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  • 一問一答「あなたは、疲れが溜まったときに、どんなことをしていますか?」【超回復戦略】

    2023-05-20 12:00  
    330pt
    あなたは、疲れが溜まったときに、どんなことをしていますか?

    今回は、子育てにまつわる相談をもとに、忙しいけれど休むことができない人こそ実践してもらいたい疲労回復のための戦略を紹介させてもらいます。

    「Q. 子育ては大好きで 5歳と3歳と0歳の3人兄弟を育てています。ここ1年ぐらいずっと疲れていて子供たちと思いっきり遊ぶこともできず、毎日寝かしつけるまで必死で余裕もありません。前のように生き生きと一人ひとりを見てあげたいのにすぐ怒ってしまいます。どうすれば毎日を前向きに楽しく子供と過ごせるのでしょうか?」

    4人目を作って下さい。

    実は、面白い研究があり、お母さんの負担がマックスになるのは子供3人目までです。
    1人よりも2人、2人よりも3人とお母さんの負担は増えていきますが、4人目が産まれると「一人一人を真面目に見よう」という感覚が減ります。
    それによって自然にお母さんの力が抜けて、子供たち一人ひとりに対して楽に接することができるようになります。
    その結果、子育てが楽になるという研究があります。

    今が一番お母さんの負担が大きい状態です。
    一人ひとりを一生懸命みてあげたいと思う感覚が、自分を責めているということを覚えておいてください。

    子供の将来は半分は遺伝子で残りの半分は友達などの人間関係で決まるもので、親の育て方でそんなに変わるものではありません。
    その点では、親にできることはいい友達を作ってあげることぐらいです。
    虐待などをしない限りは、親の育て方で子供の人生が変わることはありませんので気楽に考えてください。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    休めない人のための超回復戦略

    皆さんの周りにもいませんか?
    毎日朝から晩までがっつり働いているのにいつも元気な人や、疲れることは無いのだろうかと不思議に思ってしまう人がいると思います。

    疲れから回復させるためには何もしない時間を作ることも大切です。
    とは言え、何もしない時間が多くなりすぎると人間はダメになります。

    人間は精度の高い時計を手に入れてから時間の無駄をやたらと気にするようになりました。
    時間の無駄をなくすことが求められました。
    工場での大量生産が主要な産業で、労働時間を増やせば増やすほど売り上げが増える時代であればそれでよかったかもしれません。

    ところが今はモノも情報もあふれているので、たくさん働けば良い結果が出るわけではありません。
    少なく働いて良いアイデアを出すことが大切です。
    少なく働いて幸せに過ごすことができるのであれば、そちらの方が良いのは間違いありません。

    そのためには人類が失ってしまった何もしない時間に対する考え方を取り戻すことが大事だと教えてくれるのがこちらの本です。

    WHITE SPACE ホワイトスペース: 仕事も人生もうまくいく空白時間術

    そのストレスや疲れがなかったの、いつのことか思い出せますか?
    いわゆるバーンアウトの状態になると、人はそこから戻ってくることがなかなか難しくなります。
    その一歩手前の状態ぐらいまで疲れ切ってしまったときに、そこから速やかに回復して戻ってくるための方法について調べてくれた研究があります。

    疲れからの回復と言われると、ただ布団に入って寝たりダラダラすることを想像する人が多いと思います。
    もちろん睡眠は必要なことではありますが、睡眠だけでは、バーンアウトや自分の人生に疲れきってしまった状況の人が戻ってくるのは難しいです。

    朝起きて肉体と精神の疲れが取れていない状況です。
    追い詰められたような疲労感です。

    この研究ではそんな疲労感から立ち直るためのリカバリーについて調べてくれています。
    仕事におけるストレス症状としては、疲労感だけではなく不安を感じたり、様々な症状が起きてしまいます。
    仕事によるストレス症状としてストレスホルモンであるコルチゾールの値が上昇します。
    リカバリーとは、このコルチゾールの値をストレスがかかる前のレベルまで戻すためのプロセスです。

    睡眠をとってダラダラ過ごせばそのレベルは多少回復するとは思います。
    ストレスも不安も若干減るかもしれませんが、それだけではストレスがかかる前のレベルまで戻すことができません。

