動画です。
実験では、70名の学生を対象にあまり意味を感じない単純作業を続けてもらい自己コントロール能力を一時的に低下させた上で、2つのグループに分けて、一方にはミスタービーンの映画の面白いワンシーンを見てもらい、もう一方にはイルカが泳いでいる綺麗な海の動画を見てもらいました。
その結果、お笑い動画を見たグループは自然の動画を見たグループよりもその後に行われた作業に従事できる時間が倍にも伸びていたということが確認されています。
つまり、特定の作業に対して向けられる自己コントロール能力を発揮する時間が2倍にも伸びていたということです。
もちろん見すぎることはよくありませんが、仕事の合間や勉強の合間、家事の合間にお笑い動画やコメディアンのワンシーンを少しずつ見るということをすると、大変な状況で下がってしまった自己コントロール能力を回復させることができるかもしれないということです。
お笑いは昔からメンタルやストレスに効果があるとされていました。
お笑い動画を見た後というのはやはりストレスが発散されていると思います。お笑いでストレスが緩和されると、他人とコミュニケーションをとりたくなることがあると思います。
実際にコミュニケーションを促進するという効果も確認されています。それが健康やストレス発散に繋がるという効果も期待できます。
さらに、無駄な脳の緊張や疲れやストレスというものもお笑い動画により和らぎますので、落ちていた集中力も戻ってくるのではないかともされています。
例えば、YouTube の5分程度のお笑い動画を1本だけと決めて、勉強する前や仕事をする前、家事をする前に5分だけ見るようにしてみるのもいいと思います。
それが終わってから作業を始めると決めておくと意外と集中できたりするとも思います。
自己コントロール能力を回復させるためにも発揮するためにもお笑い動画は役に立つということです。
筆記開示:エクスプレッシブ・ライティングで自分を受け入れる
今回の一問一答の相談を頂いた方のように、感情的になってしまった後に自己嫌悪に陥ってしまう人も少なくないと思います。
そんな人は正しく自分を受け入れるための自己肯定についても取り組んでみてもらいたいと思います。
感情に流されたり欲望に流されたりすると、「自分はなんてダメなんだ 」「やはり自分がそんなことをしても意味はない」と自分を否定してしまい、それにより自らの行動を制限したり可能性を制限することに繋がってしまうことが少なくありません。
自己肯定がある人は、失敗からちゃんと学ぶことができるし失敗にめげずに前に進むことができます。
そんな正しい自己肯定感を持ち、自分の感情をコントロールできるようになるためには、自分の感情を定期的に紙に書き出すというのも良い方法です。
人間には気分一致効果というものがあり、嫌な気分の時には全ての事が嫌に見えてしまいますし、逆に、気分がいい時には全てがいいことのように見えるものです。
感情の浮き沈みと、自分の行動が良かったか悪かったかという自分の行動の肯定否定は全く関係ありません。
その思考からまずは逃れて、自分自身を冷静に見る必要があります。
それができるようになるためのおすすめの方法が筆記開示です。自分のネガティブな感情もポジティブな感情も、悩みも苦しみも後悔も全て紙に書き出してください。
ここでは深く考えず思いつくままに感情をそのまま紙に書きます。その時に考えていることをそのまま紙に書けばいいだけです。この筆記開示を8分から20分ぐらいを行ってください。これは8分以上で4日間以上続けないと効果は出ません。
2日に1回とか週に1回でも結構ですが、できれば毎日1日に8分だけその時間を確保するようにしてみてください。
自己コントロール能力や感情をコントロールする役割を司っている脳の前頭葉にはネガティブな感情を処理する機能もあり、紙に書き出すことによってその感情をクリアにすることができます。
特に、今回の相談者のように自己嫌悪に陥りやすい方にはぜひ行なってもらいたいテクニックになります。
悪い友達による自己コントロール能力の低下
自分のやるべきことができないとか努力が続かないという人の中には、人間関係がその原因になっている人も結構います。
自己コントロール能力を高める方法は色々とありますが、最も手軽で簡単な方法としては人間関係を変えるという方法です。
人間の性格というものは周りにいる人でかなり変わります。
