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記事 28件
  • 長谷川リョー『考えるを考える』 第8回 研究的実践者・安斎勇樹「問いのデザイン」が照射する思考法

    2018-06-29 07:00  
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    編集者・ライターの僕・長谷川リョーが(ある情報を持っている)専門家ではなく深く思考をしている人々に話を伺っていくシリーズ『考えるを考える』。前回はTakramのデザインエンジニア・緒方壽人さんに“越境性×専門性”の仕事論を聞きました。今回は東大の情報学環特任助教で、株式会社ミミクリデザインの代表を務める安斎勇樹さんにお話を伺います。二足の草鞋を履いて活動する自らを“研究的実践者”と表現する安斎さん。ワークショップデザイン、ファシリテーション、メタ思考などを幅広く辿りつつ、「問いのデザイン」が照射する思考法や可能性に迫っていきます。
    “研究的実践者”として、東大助教とミミクリデザイン代表の二つの顔を持つ
    長谷川 安斎さんは東大の助教を務めつつ、会社経営もなされていますよね。簡単に現在の活動の全体像をお伺いしてもよろしいでしょうか?
    安斎 大きく二つの顔があります。一つは東京大学の助教として研究を行う顔で、もう一つは株式会社ミミクリデザインという会社の経営を行う顔。研究も大学の業務があるというよりも、企業との産学連携プロジェクトの推進が主になっています。基本的には企業が抱えているリソースや課題に対し、研究者として共同研究を行うか、ミミクリデザインとして課題解決のお手伝いをするか、いずれかの形ですね。
    長谷川 生活のなかで自分個人のリソースの振り分けといいますか、二つの顔は具体的にどうやって分けているのですか?
    安斎 実際のところ、僕の内部では入り混じっています。企業の課題解決、商品開発、人材育成をミミクリデザインでお手伝いする過程で、研究の種が見つかることが少なくありません。研究者モードのときには、その種を論文化するにはどうすればいいか、どんな理論と結びつけて現象を読み解くか、いかにデータを取れば良いかを考えます。
    一方、社会の大きなフィールドのなかで実践者として課題解決するモードでは、いかに社会価値を生み出し、売上に繋げるかを考える。こうしたモードの変化、課題解決と論文化を往復しながら過ごしているので、両者がパッキリと分かれることはありませんね。
    長谷川 改めて、アカデミズムにポジションを置いておくことの意味や意義はどんなところにあるとお考えですか?
    安斎 一つは、まず自分のなかに研究者としてのモードを持つため。経営をやっていると納期に追われたり、チームを育て数字を伸ばすゲームにのめり込んでしまう。それはそれで楽しいのですが、研究者としてのモードを持っておくことで、すぐには利益が生じなくとも未来のために繋がる研究の優先順位を高くもっていられることが個人的なメリットですね。
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  • 脚本家・井上敏樹エッセイ『男と×××』第38回「男と食 9」【毎月末配信】

    2018-06-28 07:00  
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    平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。小学生の敏樹先生は、大叔父を真似て川で生きた山椒魚を飲むことに成功します。さっそく学校で自慢しますが、信じてもらうためにドジョウを飲むことになり……。事態は思いもよらぬ展開を迎えます。
    男 と 食  9   井上敏樹
    先日、仕事場で埃に躓いて転んだ。意味が分からない、と思われるかもしれないが、文字通り埃に躓いて転んだのだ。私はあまり掃除をしない。部屋がきれいだと落ちつかないのだ。だから埃が成長する。ころころと珠のように丸くなる。そいつに躓いて転んだのだ。まあ、そんな事はどうでもよろしい。さて、今年もまた鮎の時期だ。私は鮎狂いなので六月になるとそわそわして来る。一刻も早く、一匹でも多く鮎を食いたい。出来れば日本中の鮎を胃袋に収めたいぐらいだ。子供の頃から私は鮎に縁があった。群馬県の山奥ー大滝村という所に親戚の家があって、夏休みになると遊びに行っていたのだが、村を流れる神流川で鮎が捕れたのである。母方の大叔父は農家であり猟師であり漁師でもあった。村一番の鮎捕り名人で、私が遊びに行くと投網を肩にかけじゃぶじゃぶと川に入っていく。大叔父は好きな形に投網を投げる事が出来た。たとえば岩と岩の間の溜まりを狙うなら、岩に網がかからないように三角形の形に投げる。それが、四角でも丸型でも自在であった。鮎が大量に捕れると、大叔父は腸で鍋を作ってくれた。何匹もの鮎の腸を抜き、包丁で叩いたのを出汁を張った鍋に溶かし込み、そこにこんがりと焼いた鮎を入れ、グツグツと煮込みながら食べるのである。これが、異様なくらい旨かった。美味しいものを食べると頬っぺたが落ちる、とよく言うが、あれは事実なのをご存じだろうか。何人もの人に聞いてみたが、そんな経験はないと言う。だが、本当の事なのだ。私は何度か経験がある。鮎の腸鍋の時もそうだった。頬の付け根のあたりがジンと痛くなる。くすぐったいような痛いような不思議な感じだ。そうなると、頬っぺたが落ちないように、押さえながら食べなければならない。
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  • 本日21:00から放送☆ 宇野常寛の〈水曜解放区 〉2018.6.27

