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  • 知識の実践「あなたは自分なりの自信の持ち方が出来ていますか?」【自己肯定と行動力】

    2021-10-19 12:00  
    330pt
    あなたは自分なりの自信の持ち方が出来ていますか?
    学びを行動に結びつけることが出来ていますか?

    皆さんは、おそらくDラボを中心に日々学び、前に進み続けていることと思います。
    学んだことをなかなか実践できず、結果、思うように人生を変えられず悩んでいる人も多いと思います。

    今回は、Dラボで、知識を得ても実践と継続が出来ず、そんな自分を責めてしまうような生活をしていたけれど、実際にそれを乗り越え前に進み始めたある弟子の方の知識の実践談を紹介させてもらい、
    今の自分を受け入れ前に進むとはどういうことなのか?
    正しい自己肯定感と学びと行動について考察してみたいと思います。

    Dラボで学んだ知識を使って、人生を変えたい!

    HIITや瞑想、セルフコンパッションを実践して、より良い人生を送れるようになりたい

    そう思って勉強や運動を始めて数ヶ月が経った頃に、生活環境で就職や結婚のような大きな変化があって思うように行動できなくなった時のことです。

    それまでは順調に習慣化できていた事が、環境の変化によって新しい習慣に慣れることで精一杯になり、勉強や運動の時間が減ってしまって

    家族や友人にDラボで学んだ事を話しても理解してもらえなかったり

    しばらくは実践してもらえても続けるのは難しかったりもして、周りの人と一緒に実践することも上手くいかず…

    最初は順調だった知識の実践が段々と継続できなくなってきて、そんな自分を責めてしまうセルフコンパッションとは程遠い生活をしていました。

    そんな時にある事がきっかけで、セルフコンパッションがしやすくなったので、その体験をシェアする機会をいただきました。

    申し遅れましたが、私は“ぶちねこ”といいます。

    猫が大好きな二児の母で、食品会社の会社員として働いています。

    昨年からのコロナ禍の影響もあって人間関係で悩む事があり、その原因が私の性格にあるのかもしれないと考えて

    夫と話したところ、素人判断では分からないので専門家の意見を聞くことになりました。

    そして、知人の紹介で大学病院の精神科で一度話を聞いてもらうことになり

    そこで色々と話した際に検査を受けてみる事を勧められて、以下の5つの検査を受けました。

    性格特性を知るためのテスト

    5つの検査は以下の内容で、2日間に分けて行われました。

    ①WAISーIV(認知的な能力について調べる検査)
    ②AQ(自閉症スペクトラム症について調べる検査)
    ③CAARS(注意欠如・多動症について調べる検査)
    ④PFスタディ(ストレス対処傾向を調べる検査)
    ⑤SCT(書かれた文章から現在の気持ちについて調べる検査)

    [1日目]
    ①WAIS-IVを受けて(約2時間)
    ③CAARSを宿題で持ち帰ります。
    (人によっては⑤SCTも宿題になります)

    [2日目]
    ③CAARSを提出して
    ②AQ、④PFスタディ、⑤SCTを受けました(約1時間半)

    検査結果が出るまで3週間ほどかかるとのことで、後日改めて検査結果を聞きに行きました。

    その診断結果の一部が以下のグラフになります。



    折線グラフは左にある言語理解の数値が他と比べて低く、グラフが凸凹しています。

    このグラフのバランスの悪さが、私の特性を表しているとのことでした。

    その特性は何かというと、いわゆる〝空気が読めない〟というものです。

    空気が読めなくても大丈夫?

    先生から「あなたは人と話した時に「いい人」「天然」「無神経」と、人によって印象が全然違うでしょう?」と言われて

    「それは全部言われたことがあります」と答えました(笑)

    人によって印象が異なったり、〝空気が読めない〟という特性は、WAISーIVの結果にあった"言語理解”が他の値と比べて低くなっていることが影響しているそうです。

    特性の影響で相手の話したことを言葉通りに受け止めてしまうため、言われたとおりに行動していたら「実はそうではなくて…」と後から本心を言われて驚くことが多く

    逆に私自身は思ったことをそのまま話しているのですが、言い回しが下手で言葉が足りないため思っていることを上手く伝えられなくて、悪気はないのですが「言い方が悪い」と指摘をされることもありました。