    そもそもストレスがかかる前の状態がいつのことか思い出せない人の方が多いと思います。
    ほとんどの人がリカバリーできていません。

    旅行に行ってのんびりと過ごすことができても、家に帰ってくると逆に疲れることがあると思います。
    これもリカバリーができていないからです。

    「リカバリーのパラドックス」
    人は最も消耗し疲れきって心身がリカバリーを必要としているときに、そのストレスに対策を講じる可能性と、向き合う能力が最も低くなってしまいます。
    これをリカバリーのパラドックスといいます。

    人は心身ともに疲れきって本当にリカバリーを必要としているときほど、その疲れから回復することが下手になってしまいます。

    だからこそ疲れる前に休むことが大切です。
    リカバリーの正しい方法を知っておくことも必要です。
    その方法を知らないとリカバリーすることもできませんし、本当に疲れきってからではリカバリーすることが難しくなります。

    リカバリーのパラドックスを克服するためには、自分なりのリカバリーの計画を立てておく必要があります。
    これは人によって違います。

    睡眠をとることは、ほとんどの人にとってある程度のリカバリー効果はあると思いますが、DaiGo師匠にとっては読書のリカバリー効果はかなり高いです。
    読書が苦手な人にとっては、読書は集中力を必要とする疲れる作業だと感じる人もいます。

    本当に心身ともに休まる活動は人によって違います。
    自分にとって最適なリカバリーの方法を練っておく必要があります。

    自分のリカバリー計画を練る4つのポイント

    自分なりのリカバリー計画を練るためには4つのポイントがあります。

    ①心理的に自分と仕事を切り離す
    仕事しながら休むのではなく、時間的にも心理的にも仕事と切り離すことが必要です。

    ②短時間の休憩を大切にする
    疲れ切ったときには長時間の休憩が必要だと考える人が多いです。
    短時間の休憩をおざなりにして、無理をしながら一生懸命働き長時間の休憩まで頑張ろうとすると、心も体も休まらなくなります。

    ③好みのリカバリー活動を選ぶ
    先ほど紹介したようにリカバリー活動は人によって違います。
    自分なりのリカバリー活動を見つけておく必要があります。

    ④習得活動を優先する
    何かを習ったり新しいスキルを身に付ける活動を優先してください。

    普段はビジネスに集中しながらオンとオフを明確に区別して趣味も充実している人もいますが、これも習得活動が多いおかげで上手にリカバリーできているわけです。

    以上の4つのポイントが重要になります。
    それぞれ詳しく具体的な戦略として解説していきます。

    ①心理的に自分と仕事を切り離す
    心理的に自分と仕事を切り離すことが最も重要です。
    特に現代人はこれが下手になっています。

    仕事に対する思考や自分のストレスの原因になっている要因のスイッチを切ることが大切です。
    例えば、子育てがストレスの原因になっている人であれば、子育てのスイッチを切るのは難しいと思いますが、それができる時間を確保しておくようにしてください。

    毎日朝から晩まで仕事に追われている人は、家に帰っても仕事のことばかり考えていることが多いと思いますが、それも仕事のスイッチを切る時間を作る必要があります。

    内向的で人付き合いが苦手だけれど、仕事のために人付き合いも大切にしなくてはならない人であれば、人付き合いは人付き合いとして行いながらも、1人でこもることができる時間も必要です。

    疲労感の原因になる仕事やストレスの原因になることがあると思います。
    そのスイッチを切ることができるようにしておくことが重要です。

    このスイッチに対する考え方だけでもかなり変わります。
    研究によると、仕事のことを考えるだけでもリカバリーはどんどん遅れてしまいます。
    仕事のことをずっと考えていると心も体も保てなくなります。

    これがなかなか難しい人の場合であれば、自分が普段している仕事とは全く関係のない活動がお勧めです。
    読書やジョギング、料理やゲームでもいいと思います。

    特に料理はそれを仕事にしている人は少ないでしょうから、実際にやってみていただけると効果を実感できる人も多いです。
    料理はある程度時間がかかります。
    その間、料理を作ってみるといつの間にか癒されている自分に気付いたりします。

    その活動が仕事を連想させるものだとリカバリーできなくなります。
    DaiGo師匠の場合であれば、科学的な文献や本を紹介することもあるので、リカバリーとして小説を読んでいます。