自己コントロール能力のためには、人間の性格特性の中で物事をコツコツと続けたりするために必要な誠実性が重要になると言われています。
自己コントロール能力は周りの人間の影響をかなり受けやすいものですから、例えば、仕事でも勉強でも、自己コントロール能力が高く自分の決めた習慣を必ず守り物事をコツコツと続けることができる人の隣で仕事や勉強するだけでも、仕事や勉強を進める能力は20%ほど高くなると言われています。
そんなにも人は知らないうちに周りの人からの影響を受けているということです。
自分の自己コントロール能力がないというのは自分のせいだけではないかもしれません。
あなたがやるべきことができないとか努力が続かないというのであれば、それは自分のせいだけでなく、あなたが選んでいる周りの人間関係のせいかもしれません。
この人間関係の整理のためには、今ある人間関係をリセットして余計な関係をなくすということと同時に、新しい人間関係を手に入れるということも考えるようにしてください。
新しい人間関係を手に入れるということをせずに、今ある人間関係だけを削っていくとどんどん人間関係は少なくなり不幸になってしまいます。
とはいえ、人間関係を整理する能力がないまま、新しい人間関係だけを増やしていくと人間関係のストレスに押しつぶされてしまうことになりかねません。
ですからこの2つは必ず同時に必要になるものです。
『人間関係をリセットして自由になる心理学」』
『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』
失敗と後悔の連鎖に対処し止める
誰でも失敗することもありますし、なんでこんなことをしてしまったのかと自己嫌悪に陥りそうになることはあります。
ですが、気をつけておかないとその失敗や後悔というものは連鎖してしまうことが少なくありません。例えば、ダイエットで挫折してしまうと仕事でも失敗しやすくなるということもありますし、人間関係でも失敗しやすくなるということもあるかもしれません。
この連鎖的な失敗とは、何かのジャンルで失敗した時に自暴自棄になってしまい、他のジャンルに対しても自己コントロール能力を発揮することができなくなってしまうという現象によるものです。
例えば、毎日朝早く起きて筋トレをしようと思っていたのにある日それを忘れてしまったとします。そうすると、どうせ筋トレを忘れてしまったし、ラーメンを食べても構わないだろうとか、仕事もあるけれど別に明日頑張ればまたいいとどんどん考えてしまうようになり、そこで上司にもしに飲みに誘われたとしたら、明日さらに早起きして今日のぶんも筋トレを頑張ろうと思っていたけれど、それはまた今度でいいとずるずると妥協してしまうようになります。
いわゆる「もうどうにでもなれ効果」と呼ばれるものですが、人間は正しく対処しておかないと失敗が失敗を呼ぶようにできているということです。失敗することも後悔することも誰でもあるものですが、正しくそれを止めておかないと続いてしまいます。そして、その方法を理解しておけば失敗も怖くなくなります。失敗はひとつぐらいの失敗をしたとしても、それに対処した上で改善すれば良いだけです。
どうにでもなれ効果を防ぐ3つの方法
その1 :長期目標を作る
目標はできるだけ長く幅を持たせるようにしてください。ダイエットでも貯金でもできるだけ長期的な目標にした方が、もうどうにでもなれ効果を防ぐことができますし、感情や欲望に流されそうになった時には、その目標を思い出すことで落ち着くこともできます。長期目標というものは自分の頭を冷静にしてくれるものです。
その2 :やめる目標をやる目標にする
例えば、お菓子を食べないという目標ではなく、摂取カロリーを減らすという目標にすれば辞める目標ではなくやる目標にできます。
その3 :失敗から立ち直った回数を数える
失敗は誰にでもあります。その失敗を力に変えることができない人の特徴は、その失敗から目を背けようとして失敗した回数さら覚えていないということです。
ですから、自分の失敗を記録してください。失敗の記録となると怖い気もするかもしれませんが、それは何年かすると立ち直りの記録になります。
失敗から立ち直った回数を数えるということが、もうどうにでもなれ効果を防いで失敗の連鎖を止めるために最強な方法です。
取り返した、立ち直ったという感覚を得ることを意識して、失敗と失敗から立ち直った回数を記録してください。すぐにその失敗をリカバリーすることができればもちろんそれで結構ですが、リカバリーできなかったとしても時間が経てば人間は失敗から学ぶことができるものです。