    2018-06-27 07:30  

    本日21:00からは、宇野常寛の〈水曜解放区 〉!
    21:00から、宇野常寛の〈水曜解放区 〉生放送です!
    〈水曜解放区〉は、評論家の宇野常寛が政治からサブカルチャーまで、
    既存のメディアでは物足りない、欲張りな視聴者のために思う存分語り尽くす番組です。
    今夜の放送もお見逃しなく!★★今夜のラインナップ★★メールテーマ「病気と怪我」今週の1本「万引き家族」アシナビコーナー「ハセリョーPicks」and more…今夜の放送もお見逃しなく!
    ▼放送情報放送日時:本日6月27日(水)21:00〜22:45☆☆放送URLはこちら☆☆
    ▼出演者
    ナビゲーター:宇野常寛アシスタントナビ:長谷川リョー(ライター・編集者)
    ▼ハッシュタグ
    Twitterのハッシュタグは「#水曜解放区」です。
    ▼おたより募集中!
    番組では、皆さんからのおたよりを募集しています。番組へのご意見・ご感想、宇野に聞いてみたい
  • 丸若裕俊『ボーダレス&タイムレスーー日本的なものたちの手触りについて』 第3回 Reブランディングされた喫茶文化がもたらす可能性

    2018-06-27 07:00  
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  • 鷹鳥屋明 「中東で一番有名な日本人」 第11回 中東で日本食はどれだけ通用するのだろうか?

    2018-06-26 07:00  
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    鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。今回はドバイで開かれている巨大飲食展示会ガルフードから、ユニークな飲食品の数々を紹介。特産のラクダのミルクを使った乳製品や、ハラール認証付きのノンアルコールビール。そして、日本ブースの和茶や和牛の、現地の人々の評判は……?
    中東の大型食品展示イベント、ガルフードとは
    アラブ首長国連邦はドバイで毎年行われている飲食関係の大型展示会で「ガルフード」というイベントがあります。この「ガルフード」は年々その規模も拡大し、世界有数の食品展示会となっており、今年の参加人数は約10万人近くいます。このイベントは中東だけではなくヨーロッパ、アメリカだけではなく東南アジア、中央アジアなど多くの地域の政府、企業が出展を行い自国製品、自社製品の売り込みに努力を行っています。
    このイベントは入場料がかなり高めの金額であり(4日全日で入場料は約2万円)展示会に出展する側の金額もDWTC(ドバイ・ワールド・トレードセンター)の坪単価あたりも高めとなっております。それでも年々の展示会の参加数も増え、同時に集客数も増えています。この「ガルフード」では現地に展開している大型のスーパーのバイヤーだけではなく、王宮や大手レストランのバイヤーたち、さらには海外のバイヤーたちも多く参加をしておりそこへの売り込みに余念がありません。今回の記事はこの大型の展示会イベントの様子を知ってもらうため写真資料を多めに紹介したいと思います。
    ▲ガルフード会場入り口の広告 ▲アメリカ、ドイツ、ブルガリア、、、世界各地の人々が続々と参加
    どんな展示が多いのか、人気なのか
    展示品は穀物、乳製品、飲料、デザート、食肉、調味料、スパイスなど多くのブースがあり各国の特産品がしのぎを削っています。特に中東で需要の高い乳製品やデザート系の展示が目立ちます。
    例えば乳製品では牛乳、ヨーグルト、バター、チーズなどの多くの商品が展示をされており、これらの商品についてはヨーロッパ特にフランスなどが元々のブランド力があるだけではなく新商品を次々と開発して投入しております。それに負けないように新興国も品質を高め、良い値段で売り込もうと特にトルコや、エジプトなどの国々が売り込もうとする勢いを感じました。スパイスのブースではインドやパキスタン、バングラディシュの会社がスパイスの売り込みに熱心で現地スーパーのバイヤーたちとの会話に余念がありません。
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  • 村上春樹『女のいない男たち』から読み解く、現代日本文学が抱える困難(森田真功×宇野常寛)(PLANETSアーカイブス)