    どんなにリラックスできる活動であっても、それが仕事を連想させる活動だとリカバリーが遅れてしまいます。

    ですから、リラックスできるけれど仕事を連想させる活動に1時間ダラダラと使うよりも、仕事とは全く関係のないかけ離れた活動を10分間行う方が効果的にリカバリーができます。

    短時間でも構いませんので、毎日決まった時間に仕事とは全く関係のない活動に没頭できる時間を作ってください。

    最初はモヤモヤしたり仕事をしなくてはならない焦りのせいで、数分間しかそれができないかもしれません。
    それでも仕事から離れる時間が大切です。
    最初は数分間しかできなかったとしても、仕事から心理的に離れることでリカバリーの効果を得ることができます。

    そして、仕事から離れる時間を作っても、スマホを目の前にすると、つい仕事の連絡が来ていないだろうかと気になってチェックしてしまう人もいます。
    料理をしようと思ってスーパーに行っても、ワインの仕事をしている人であれば、最近どんなワインが売られているだろうかとついチェックしてしまう人もいます。
    このような仕事から離れることを妨げる要因を知ることも必要です。

    大抵の人は仕事にスマホを使うことが多いので、スマホが仕事から離れることを妨げていることが多いです。
    ですから、仕事から離れる時間だけは電源を切っておいたり見えないところに置いておくようにしてください。

    寝ても疲れが取れない人は、寝室にスマホを持ち込んでいることが多いです。
    リラックスする時間にはスマホの電源を切るか見えないところに置いてください。
    皆さんにとって仕事を思い出すものは遠ざけておいてください。

    ②短時間の休憩を大切にする
    10分程度の短時間の休憩のことをマイクロブレイクといいます。

    リカバリーにおける多くの人の誤解があります。
    人はリカバリーするためには長時間の休憩が必要だと思い込んでいます。
    ところが、まとまった休憩や休日は逆に疲れてしまったりします。
    勉強中の休憩でも1時間も2時間も休憩してしまうと、逆にやる気がなくなってそのまま寝てしまったりします。

    このマイクロブレイクを活用できる人は、日々の仕事のストレスや周囲からの要求などから回復することができます。
    10分程度のマイクロブレイクによって人は驚くほどリカバリーすることができます。

    子育てが大変な人も仕事が忙しくて休めない人も、受験勉強で忙しくて休めない人も、10分程度のマイクロブレイクを1日の中に配置することによって、リカバリー能力が圧倒的に上がります。

    例えば、瞑想したりストレッチをしたり、体に悪くない栄養のある間食を摂ってみたり、ちょっとした料理を作ってみたり、同僚とおしゃべりをしてみたり、好きな本を読んでみたりしてください。
    10分間だけ時間を決めて好きなことをするだけでも、人は仕事へのモチベーションや集中力が高まり、それは1日の終わりまで続きます。

    集中力やモチベーションを維持して毎日のリカバリー効果を大切にしたいのであれば、10分程度の休憩を定期的にとってください。

    多くの人は短時間の休憩を馬鹿にしています。
    短時間の休憩ではやる気がなくなってしまうと考えてしまう人が多いですが、実際には逆です。

    そして、休憩については多くの人が思い込んでいる誤解が他にもあります。
    1日の早い段階ではまだ集中力があるので、早い時間に休憩をとる人は少ないと思います。

    実際には、1日の早い時間にマイクロブレイクを取る方が大きなリカバリー効果を得ることができます。

    1日の中であれば午前中からマイクロブレイクを配置しておいた方が良いですし、月曜から金曜日まで働いて土日休みの人であれば、土日まで走り続けるよりは月曜から休憩を大切にした方がいいです。

    毎日の中でマイクロブレイクのバランスの良い配置を試してみてください。
    1時間に1回とか2時間に1回とか、朝から10分間の休憩を入れるようにしてください。
    午前と午後の間隔を変えてみてもいいと思います。
    自分なりの適切なタイミングやバランスを探してください。

    皆さんも毎日忙しいかもしれませんが、どんなに忙しくてもマイクロブレイクだけは入れてください。
    それは早め早めにとってください。

    仕事がデキない人ほど休むことを恐れます。
    周囲の目を気にして休まず働いている人も多いと思いますが、それによってリカバリーは遅れ、結果的に生産性が下がってしまいます。
    ここからは後半の解説と具体的なリカバリー計画の練り方を解説していきます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、 一緒に仕事をしたくない人はどんな人ですか?」【職場の人間学】

    2023-05-18 12:00  
    330pt
    あなたが、 一緒に仕事をしたくない人はどんな人ですか?

