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  • 一問一答「あなたが、有能だと感じる人はどんな人ですか?」【目線の心理学】

    2023-04-22 12:58  
    330pt
    あなたが有能だと感じる人はどんな人ですか?

    今回は職場での評価についての相談をもとに、自分を有能に見せるための目線の心理学について解説させてもらいます。

    「Q. たいした仕事をしなくても声が大きい人が評価される企業のなかで、良い仕事をしてさえいれば、いずれ評価されると考えて、アピールをしない美学を持つ人もいますが、そんな美学は意味ないでしょうか?」

    意味ないと思います。
    これについては、とても参考になる本があるのでこちらを読んでみてください。
    悪いヤツほど出世する
    この本を読むとよくわかりますが、組織内で上に上がる人は声がでかいだけの人です。
    アピールをしなければ人は評価されることはありません。
    人間が仕事で評価されるために必要なものは2つあり、それは「成果」と「アピール」です。
    どちらか片方が欠けるだけでも上手くはいきません。

    良い仕事をして評価されたいと思うのであれば、自分で起業した方がいいです。
    自分で起業すれば仕事の内容が数字として評価されます。
    基本的には、組織の上の人たちは社員の成果なんていちいち気にしていません。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    有能な人に学ぶ目線とアイコンタクトの秘密とは?

    人と話す時、話す内容よりもまずは目線をうまく使うことが大切だったりします。
    有能な人は目線の使い方が独特です。
    どう独特かというと、頻繁に目線を合わせます。

    ずっと目を合わせてくる人は疑いを持っているとか、ネガティブな感情を持っているとか、そんな話もネットの記事とかでは目にしますが、基本的にそれは正しくありません。
    心理学者が研究したところによると、有能な人ほど相手と目を合わせる傾向が強く、目を合わせていると有能に見えるということがわかっています。

    ですから、意識的に目を合わせるだけで、相手から見ると、有能だな、自信があるなと思われるわけです。
    では、有能な人ほど目を合わせるということはわかったけれど、どの程度目を合わせるべきなのでしょうか?

    例えば、孫正義さんや柳井正さんのような有名な経営者、スティーブ・ジョブズやオバマ元大統領とか、世界的にも有能と思われている人たちがどれぐらい目を合わせていると思いますか?
    ほとんどの方が90%を超えています。
    たしかスティーブ・ジョブズは94%だったと思います。

    つまり、ほとんど誰かと目を合わせているわけです。
    目を合わせて伝えるからこそ惹きつけることができるわけです。
    そんな世界的にも有能で人を惹きつけてきた方々に学ぶのであれば、アイコンタクトの時間を90%以上にしましょう。

    意識的に練習したい方は、相手が目をそらすまで目をそむけないようにしてみてください。
    相手に対して失礼ではないのかと思う人がいますが大丈夫です。
人は思っている以上に目を合わせていられませんから、相手が目をそらしてくれます。

    目をずっと見てくる人は信用ができないとかプレッシャーを感じて嫌だなと言う人がいますが、逆です。
    そういう人は人を疑ったり何かを疑うことに長けているものです。
自分が目を合わせない人間だからこそ、他人が目をじっと合わせてくると、この人は何かあるのではないかと疑ってしまうものです。

    目を合わせるのが大事です。
    ただ、ずっと目を合わせているだけでは勿体無いです。
    特に、相手が自分と同レベル、もしくは下かなというレベルの相手との交渉する場合、しっかり目を合わせて、相手にこの人は目を合わせてくるなという印象を植え付けます。
    その上で、変なタイミングで目をそらしてみてください。そうすると面白いことが起きます。
相手は、なぜ目をそらしたんだろう、何かまずいこと言ったかなと不安を与えることができます。

    喋っている間ずっと目を合わせているわけです。
    途中で相手の発言に疑いを持ったとします。
    疑いや疑問を持ったら、その話の途中の特に相手が強調してきたタイミングですっと目をそらしてみてください。
そうすると、相手はなぜ今目をそらされたんだろうと不安になるわけです。

    ここで相手が自信を持っている場合は、もう一度言い直してきます。もう一度しっかり説明しようとしてきます。
逆に、自信がなかったら、やばい!バレたかもしれない!となります。そうなると説明の仕方がおかしくなったりちぐはぐになったりします。

    つまり、最初に目をしっかり合わせて縛っておくことで、不安を与えることができるので、相手にやましいところがあるならばボロを出させることができるわけです。
    これがDaiGo師匠が昔心理戦でよく使っていたテクニックです。

    交渉における目線の示す心理状態

    人は焦っているとまばたきの回数が異常に増えます。
    緊張するとまばたきの回数が増えるだけでなく、まばたきの回数が増えると余計に緊張します。

    ですから、特にドライアイの人は目薬を持ち歩いてください。
    本番の緊張前や交渉の前には目薬をさすようにしてください。
    少なくとも瞬きは相手が目をそらした瞬間にすると考えてください。

    ちなみに、交渉する際には相手の瞬きに注目するというのも良い方法です。
    人間の瞬きの回数は1分間に20回ぐらいが普通です。およそ3秒に1回ぐらいです。
    ところが緊張したり自分が立場が弱くなってくると瞬きの回数が増えてきます。

