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  • 柿沢未途×宇野常寛 民進党は(マジで)これからどうするのか(HANGOUT PLUS 10月10日放送分一部書き起こし)【毎週月曜日配信】 ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.712 ☆

    2016-10-17 07:00  
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    柿沢未途×宇野常寛  民進党は(マジで)これからどうするのか(HANGOUT PLUS 10月10日放送分一部書き起こし)【毎週月曜日配信】
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2016.10.17 vol.712
    http://wakusei2nd.com



    毎週月曜日22時よりニコ生で放送中の宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。今回は2016年10月10日に放送された、衆議院議員で民進党所属の柿沢未途さんをゲストに迎えた回の一部書き起こしをお届けします。参院選、都知事選での相次ぐ敗北、小池都知事の人気といった状況を踏まえながら、これから民進党はいかにして自民党と対峙していくべきなのかについて語ります。


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    ■プロフィール
    柿沢未途(かきざわ・みと)
    1971年生。衆議院議員(民進党)。NHK記者、東京都議会議員を経て、2009年より衆議院議員(東京15区=江東区選出)。みんなの党、維新の党を経て現在は民進党・役員室長。大学時代は評論家の呉智英が主宰する論語の私塾「以費塾」に通う。
    前回:宇野常寛「HANGOUT PLUS」ゲスト:川田十夢 10月3日放送書き起こし!
    ※このテキストは2016年10月10日放送の「HANGOUT PLUS」の内容の一部を書き起こしたものです。

    ■ 憲法9条を争点にしたことで失われたもの
    宇野 参議院選もそうだし都知事選もそうだけれど、ハッキリ言って、憲法9条を争点にしていること自体、負けに行ったと僕は思うんですよ。
    柿沢 あえて言えば、壊滅的なボロ負けを避けるというタクティクスではあったと思うんです。宇野さんの世代とは違う、なんというかそういうものに対して、生理的に拒絶感を持っている層って、やっぱりいるんですよ。自慢にもならないんだけれど、北海道では3議席中2議席を民進党が取って、自民党は2人立って1人落ちてるわけです。だから、そういう支持層というのは、やぱり国民の中にはあって、その人たちを民進党に向かせるという意味では、私は効果はあったと思う。でも、それはある意味では負けを最小限にする選挙をやったということであって、攻めの姿勢でなかった、ということは思いますね。
    宇野 それが20代30代の支持率が落ちている理由だと思うんですよ。端的に言うと、護憲おじさんのヒーリングのためだけに野党共闘をやったという解釈しかない。それって若者の、格差に対してのニーズだったりとか、経済政策に対してのニーズっていうのは2の次3の次ですよって宣言にしか、僕は聞こえなかったわけですよ。
    柿沢 それはご指摘ごもっともだと思います。これまでのやり方ではダメだということは事実だと思う。
    宇野 あれをやってしまうと、まあちょっと言葉は悪いですけれど、国会議員という名のビジネス左翼が、死ぬまで議員バッヂをつけていられるためだけの選挙なんですよ。
    柿沢 やっぱり攻めの姿勢が足りないよね。「我々はこういうことをやるんだ」って言って、賛否両論がわーっと巻き起こって「何言ってんだ民進党は」「でも、考えてみたらいいんじゃねえの?」「いや、そうじゃない」と、我々が議論の中心になるような球を放らなきゃいけないのに、「安倍さんがやってることは危険だから止めまーす」みたいなことばっかり言ってるから、太陽に対する月にみたいな存在になっているんですよね。これじゃダメなんですよ。やっぱり僕らは球を放る側にいなきゃいけないし、そこで論争が起きるのはいいことで、その論争によって身内にも反対が出てくることを恐れちゃいけない。国民がそれを求めているかどうかを考えるべきであって。そういう球を放るような攻めの姿勢を持たなきゃいけないっていうのは間違いないと思うんですよ。
    宇野 皆さんどうですか。ニコ生を聞いている皆さん、「まさにそれを期待している」とか書いてるけど、実際、東京にいる40代の民進党の衆議院議員ってこういうことを考えているわけですよ。でも、なんでそれが全体に寄与できないのか。そして、なんで民進党にもこういう人がいるんだっていうのが伝わってないのか、っていうことをまた別途議論しなきゃいけないと思うんですよね。
    柿沢 まあ、これから変わりますから。今は期待しないでいいですから。「あれ?なんか変わってるんだけど」って後から気付くような。
    宇野 これ名言ですね(笑)。みんなツイートした方がいいよ(笑)。「今は期待しないでいいですから」。これ今日のキーワードですね。
    ということで、「今は期待しないでください」と言っている柿沢未途さんともう少し、議論していきたいと思います。

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