    2018-06-25 07:00  
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    今回のPLANETSアーカイブスは、森田真功さんと宇野常寛による村上春樹『女のいない男たち』を巡る対談の再配信です。『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の翌年に刊行された本作で明らかになった、村上春樹作品に象徴される「現代日本文学」が構造的に孕んでいる矛盾と困難とは――?(構成/橋本倫史)(初出:「サイゾー」2014年8月号)※本記事は2014年8月21日に配信した記事の再配信です。

    ▲Amazon.co.jp 村上春樹『女のいない男たち』
    森田 村上春樹の新刊『女のいない男たち』は、語るべきことも少ないし、それほど面白い小説だとも思いません。ただ、これがなぜ面白くないかを考えると、色々なことが見えてくる作品ではあるんじゃないかとは思います。
     表題作の中で解説されるように、「女のいない男たちになるのはとても簡単なことだ。ひとりの女性を深く愛し、それから彼女がどこかに去ってしまえばいいのだ」というのが今回の短編集のモチーフ。特定の異性が去る/自殺する/殺されるというモチーフは、村上春樹の過去の作品でも頻繁に用いられてきた。今までと大きく違うのは、中年以降の男性を主人公にしている点ですが、それはむしろ、今作がつまらない原因になっています。これは村上春樹という作家自身の限界でもあるし、彼に象徴される日本文学の限界でもある。
    宇野 村上春樹は、『1Q84』【1】の『BOOK3』以降、明らかに迷走していると思う。『BOOK3』では、『BOOK1』と『BOOK2』についての言い訳──父になる/ならないという古いテーマから逃れられないのは仕方ないじゃないかということをずっと書いているわけですよね。前作の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』【2】(以下『多崎』)でも、そうした近代的な自意識としての男性と、それを成立させるための女性的な無意識、という構造から逃れられない自分の作品世界の限界についての言い訳をずっと繰り返している。そして『女のいない男たち』になると、いよいよその言い訳しか書いていないというのが僕の感想ですね。【1】『1Q84』:09~10年にかけ、現時点で3巻刊行(村上自身は『4』を書く可能性があるとインタビューで答えている)。1984年から異世界”1Q84”年に入り込んだ天吾と青豆の試練を中心に、宗教団体や大学闘争をモチーフに取り入れた作品。

    【2】『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』:名古屋で過ごした高校時代の友人グループから、大学進学により一人で上京したのちに突然絶縁された多崎つくる。16年後、36歳になった鉄道会社社員のつくるは、デート相手の言葉によって4人の元を訪ねる旅を始める。
     
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  • 宇野常寛『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』第四回 吉本隆明と母性の情報社会(4)【金曜日配信】

