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  • 一問一答「苦手な人の克服法」【対人能力】

    2021-04-15 21:10  
    330pt
    あなたは苦手に思う人がいますか?

    その人に対してどのように接していますか?

    今回は、自分の苦手な人が近づいてくると警戒して避けてしまうという人からの相談をもとに、人間関係や対人能力について考えてみたいと思います。

    Q. 「僕は苦手な人が近づいたり目が合うと警戒してしまいます。そしてその人に会わないように行動することばかり考えてしまいます。これを直す方法があれば教えて下さい。」

    これに対してのDaiGo師匠の答えは以下の通りです。

    これは普通に対人不安ですから、Dラボで「コミュ力を高める「対話不安」克服法〜自信満々に会話する他人の秘密」の動画を見てもらうのが一番早いと思います。
    それを紹介した上でどうすればいいかというアドバイスですが、いきなり苦手な人が近づいてきたり目が合うと警戒してしまうというのは誰でもそうですし、普通のことです。
    自分がそのような人に不安を感じるということは認めてもらって構いません。
    それが駄目なことだと思ってしまうと余計に嫌になってしまいますので、それはまず普通のことだと思ってください。

    僕は正直それを直す必要はないと思いますが、自分にとって嫌な人や害を与えてくる人を避けるというのは、それで生きていくことができるのであれば全く問題のないことだと思います。
    ですが、そんな苦手感覚や意識が嫌だというのであれば、先制攻撃を仕掛けるというのが一番いい方法です。
    その苦手な人に自分から挨拶したり声をかけたりするという方法です。ともすれば、その相手に親切な行動をとるという克服法です。
    相手をもはや味方にしてしまうような方法になります。

    アメリカのとある大統領が議員だった頃の話で、自分に対立する議員がいました。
    その対立する議員と激しく対立している状況で、攻撃してくる苦手な議員に対して丁寧な手紙をしたためました。
    その手紙では、あなたが貴重な本を持っていると耳にしたので、その本を貸していただきたいという旨を丁寧に伝えました。
    その手紙を受け取った対立していた議員さんは、丁寧に書かれた手紙出し一応建前もあるので、そのお願いに了承し本を貸しました。
    そして、その本を貸してもらった議員は、その本を一生懸命読んで本の感想と感謝の手紙を添えて本と一緒に返したそうです。

    相手は苦手な人で避けるべき相手です。
    その相手に対して先制攻撃で丁寧な手紙を書いて、本を借りて感謝の手紙を添えて送ったわけです。
    そうしたところ、その敵対している議員は、討論している中で「彼の言っていることにも一理ある」と言い始め、徐々に態度が変わり始め最終的にはとても親しい友達になったということです。

    人が苦手意識を持つと自分自身の行動が変わります。
    その人に会わないように行動したりその人のことを避けようとします。
    もしかしたらその相手は最初は何も思っていないのかもしれません。ところが、その人を避ける行動を取り始めると、その行動は自分の事を嫌っていると相手に思わせることになります。
    そうするとその相手は本当に敵になってしまいます。

    では、これを防ぐにはどうすればいいのかと言うと逆をすればいいわけです。
    自分から先制攻撃で挨拶をしたり、ちょっとした親切なことをしたり、仕事の合間であれば何かちょっとした差し入れをしてみるのもいいと思います。

    先ほどの議員さんの例であれば、普通は敵対している相手に本を貸したりはしません。
    ところが、それをすることで、自分が助けた相手だからその相手を好きになり、露骨に敵対していた相手であってもだんだんと態度が軟化していずれ味方になるというわけです。
    このようにして苦手な人はなくしていくというのが一番いい方法です。

    最初はなかなか難しいと思いますので、まずは初対面の人やエレベーターでたまたま一緒になった人と軽く挨拶をしたり、世間話をするぐらいのところから始めてもらい、最終的に自分が嫌な人にまでそれを拡張していくというのがいいと思います。

    ということでした。

    師匠の話していたアメリカの議員さんの例え話は、この2人の議員はかなり激しく批判試合いがみ合う関係だったそうです。
    そんな状況にも関わらず、丁寧な手紙で本を貸してほしいという旨を伝え、本を借りただけでなく内容もしっかり読んだ上でその感想とお礼の手紙をまた丁寧に相手に送りました。
    その結果として、対立候補で強烈な批判をしていたその議員は中立的な立場に変わったということです。
    考え方を否定し強烈な批判をしていたにも関わらず、それを受け入れて相手を認めたということです。

