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  • 一問一答「あなたは感情をコントロールするためにどんなことをしていますか?」【プレッシャーと不安の操り方】

    2021-12-04 12:00  
    330pt
    あなたが消し去りたい不安はどんなものですか?
    乗り越えたいプレッシャーはどんなものですか?

    今回は、過去のトラウマによって不安を抱えている方の相談をもとに、不安とプレッシャーの操り方について解説させてもらいます。

    Q. 性のトラウマを抱えて恋愛に不安があります。もしDaiGoさんの彼女が性のトラウマを抱えていたらどのように対処されますか?

    話を聞いてあげると思います。
    人というものは、自分のトラウマや不安に感じている嫌な感情を言語化することによって、それを乗り越えることができます。

    誰でも自分の嫌な過去や不安な気持ちと真正面から向き合うのは怖いものです。
    そのために、できるだけ考えないようにしたり、それでも頭の中に湧いてきた感情を一生懸命抑えようとしてしまいます。
    ですが、抑えようとすればするほど、その感情は大きくなってしまいます。
    ですから、できるだけ言語化できるように傾聴してあげたりすると思います。

    あとは、弁証法的行動療法というものがあり、これを使うと過去のトラウマなどを乗り越えやすくなるということも分かっています。
    これも自分の嫌な経験をできるだけ細かく言語化していくというものです。

    毎日おこなう弁証法的行動療法自習帳
    その方法についてはこちらの本が参考になります。
    こちらは実践的に使いやすくなっていますのでよければ使ってみてください。

    以上がDaiGo師匠のアドバイスでした。

    「不安モチベーション」

    僕らのやる気には2種類あります。
    1つは、これを頑張ったらご褒美やいいことがあると期待したり奮起することによるモチベーションで、もう1つは、明日締め切りだから頑張らないととか、追い立てられたことにより起きるものでこれが不安モチベーションです。
    まずは不安モチベーションの活かし方を理解しておいてください。

    学生とジャーナリストを対象にした研究で、不安モチベーションの傾向が高い学生ほど成績が良く、不安モチベーション傾向の高いジャーナリストほど仕事に対する満足度が高かったということが分かっています。

    「不安モチベーション」の使い方

    悲しみやイライラ、不安やモヤモヤな気持ちというのは、漠然としたものだから僕たちはそれをコントロールすることができません。その感情にちゃんと向き合い、細かく描写し、それがどんな感情かを認識すると、不安モチベーションにつながっていきます。
    これが不安モチベーションの使い方です。
    ①不安というものが、時には役に立つものであり、不安モチベーションというものを認識しておく
    ②自分の感情や感覚を漠然と感じるのではなく、より細かく認識しその原因を行動につなげる

    ちなみに、不安をモチベーションに変えることができる人には2つのパターンがあるということも分かっています。

    1つは、不安を感じれば感じるほど、その分準備をしたり、不安そのものをモチベーションに変える方法です。
    もう1つは、不安を情報源として使う方法です。
    不安を感じるということは、何かが足りないとか、何かしらのリスクがあると感じているということです。
    であれば、そこに何があるのかをもっと調べた方がいいとか、その不安の正体は何なのかということを考え、そこに考えられるものを全てリストアップし、不安や恐れている失敗への対策をしてみようとする方法です。
    不安をさらなる情報を集めるためのフィードバックのように使う方法です。

    不安を感じた時には、この不安が自分に対してどのような情報を与えようとしてくれているのか、この不安に対して自分は何かしら調べることでどんな新しい経験やツールを手に入れることができるのだろうかと考えてください。
    そしてそれを行動に移すとモチベーションに変わっていきます。

    ファンクショナルサイコパス

    サイコパスが持つ役に立つ思考のことをファンクショナルサイコパスと言います。
    不安や恐怖心が少ないので、サイコパスの特性が間違った方向に進むのでなければ、成功する可能性が高くなるといわれています。

    このファンクショナルサイコパスを手に入れるために、ケヴィン・ダットンさんの文献から3つの方法を紹介しておきます。

    1. ポジティブな感情に集中する

    ポジティブな感情に集中してただただ行動に移していきましょう。ポジティブシンキングではなくポジティブ行動思考になるということです。

    ポジティブな感情に目を向けるだけでは単なるポジティブ思考になりますが、ポジティブな感情を感じた瞬間にすぐ行動をするようにすればファンクショナルサイコパスと同様の行動をとれるようになります。
    僕たちの行動が止まってしまうのは、過去への後悔や未来への不安という余計なことを考えている間に行動が止まってしまうからです。
    余計なことを考える前に行動する癖をつけることが大事です。

    2. 瞑想をする

    過去や未来のことを考えないようにするのではなく、今に集中することで、自然とそれ以外のことは気にならなくなります。
    そのような没頭する力をつけるには瞑想が大切です。

    3. 行動と感情を分離する

    感情に支配されるのではなく、感情を観察することによってそれをコントロール出来るようになることがとても大事で、これが仏教僧の方々の考え方でサイコパスはこれが出来る人達です。
    自分の感情を観察することによって、どのようにすれば自分の行動を変えることができるのかということを考えることができるようになります。

    プレッシャーと不安をコントロール

    プレッシャーと不安は若干ニュアンスが違うと思います。
    プレッシャーは、上手にしなくてはいけないという焦りや、期待感を背負った時の感情です。
    不安は未来に対するストレスのようなものです。

    結局のところ、これらはストレスコントロールで対処する必要があります。
    過去に対するストレスはトラウマになったりしますが、プレッシャーは現在に対するストレスです。
    不安は未来に対するストレスです。

    このように定義すると結構わかりやすくなります。
    すべてストレス対策で対処することができると考えられます。
    現在に対するストレスのプレッシャーと、未来に対するストレスである不安をコントロールする方法について解説させてもらいます。

    過去に対するストレスであるトラウマというものは、結局のところ、それを受け入れていくしかありません。
    自分のメンタルを鍛えたり様々な方法はありますが、最終的には受け入れて前に進んでいくしかないので、それは操ったりコントロールしようとするものではありません。

    ですから、今回は、皆さんが本番や大切な場面に臨む時のプレッシャーと、これから新しい挑戦をしようと思う時に感じる未来に対する不安を解説させてもらいます。
    この2つをコントロールできるようになっておくと、人生を変えるためにとても大切な武器になります。

    ストレスが1/3になり怪我の治りも早くなる

    なんと現代アートがストレスを1/3にまで減らすということが分かっています。
    25年以上にわたって、芸術と精神的な健康と肉体的な健康の関わりについて調べている病院があります。
    チェルシー・アンド・ウェストミンスター病院では、芸術要素を実際に病院に取り入れて、人間の健康にどのような影響があるのかということを調べています。

    例えば、無機質で真っ白な壁は人間にストレスを与えるということもありますので、診察室をカラフルに彩ったり、天井から現代アートのオブジェを吊るしていたり、照明もカラフルにしていたりします。
    その結果すごい効果が確認されています。