    この瞬きの回数を見ることによって、相手の気にしているポイントや交渉上の痛い部分を読み取ることができます。
    また、今攻めるべきか否かという判断材料になります。

    実際にアメリカの心理学者のトーエツ氏が調べた研究で、 アメリカの大統領選でジョージ・ブッシュとマイケル・デュカキスがテレビで討論した際の瞬きの回数を調べています。 
    劣勢だったデュカキスはなんと1分間に60回もしていました。
瞬きの回数を見ることによって相手の心理状態を見抜くことができます。
    
この瞬きの回数というのは、交渉の場に限らず日常の中でも気にして見ると意外と色々と見えてくるものです。

    3秒に1回とか気にして数えなくてもわかりやすく増えます。
    知っていることと、実際にやってみることは違いますから、皆さんぜひ実践してみてください。
    明日から1週間ぐらい会う人のまばたきに注目していると、慣れてきて色々わかってくると思います。 
    このような心理学の実践は、やっていることが相手にバレません。 ぜひ試してみてください。
    心理学の入門書としておすすめの本も紹介しておきます。
    心理学に興味はあるけれどいきなり分厚い本から始めるのはしんどいとか、 入門書的な本から始めたいなという人向けの1冊です。

    心理学・入門 -- 心理学はこんなに面白い 改訂版 (有斐閣アルマ > Interest)

    「相手の目を見て話す」がネガティブになる状況とは?

    会話で相手の目を見て話した方が効果的な場合は確かにあります。
    一般的には、相手の目を見て話した方が説得力も上がりますし、例えば、ノースイースタン大学の研究を見てみると、相手の目を見て話さないと不真面目に思われるということも示されています。

    ですから、基本的には相手の目を見て話した方がいいわけですが、相手の目を見る時間が長くなればなるほど、相手は説得に対して抵抗を示してくる状況が一部確認されています。

    人は、相手に対して好感を持っていたり、その相手が自分が興味がある話をしている場合には、その相手が自分の目をじっと見てくると、印象が良くなったり説得に応じる可能性が高くなります。

    ところが、相手に対して否定的な印象を持っていたり、相手が自分が否定的な意見を持っている内容を話している場合には、目を見てじっと話されるとかえって否定的な意見が強まるということです。

    そんな否定的な意見を持っていたり、ややこしい相手を説得する時にはどうすればいいのでしょうか。
    研究ではそれも調べられていて、そんな時は相手の口に注目して話すようにしてみてください。

    相手の口を見て話すのが、否定的な意見を持っている相手や抵抗する相手を説得する場合には最も効果的だということです。

    一般的には、ちゃんと目を見て話さない人は、自分に自信がないとか何か隠し事をしていると思われがちですが、否定的な意見を持っている人を相手に目を見て話すと、プレッシャーを無駄に与えてしまうだけのようです。
    ほんの少し目線をずらして口の辺りを見るというのが良い方法です。

    ちなみに、相手の口を見て話すというのはメンタリストも結構使うテクニックです。
    相手の口を見て話すと、相手の話していることにとても集中しているということが伝わります。
    その相手が嘘をついている場合には、これによって 、「何か間違ったことを言っただろうか」「やばいところに気づかれただろうか」とプレッシャーを与えることができます。

    「抵抗する相手に程よく対抗する時には、口を見て話した方がいい」というのは、メンタリスト的にも確かなテクニックではあります。

    ポジティブになる目線の使い方

    よく上を向いて歩こうと言われますし歌もありました。
    実際に、上を向いて歩いた人と下を向いて歩いた人を比べた研究があり、上を向いて歩いた人の方がポジティブになり、アイデアをひらめく可能性も高かったとされています。

    真上を見て歩くと危ないですが、目線を高めにして歩くと当然背筋も伸びます。
    それによって横隔膜が正しく動いて呼吸もしやすくなり、酸素がたくさん取り込まれるので前頭葉が活性化します。
    前頭葉が活性化すると人間のネガティブな感情をコントロールする力が高まります。
    それによってさらにポジティブになっていくわけです。

    人間は天井の高さと創造力が比例するということもわかっていますので、考え事をするときには、公園を散歩したり屋上で空を眺めたりするのもいいと思います。

    歩きスマホをしている人や、電車の中でもずっとうつむいてスマホを見ている人が多いです。
    これは心理学的に見てもとても勿体ないです。
    姿勢も悪くなり猫背になると自信もどんどんなくなってしまいます。

    同じようにパソコンを使う時も姿勢に気をつけてください。
    パソコンを使うときには目線が下に行きがちになります。
    パソコンのモニターが目線のあたりに来るぐらいにしてください。
    キーボードは肩が自然な位置に来る高さにして、モニターだけは目線の位置に来るようにしてください。
    それだけで肩こりも少なくなりますし、憂鬱にもなりにくくなります。

    テレビを家に置くのであれば、テレビもできれば壁にかけて目線の高さに来るようにした方がいいです。

    ここから先はチャンスに気づくための目線のトレーニングと男女関係における役割を見抜く目線の読み方、そして、最も有能に見せるための方法について解説していきます。
    ぜひ続きも チェックしてみてください。