    敵対していたけれど、本を貸すという敵に塩を送ることをして、それに対してまた感謝をされたわけです。
    そうすると、本を貸すという行為で相手を助けた事実は変わらないので、ここで認知的不協和の解消が起きて、相手にもいいところがあるというような考えを持つようになったわけです。

    認知的不協和の解消は心理学では有名な理論ですが、簡単に言うと、人間の脳は基本的に矛盾を嫌うものなので、何か矛盾が起きたらその辻褄を合わせようとします。

    普通に考えると、自分にとって自分を助けてくれている相手の方がありがたいわけで、自分のことを助けてくれる相手のことを好きになるべきで、本来は好きな相手だからその人を助けるとなります。
    ところが、自分が苦手な人や嫌っているような相手を助けたとしたら、その人を助けたという事実は変わらないので、人間の脳はその矛盾を解消しようとして、自分の信念や感情の方を変えようとします。
    それにより、その助けた相手に対して「自分はその相手のことをよく思ってはいなかったけれど、よくよく考えてみると言っていることもまともだし、この人にもいいところがあるのだろう。きっとその相手のことを自分は本当は好きだったから助けたのではないか。」と思い始めるわけです。

    これは、ハートフォードシャー大学のリチャード・ワイズマン氏の研究でも同じようなことが示されています。
    嫌われるのが怖くて周りからの頼みごとを断ることができないとか 、周りからも好かれたいし社会的にもいい立場でいたいから頼みごとに対してNOと言えないという人もいると思います。
    ですが、人間が好きになるのは、自分を助けてくれる相手ではなく「自分が助けてあげる人」だということが確認されています。

    皆さんが好意を持っていたり好かれたいと思う相手がいたとして、ほとんどない人はその人に親切にしようとか助けようとすると思います。
    それも大事なことではありますが、実際には、その人に皆さん自身が助けてもらった方が関係は深まるということです。
    人は助けてもらえばもらうほど周りから好かれるようになります。
    あなたは苦手に思う人がいますか?

    その人に対して、どのように対応しますか

    師匠も言っていたように、本当に苦手な人に対して急に親切なことをしたりするのは難しいかもしれませんが、まず、その苦手意識や相手に対する嫌な感情というものが、自分の単なる思い込みなのかもしれないということも考えてみてください。

    アメリカの対立候補のように激しく敵対するような関係であっても、いつのまにか仲の良い友達のようになれるわけです。
    その苦手意識や相手に対する嫌な感情が、単なる思い込みでなかったとしても、もしかすると自分から先制攻撃を仕掛けることでとても貴重な人間関係になるかもしれません。

    皆さんの決意表明でも結構ですのでニコニコのコメント欄で教えてください。

    あなたは周りに助けてもらっていますか?
    「いい人いい人どうでもいい人」と言われるように、どんな頼みごとでも聞いてくれるし、いつも助けてくれるけれど、なぜか恋愛対象にならなかったり、とても良い人なのは間違いないのに、なぜか人間関係でいつも損をしているという人もいますが、なぜこのようなことが起きてしまうのかというと、それは助けてもらっていないからです。

    相手を助けてあげてばかりで助けてもらっていないので、助けていることで自分は相手のことをどんどん好きになります。
    しかも、自分はこれだけ助けているのだから、相手も自分のことを大事に思ってくれているはずで、きっと助けてくれると期待度をどんどん上げています。

    ところが、助けてもらうことがないと、相手からの好意は上がってはいないわけです。
    そうすると、友達だと思っていたのに土壇場で裏切られてしまったとか、友達だと思って接していたのに、相手はそれほど自分に対して好意を持っていなかったというような寂しいことが起きてしまいます。

    実際に、自分が友達だと思っている相手がその人のことを友達だと思っている確率はおよそ50%だとも言われていますので、このような悲しい状況が生まれてしまうわけです。
    ですから、人間関係の中では、特に親しくなった相手に対しては助けてもらうということも忘れないようにしてください。