    ポイント1 :主観的なストレスが和らぐ 

    救急病棟で働いているお医者さんは尋常ではないストレスを抱えます。
    毎日人間の生死と向き合うわけですから、毎日想像を絶するストレスを抱えるわけですが、救急病棟で働く方々の仕事に向き合うツラさやストレスが和らいだそうです。
    病院で不安を抱えがちな子供も、そのストレスが和らいだそうです。
    アートは子供の不安や過酷な状況で働く人のストレスを和らげる効果もあったということです。

    ポイント2 :ストレスホルモンが1/3に減少

    主観的なストレスが減るだけではありません。
    手術を受ける患者さんのコルチゾールのレベルもチェックしていて、手術に対するストレスがアートを飾ることによって3分の1にまで減少したということが確認されています。

    手術前ですから、当然不安も抱え大きなストレスを感じていると思います。
    そんな状況にある患者さんが、アートに触れる事によって実際のストレスレベルが1/3にまで減少していたということです。

    ポイント3 :入院期間も短くなる

    しかも、この効果は手術が終わった後まで続いています。
    手術後に退院できるまでの期間も調べられていて、様々な病気があるわけですが、入院期間も平均で1日も短縮されていたということです。
    つまり、病気が完治するまでの時間が早くなったということです。

    このような結果から、研究者は、不安やプレッシャーといった人間の健康に害を与えるストレスから、現代アートは人間を守ってくれる可能性があると言われています。

    確かに、人類の進化に目を向けると、このような機能的な効果がないのであれば、長い歴史の中でここまでアートを進化させてくる必要もなかったとも言えます。
    実際に、人間のメンタルや肉体を支えてくれる役割を果たしてくれていたのではないかということが、この研究が示してくれたことです。

    ムダなストレスを防ぐ方法

    ストレスホルモンは、直接的にストレスを受けた場合にはもちろん分泌されますが、嫌なことを考えたり、他人と自分を比べると、それだけでも余計に分泌されたりすることがあります。
    このムダなコルチゾールの分泌を抑える方法として、「他人を見ない」戦略をお勧めします。

    他人のストレスを見ないということはとても重要です。
    週刊誌や芸能ニュースで、他人がストレスフルな状況にあるというような情報を当たり前のように目にすると思います。

    マックスプランク研究所の研究で、この他人のストレスを見ることは、人間のメンタルや肉体に悪影響があるのではないかということが示されています。

    151人の男女に対して、他人の前で5分間のスピーチを行ってもらう実験を行っています。
    さらに、そのスピーチの様子は第三者によって採点されると伝えました。
    かなりのプレッシャーを与えた状況で、その様子を211人の第三者に観察してもらいました。

    スピーチを人前でしている人がプレッシャーを感じるのは当然です。
    この実験では、そのスピーチをしている人をただ観察しているだけの人もストレスを感じるのかということを調べています。

    その結果、なんとスピーチを見るだけの人のうち、26%の人にコルチゾールの増加が確認されました。
    しかも、そのスピーチをしている人が他人ではなく親しい人だった場合は、観察している人のうち、40%の人にコルチゾールの増加が確認されました。

    つまり、人間は他人がストレスフルな状況にあるところを見るだけで、自分のストレスが増えてしまう可能性があります。
    さらに、その相手が自分と関係性が深い場合には、そのストレスはより強いものになる可能性があるということです。

    僕達は、身の回りの人達がストレスフルな状況にあることを見てしまうと、そのストレスが自分に伝染してきます。
    ネットニュースなどで、自分とは関係のない人がストレスを感じているところを見るだけで、26%の確率でストレスを抱えるようになりますし、その相手が知り合いや友達などであった場合には、40%の確率でストレスが伝染してきます。

    これも進化の過程で考えると、人間はお互いのストレスが伝染するようになっていて、だからこそ協力し合い群れをなして生きていたとも考えられます。

    別の実験で、マジックミラー越しに他人がストレスを抱えている状況を見せられた場合には、それを観察している人のうち、30%の人にコルチゾールの増加が確認されたそうです。

    要するに、ストレスを抱えている人に対して、物理的にも心理的にも近い状態になればなるほど、その相手のストレスが自分に伝染してきやすくなります。

    もちろん、自分にとって大切な人がストレスを受けている時には助けてあげる必要があります。
    ですが、どうでもいいことに首を突っ込まないことは重要です。
    ネットニュースのように他人が責められたり、やばい状況になっているという情報は、ついつい気になって見たくなるとは思いますが、それを見てしまうと、そのストレスは自分に伝染してきます。
    ムダにコルチゾールが分泌されるのを防ぎたいのであれば、他人を見ない戦略が重要なのではないかということをこの研究は示してくれています。

    ネットニュースなど気になって、ついつい見てしまうこともあると思います。
    ただ、その時は気づかなくても、それによって自分もストレスを受けています。
    ストレスを抱えた人間は誘惑に弱くなりますので、結果的に、週刊誌やネットニュースを見ることは、やるべき事を出来なくなったり、どうでもいいことをしてしまうということに繋がる場合もあります。

    不安とプレッシャーをコントロールするためのおすすめ


    ネガティブな感情が成功を呼ぶ
    ネガティブな感情にとらわれがちな人は、こちらの本でネガティブな感情のメリットを学んでください。
    ネガティブな感情は決して悪いものではないと思えるようになるので、前に進むために役に立ちます。


    いやな気分よ、さようなら コンパクト版
    不安を抱えすぎて自分をコントロールできなくなるという方は、こちらの本をまずは読んでみてください。


    完全復職率9割の医師が教える うつが治る食べ方、考え方、すごし方
    うつ病は薬で抑えることはできても治ることはありません。
    薬で抑えている間に、何をするかということが重要です。
    そんな方法を学ぶのであればこちらの本が参考になります。

    この著者の方も薬の重要性については否定していません。
    まずは薬で症状を抑えた上で、その間に食事療法や運動療法を組み合わせて、自分の体質を変えることでうつを改善していこうと言われています。

    薬だけでは復職率2割ほどにしかならないと言われています。
    薬を使って普通の生活ができるレベルまでにしておいて、様々な療法を組み合わせて根本的に体質を変えていくことができれば、元の仕事に戻ることができる確率は9割にまで上がるとされています。


    相手は変えられない ならば自分が変わればいい: マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係 (単行本)
    人間関係の問題というものは、実際には自分が考えているほど相手は問題だと思っていないことがほとんどです。
    とはいえ、なかなかそう割り切れない人も多いと思いますので、そんな人間関係の問題で不安やストレスを抱えやすいという方は、こちらの本を読んでみてください。


    自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる ――マインドフルネスと心理療法ACTで人生が変わる (単行本)
    自己肯定感が低いという方はこちらの本を読んでみてください。ライフハックとして非常に使いやすいです。

    ここから先は、さらに不安やプレッシャーによるストレスに強くなるために、より具体的なテクニックについて解説していきます。
    不安やプレッシャーをコントロールして、自分の行動を変えることで人生をよりよくしていきたいと思う方は、ぜひ続きをチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「ストレスを与えてくる人間関係」【ストレスと不安のコントロール】

    2021-03-23 12:00  
    330pt
    あなたが今一番不安に思っていることは何ですか?
    あなたが今どうにかしたいと思っているストレスはどんなものですか?