    逆に、グラフの凹凸が少ない人同士だと、阿吽の呼吸で言わなくても相手の考えが分かるため集団としてもまとまりやすくなるとのことでした。

    先生から「特性は、エクボのない人にエクボを作って!というくらい変えられないものなんですよ」

    「もしそれを変えようとするなら、耳垢が湿式の人にむかって「私は耳垢が乾式の人が好きだから、耳垢を乾式にしてよ!」というようなものです」という説明を聞いて

    『特性は変えようと思って変えられるものじゃないから、変えられなくても大丈夫』という事を知りました。

    先生は「世界を変えていくのは集団から飛び出す〝空気を読めない人〟だから、そんな人も世の中を進歩させるためには必要なんですよ。ノーベル賞を獲る人もグラブが凸凹だったりするんですよ」という話をして下さいました。

    その話を聞いて、子供の頃から〝空気が読めない〟ことで周りにうまく合わせられなくて悩んでいた事が、実は良い面があったんだと認めてもらえて涙が出るほど嬉しかったです。

    そして、この時の先生の言葉で自分を認められるようになり、〝セルフコンパッション〟の助けにもなりました。

    また、先生は「思ったことをそのまま話すタイプの人は日本のように空気を読む文化圏よりも、英語圏のように思ったこと話す人が多い地域の方が合っているかもしれないですね」とも話していたので、自分に合った環境について考えるキッカケにもなりました。

    学校のテストで特性は分からない

    その他にも〝言葉から推測することが苦手〟という結果から「勉強は国語が苦手じゃなかった?」と聞かれたのですが

    学生の時のテストでは国語が得意で、数学の方が苦手だったので不思議に思っていたら

    処理能力は高いので本来なら“数学”が得意になりそうな検査結果でしたが、学生の頃に数学ができなかったのは文章問題が理解できていなかった可能性が高いそうです。

    言われてみると確かに数学の計算問題は得意で、証明のような文章問題が苦手だったので

    国語の点数が良いから読解力があって、数学の点数が低いから処理能力がないという訳ではないこと

    学生の時のテスト結果から、自分の得意不得意は分からないことを知りました。

    ちょっとAS、ちょっとADH?

    その他の検査では、AS(自閉スペクトラム)、ADH(注意欠如・多動症)の診断はつかなかったけれど、それぞれの特徴は少しずつ持っているとのことでした。

    ADHDやASDという言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、最後の「D」が抜けているのは誤字脱字ではなく、以下の著書を参考にしています。

    『発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち 』本田秀夫著

    本書36ページより引用
    〝「Disorder(障害)」と断定できるほど明らかな支障はないものの、ASDやADHDの特性はみられるので、そのように表現するのが妥当だと考えています。〟

    この本を読んで驚いたのは、第4章「やりたいこと」を優先する!に掲載されている〝「やりたいこと」と「やるべきこと」を考える図〟(173ページ)を見た時に



    「一般の人は、やりたい事を我慢して眠ることができるんだ!」ということでした。

    自分にとっては当たり前のことすぎて疑問にも思わなかったのですが、睡眠時間など多数派の人の生活スタイルを知ることは大きな気付きになりました。

    一般の人がASやADHの特性を知らないように、特性がある人が一般の人のことについて知らないこともあると思います。

    本などを通じて、お互いの生活スタイルを知ることで、相手を思いやったり共感できるようになれたらいいなと思いました。

    個人的には、ヨシタケシンスケさんの絵本『みえるとか みえないとか』のように、お互いの価値観の違いを面白いと感じられる人が増えたら、人間関係の悩みは少なくなる気がします♪

    今回は検査を受けて自分の特性を知ることで、セルフコンパッションがしやすくなった体験談を書きました。

    ですが、私も以前は地方に住んでいて近くに検査機関がなかった事もあったので、様々な事情で検査を受けられない方もいると思います。

    周りに特性を理解してくれる人がいると良いのですが、そうでなかった時に身近にいる人の言葉を受け止めて一人で考え込んでしまうと、行き詰まってしまうことがあるかもしれません。

    そんな時は、身近にいる人ではなく第三者に相談することで解決の糸口が見つかることもあります。

    私も参加しているメントレラボのオープンチャットでも匿名の相談をすることができるので、人間関係などの悩みがある方は匿名で投稿する事で悩みが少しでも解消されるかもしれません。