    上手に助けてもらう技術
    ですから、大事なのは「上手に助けてもらう技術」で、これが他人に好かれるための一番大切な技術です。

    どうすれば相手がYESと言ってくれるのか、どのようにすれば頼みごとを受け入れてくれるのか、このような説得の技術を一番使うべき時というのが、頼みごとを相手にする時です。
    相手に小さな頼み事や小さな親切をお願いして、それを助けてもらいます。このような時に説得の技術を上手に使うことができれば、助けてもらえる確率がアップします。
    そして、この説得の技術を使うことと合わせて、あまり手間のかからない相手が応じてくれやすいトピックを選んで助けてもらうことがとても重要になります。

    いかに周りに助けてもらうかということを考え、かつ、相手にあまり負担を与えない細かいことで見つけてもらうということが、実は良い人間関係を作り、他人に嫌われないようにするためにも一番強力なテクニックです。

    大抵の人はこの逆をしてしまいます。
    好かれたいと思って周りのために一生懸命色々尽くしますが、いずれ限界がきていっぱいいっぱいになって人間関係に疲れてしまうということが起こります。

    しかも、こんなにも頑張ったのに周りからはあまり好かれないし、人間関係を作ることができていません。これはなぜかと言うと、助けてもらうことをしていないからです。

    小さな頼みごとを説得の技術で積み重ねる
    大抵の人が説得の技術や交渉のテクニックをとても大きなものに使おうとしてしまいます。
    師匠が説得の技術は交渉のテクニックの話をすると、なかなか日常生活で使うことがないというようなことをよく言われます。
    講演で話していても、自分は生活の中で交渉なんてしないということを言う人がいますが、これはとんでもないことです。

    小さなことを積み重ねていくために使うのが交渉や説得の技術です。
    そんな小さなことで助けられれば助けられるほど、僕たちは周りの人から好かれるようになるわけです。助けてもらうためにこそ、皆さんは説得の技法を使うようにしてください。

    一生懸命に他人の頼みごとばかりを聞いて、他人にお願い事をするのを遠慮ばかりしている自分は、NOと言えないから頼みごとを聞いてばかりだけれど、相手に頼み事はしないという人がいますが、助けてもらわないと好かれないわけですから、本当に自分のことを好きになってくる人があまり寄ってこなくなります。

    その一方で、頼めば何でもやってくれる人だとみなさんが思われてしまうと、皆さんのことを利用しようとする人ばかりが周りに寄ってきます。

    つまり、他人に頼み事をして助けてもらうということをしない人は、人間関係におけるリスクまで背負ってしまうということになります。
    他人に好かれないので、いざという時に助けてくれる人がいなくなってしまいますし、他人の頼みごとは聞いてばかりいるので、それを利用しようとする人ばかりが集まってきます。

    周りの人に頼み事をしないというのは、お互いに助け合ったりする関係がなくなってしまい、人間関係に苦しくなってしまうということに繋がります。

    そもそも人間というものは弱みで愛される生き物ですから、むしろ、自分の弱みや苦手なところを見せることによって、上手に助けてもらうことが大切です。
    「助けやすい人」になるようにしてください。

    師匠の場合であれば、本をたくさん読んでいてなんでも知っているようなイメージを持たれやすいですが、当然ですが知らないことはたくさんあります。そんなことがあった時には興味を持って教えてもらうようにしています。その方が助けてもらうことで好かれることにもなります。

    上手に助けてもらう3つのテクニック
    とはいえ、他人に助けてもらうことにどうしても抵抗があるという人もいると思います。
    助けてもらうというのもなかなか難しいし、お願いしても断られたらどうしようかとか、相手の負担になってしまうのではないかそういうことを気にする人もいると思います。

    相手の負担にならずに、かつ、断られてしまうということがないように、上手に周りに助けてもらうための3つのテクニックを紹介しておきます。これはかなり大事なポイントでもありますので、是非押さえておいてもらいたいと思います。

    1. 頼みごとは相手にもメリットがある
    まず、他人にお願い事をするのは悪いことではなく、むしろ、相手にとってメリットがあることだということを理解しておいてください。

    つまり、皆さんがお願い事をして相手がそれに応えてくれた時には、皆さんだけがメリットを得ているわけではなく、相手にも心理的に大きなメリットがあるということを考えてください。
    頼みごとをするということは相手にとって良いことだということを理解しておいてください。