    2018-06-22 07:00  
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    本誌編集長・宇野常寛による連載『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』。共同幻想と個人幻想の戦前的な短絡を乗り越えるため、対幻想の概念に立脚しながら戦後日本社会を肯定した吉本隆明。しかし、押し寄せるグローバリズムと情報化の波は、吉本の想像を超えた形で、ポピュリズムの暴走へと繋がっていきます。(初出:『小説トリッパー』 2018 春号 2018年 3/25 号 )
     八〇年代の吉本隆明をめぐる諸言説の半ば水掛け論的な混乱は、奇しくも今日のこの国の情報社会の混乱を予見するかのような相似を見せている。  今日のこの国の言論状況を見渡してみればよい。局所的には(当人の主観としては)啓蒙的な(しかし、実質的には陰謀論的な)左右の二〇世紀的なイデオロギーへの回帰があちらこちらで噴出し、そして彼らの一人相撲を嘲笑うかのように全体としては、「大衆の原像」に立脚したポピュリズムが蔓延している。  より具体的に述べるのなら、アカデミズム/ジャーナリズムのレベルでは左右の二〇世紀的なイデオロギー回帰が拡大し、あたかもかつての五五年体制下の保革の対立関係(を装った共犯関係)を再演している。  この共犯関係を下支えするのが、再三指摘するこの国の情報社会を覆い尽くしたソーシャルメディア(とりわけTwitter)上の「下からのポピュリズム」だ。週刊誌/ワイドショーに指定されたターゲットに対し、「正義」の側に立って石を投げる。「~ではない」という否定の言葉でつながり、自分たちは「まとも」な側にいると確認し、安心する。この国の言論空間はマスのレベルではこの「大衆の原像」に依拠した「下からの全体主義」と、専門家のレベルで演じられる左右の対立を装った共犯関係との住み分けが行われている。前者は国民的な大衆娯楽として実質を担当し、後者はその権威付けとして名目を担当する。そう、この国は戦後一貫して左右のみならず、上下のレベルでも棲み分けを――対立関係を装った共犯関係を――行って来たといえる。  左右の表面的な対立を装った実質的な共犯関係という「横の構造」と、この茶番を下支えする「縦の構造」――ジャーナリズム/アカデミズムの政治「ごっこ」と「大衆の原像」としてのメディアポピュリズムとの対立を装った共犯関係――戦後の進歩的な知識人を代表した丸山真男的なものと、「大衆の原像」に立脚して批判した吉本隆明的なものにこそ、もう一つの擬制(対立を装った共犯関係)が存在したのだ。そして、この二つの棲み分け、二つの共犯関係は今日においてもかたちを変えて反復されているのだ。
    4  ハイ・イメージのゆくえ
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  • 90年代は遠きにありて思ふものーーネオ・ヴィジュアル系の奮闘と哀愁(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第15回)

    2018-06-21 07:00  
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    80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。2000年代中期に勃興したネオ・ヴィジュアル系は、先達の様式美を取り入れた大衆性で人気を集めますが、その一方で、かつてのV系にあった〈業〉は抜け落ちていました。V系カルチャーの2000年代以降の変質について語ります。(構成:藤谷千明)
    ヴィジュアル系を「自ら名乗る」世代
    藤谷 前々回、蟹めんまさんをお呼びしてネット以前以後の、ヴィジュアル系におけるファンカルチャーの変化の話をしましたけど、あの時期はV系バンドそのものも色々な意味で地殻変動が起きた時代だったと思うんです。例えばサイコ・ル・シェイム(02年にメジャーデビュー)以降、〈大型新人がメジャー・デビュー〉的な風潮は減っていったような気がします。
    市川 ごめん、アレは大型新人だったんだ? シーンの停滞ぶりを逆説的に象徴したかのような終末感に、私は涙を誘われました。あのコントっぽい風体がまた、空虚だったんだこれが。
    藤谷 ちなみに再結成してます。
    市川 あ、そ。
    藤谷 2002年にはcali≠gariが、03年にはMUCCがそれぞれメジャー・デビューしました。どちらも熱狂的なファンを抱えているバンドですが、〈そこからお茶の間に進出!〉的なバンドではありませんでしたし、シーンそのものの主戦場がインディーズに移っていったというのが、私の中でのゼロ年代初頭の空気感ですね。
    市川 世間的にはブームが終わっていたなか、それでもインディーズがV系にとって一種の〈避難場所〉として機能していたと。それがゼロ年代以降のいちばんの特徴である、「V系を演りたくてやってるんだ!」的な自発性に繋がっている気がするね。外部の視線がないから社会現象までは至らないけれど、幸か不幸か偶然〈身近感〉が生まれたというか。
    藤谷 マイナー感半端ないっスね、そう言われちゃうと。
    市川 それ以前に、やはり自らV系と名乗るニュー・カマーたちの出現が、やはり私には衝撃的だった。だって20世紀の先人たちは決してV系バンドと呼ばれたかったわけではなく、その過剰な雑食性の赴くままに自己陶酔してたら、いつの間にか勝手にそう呼ばれるようになっちゃった。だから〈V系〉と自ら名乗ることに、抵抗と違和感があるんだよ。
    藤谷 たとえばtheGazettEあたりが、邦ロックやメタルのフェスに出る場合に「僕らV系バンドが〜」と自己紹介するみたいな?
    市川 なんでそうなっちゃったんだろうねえ。
    藤谷 10代の頃から聴いて育ったもの、そのシーンでバンドとしてやってきたことの誇りというか自負というか、を〈あえて切り捨てる必要がない〉ですよ。私自身、ヴィジュアル系以外の仕事もやっていますけど、「藤谷さん、ヴィジュアル系のライターですよね?」と言われて、わざわざ否定する必要はないと思いますもん。
    市川 うん、藤谷さんの世代だからそうなわけで、ここらへんに時代の経過と蓄積が見えて感慨深いな。
    〈普通の人〉と多様化するシーン
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  • 本日21:00〜第11期募集開始!「PLANETS CLUB」宇野常寛と「価値」をつくるコミュニティ