    オープンチャット「メンタリストDaiGoの弟子コミュ」(詳しい参加方法はブロマガの最後に記載があります)

    たとえ匿名であっても、人見知りな方だと投稿するのは物凄く勇気がいると思います(私も最初に投稿する時はすごく怖かったです)

    ですので、もっと投稿しやすいグループがあれば、そちらでも大丈夫です♪

    最近はDラボで新しく【D-Talk】という「メンタリストDaiGoと、チャットサービス“Discord”を使用し、 音声で質疑応答ができる企画」も始まっていますので

    【D-Talk】概要→https://daigovideolab.jp/Dtalk_LP.pdf

    もし一人で悩んでいることがあれば、機会があれば無理のない範囲で誰かに話してみてください。

    私もまだ自分の特性を知ったばかりで色々と試行錯誤しているところですが、まずは自分一人でできる環境調整を増やしつつ

    信頼できる周りの人に自分の特性について相談しすることで、多数派の人の考えを学びながら環境調整をしていきたいと思っています。

    今回の記事は同じような悩みを抱えている方のお役に立てたらと思って書きました。
    もし少しでも参考になることがあれば幸いです^ ^

    ***以上、ぶちねこさんの学びと知識の実践を紹介してもらいました***

    自分への疑いや悩みを「行動」につなげるかどうか

    DaiGo師匠もいつも言っていますが、自分に対して疑いを持ったり不安を感じる人だけが成長することができます。
    悩みがあり、不安があるから、そこに対して改善点や修正点を見つけることができます。

    ただし、全ては行動に繋げるかどうかで決まります。
    不安があるのであれば、具体的にどうしたらその不安を消すことができるのかということまで考えて実際に行動するべきです。
    自分のネガティブな部分にちゃんと目を向けて、それを受け入れた上で、試行錯誤しながら行動することができる人こそが成長できる人です。

    ここで気をつけてもらいたいのは、自分を否定するということと、自分を疑うということは全く違うことです。
    自分を否定する人は、自分はダメだダメだと考え自分自身の行動力を奪ってしまいます。
    一方で、自分を疑う人は、失敗の可能性や問題点に目を向けて、それを防いだり改善するためにどうすればいいのかということを考えて、事前に対策を立てることができる人です。

    だからこそ自分を疑うことがとても大切です。
    それができれば、自分を疑ったぶんだけ安全が手に入ります。安定が手に入り無駄なリスクを避けることができます。
    だから自分を疑う人の方が成長すると師匠は言っているわけです。

    その自分の疑い方としては、例えば、師匠の場合であれば協調性が著しく低いので、協調性が低い人はどんなデメリットがあるのだろうかということを考えます。
    そのデメリットを理解できたら逆にメリットもあるのだろうかということも考えます。
    メリットがあればその使い方も考えますし、そもそもその協調性というものが鍛えられるのだろうかということも考えたりします。

    自分にデメリットがあるのであれば、
    どうやったらその特徴を利用することができるのか、
    それを利用して成功している人はいるのだろうか、
    向いている職業は何かあるのではないか、

    このように、ひとつの自分が悩んでいることや自分に対して向けている疑いを、様々な方向から向けるようにします。
    いい悩み方やいい疑い方は、方向性を次々と変えて立体的に自分を疑う方法です。
    それができれば、意外なところで自分のメリットにも気づけるようになります。

    ここから先は、正しい自己肯定感を持った上で行動力を上げて人生を変えるための方法について解説していきます。
    知識を学び、実際に行動することで人生を変えたいという方は、ぜひ続きをチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「未来に不安を感じたら」【自信をつけるために捨てるべきもの】

    2021-04-01 20:00  
    330pt
    あなたは今未来にどんな不安を感じていますか?
    あなたが前に進むために捨てるべきものは何ですか?