記録の力で自己コントロール能力を鍛える
記録することで自己コントロール能力を鍛えることができるのではないかということが様々な研究により示唆されています。
肥満の人を対象にした実験では、痩せたいと思っている人は自分の食べたものを記録するというだけで、食事やエクササイズの指導を受けた人よりも2倍も痩せていたという結果が確認されています。
これはダイエットだけでなく応用が利く知識です。
勉強であれば自分の勉強の記録をつけるようにしてください。自分が今日テキストで何ページ勉強したという記録をつけてもいいでしょうし、読書で読んだページ数や読んだ冊数を記録するというのもいいと思います。
このような記録をするだけで客観的に自分を振り返ることができるようになります。
おすすめとしては、Google カレンダーに毎日同じ時間に記録する予定を入れておいて、その時間が来たら、その日に自分が考えたことや悩んだこと、失敗した事や立ち直ったこと、思いつくまま簡単にスマホで記録してみてください。
自己コントロール能力は高い人ほど社会的にも成功しやすくなりますしお金を稼ぐこともできるといわれています。
自己コントロール能力というのは人生のさまざまな場面において重要になる万能能力ですが、それは様々な方法により鍛えることができる力です。
DaiGo師匠も言っていたように、いきなり200 kg のバーベルを持ち上げるのは難しいですし、毎日の子育てや育児も大変だと思いますし。
毎日の仕事や勉強も新しい挑戦も何かと難しい状況の人もいるでしょうが、紹介させてもらったテクニックも参考にしてもらいながら少しずつ毎日自分をコントロールする力を鍛えて、いつかラクにそれをこなすことができるようになっていただけたらと思います。
ここから先は、さらに自己コントロール能力を高めるための実践的なトレーニングについてと、記録の力のより具体的な使い方について解説していきます。
知りたい方は続きをどうぞ。
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(再配信)子供を金持ちにする7つの方法【大人も使える】
2020-03-25 11:50306pt今回は、どうすれば子供が稼げる大人になるのかという内容です。
これは、自分の子供に将来お金に困らないようになってもらいたいと思う場合にも使えますし、あるいは、大人になってから、自分には子供の頃このような体験が足りなかったなと考え直してみることで今後に繋げるということにも使える内容です。
▼幼児期の行動と成人後の年収
大人は子供に対して、こんな子供になってもらっては困るとか色々な事を心配すると思いますが、よくあることとしては協調性を気にする人も少なくないのではないでしょうか。
実際に将来の年収やお金を稼ぐことができる大人になるために、最も気にしないといけないのはどのような点でしょうか。
幼児期の行動と年収に関する研究によると、幼児期に乱暴だったり注意散漫が目立つ場合には年収が下がる傾向があるということが分かっています。
これは1985年のモントリオール大学を中心とした研究で、カナダのケベック -
成功に必要な7つの能力【セルフレギュレーション】〜成功ルートの科学#4
2020-03-13 11:50306pt成功するためには7つの能力が必要です。
その7つの能力をどのようにして鍛えていくのかという成功のルートの科学シリーズの本編に入っていきます。
初回である今回はその7つの能力を一通り簡単に紹介させてもらい、それらの能力が成功にどのように寄与していて、どのようにそれぞれを鍛えていけばいいのかという話に入っていきたいと思います。
1. 衝動抑制力:自分の衝動や欲求をコントロールする能力
2. 感情の安定力:気分のアップダウンを減らしてコンスタントに自分の感情を扱う能力
3. グリット:粘り強く物事に取り組む能力
4. 楽観性:楽観的に物事を考えるための能力
5. 好奇心:興味を持って自発的に物事を探求する能力
6. IQ:認知能力
7. 幸運:巡り合わせのよさ
衝動抑制力
今回は、この内の「衝動抑制力:自分の衝動や欲求をコントロールする能力」について紹介します。
1、お金と名誉を手に入れる人
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