今近くにいる人をそっと見てください。
その人の表情はどんな感情を表していると思いますか?
あるいは、鏡で自分の顔を見てみてください。
あなたは感情を表情にしっかり表すことができていますか?
感情を表に出すことが苦手、
もっと良い印象を作りたい、
あの人の本音を知りたい、
もっと人に良い影響を与えたい、人を動かしたい、
多くの人が、自己表現や人間関係に悩むわけですが、コミュニケーションの問題の中では表情や仕草についての相談も結構あります。
今回は、笑い話をする時にもつい硬い表情になってしまう 、そんな相談をもとに、表情にまつわる心理学について解説させてもらいます。
Q. 笑い話をするときも硬い表情になってしまいます。
DaiGoさんは話す時に口角が上がってるのは意識的ですか?
表情の訓練法があったら知りたいです。
面白い話をしなくてはいけないと思うと表情が固まったりするものです。
ですから、表情を作ろうとしないことだと思います。
最初に、自分は楽しい時にもそれが表情に出ないということを正直に言って、そんなキャラなんだと思わせておいてから話をするようにしたり、楽しい時には、ちゃんと楽しいということを口に出して言うようにすると良いのではないでしょうか。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
表情で信用度は決まる?!
誤解されにくい人、信用されやすい人には特徴があります。
ニューヨーク大学の研究で、表情の作り方次第で信頼度を高めることができるということが分かっています。
自分の表情が変わると、当然相手に与える印象は変わりますが、相手からの信用度も表情によって変わるとされています。
この研究によると、表情を使って有能に見せることは無理だけれど、表情を使って信頼されやすい人にはなれるそうです。
であれば、表情の作り方を理解して信頼度を高めることを考えるべきではないのでしょうか。
この研究からわかったこととして、幸せそうな表情の人ほど信頼できそうに思われて、怒った表情の人ほど信頼度は低かったということです。
さらに、幸せそうでも怒っていても有能さの評価には影響がなかったそうです。
人の表情に対する判断基準
信頼度:幸せそうな表情で信頼される確率が上がる
有能さ:顔のつくりで一様に判断している
これはただ笑顔でいればいいということではなく、幸せそうな表情です。
日常の中や普段の会話の中で、面白いとか楽しいと感じられる何気ない幸せを探すことが重要です。
それにより普段から幸せそうな表情になると、自然と信頼度を高めることができるわけです。
真剣な場面でも成り立つのか?
これが真面目な取引を行うような場面では成り立つのか、それについて調べた研究もあります。
ファイナンシャルプランナーを対象に、真面目な表情と幸せそうな表情で、どちらのファイナンシャルプランナーからアドバイスを受けたいかということを調べています。
普通に考えると、お金の相談や運用ですから、真面目そうで有能そうな人に頼みたいという人が多そうな気がしますが、ここでも幸せそうな表情のファイナンシャルプランナーの方が人気が高くなりました。
これは、おそらく人間の本能的な影響があるのでしょうが、幸せそうな人に対しては、「その人は幸せそう、きっとその人の人生はうまくいっているし、健康や人間関係もすべてうまくいっているのだろう」そんな印象を持つからなのではないかと考えられます。
人は幸せそうな人に惹かれます。
お金など重要なことを託すのも、そんな幸せそうな人にお願いしますし、物を買ったりするときも幸せそうな人から買いたいと考えます。
それは信頼度が高いからです。
幸せそうな表情の作り方
では、幸せそうな表情とはどんな表情でしょうか?
実験では・・・
まゆがかるく上がっている
口角がかすかに上がっている
という事です。
DaiGo師匠の場合は、「猫を眺めている時の表情」を出来るだけ意識しています。
幸せな思い出や、思わずクスッと笑ってしまうような体験を思い出すと、自然と幸せそうな表情になると思います。
スマホの中にそんな動画や写真を入れていて、いざ信頼度を高めたいという時に見るだけでもかなり違うのではないでしょうか。
どうぞ(=^・^=)↓
人間の印象について学ぶためのおすすめ
人間の表情のどの部分がどんな印象を与えているのかということをほとんどの人は知りません。
現代科学でもそこまですべてが解明されているわけではありませんが、そんな人間の印象がどのようにして決まるのかということを理解できる本です。
人を集めたり人を惹きつける力がどのようにして作られるのか、それを手に入れて人生における今回紹介したようなメリットを手に入れるにはどうすればいいのかということを学ぶのであればこちらの本が役に立つと思います。
ここから先は、さらに、人間の表情にまつわる意外な事実なども紹介させてもらい、実際に表情を豊かにして自分の感情を伝えるためのトレーニングまで解説させてもらいます。
自分の印象を良くしたり、より良い人間関係のために表情の心理学について知りたい方は、ぜひ続きをチェックしてみてください。