    今はコロナの影響もあり先行き不透明な時代で、将来に対して不安を抱えている人も多いと思います。
    今回は、離婚を決意して先に進もうと決めた女性から、この先自分のことを好きになってくれる人が現れて再婚できるだろうかという相談をもとに、恋愛に限らず人生において正しい自信を持ち前に進むためにどうすればいいのかということをまとめていきたいと思います。

    Q. 「私は38歳で既婚者ですが、旦那が不安型のスタイルを持つ人で重く離婚を決意し冷戦中です。いつか再婚できたらと淡い夢も抱いたりしていますが、容姿が特別美人でもなく40近い年齢、サバサバしていて且つ自由気ままな性格を考えると、自分を好きになってくれるのは自分に依存するようなタイプしかいないのかなとも思ったりします。この先、自分が好きになった人に好きになってもらえる可能性はやはり低いと考えるのが妥当でしょうか?」

    という相談でした。

    皆さんであればどのようにアドバイスされますか?
    DaiGo師匠の質疑応答ではこのような未来に対する不安を抱えて悩んでいる人がかなり多いですし、同じようなことで悶々と悩んで立ち止まっている人が多いのではないでしょうか。

    DaiGo師匠の答えは以下の通りでした。

    恋愛に関してはみんな悩みが同じで、自分が動かないで「相手が自分を好きになってくれるかどうか」ということを考え恋愛になると待ちになります。
    好きな人がいて「その人が自分のことを好きかどうかということを見分ける方法を教えて欲しい」という人がいますが、もしその相手が自分のことを好きでないと分かったらスパッと諦めることができるのかということになります。
    普通に考えて諦めないはずです。

    大事なのは未来を読むことではなく未来をつくることです!
    自分が好きになった人が自分のことを好きになってもらえる確率がどれくらいなのかということを気にする暇があるのであれば、自分が好きだと思った人自分のことを好きにさせる方法について学んだ方がはるかにいいわけです。

    いつも言っていますが、未来を読むための唯一にして最強の方法は未来をつくることです。
    皆さんは未来を読もうとか知ろうとするのではなく、未来をつくる人になりましょう。
    これは恋愛でもビジネスでもどんなことでも同じです。

    そのために参考になるのは、成長マインドセットや習慣化のテクニックです。
    これらを学んでもらった上で、
    どうすれば自分の人生を操ることができるのか?
    どうすれば未来をつくることができるのか?
    ということを考えてください。

    そもそも存在するかどうかもわからない未来に振り回されているのはばかばかしいです。
    未来をつくる側の人間になりましょう。

    Dラボ - 努力がクセになる性格に変わる「成長マインドセット」入門
    Dラボ - 習慣化の帝王【if-thenプランニング】徹底解説〜効果量0.99の単独で人生変わる最強心理テク

    皆さんはありもしない未来に振り回されていませんか?
    自信を持って未来をつくる側の人間になろうとしていると言えますか?

    今回は、そんな未来をつくる側の人間になるための自信を手に入れるための方法についてまとめさせてもらいます。
    自信を持って捨て去るための勇気をくれる本


    何を捨てるべきか選べないあなたに

    才能は努力で作ることが科学的に証明


    自分に自信を持つための自己効力テスト
    まず自分の自信のレベルを図るためのテストを紹介しておきます。

    自分を認めることができて、自分に対して適切な自信をどれくらい持っているのかということが重要になります。
    自分に自信が無いと思い込んだり、自分を過小評価している人も結構います。これはあらゆる場面で可能性を減らしてしまうことにつながりますのでとてももったいないことです。
    自分を過小評価しないために自分の自信のレベルを測ってみましょう。

    GSEテスト(general self-efficacy)
    これは自己効力感を測るためのテストです。
    自己効力感とは自分の力で人生をどれくらい変えていくことができるのかという感覚で、これがいわゆる自信の事になります。
    これは様々な研究でもよく使われるもので、信頼性係数は0.76から0.9ぐらいですからかなり精度は高いといえます。
    全部で10問の質問で構成されています。

    全く当てはまらない:1点
    やや当てはまらない:2点
    やや当てはまる:3点
    完璧に当てはまる:4点

    ひとつずつの質問に答えてもらい最後に点数を合計してもらいます。
    似ている質問もありますがあまり深く考えず直感で答えてください。

    1. 頑張ればいつも難しい問題を自分の力で解決できる
    2. 他の人が反対しても、自分が欲しいものを手に入れるための方法を自分の力で見つけることができる
    3. 1つの目標に集中することができれば、それを達成することは簡単なことだと思う
    4. 予測できないような事態が起きても、効率的にそれに対処する自信がある
    5. アドリブがきくので、予測できない状態になってもそれをうまく解決することができる
    6. 必要な努力を続けることができたら、自分が抱えるであろうほとんどの問題は解決することができる
    7. 自分の問題を解決しに乗り越えていく能力を信じていいので、困った事が起きても冷静でいることができる
    8. どんな問題が起きても、大抵はいくつかの解決策を見つけることができる
    9. たとえトラブルに陥ったとしても、大抵は複数の解決策を瞬時に見つけることができる
    10. 何が起きてもいつでも対処することができる自信がある