    DaiGo師匠の質疑応答を見ていると、その相談の多くは不安とストレスに関わるものだと感じます。
    それだけ多くの人が、毎日不安やストレスと戦いながら過ごしているということかと思います。

    今回は、最も強烈なストレスであろう人間関係のストレスについての相談をもとに、ストレスと不安に対する向き合い方についてまとめてみたいと思います。
    Q. 「人間関係の悩みです。自分にめっちゃストレスを与えている LINE のあるグループから脱退したいですが、勇気がありません!どうすればいいですか?」 

    という相談でした。
    これに対してDaiGo師匠の答えは以下の通りです。

    脱退すればいいと思います 笑!
    即刻脱退のボタンを押せばいいと思います。

    ストレスを与えている人間関係なんて必要ありません。ストレスに耐えてまで LINE のグループにいる必要があるのでしょうか?
    間違いなくいる必要はありません。

    その勇気がないと言うのであれば、その人間関係が本当に必要ないということを判別すればいいと思います。
    これについては、Dラボで人間関係をリセットする方法を学んでもらい、そこで必要がない人間関係の条件について理解してください。
    その条件を満たしているのであれば即刻切って、新しい関係も作ってください。

    Dラボ▶人間関係をリセットする方法


    自分で起きる人間関係のストレスは、最終的には自分の一番大切な人に向くものです。
    その人のためにもさっさと切ってください。

    ということでした。

    あなたであればこの相談にどのようにアドバイスされますか?
    LINE に限らず同じような面倒な関係を抱えている人はいませんか?それに対してどのように対処するべきだと思いますか?

    ネット上のストレスに弱い人たちの特徴
    ネット上でのストレスに弱い人の特徴があるようです。
    SNS の利用によってメンタルが落ち込みやすくなるという研究や、Facebook でいうと若い人が使うと不幸になりやすいけれど、ある程度年齢を重ねた人であれば幸せになるという研究もあったりします。
    これは、若いうちだと誰と誰が繋がっているとか、親や家族に自分の人間環境をとやかく言われたり、人間関係の面倒な部分が現れやすいけれど、年齢を重ねると人間関係が減っていくということもありますので、過去の友達とも簡単に繋がることができるという点で幸せにもつながるということです。
    このようにネットや SNS が与える影響については様々な形で論じられていますが、ネットのストレスに弱い人とそうでない人の違いについての研究もあります。
    ビュー研究所の実験で1800人の参加者を対象に、日常のストレスと普段どれくらいスマホを使っているのかというのことをチェックしています。
    結婚しているかどうか、年収の高さというような条件を調整して、ネットを使っている時間と普段のストレスを検証しています。
    これによると、単純にネットを使っている時間が長ければストレスが増えるということでもないようです。SNS を使う時間が長くてストレスを抱える人もいればそうでない人もいました。
    必ずしも、SNS を頻繁に使う人たちがストレスのレベルが高いということはなく、逆に他人への信頼感が高かったりアクティブに自分の意見を発言したりすることもできることにより、社会的な信頼感を高めることができるという研究もありますので、一概に SNS が悪いとも言えなかったわけです。
    そんな中で、一部の人たちはネガティブな影響を受けやすいとされています。
    物事を直感的に捉えたり、他人の感情を何となく感じられるような直感力の鋭い人は SNS のネガティブな影響を受けやすいということが確認されています。
    つまり、直感が鋭い人はネットのストレスに弱いということです。
    対人関係での勘が鋭い人はインターネットや SNS のストレスを受けやすくなります。
    研究者はこれを「思いやりの代償」と呼んでいて、SNS で繋がっている人やネットニュースでの様々な人のトラブルなどが情報として飛び込んできますので、それが目に入った時に人間関係における感の鋭い人たちは、思いやりを感じやすいけれどその代償として自分もダメージを受けたような感覚になってしまいます。
    つまり、ネットのストレスを受けやすい人は勘が鋭くて、自分以外の他人が嫌な目にあったり酷い目にあっているところを見るだけで、自分まで同じようにダメージを受けてしまうほど勘が鋭い人たちだということです。
    今回の相談者もこの傾向があるのかもしれません。同じ LINE のグループの人たちに対する気持ちが優先してしまい、なかなかグループを脱退する勇気が出ないということなのかもしれません。
    SNS に限らずネットからは様々な情報が入ってきますので、他人の気持ちがわかったり誰にでも親切な人たちは、インターネットのそのような情報から受けるストレスがそうでない人よりも大きくなるということを覚えておく必要もあるのではないでしょうか。
    ネットや SNS でネガティブな情報を吐き出している人はいいのでしょうが、それを見ている人たちの中で人間関係での直感が鋭い人は、それを見るとストレスまで共有されてしまうということが起こります。
    SNS では自分は充実しているという内容を投稿することが多いと思います。ネガティブな情報だけでなく、そのような他の人が充実しているという情報ばかりを見ていると、それはそれで自分だけが不幸なんだと感じるようなことも起きてしまいます。特に自分が不幸だと感じている時にも、幸せな投稿に対する嫉妬や妬みが産まれてしまうだけですから、SNS の利用は控えた方がいいです。
    「思いやりの代償」としては、SNS で生まれた悲しみの感情や怒りの感情に感染しやすい人がいて、その感染しやすい人の特徴としては直感力の鋭い人ということです。
    この人たちは直感的に物事を考えるために、他人の感情や挙動に敏感になります。そのために自分たちもダメージを受けてしまうわけです。
    SNS の他人の投稿に対して、その文面通りに理解するのか、その投稿の時間や今までの背景から直感的に裏を読むのかで受けるストレスは大きく変わってきます。背景から直感的に裏を読むようなタイプの人はネットによるストレスを受けやすくなると考えた方がいいと思います。
    ちなみに、この研究では男性より女性の方が SNS によるストレスを感じやすいということも分かっています。これは当然ですが、女性は共感する生き物ですから相手の感情も直感的に読み取る能力に長けています。そのため SNS のストレスにも弱くなってしまうわけです。
    SNS を使いすぎて他人の感情に感染して自分の人生を台無しにしないように気をつけてください。