    今回は、彼氏の同僚が彼氏の悪い噂話を言ってくるという方の相談をもとに、職場で近寄るべき相手と距離を取るべき相手の見分け方について解説させてもらいます。

    「Q. 彼氏の同僚で悪い噂話を耳に入れてくる人がいます。大丈夫だと信じたいですが、彼氏のことが心配になってしまいます。こんな噂話をしてくる人の心理とはどのようなものなのでしょうか?」

    自分の近しい人の悪い話を入れてくる人がいると思いますが、そんな時は自分自身に問いかけてください。
    自分にとって大事なのは、わざわざ人の悪い話を入れてくるような人なのか、それとも自分にとって大事なその人なのか、どちらですか?

    例えば、その2人が崖の上にぶら下がっていて、どちらか1人の手を持って引き上げることはできるけど、どうしても別の1人は崖の下に落ちます。
    どちらの手を引き上げますか?

    気にする必要のないものを気にすることで、どんどん不幸になってしまう人が少なくありません。
    自分が彼氏の悪い話を入れてくる人との関係と自分の彼氏との関係のどちらが大事でしょうか。
    気にするだけばかばかしい話です。
    その悪い話を入れてくる人の心理がどうなのかなんて気にする必要もありません。

    僕は心理学が好きで人間の心について色々と勉強してきましたが、はっきり言って人間の心というものは読めなくても全く問題ないものです。
    統計的にこういう行動をとりやすいということがわかればビジネスでは有利にはなりますが、目の前の人の心なんて読めなくても全く構いません。
    それは、皆さんがそこまで理解しなくてはいけない人間関係はほとんどないからです。
    その彼氏の悪口を言ってくる人の心理がわかったところで、1円の得にもなりません。

    むしろ、人の悪い話なんて聞きたくないとはっきり言って、2度とそんな人が言ってくることがない状態にすることの方が重要で、その人のことを理解する必要は全くありません。
    必要のないことを気にするのはやめましょう。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    人生は職場の人間関係で決まる

    仕事の生産性については様々な研究がありますが、僕たちが仕事をする上で何に気をつければもっとも生産性を上げることができるのか? という議論は昔から行われています。
    今回はその中でも最も重要になるであろう職場の人間関係についてです。

    仕事に対する満足度や給料などが仕事に対するやる気を作り出していると思われていますが、給料では一瞬やる気が出たとしてもモチベーションが続かないので生産性にはあまり役に立ちません。
    仕事に対する満足度をとても感じていたとしても、だからといってそれが仕事の生産性を上げてくれるかと言うとそれもどうやら怪しいという話もあります。

    それであれば何が生産性を左右するのかと言うと職場の人間関係なわけですが、無駄に人間関係が多ければいいということでもありません。
    皆さんも面倒な人間関係があったりすると思います。
    自分の仕事の生産性を考える上で、どんな人間関係を選びどんな付き合いをすればいいのかということを解説させてもらいます。

    多重的な人間関係が多いほど仕事のパフォーマンスは向上する!
    仕事では「多重的な人間関係」が多い人ほどパフォーマンスが向上するということが確認されています。

    ラトガース大学のビジネススクールが行った研究で、大手保険会社の301人のスタッフを対象に、仕事上で親しくしている10人の同僚と仕事以外でも付き合っている10人の同僚をリストアップしてもらっています。
    そこからどんな人間関係を持っている人が仕事上のパフォーマンスが高いのかということを調べようとしたものです。

    その結果、多重的な人間関係が多い人ほど仕事上のパフォーマンスが向上していたそうです。
    この多重的な人間関係というのは、職場で親しくしている同僚と職場以外で親しくしている友人が重なっている状態です。