    皆さんの点数を合計してください。

    この点数が高ければ高いほど自己効力感は高いとなります。
    2000年に行われた大規模な調査で世界25カ国から2万人を対象にこのテストを行い平均値を出してくれています。
    世界の平均点は29.55点で、日本の平均点は20.22点です。
    ちなみに、フランスの平均点は32.19点で、フランス人はかなり自信を持っていると言えます。
    最も楽観的な国民性としては、コスタリカが33.19点でした。

    この点数が高いと、感情は安定し楽観的でくよくよ悩むことが少なくなります。仕事に対する満足度も上がり、ストレスを抱えにくくうつになりにくい傾向もあります。さらに、不安も少なく健康状態も良好で、バーンアウト症候群にならないとされています。

    日本の平均点は20.22点ですから、20点を目安に考えるといいのではないでしょうか。
    20点を下回る人は対策をした方がいいですし、30点を超える人は自分の人生を切り拓いていくことができるのではないでしょうか。
    自己効力感を高めるためのおすすめの本と動画を紹介しておきますので、参考にしてみてください。



    Dラボ - 自分を好きになるための自己肯定感の科学

    些細な行動で健全な自信を持つことができる!
    誰でも自信をなくすことはあります。
    とはいえ、あまりに自分に自信を持つことができなければ新しいことにチャレンジすることもできませんし、恋愛も始まりもしないということになってしまいます。

    自信というものは絶対的に持っていないといけないというものではありませんが、自信満々というほどではなくても、健全なレベルである程度の自信というものを持っていないといけません。全く自信がないと生きていくのがしんどくなってしまいます。
    ですから、人生に大切な自信の付け方についても紹介させてもらいます。

    人間の自信というものの短期的な変化について調べてくれた研究があり、それによると、人間の自信というものは結構短期的に上がったり下がったりするものだそうです。

    これはなんとなく皆さんも分かりと思いますが、素敵な恋人ができたりすると急に人が変わったかのように自信に満ち溢れたり、筋トレをして体を絞って見た目が変わったら、表情や態度まで変わってきたということもあると思います。

    この研究では、996人の被験者を対象にして全員にオンラインでトランプの大富豪をプレイしてもらっています。
    そのゲームは、勝つと5ドルもらえるというものでしたが、最初に勝った人のところにいいカードがいくように設定されていて、最初に勝った人が勝ちやすくなるというシステムを密かに組まれていました。
    そのような条件のもとで何試合かゲームをしてもらい、終わった後に全員に感想を尋ねています。

    その結果分かったこととして、最初に勝った人が勝ちやすくなるシステムを組まれていたにも関わらず、ゲームに勝っている人ほど、そのゲームは公平で自分の行った努力や考えは報われて自分には才能があると思い込んでいたということです。
    要するに、自分に自信を持てるようになる確率が高かったということです。

    これは小さな勝利が自信につながり行動を起こさせるということです。
    結局、人は事実に基づいて自信がついてくるということではなく、とりあえず小さな勝利を得ることで自信を持つことができるということです。

    勝てば勝つほど自信を持つことができるようになり、世の中は公平だと考えるようになるので、そこから他の人にできることは自分にも出来るはずだと思えるようになります。
    それにより自信が湧いてきて、実際に様々な行動につながり、さらに自信を深めて行くということに繋がります。

    ですから、最初の勝利はどんなことでも構いません。
    単に運が良かったということでも構いませんし些細なことでも構いません。
    何かしらの特定のジャンルで勝利する、自分の小さな目標を達成する、ちょっとした成功をする、というだけで人は自信を持ちそれは加速していくということをこの研究は示唆しています。

    自分の勝てる領域を持っておくということもいいと思います。
    自分が勝てる領域を持っておき、いざとなったらそこに立ち戻ることができるようにしておくのも良いのではないでしょうか。

    これは過去の自分に勝つということでもいいと思います。
    例えば、読書でも勉強でも筋トレでも、今までできなかったことができるようになり、自分が前に進んでいる感覚を持てば過去の自分に勝っている感覚を持つことができます。
    これがモチベーションや自信を継続的に作り出してくれます。