    人間関係のストレスに振り回されないために
    人間関係のストレスに振り回されないための方法についても紹介しておきます。
    人間関係のトラブルや面倒に振り回されることは結構あると思いますが、そのトラブルに見舞われている時間自体は思っているよりも少ないものです。自分を攻撃してくる面倒な人がいたとしても、その人が一日中攻撃してくるというよりも、攻撃されたのは一瞬でもそのことがずっと心に残り一日中引きずってしまうということが多いのではないでしょうか。
    つまり、人間関係においてはもちろんコミュニケーション上の問題もありますが、まずは人間関係に対してというよりも、自分がどれだけ自分のメンタルをうまくリセットすることができるかという事の方が大切になってきます。
    エクセター大学の研究で、対人関係のストレスに苛まれている50人の男女を対象に行われた実験があり、これによると、人間関係における嫌なことに対しては、むしろ、それについて徹底的に考えたり思い出すことをした方が立ち直りが早くなるということが分かっています。
    この実験では、それぞれのトラブルの内容について徹底的に詳細を思い出してもらうということを行っています。トラブルに関する細かい情報を思い出してもらうトレーニングを6週間行ってもらいました。
    その結果、普段悩んでいるだけで考えないような細かい情報まで掘り下げて考えると、折れた心が立ち直るために必要な力であるレジリエンスが高まっていました。細かいところまで思い出すトレーニングを行った人たちの方がメンタルの回復が早くうつ症状も出にくかったということです。
    過去の失敗や辛い思い出を思い出すと不安症やうつ病の原因になると言われていますが、過去のこのような辛い思い出を中途半端に思い出していることが問題だったということです。詳細に思い出すことなく中途半端に考えていると、本当はそんなことまで言われていないのに後から気づかないうちに尾ひれが付いたり、たまたま相手が機嫌が悪くて言われたことであっても、悩んでいる間に自分のことが嫌いなんだと考え始め、気づいたらあの人はきっと私に恨みがあるとまで考え始めてしまうことがあるわけです。
    ですから、過去のトラブルを中途半端に何度も思い出すと逆効果ですが、それについて内容を明確に詳細に思い出すことを行うと、それによりレジリエンスを鍛えることができます。思い出すことは悪くないですが、自分から積極的に、かつ、詳細に思い出すことを意識してもらえると、メンタルが病んでしまうこともなく人間関係の嫌なストレスからネガティブな影響を受けることも少なくなります。
    この思い出す時には、相手の言葉や感情を詳細に紙に書き出すということまでしたほうがいいと思います。そうすると、書き出した内容の中には時々自分の感情が混じっていますので、後から自分の感情の部分だけを消します。このようにして自分の感情や憶測を消しながら状況だけを細かく書き出していただけると、客観的に細かく情報を整理することができます。これにより積極的に過去のトラブルに対しても分析を行うことができるので、今後のトラブルを回避するためにも役立ちますし、メンタルも安定します。
    できるだけ細かく描写することを意識してもらい、人間関係の面倒なストレスを乗り越えていただけたらと思います。

    人間関係ストレスを3ステップで超軽減
    アリア・クラム氏が提唱しているストレスの自分の力に変えるための3つのステップを紹介します。
    ケリー・マクゴニガル氏が書かれた『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』という書籍の中でも紹介されていたテクニックですが、とても汎用性が高く使いやすいので、これをマスターして頂けると、皆さんが引きずる可能性の高い中程度から大程度のストレスに対して対処することができるようになります。
    しかも、それを逆に力に変えていくことができます。
    ストレスにより胃が痛くなったり体調を壊したり肌が荒れてしまうという人も多いと思いますが、そんな方はそれも改善する可能性があります。

    スタンフォードのストレスを力に変える教科書
     
    ストレスを自分の力に変えるためには、そのストレスを乗り越えた先にどんな成長があるのかということを考えることが大切です。
    同じストレスを受けたとしても、それが嫌なストレスでそこから逃げたいと考えるのではなく、それを乗り越えて成長につなげようと考える人は体内で分泌されるストレスホルモンが全く違います。
    ストレスから逃げようとする人にはコルチゾールが分泌されますが、そのストレスを乗り越えて成長につなげようとする人には、デヒドロエピアンドロステロンというホルモンが分泌され、これは副腎や性腺などで作られる別名若返りホルモンと呼ばれるもので、脳の成長を促したり免疫力を向上させてくれるホルモンです。
    ストレスというものは自分の力に変えていくことがとても重要です。
     
    アリア・クラムの3ステップでストレスを自分の力に!
    自分の成長に繋げればいいと言われても、特に人間関係におけるストレスではこれは容易ではないという人の方が多いと思います。
    面倒な人から嫌なことを言われたりした時に、自分の成長どころではないという人の方が多いはずです。
    このような問題を簡単にしてくれるのが、アリア・クラム氏が提唱している3ステップのテクニックです。
    ステップ1 :ストレスを受け止める(自分の体にどのような変化が現れているのか)
    まずはそのストレスを受け止めてください。
    ストレスから目を背けるとすればするほど、そのストレスは大きくなったり余計にネガティブな影響が出てしまいます。
    自分がストレスを感じているということをまずは受け止めることが大切です。
     
    この時に、ただ単にストレスを感じているということを受け止めるだけだと心が苦しくなってしまいますので、そのストレスにより皆さんの体にどのような変化が起きているのかということを観察してください。
     
    例えば、人によっては頭に血が上っている感覚がするとか、顔や手のひらに汗をかく、胃の辺りが締め付けられるような感じがするなど色々な反応を感じると思います。
    自分がストレスを受けた時には、自分のどこにその影響や反応が出ているのかということを観察してみてください。
    自分の体の変化に注目することで、瞑想で使われているボディスキャンのように自分が受けたストレスを客観的に見ることが出来るようになります。
     
    ステップ2 :大事なものに気づく(自分のどんな大事なものが脅かされているのか)
    ストレスを感じるということは、皆さんにとって大事な何かが脅かされているということを皆さんの脳が教えようとしています。
     
    例えば、皆さんの目の前に空のペットボトルがあったとして、それを誰かが床に叩きつけたとしても変な人だなぐらいにしか思わないと思いますが、それが皆さんのスマホだったとしたら、なんてことをするんだと慌てると思います。
    これは皆さんにとって大切なものだからストレス反応が出るわけです。
     
    つまり、皆さんがストレスを感じたということは、脳が皆さんに大事なものを守るように指示を出してくれているということです。
    大事なものに気づかせてくれているというのがストレス反応の重要な部分だということです。
     
    ステップ3 :守るための行動(大事なものを守るための行動を探し実行する)
    その大事な脅かされているものがわかったら、それを守るために自分は今どんな行動を取ることができるのか、これからどんなことができるのかということを考えてください。
    守るための具体的な行動を探してできたら行動してみるというのが最後のステップになります。
     
    この3つのステップを行うことによって、ストレスを受けたことをきっかけにして、自分にとって大事なものを見つけて、それを守るための行動をする、つまり、自分の大事なものを認識し前に向かって成長するということができるわけです。
    これにより辛い体験や悲しい体験であっても、それを前に進む力に変えていくことができます。
     
     
    今回は、多くの人が悩む原因でもある不安とストレスに正しく対処するための方法について紹介させてもらいました。
    不安やストレスというものは健康被害だけでなく、不安になるとストレスを感じやすくなり、ストレスを感じると怖くてな挑戦できなくなります。
    不安やストレスが挑戦や行動を減らす方向に働いてしまうと、それは漠然とした不安をまた大きくしてしまいます。
    不安やストレスというものは正しく対処しておかないと、ネガティブな負のループを引き起こすものだということです。
    ここから先は、そんな負のループを断ち切って前に進むにはどうすればいいのかということを解説していきます。
    知りたい方は続きをどうぞ。
     