    他人に頼るということに対して他力本願というような嫌なイメージを持つ人も少なくないです。他人に頼ってばかりだと批判する人もいるわけです。
    皆さんが頼み事をした相手がそれをどのように思っているのかということは、相手の立場に立って考えないとわかりません。相手の立場に立って考えると分かってくることですが、頼み事には面倒な場合と面倒でない場合があります。

    面倒な頼み事で頼られることほど嫌なことはありません。例えば、これは師匠に書類の整理をお願いするようなもので、誰でも苦手なことや嫌なことで頼られると、それほど嫌なものはありません。

    では、逆にどんな頼みごとであれば快く受け入れるでしょうか。
    それは「自分の得意なこと」です。

    自分の得意なことで頼られた場合に関しては、それにより自分が尊重されているとか、自分が認められているという感覚を得ることができます。それによって自尊心も高まるし、自分が周りに認められていて頼られていることで存在価値があると感じます。
    頼みごとをすることによって、相手の存在価値を認めてあげるということができるわけです。

    師匠の場合であれば、心理学的な対処方法について聞かれたりアドバイスを求められると、水を得た魚のように知識を紹介することができます。そうすると、とても満足をしています。自分が勉強したことが多くの人の役に立っていて、自分が必要とされているという感覚をやることができます。

    この必要とされているという感覚というものは、人間はお金を出してでも手に入れたいと思っていて、それでもお金を出してもなかなか手に入れることができない感覚です。

    ですから、ポイントとしては、相手のことをちゃんと観察し理解して、相手が持っている高い能力や得意なこと、あるいは、相手が自尊心を刺激されるようなジャンルを把握して、そこに対して助けを求めるようにしてください。

    例えば、パソコンが好きで得意な人にパソコンの話を相談したり、スマホや SNS の使い方がうまい人にはそういう頼み事をしたり、おしゃれで美味しいお店に詳しい人がいるのであれば、週末に彼女と行きたいお店を教えてもらうとか、このようなことだけでも、相手に対して大きな心理的な満足感を与えることができます。

    ちなみに、これができるようになると歴史上の成功者と同じような成功もできるかもしれません。

    師匠も時折例えに出す人ですが、アメリカの鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー氏のお墓には、ある言葉が掘られているそうです。アンドリュー・カーネギーさんは、鉄鋼で大きな成功を成し遂げた人ですが、鉄鋼に関してはそこまで詳しい知識は持っていなかったそうです。ところが、彼は自分の周りに鉄鋼の知識をたくさん持っている人達を集めて成功しています。
    自分よりも優れた者を自分の周りに集めし者ここに眠る
    見たことはないので本当かどうかはわかりませんが、このような逸話があるそうです。

    やはり、上手に周りに助けてもらう人ほど、強いチームを作ることもできて大きな成功を成し遂げることもできるということです。

    皆さんも、「助けてもらうということは相手を認めること」だということを忘れないようにしてください。

    2. 頼みごとは意外と断られない
    そして、頼みごとは意外と断られることはないという事実を知っておいてください。僕たちが思っているほど人間は頼み事を断ることはありません。

    ほとんどの人は自分が誰かに頼みごとをしようとする時には、相手に断られたら気まずいとか考えてしまいますし、それにより実際に頼み事をしない人が多いと思います。
    実際にはそんなことはありません。

    これも先ほどと同じように、自分が頼みごとをされる側であればどのように感じるかということを考えると見えてきます。
    断るのはとても気まずいと思うはずです。

    つまり、僕たちは頼みごとをするときに断られてしまったら嫌だなと考えるわけですが、頼まれる側は、頼まれたことを断るのは気まずいものです。もちろん、お金や労力がかかりすぎることであれば別ですが、そうでなければ出来る限り助けてあげたいと思うわけです。
    僕たちが思っている以上に頼みごと断るコストは大きいものです。

    ですから、相手が断らない可能性は高いですし、実際にお願い事をした時に、それを断られる確率は僕達が思っているよりもかなり低いということが様々な研究によりわかっています。