    お勧めとしては限りなく小さな勝利を積み重ねるようにしてください。
    小さな勝利と言われても、仕事でも勉強でもすぐに結果や成果を得ることができることはそうはありません。
    ですから、1日単位や午前と午後の半日単位、あるいは、朝昼晩など、できるだけ細かく区切ったところで自分が立てた目標に対して勝利することができたという感覚を持てるようにしてください。

    この小さな勝利というのはスポーツ心理学でも昔からよく使われてきた定番のテクニックです。
    スポーツの世界では、オリンピックをめざそうとすると4年先を考えるようになります。そうなるとそれまでのモチベーションを保つのはとても難しいことです。
    ですから、スポーツ選手は1週間単位などで区切った上でそれぞれ具体的な目標を設定して、その週はそれだけに特化して練習するということをしています。
    それを積み上げていった結果として大きな成果を手に入れるそうです。
    今週取り組んで集中することを決めて、その変化をひたすら記録していくということがよくスポーツ心理学として使われている方法でもあります。

    皆さんも、1日25分から20分ぐらいでもいいので、これだけは自分にとって一番大事だと思えるようなことに取り組むようにしてください。
    ひとつだけ決めて、それだけは毎日必ずやるようにしてください。
    そして、それはどんな小さなことでも構いませんので、自分が前に進んでいるという感覚を持っためにスマホのカレンダーやノートにそれを記録するようにしてください。

    DaiGo師匠の場合も、どんなに2日酔いで辛くても、体調が悪くて熱熱がある時でもこれだけは最低するということを決めて必ずそれを続けています。

    テレサ・アマビール博士の統計を見てみると、そんなことをしても変わらないだろうと思う些細なことのうち、なんと28%は後々の大きなモチベーションを左右していたということが確認されています。

    ですから、スクワット10回だけするとか4分間だけ運動するとかでもいいですし、体重が100 G 減ったというだけであっても構いません。それが次につながっていきます。
    どんなに小さな事でも構わないので続けることがモチベーションになるということを覚えておいてください。
    そして、このモチベーションというものは、自分が行動すれば何かしらの成果が出るはずだという確信であり自信です。

    自信をつけるためには、小さな勝利を重ねていくということが一番いい方法なのではないでしょうか。

    自信を持つことができれば創造性も高まる!
    自信が高まるとクリエイティブな発想も生まれやすくなります。
    人は自分に自信があればアイデアもどんどん発言することができますが、自分のアイデアに自信がなければ、そもそもアイデアさえも出てこなくなってしまいます。

    小さな勝利を積み重ねることによる充実感と、それに付随して生まれる自信というものがアイデアやクリエイティビティにもつながるということです。
    色々なアイデアも出てくるようになることで、ビジネスアイデアも次々と生まれ幸福感も高まります。

    自信を持つことが出来れば問題解決能力も高まる!
    アイデアをたくさん出すことができるということは、自分が抱える問題を解決する能力も高まるという事でもあります。
    人が人生で抱える問題というものはその人の人生にしかない問題です。
    そんな問題を自分の力で解決するためのアイデアは自分で作らないといけません。

    実際に創造性が低い人やクリエイティビティが下がっている人は、様々な問題を抱えてそれを解決できない状態が続いてしまいます。
    ですから、スランプに陥っていたり、この先どうすればいいのか分からないというような問題に対しては、創造性を高めることで大部分を解決することができるようになります。
    小さな勝利を積み重ねていくことにより自信を持つことで、 人生の様々な問題に対しての解決能力も高まるということです。

    適切な自信を持つための目標設定
    単純に自信を持てというアドバイスは危険な場合が少なくありません。

    目標設定と自信について調べてくれたシアトルパシフィック大学の研究があります。
    この研究では、不安症やうつ傾向が確認された47人の男女を対象に、全員を2つのグループに分けて実験を行っています。
    ・自分が変えたいことをイメージするセルフイメージゴールを目標に頑張ってグループ
    ・他人への貢献をイメージするコンパッションゴールを目標に頑張ったグループ

    自分の変えたい性格を目標にしたり弱点を変えようとするのがセルフイメージゴールで、自分が手に入れるものだけを考えるものです。
    コンパッションゴールは、人の役に立とうとか自分の利己的な行動を抑えて皆に協力しようとしたり、他人の人生に対して良い影響を与えられるようにするものです。