    仕事上の関係は仕事だけ、プライベートな関係はプライベートだけと綺麗に分けている人がいると思います。
    仕事とプライベートを綺麗に分けるのは、仕事に対する生産性で考えると逆効果です。
    仕事で仲良くしている人とプライベートで仲良くしている人の重複が多ければ多いほど、その人の仕事の生産性は高くなっていたということです。

    このような関係性が確認された理由としては、多重的な人間関係が多い人ほど、「興奮」「誇り」などのポジティブな感情が仕事中にもプライベートでも増えるからだそうです。
    人間関係によってポジティブな感情が自然と増幅することにより、それが仕事上のパフォーマンスの向上に役立っているようです。

    仕事だけと割り切るのではなく、プライベートでも仲良くすることができる人がいて、自分の趣味やプライベートなことを共有できている人が職場でもいるとなると、単なる仕事だけの関係ではないので、何かあれば自分を支えてくれる存在だと感じることができます。
    それによって自分の仕事にも誇りを持てるようになり挑戦しやすい状態になります。
    だからこそ、仕事とプライベートの人間関係が重なっている多重的な人間関係は重要だということです。

    多重的な人間関係のデメリット
    ただし、多重的な人間関係にはデメリットもあります。
    多重的な人間関係が多い人ほど、「感情的な疲労レベル」も高くなるという傾向がありました。

    ストレスに弱い人や繊細な人は、仕事とプライベートの人間関係を綺麗に分けることが多いと思います。
    それによって余計な人間関係のストレスを抱えないようにしようとしているのかもしれませんが、全体的に見ると、多重的な人間関係による仕事の生産性向上のメリットは、それによって受けるストレスのコストを上回っていました。

    ですから、できる限り多重的な人間関係を作った方がいいです。
    仕事上で付き合っている人とはプライベートでもできる限り付き合った方がいいです。
    それによって多少増えてしまうストレスは、普段からのストレス解消を行うことでケアしてください。

    ストレス解消法についてはこの2冊を紹介しておきます。
    この2冊でストレス解消やリラックスできる習慣を身につけた上で、多重的な人間関係を作るようにしてください。

    超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド

    NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる―最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方
    ストレスから逃げると僕たちは挑戦もしないし新しいこともしなくなります。
    小さなストレスが、そのコストを上回るベネフィットを与えてくれる場合は自分から取りに行くようにしてください。

    仕事の満足度とパフォーマンス
    職場の人間関係だけでなく、自分自身の仕事に対する満足度も重要なのではないかと考えている人も多いと思います。
    多少人間関係が悪かったとしても給料や待遇がよかったら仕事の満足度も上がって、その結果パフォーマンスも上がるのではないかと考える人もいると思います。

    ところが、仕事の満足度とパフォーマンスには関係がないという研究も出ています。
    ライト州立大学の研究で、過去に行われた5つのメタアナリシスを再検討して仕事の満足度とパフォーマンスの関係について調べています。
    その際には、被験者の性格の違いが影響しないようにビッグファイブも調べて、その影響をコントロールしています。

    その結果、仕事の満足度と仕事のパフォーマンスには関係がなかったということです。
    仕事の満足度が高くなったとしても、それによってパフォーマンスが上がるわけではなかったということです。

    そして、仕事の満足度とパフォーマンスに対して最も大きな影響を与えていたのは、組織内自尊感情というものでした。
    個人の性格特性や自己評価の高さよりもそれを予測できるということです。

    この組織内自尊感情というのは簡単に言うと「自分が認められている」という感覚です。
    会社の中で自分の役割がちゃんとあり、自分らしく働くことができて周りから受け入れられていると感じられるかどうかです。
    この組織内自尊感情が高くなれば、それによって仕事の満足度も上がりますしパフォーマンスも上がっていきます。
    組織内自尊感情が重要なのであり、仕事の満足度だけをいくら上げてもパフォーマンスは上がらないということです。

    「組織内自尊感情」
    では、この組織内自尊感情とはどのようなものでしょうか。
    4つのポイントとして説明することができます。

    ポイント1 :組織の中で自分の役割がある
    まず自分が組織の中でちゃんと役割がある状態です。
    例えば、自分には得意な分野があり、それを任せてもらっているというように、自分の役割がちゃんと明確になっているかどうかです。