    ちなみに、不安を挑戦する力に変えるための内容についてはこちらの一問一答の後半でも詳しく解説しています。
    ぜひ参考にしてみてください。
     

    科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜
    一問一答「進学で思うようにいかず、その不安と他の選択肢で悩んでいます・・・」〜ラディカルアクセプタンス〜

      
     

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  • (再配信)挑戦力が高まる不安との付き合い方

    2019-10-15 11:50  
    306pt
    挑戦力が高まる不安との付き合い方
    ストレスをアドレナリンに変えるには
    不安やストレスの一番の問題は、もちろん健康被害もありますが、不安になるとストレスを感じやすくなり、ストレスを強く感じると怖くなり挑戦しなくなり、挑戦しなくなると漠然とした不安感に襲われてしまいます。
    このままで自分はいいのか・・・
    このままで本当に自分は大丈夫なのだろうか・・・
    今は良くてもいつかは良くないことが起きてしまうのではないか・・・
    このようなことを考えてしまい負のループが起きてしまいます。
    これを止めるためには、挑戦を増やす方向に、ストレス対策や不安対策行うことが重要です。
    単なるストレス対策ではなく、ストレスをアドレナリンに変えて挑戦を増やしていくことによって、常に自分は変化し前に進んでいる感覚を得る方法を紹介します。
    この感覚だけが変化の激しい今の時代に安心感をもたらしてくれるものです。
    僕も不安を感じやすいタイプで、不安だからこそ色々な新しいも挑戦もしていきますし、常に改善を積み重ねていかないといけないと思っています。
    仕事でも急に無くなってしまうとしがみついてしまいますし、いつなくなるのだろうかと不安ばかりを感じて過ごすようになってしまいます。自分でここまでには止めるというタイミングを決めたり、収入は落ちたとしてもこのレベル以下の仕事は受けないと自分で決めてしまうと空いた時間ができて、暇な時間に人間は耐えることができませんので、何かしようと自然と思い創意工夫をしたり挑戦するようになります。
    挑戦をすると最初は収益や結果は出ないかもしれません。挑戦を続けていれば実力は少しずつでも確実に右肩上がりで上がっていきますが、結果や成果は同じように右肩上がりには上がりません。結果や成果というものは、ある時タイミングが合わさった時に階段状に上がってくるものです。だからこそ挑戦というものは常にしていなくてはいけないものです。
    僕はテレビに出ている時もいつから呼ばれなくなるのではないかと不安でしたし、実際にテレビは1〜2ヶ月先までの予定しか立てないし次の仕事はいつ来るのか分かりませんし、もちろん保証してくれるわけでもありませんから、どうしても足元を見られたり割の合わない仕事でも受けなくてはいけないという状況に追い込まれてしまいます。
    変化していくということを自分ですることなく、ただ時代の波に流されていると、どうせいつかは変わらないといけないわけです。どうせいつかは変わらないといけないにも関わらず、自分の力で変わっていないとただ時代や周りに振り回されている感覚になってしまいますし、自己コントロール感はなくなっていくので幸福度も満足度も低くなってしまいます。
    時代に流されていくといつまでも同じ状態ではいられないので、どうせいつかは変わらないといけないわけです。この変化の激しい時代に維持すること自体が不可能で変化を続けることで安定することしかできません。自転車が進んでいるからこそ安定しているのと同じです。
    不安も少なくストレスも感じないようにしていくにはどうすればいいかというと、挑戦し常に変化を作っていくしかありません。僕はこの変化や挑戦をするための時間や余裕がなくなってしまえば終わると思っていますので、常にそこは大事にしていきたいと考えています。これがなくなってしまうと人間はどんどん追い詰められるものです。
    このあたりを皆さんも踏まえながら今回の内容を学んでいただけたらと思います。
    ▼ストレス指標が高い国ほど、長寿で幸せ「ストレスパラドックス」
    ストレスを感じている人が多かったり感じやすい性質の国民が多い国ほど、なぜか寿命が長く幸せというパラドックスがあります。日本はストレス指標がかなり高い国ですが、皆さんご存知のとおり長寿国のうちのひとつです。
    ストレスは捉え方や考え方によって効果が変わりますので、ストレスが一応に悪いものではないということがこのストレス指標により分かります。ストレスが全てネガティブな影響をもたらすわけではないということです。
    分かりやすく言うと、自分は変化し続けていて常に挑戦をしているから、上がったり下がったりはするけれど、常に新しいことができていて難局を迎えたとしても自分は変化し続けているから、それを必ず乗り越えることができるし状況は必ず良くなると思っている人の「変化し続ける事を頑張らなければいけないという頑張りに対するストレス」と、「変化することが怖くて時代の変化に取り残されてしまう不安や無力感に対するストレス」があり、皆さんはどちらの方がいいですか?
    覚悟し決意したストレス:自分が変化し続けることに対するストレス
    無力感によるストレス:自分が無力で何もできないという無力感を受け入れたことによるストレス
    どう考えたとしても変化し続けることに対するストレスの方がいいはずです。
    このような前に進むための成長になるストレスを探していくことが大事です。
    ▼不安を受け入れる人ほど、カラオケのキーを外さない
    不安を受け入れてその不安に意味を見いだす人の方が、あらゆる点において有利になるということが分かっています。
    例えば、カラオケで自分が歌を歌おうと思っている時に緊張してキーを外したりする人がいると思いますが、不安を感じた時に自分は不安を感じていないと考えるよりも、自分は今心臓もバクバクしているし確かに不安で緊張しているが、これは体が準備しようとしてくれているのだと、その不安を受け入れて自分にとってプラスになる意味に変換することができる人の方が、不安や緊張に対して実際に強くなるということが分かっています。
    不安に関する研究では、不安を受け入れる人はカラオケのキーを外さないという面白い研究もあります。
    ▼ドキドキしやすい警官の方がミスショットが少ない
    人質を取られたりするような事件で交渉する警察官では、大丈夫だろうと考えて向き合う警官とその人たちを助けることができるのだろうかと不安を感じながら心拍数は高くなり向き合う警官を比べると、不安を感じて緊張している警官の方が、その場での拳銃のミスショットが少ないという統計もあります。
    ▼不安があるかないかより、どうとらえるかで結果が変わる
    不安を感じる人の方が強いということです。それを知らないとストレスに押しつぶされてしまいます。
    不安を感じているか感じていないかということよりも大事なのは、その不安をどう捉えるかによって結果は変わるということです。
    「ストレスパラドックス」については、2005年のギャラップ社の調査をもとにしています。
    あなたは昨日ストレスを感じましたかという調査を世界規模で行いました。それによると、ストレスを感じたかどうかというのは自己採点ですが、ストレスを感じたという人が多い国ほど国民の幸福度や満足度も高く、GDPも高く平均寿命も長いということが分かっています。
    結局大事になるのは「やりがい」の問題です。やりがいのあることをしようと思えば、必ずストレスがそこに伴います。やりがいを求めて何かに挑戦したり自分の可能性に挑戦している時には絶対にストレスを感じるものです。
    人間は古来より命の危険を感じて逃げないといけないような時にはストレス反応が高まり心臓はバクバクしますが、それが人間の行動を阻んだりネガティブな方向に働いてしまうと、その命の危険から逃げることは出来なくなってしまいます。ストレス反応感じて心臓がドキドキすることにより、それを体中にエネルギーが漲っていることと捉えてその難局を乗り越えてきた人達の子孫が僕たちです。 
    ストレスを挑戦するという行動に結びつけることができた人たちの子孫が今の人類です。ですから、ストレスをむやみに避けようとすることはよくないことです。
    もちろん乗り越えることができないストレスはしんどいですが、乗り越えることができるストレスはやりがいや生きがいを僕たちに感じさせてくれるのでストレスが全てネガティブなものということではありません。
    昨日のストレスを今日の力に変え、今日のストレスは明日の力に変えていきましょう。
    ストレスには二面性があり悩みと幸福感の両方に相関しているものです。これがストレスパラドックスの原因です。
    ストレスが大きければ大きいほど僕たちは悩みが大きくて不幸になると思いがちですが、ストレスが大きければ大きいほど幸福感も大きくなるということです。
    つまり、ストレスは悩みや苦しみにも繋がっているし幸福感とも繋がっています。ストレスが大きくなればなるほど悩みも増えるけれど満足度や幸福度も高くなるということです。
    僕たちは苦しみなどによりストレスを感じてそれを乗り越えることによって幸福感を感じているといえます。
    ストレスをゼロにすると確かに苦しみや悩みはなくなりますが、幸福度までなくなってしまいます。
    これはリスクと同じです。様々なリスクがありますが絶対に取った方がいいリスクもあれば取らない方がいいリスクもあるように、ストレスも取るべきものと避けるべきものがあります。自分の成長や達成感につながるストレスであれば、それは取るべきストレスです。そのストレスを取って乗り越えて満足感を得ることが大事です。逆に乗り越えても自分にとってプラスにもならないストレスもありますからそのようなストレスを極限まで減らしていきながらプラスになるストレスだけを取っていくようにしましょう。
    実際に、ストレスを感じる人とそうでない人の違いというものがいくつか見つかっています。
    ストレスを感じる人ほど、自分の人生を有意義なものと考えています。普段からストレスを乗り越えているからストレスに意味を見出しているということです。
    どんなものであれ苦労して手に入れたものでなければ、人間はそれに価値を感じなくなるということです。
    ストレスとは乗り越えることができれば、個人の成長を促進してくれるものだと考えてください。
    ▼不安を避けずに、ネガティブさを軽減できる活動とは
    ストレスに関する研究もたくさんありますが、1000人以上を10年間にわたって追跡調査したという研究があり、ストレスを避けようとする人がどのような人生を歩むのかということを調べています。
    今の世の中では単純にストレスは悪いものだとされがちですから、ストレスを避けることが大事だと考えられていますが、この研究の結果によると、普段からストレスを避けようとする人ほど、うつになる傾向が高いということが分かっています。さらに人生に対する意義や幸福感も感じにくく、ストレスを避けることにより人生の意義まで避けていたということです。
    失恋するのが怖くて人と接することさえ避けていたら、恋の喜びさえ感じることができないのと同じです。苦しみと喜びは常にセットです。どうすれば喜びの方が増えていくのかということを考えていかなくてはいけません。わずかな苦しみを投資することによって大きな喜びを手に入れるということが、ストレスを乗り越えるために必要な考え方です。
    もちろん無駄なストレスは避けるべきですが、ストレスを軽減するだけではなくネガティブな面だけを軽減するように気をつけないといけません。人生に対する意義まで軽減してしまっては意味がありません。 
    避けるのではなくネガティブな面だけを軽減させるセルフケアの習慣が大事です。セルフケア習慣とは、ストレスを軽減したりストレスへの耐性をつけてくれたり健康への悪影響などのストレスのネガティブな影響を下げてくれるものです。ストレスが体に悪いのではなく、ストレスが体に与える害がなければいいので、その害を減らすための習慣的な対策が必要ということです。
    例えば、運動をであったり散歩を習慣にしたり、友人や家族やペットと過ごす時間を確保したり、その時間だけは自分がネガティブなことをどれだけ紙に書き出してもいいという時間を作ったり、マッサージや瞑想、音楽が好きな人であればフェスに参加して思いっきり発散するとか、ボランティアに参加して他人に親切にしてみるとか、クリエイティブな趣味を持ってみるなど、自分なりにいろいろ試したり習慣にするのがいいのではないでしょうか。
    ストレス対策は、パレオさんの『超ストレス解消法』でたくさん紹介されているのでその中から自分に合うものをいくつか試してみるというのもいいと思います。
    ストレス対策は習慣化することがとても大事です。普段から習慣化できていないのにストレスを感じてからしようとしても遅いもので、歯磨きやお風呂に入ることと同じように普段からストレスに強くなる習慣というものを身につけておくと、ストレスに潰されることがなくなります。
    1998年の3万人を対象に1年間の追跡調査をしたという研究により面白いことが分かっています。