    人が相手にかなり面倒なお願いをする場合どうなるのかという研究を見てみると、実際よりも半分の確率ぐらいでしか相手が YES と答えてくれないと思っているということです。
    つまり、僕たちがお願い事をする時に相手が YES と答えてくれるであろうと考えている確率は、実際にお願い事を聞いてくれる確率の半分程度になってしまいます。
    要するに、僕たちが想定している確率の2倍ぐらいの確率で相手はYESと答えてくれるということです。

    しかも、仮に断られた場合であっても、元々頼まなかった時と同じ状況に戻るだけですから、そもそも頼まない手はありません。
    相手は、僕たちが思っている想定の2倍も相手は YES と答えてくれる可能性があるし、しかも、仮に断られたとしても、あっさりと納得しておけば元々の状況に戻るだけです。
    お願い事を相手が受け入れてくれた場合には、相手から好かれやすくなるわけですから、しない手はありません。

    このようなお願い事の研究では、とても時間や手間がかかるアンケートをお願いしたりすることで実験を行いますが、今回はみなさんにそんな面倒なお願いをしてほしいというわけではありません。

    小さな親切を相手に求めるだけで構いません。
    ほんの些細な親切を求めることを回数を重ねるようにします。相手に好意を持ってもらいたいからお願いをしているわけですから、ハードルを極力下げた小さな頼み事で構わないわけです。
    そんなに大きなお願い事をするわけではありませんから、実際にはもっと高確率で皆さんのお願い事を受け入れてくれるはずです。

    3. 返報性の暗示
    最後のポイントとしては、自分が頼られてばかりで困っている人が使えるテクニックですが、そもそも、頼み事ばかりされていて、いい人いい人どうでもいい人になっているというような場合にはどうすればいいのでしょうか。

    自分が頼られてばかりの場合には、相手に返報性の暗示というものを埋め込んでください。暗示を埋め込むと言うとかなり怪しい感じもしますが、実際にはとても簡単なものです。
    頼みごとを引き受ける場合に取るべき行動が2つあります。

    <その場で自分も何か頼み事をする>
    頼みごとを引き受けるときには、その場で自分も何か頼み事をするようにしてください。
    これはとても強力なテクニックです。

    まず相手が頼み事をしてきた時にそれを引き受けるわけですから、その時点で皆さんはとてもいい人です。
    そして、代わりにこれをお願いしたいというようなお願いを皆さんがすると、仮にそれを相手が引き受けない場合には、相手はとても嫌な人になってしまいます。
    このような相手の罪悪感を使って相手をコントロールするという方法は、昔からかなり悪い人たちが使ってきているものですが、今回は皆さんが頼られてばかりで困っているという場合を想定していますので、このような場合であれば使ってもいいと思います。

    頼みごとを引き受けるときには、代わりの頼みごとをするというようにすると、自分の労力を増やすことなく相手との関係を築いていくこともできますのでおすすめの方法です。

    <将来の約束を取り付ける>
    頼みごとを引き受けるときに代わりに何かお願いをしようとしても、そのお願いすることが特にないという場合もあると思います。
    そのような時は、困った時はお互い様だから引き受けるよ、もし自分が困った時には助けてくれるよねというような内容で返してください。
     
    これは具体的な方がいいので、例えば「もちろん引き受けるよ、逆に、俺が家族の都合で早く帰らないといけない時とか大事な時には助けてくれるよね、俺たち友達だよな」と答えておきます。
    この時に大事なのは、相手に「そうだよ!」と言わせることです。
    このように困った時はお互い様だから、自分が困った時にはお願いを聞いてくれるよね?と尋ねて将来の約束を取り付けてください。

    わざわざ口で言わなくても、相手は持ちつ持たれつできっと助けてくれるだろうと考えてしまいますが、このようにお願い事をされた時に、自分が困った時には助けてくれるよねという事を確認しておくと、実際に困った時に助けてくれる確率が上がるという研究もあります。

    これはギブアンドテイクのドライな関係のようにも見えますが、普段からこれをしておくとお互いに助け合う関係になることができますので、結局は親しい関係になれるということになります。

    ここまでは師匠の紹介していた先制攻撃から、それにより苦手な人や嫌な印象を持っている人を克服する方法と、そんな人だけでなく身の回りの人と助け合うことができる関係を作るための方法について紹介させてもらいました。

    ここから先は、対人不安を克服して対人能力を高めるための方法について解説していきます。
    知りたい方は続きをどうぞ。