    2018-06-20 08:00  

    3月20日に始動した宇野常寛とPLANETSのオンラインサロン「PLANETS CLUB」は、現在第10期までの募集の受付が終了いたしました。本日6月20日(水)21:00より、第11期のメンバーの募集を開始します! PLANETS CLUBに参加したい方は、このチャンスをお見逃しなく!
    PLANETS CLUBでできること
    ・限定Facebookグループへ参加できます・月1回の宇野常寛による生講義へ参加できます(オンラインサロンメンバー限定生放送あり)・月1回の定例会(交流会)へ参加できます(オンラインサロンメンバー限定生放送あり)・PLANETSの雑誌/書籍刊行時に、どこよりも早く会員限定価格で購入できます・PLANETS主催のイベント等に割引価格で参加できます・【初回入会特典】PLANETS刊行の書籍を1冊プレゼント!(書籍タイトルはご入会後にお選びいただけます)
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  • 御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記 第17回 重すぎる処罰を課す「公安条例」

    2018-06-20 07:00  
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    香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの連載『御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記』。 2016年の旧正月、香港の旺角(モンコック)では無許可の屋台を撤去しようとする警察と市民の衝突が起こりました。衝突に参加した人々には、今月重すぎると言える判決が下され、運動家の間では衝撃と落胆が広がっています。(翻訳:伯川星矢)
    今月もまた様々なことが起きた一ヶ月でした。
    ▲6月10日が投票日だった区議員補欠選挙、候補者の李鳳琼氏と


    最近、香港の社会運動家にとって、もっとも衝撃的で、もっとも落胆した出来事がありました。以前、裁判で暴動罪成立の判決を受けたデモ参加者たちが、5月31日付で28から51ヶ月の禁固刑になったのです。2年前の旧正月、警察が突然旺角(モンコック)の路上で食べ物を売っている屋台の取り締まりを始め、周りの市民が警察を阻止しようとしたが、最終的に衝突事件となってしまいました。香港でも珍しいことですが、警察と市民がレンガを投げ合い、さらには警察が空に向けて威嚇射撃をする事態となりました。最終的に、警察は翌日の早朝に屋台の強制退去を完了し、警察と対抗した人々は暴動罪で逮捕されました。そのうちの9人が先日禁固刑となり、1人が更正施設の入所となりました。
    実刑判決の受けた10人のうち、一番若い19歳の莫嘉濤(モック・カートウ)は、実刑51ヶ月という一番重い処罰を受けることとなりました。若者の一番輝かしい青春が、ここで奪われてしまいました。彼らが暴力を振ったのは事実だ、法を犯したのだ、それに見合った判決を受けるのは当然ではないか、と思う人もいるかもしれません。そう結論づける前に、他国と香港の暴動罪の定義と処罰を比べてみましょう。
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