    「皆さんは最近強烈なストレスを感じましたか?」

    ・・・
    ・・・・・・・・・
    ・・・
    この質問に対して YES と答えた人は、向こう一年間の死亡率が43%も高まるということが分かっています。
    これだけを聞くとストレスがただ体にやばいということになってしまいますが、実際は、ただストレスを感じているだけではなく、「ストレスを感じていて、かつ、そのストレスが自分の体に害を及ぼすだろう」と思っている人は43%も脂肪率が高まっていました。
    ストレスを強く感じていたとしても、そのストレスが自分の力になるとか自分の成長に繋がると考えていた人は、ストレスの害がなかったということです。無いどころか若干プラスだったということです。
    この実験でストレスが全くないと答えている人よりも、ストレスを感じているけれどそれは自分にとって成長に繋がると考えている人は、免疫力が高まり、脳は成長し寿命が長くなっていたということです。
    ストレスに対する考え方だけでこんなにも大きな違いが生じるということです。
    さらには、分泌されているストレスホルモンの種類まで違いました。
    ストレスが体に悪いと思っている人は、コルチゾールが分泌されていましたが、ストレスを自分の成長のために乗り越える試練だと考えている人は、僕たちの脳を成長させてくれて免疫力を向上させてくれるデヒドロエピアンドロステロンが分泌されていました。これはアンチエイジングの効果もあり何歳になっても挑戦し続けたり新しい経験を求める人たちが多い物質でもあります。
    不安という感情はとても重要なものです。
    ストレスを感じると不安になったり不安を感じやすい人は、ストレスを重く感じやすい傾向がありますが、不安というものはとても良いものです。
    不安を感じると細かいところに目が届くようになります。普通の人であればスルーするような細かいことであっても、不安になりやすい人は気になってしまいますから、ストレスが増長していきます。
    この不安というネガティブな感情は、ただそのままにしておくのではなく自分の強さに変えていくことができれば、むしろ、ストレスを乗り越えて成長するためのバネに変えることができるようになります。
    さらにそれを利用すると自分の心が折れても立ち直る能力が高くなります。
    ここから先はこの方法を紹介していきます。具体的に挑戦力を高めるための方法を紹介します。
    ここから先の挑戦を続けていくための方法を知りたい方は続きをどうぞ
     