    不安症やうつ傾向のある人たちに、この2つのグループに分けて目標を設定してもらい6週間を過ごしてもらっています。

    その結果、セルフイメージゴールを設定して頑張った人たちは、人間関係にトラブルを起こす確率が高くなっていて、うつや不安症の症状も悪化していたということです。
    これは自分を変えようとする目標を立てて頑張れば頑張るほど不安やうつは悪化してしまうということです。
    間違っていたのは頑張ったことではなく目標の立て方でした。

    一方、コンパッションゴールを目標に頑張ったグループは、他己目標を立てたことによって不安やうつの症状が改善して人間関係のトラブルも起こしづらくなっていました。
    人はやはり協力し合うために生まれてきた生き物なのかと思います。

    他人のために何かをすること、しようとすることはその目標を立てるだけでも効果があります。
    他人のために行動しようと思うだけで高血圧が改善したり、メンタルだけでなく肉体的にも良い影響が大きいということも分かっています。

    ちなみに、この研究では参加者たちの家族や友人、配偶者や周りの関係者たちにも本人の変化に対する評価をしてもらっています。
    その結果もやはり同じで、コンパッションゴールを立てた人たちは周りの人間から見てもメンタルは安定していて周囲との人間関係も実際に良くなっていたということです。
    他人のための目標を設定した方が主観的にも客観的にも良い効果が現れます。

    本当に自信を付けたいと思うのであれば、目標は自分に向けるのではなく他人に向けるようにしてください。
    自分が頑張ることで他人に良い影響を与えようと考えることで、自分のメンタルは改善するし周りの人との関係も良くなっていきます。

    このように考えると、DaiGo師匠の次々と新しいことに挑戦したり、誰かに何を言われても全く動じないメンタルを保つことができているのは、師匠が紹介している知識を学んだ皆さんが、それにより実際に人生を変えたり前に進んでいるという声があるからなのかもしれません。
    あなたは自信を持って前に進み続けるために何を始めますか?
    是非ニコニコのコメント欄で教えてください。
    皆さんが学んだ知識の実践や成果報告もお待ちしています。

    ここから先はさらに皆さんが自信を持ち未来に向かって強く突き進むために、まずは自分自身の強みを理解してもらった上で、自信をつけるために捨てるべきものについて解説していきたいと思います。
    知りたい方は続きをどうぞ。
     
  • (再配信)自分を好きになるための自己肯定感の科学

    2020-03-26 11:50  
    306pt
    自分を好きになることができないという人も多いのではないでしょうか。
    自分を嫌いだという人がどうすれば自分を好きになることができるのかということを紹介させてもらいます。
    ▼自分が好きになれない本当の原因「強みの無知」
    まず皆さんに理解しておいていただきたいのは、「強みの無知(Strength Blindness)」という考え方で、この強みの無知から脱却しないと、いつまでも自己肯定感がつかず自分に自信を持つことができません。
    自分にどのようなところに強みがあるのか、何が得意なのか知らないということが強みの無知です。
    よく自分に自信を持つためには成功することが大切だということを言う人もいますが、いわゆる成功者の中にも自分に自信を持つことができていない人もいくらでもいます。そもそも、何をもって成功したというのかという問題もあります。
    実はここに強みの無知という考え方が関わってきて、自分の強みを分か
  • 自分を好きになるための自己肯定感の科学

    2019-12-06 11:50  
    306pt
    自分を好きになることができないという人も多いのではないでしょうか。
    自分を嫌いだという人がどうすれば自分を好きになることができるのかということを紹介させてもらいます。
    ▼自分が好きになれない本当の原因「強みの無知」
    まず皆さんに理解しておいていただきたいのは、「強みの無知(Strength Blindness)」という考え方で、この強みの無知から脱却しないと、いつまでも自己肯定感がつかず自分に自信を持つことができません。
    自分にどのようなところに強みがあるのか、何が得意なのか知らないということが強みの無知です。
    よく自分に自信を持つためには成功することが大切だということを言う人もいますが、いわゆる成功者の中にも自分に自信を持つことができていない人もいくらでもいます。そもそも、何をもって成功したというのかという問題もあります。
    実はここに強みの無知という考え方が関わってきて、自分の強みを分か