  • 挑戦力が高まる不安との付き合い方

    2019-05-25 11:50  
    306pt
    挑戦力が高まる不安との付き合い方
    ストレスをアドレナリンに変えるには
    不安やストレスの一番の問題は、もちろん健康被害もありますが、不安になるとストレスを感じやすくなり、ストレスを強く感じると怖くなり挑戦しなくなり、挑戦しなくなると漠然とした不安感に襲われてしまいます。
    このままで自分はいいのか・・・
    このままで本当に自分は大丈夫なのだろうか・・・
    今は良くてもいつかは良くないことが起きてしまうのではないか・・・
    このようなことを考えてしまい負のループが起きてしまいます。
    これを止めるためには、挑戦を増やす方向に、ストレス対策や不安対策行うことが重要です。
    単なるストレス対策ではなく、ストレスをアドレナリンに変えて挑戦を増やしていくことによって、常に自分は変化し前に進んでいる感覚を得る方法を紹介します。
    この感覚だけが変化の激しい今の時代に安心感をもたらしてくれるものです。
    僕も不安を感じやすいタイプで、不安だからこそ色々な新しいも挑戦もしていきますし、常に改善を積み重ねていかないといけないと思っています。
    仕事でも急に無くなってしまうとしがみついてしまいますし、いつなくなるのだろうかと不安ばかりを感じて過ごすようになってしまいます。自分でここまでには止めるというタイミングを決めたり、収入は落ちたとしてもこのレベル以下の仕事は受けないと自分で決めてしまうと空いた時間ができて、暇な時間に人間は耐えることができませんので、何かしようと自然と思い創意工夫をしたり挑戦するようになります。
    挑戦をすると最初は収益や結果は出ないかもしれません。挑戦を続けていれば実力は少しずつでも確実に右肩上がりで上がっていきますが、結果や成果は同じように右肩上がりには上がりません。結果や成果というものは、ある時タイミングが合わさった時に階段状に上がってくるものです。だからこそ挑戦というものは常にしていなくてはいけないものです。
    僕はテレビに出ている時もいつから呼ばれなくなるのではないかと不安でしたし、実際にテレビは1〜2ヶ月先までの予定しか立てないし次の仕事はいつ来るのか分かりませんし、もちろん保証してくれるわけでもありませんから、どうしても足元を見られたり割の合わない仕事でも受けなくてはいけないという状況に追い込まれてしまいます。
    変化していくということを自分ですることなく、ただ時代の波に流されていると、どうせいつかは変わらないといけないわけです。どうせいつかは変わらないといけないにも関わらず、自分の力で変わっていないとただ時代や周りに振り回されている感覚になってしまいますし、自己コントロール感はなくなっていくので幸福度も満足度も低くなってしまいます。
    時代に流されていくといつまでも同じ状態ではいられないので、どうせいつかは変わらないといけないわけです。この変化の激しい時代に維持すること自体が不可能で変化を続けることで安定することしかできません。自転車が進んでいるからこそ安定しているのと同じです。
    不安も少なくストレスも感じないようにしていくにはどうすればいいかというと、挑戦し常に変化を作っていくしかありません。僕はこの変化や挑戦をするための時間や余裕がなくなってしまえば終わると思っていますので、常にそこは大事にしていきたいと考えています。これがなくなってしまうと人間はどんどん追い詰められるものです。
    このあたりを皆さんも踏まえながら今回の内容を学んでいただけたらと思います。
    ▼ストレス指標が高い国ほど、長寿で幸せ「ストレスパラドックス」
    ストレスを感じている人が多かったり感じやすい性質の国民が多い国ほど、なぜか寿命が長く幸せというパラドックスがあります。日本はストレス指標がかなり高い国ですが、皆さんご存知のとおり長寿国のうちのひとつです。
    ストレスは捉え方や考え方によって効果が変わりますので、ストレスが一応に悪いものではないということがこのストレス指標により分かります。ストレスが全てネガティブな影響をもたらすわけではないということです。
    分かりやすく言うと、自分は変化し続けていて常に挑戦をしているから、上がったり下がったりはするけれど、常に新しいことができていて難局を迎えたとしても自分は変化し続けているから、それを必ず乗り越えることができるし状況は必ず良くなると思っている人の「変化し続ける事を頑張らなければいけないという頑張りに対するストレス」と、「変化することが怖くて時代の変化に取り残されてしまう不安や無力感に対するストレス」があり、皆さんはどちらの方がいいですか?
    覚悟し決意したストレス:自分が変化し続けることに対するストレス
    無力感によるストレス:自分が無力で何もできないという無力感を受け入れたことによるストレス
    どう考えたとしても変化し続けることに対するストレスの方がいいはずです。
    このような前に進むための成長になるストレスを探していくことが大事です。
    ▼不安を受け入れる人ほど、カラオケのキーを外さない
    不安を受け入れてその不安に意味を見いだす人の方が、あらゆる点において有利になるということが分かっています。
    例えば、カラオケで自分が歌を歌おうと思っている時に緊張してキーを外したりする人がいると思いますが、不安を感じた時に自分は不安を感じていないと考えるよりも、自分は今心臓もバクバクしているし確かに不安で緊張しているが、これは体が準備しようとしてくれているのだと、その不安を受け入れて自分にとってプラスになる意味に変換することができる人の方が、不安や緊張に対して実際に強くなるということが分かっています。
    不安に関する研究では、不安を受け入れる人はカラオケのキーを外さないという面白い研究もあります。
    ▼ドキドキしやすい警官の方がミスショットが少ない
    人質を取られたりするような事件で交渉する警察官では、大丈夫だろうと考えて向き合う警官とその人たちを助けることができるのだろうかと不安を感じながら心拍数は高くなり向き合う警官を比べると、不安を感じて緊張している警官の方が、その場での拳銃のミスショットが少ないという統計もあります。
    ▼不安があるかないかより、どうとらえるかで結果が変わる
    不安を感じる人の方が強いということです。それを知らないとストレスに押しつぶされてしまいます。
    不安を感じているか感じていないかということよりも大事なのは、その不安をどう捉えるかによって結果は変わるということです。
    「ストレスパラドックス」については、2005年のギャラップ社の調査をもとにしています。
    あなたは昨日ストレスを感じましたかという調査を世界規模で行いました。それによると、ストレスを感じたかどうかというのは自己採点ですが、ストレスを感じたという人が多い国ほど国民の幸福度や満足度も高く、GDPも高く平均寿命も長いということが分かっています。
    結局大事になるのは「やりがい」の問題です。やりがいのあることをしようと思えば、必ずストレスがそこに伴います。やりがいを求めて何かに挑戦したり自分の可能性に挑戦している時には絶対にストレスを感じるものです。
    人間は古来より命の危険を感じて逃げないといけないような時にはストレス反応が高まり心臓はバクバクしますが、それが人間の行動を阻んだりネガティブな方向に働いてしまうと、その命の危険から逃げることは出来なくなってしまいます。ストレス反応感じて心臓がドキドキすることにより、それを体中にエネルギーが漲っていることと捉えてその難局を乗り越えてきた人達の子孫が僕たちです。 
    ストレスを挑戦するという行動に結びつけることができた人たちの子孫が今の人類です。ですから、ストレスをむやみに避けようとすることはよくないことです。
    もちろん乗り越えることができないストレスはしんどいですが、乗り越えることができるストレスはやりがいや生きがいを僕たちに感じさせてくれるのでストレスが全てネガティブなものということではありません。
    昨日のストレスを今日の力に変え、今日のストレスは明日の力に変えていきましょう。
    ストレスには二面性があり悩みと幸福感の両方に相関しているものです。これがストレスパラドックスの原因です。
    ストレスが大きければ大きいほど僕たちは悩みが大きくて不幸になると思いがちですが、ストレスが大きければ大きいほど幸福感も大きくなるということです。
    つまり、ストレスは悩みや苦しみにも繋がっているし幸福感とも繋がっています。ストレスが大きくなればなるほど悩みも増えるけれど満足度や幸福度も高くなるということです。
    僕たちは苦しみなどによりストレスを感じてそれを乗り越えることによって幸福感を感じているといえます。
    ストレスをゼロにすると確かに苦しみや悩みはなくなりますが、幸福度までなくなってしまいます。
    これはリスクと同じです。様々なリスクがありますが絶対に取った方がいいリスクもあれば取らない方がいいリスクもあるように、ストレスも取るべきものと避けるべきものがあります。自分の成長や達成感につながるストレスであれば、それは取るべきストレスです。そのストレスを取って乗り越えて満足感を得ることが大事です。逆に乗り越えても自分にとってプラスにもならないストレスもありますからそのようなストレスを極限まで減らしていきながらプラスになるストレスだけを取っていくようにしましょう。
    実際に、ストレスを感じる人とそうでない人の違いというものがいくつか見つかっています。
    ストレスを感じる人ほど、自分の人生を有意義なものと考えています。普段からストレスを乗り越えているからストレスに意味を見出しているということです。
    どんなものであれ苦労して手に入れたものでなければ、人間はそれに価値を感じなくなるということです。
    ストレスとは乗り越えることができれば、個人の成長を促進してくれるものだと考えてください。
    ▼不安を避けずに、ネガティブさを軽減できる活動とは
    ストレスに関する研究もたくさんありますが、1000人以上を10年間にわたって追跡調査したという研究があり、ストレスを避けようとする人がどのような人生を歩むのかということを調べています。
    今の世の中では単純にストレスは悪いものだとされがちですから、ストレスを避けることが大事だと考えられていますが、この研究の結果によると、普段からストレスを避けようとする人ほど、うつになる傾向が高いということが分かっています。さらに人生に対する意義や幸福感も感じにくく、ストレスを避けることにより人生の意義まで避けていたということです。
    失恋するのが怖くて人と接することさえ避けていたら、恋の喜びさえ感じることができないのと同じです。苦しみと喜びは常にセットです。どうすれば喜びの方が増えていくのかということを考えていかなくてはいけません。わずかな苦しみを投資することによって大きな喜びを手に入れるということが、ストレスを乗り越えるために必要な考え方です。
    もちろん無駄なストレスは避けるべきですが、ストレスを軽減するだけではなくネガティブな面だけを軽減するように気をつけないといけません。人生に対する意義まで軽減してしまっては意味がありません。 
    避けるのではなくネガティブな面だけを軽減させるセルフケアの習慣が大事です。セルフケア習慣とは、ストレスを軽減したりストレスへの耐性をつけてくれたり健康への悪影響などのストレスのネガティブな影響を下げてくれるものです。ストレスが体に悪いのではなく、ストレスが体に与える害がなければいいので、その害を減らすための習慣的な対策が必要ということです。
    例えば、運動をであったり散歩を習慣にしたり、友人や家族やペットと過ごす時間を確保したり、その時間だけは自分がネガティブなことをどれだけ紙に書き出してもいいという時間を作ったり、マッサージや瞑想、音楽が好きな人であればフェスに参加して思いっきり発散するとか、ボランティアに参加して他人に親切にしてみるとか、クリエイティブな趣味を持ってみるなど、自分なりにいろいろ試したり習慣にするのがいいのではないでしょうか。
    ストレス対策は、パレオさんの『超ストレス解消法』でたくさん紹介されているのでその中から自分に合うものをいくつか試してみるというのもいいと思います。
    ストレス対策は習慣化することがとても大事です。普段から習慣化できていないのにストレスを感じてからしようとしても遅いもので、歯磨きやお風呂に入ることと同じように普段からストレスに強くなる習慣というものを身につけておくと、ストレスに潰されることがなくなります。
    1998年の3万人を対象に1年間の追跡調査をしたという研究により面白いことが分かっています。

    「皆さんは最近強烈なストレスを感じましたか?」

    ・・・
    ・・・・・・・・・
    ・・・
    この質問に対して YES と答えた人は、向こう一年間の死亡率が43%も高まるということが分かっています。
    これだけを聞くとストレスがただ体にやばいということになってしまいますが、実際は、ただストレスを感じているだけではなく、「ストレスを感じていて、かつ、そのストレスが自分の体に害を及ぼすだろう」と思っている人は43%も死亡率が高まっていました。
    ストレスを強く感じていたとしても、そのストレスが自分の力になるとか自分の成長に繋がると考えていた人は、ストレスの害がなかったということです。無いどころか若干プラスだったということです。
    この実験でストレスが全くないと答えている人よりも、ストレスを感じているけれどそれは自分にとって成長に繋がると考えている人は、免疫力が高まり、脳は成長し寿命が長くなっていたということです。
    ストレスに対する考え方だけでこんなにも大きな違いが生じるということです。
    さらには、分泌されているストレスホルモンの種類まで違いました。
    ストレスが体に悪いと思っている人は、コルチゾールが分泌されていましたが、ストレスを自分の成長のために乗り越える試練だと考えている人は、僕たちの脳を成長させてくれて免疫力を向上させてくれるデヒドロエピアンドロステロンが分泌されていました。これはアンチエイジングの効果もあり何歳になっても挑戦し続けたり新しい経験を求める人たちが多い物質でもあります。
    不安という感情はとても重要なものです。
    ストレスを感じると不安になったり不安を感じやすい人は、ストレスを重く感じやすい傾向がありますが、不安というものはとても良いものです。
    不安を感じると細かいところに目が届くようになります。普通の人であればスルーするような細かいことであっても、不安になりやすい人は気になってしまいますから、ストレスが増長していきます。
    この不安というネガティブな感情は、ただそのままにしておくのではなく自分の強さに変えていくことができれば、むしろ、ストレスを乗り越えて成長するためのバネに変えることができるようになります。
    さらにそれを利用すると自分の心が折れても立ち直る能力が高くなります。
    ここから先はこの方法を紹介していきます。具体的に挑戦力を高めるための方法を紹介します。
    ここから先の挑戦を続けていくための方法を知りたい方は続きをどうぞ