    これが明確になっていないというのは、自分が会社や部署の中で何を求められているのかがはっきりせず、なんとなく作業していて、手が空いたらよくわからないまま指示されてまた次の仕事というような状態になってしまうと、この組織内自尊感情が低くなってしまいます。

    このような職場に行ってしまうと、仕事のパフォーマンスは上がらず結果を出すこともできませんし、仕事に対する満足度もだんだん下がってしまう可能性があります。

    組織内自尊感情は従業員の内発的動機を高めるために重要だと昔から言われてきた指標です。
    皆さんも組織内自尊感情を感じられるような職場を選んだり、それを感じられる人間関係を作ることを意識してみてください。

    ポイント2 :組織の中で自分らしくいられる
    これは結構難しいことではありますが、2つ目のポイントとしては、組織の中で自分らしくいられるかどうかです。
    例えば、DaiGo師匠の場合であれば、今しているように知識を紹介したり何かを学ぶことは、好奇心の塊のようなタイプですから元々好きな人間でした。
    もしそんな師匠が会社員になるとしたら、その組織の中でもそれを保つことができるかどうかです。
    要するに、好奇心をもって色々なことにチャレンジさせてもらえたり、新しい知識を学んだり経験することができて、実際にそれを使って仕事をすることができるかどうかです。

    ポイント3 :組織で自分が受け入れられていると思える
    3つ目のポイントとしては、自分が組織の中で周りの人から受け入れられていると思えるかどうかです。
    僕もそうですが、人間には誰しもダメなところがあります。
    人間というものは不完全な生き物ですから、致命的なダメなところもあれば少しダメなところもあり、逆に、飛び抜けて良いところもあり、様々な面を誰でも持っています。
    そんな良い面も悪い面も含めて、組織の中で同僚達が自分を受け入れてくれているかどうかです。

    わかりやすく言うと、自分のネガティブな面やコンプレックスといったものを組織の中でオープンにしても、それを受け止めてくれるかどうかです。
    そんなことないと優しく言ってくれたり、それもそれでいいのではないかと肯定的に受け止めてくれるかということです。
    そんな職場であれば、組織内自尊感情が高まるわけです。

    逆に、自分の弱い面や悩んでいること、コンプレックスなどを職場の同僚やチームの仲間に言えない、言いづらいという感情がある場合には、組織内自尊感情は低いということになります。

    例えば、DaiGo師匠の場合であれば、昔から時間を守れないとか遅刻しまくるというネガティブな面がありますが、チームの仲間たちは、そのマイペースなところも受け入れています。
    その代わり、自分の得意なところでみんなに貢献したいと考えているわけです。

    誰でもネガティブな面もあればポジティブな面もあります。
    それらを含めて、職場の中でみんなに受け入れられているかどうかです。

    ポイント4 :安心できる場所である
    仕事をする上では不安がつきものです。
    毎日新しいチャレンジをしたり時には失敗したり色々なことがあるわけですが、どんな時でもサポーティブな関係があるかどうかということが重要です。
    挑戦する時も、成功する時も失敗する時も、周りの仲間が助けてくれるかどうかです。

    何も挑戦しないことを安心できる環境だと勘違いしてしまう人がいます。
    新しい事をしない、大きなミスにつながる可能性があることはしない、リスクを取らない、それを安心だと捉えてしまう人がいますが、それは安心ではなく単なる逃避に過ぎず逃げているだけです。

    そうではなく、本当に仕事で安心できる場所というのは、助けてくれる人が近くにいる環境です。
    自分が失敗した時には助けてくれるし、自分が挑戦しようとする時にも誰かがサポートしてくれる、どんな時も1人ではなくチームで戦える職場かどうかです。

    人間関係を作る時にどんなことに気をつければ良い人間関係を作ることができるのでしょうか。
    それと同時に、悪い人に騙されたり面倒な人間関係を抱えないことも重要です。
    そのために役に立つ本も紹介しておきます。

    人間関係を考える上で絶対に読んでもらいたいのがまずこちらです。
    与えることが大事だと言われても、ただただ無償の愛を提供してしまうと、あっという間にヴァンパイアのような人たちが皆さんに群がって皆さんのリソースを奪っていきます。

    人間は生きる時間も労力も限りがあります。
    その限られたリソースをどのように使って人間関係を見極めればいいのかということを教えてくれる本です。

    GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
    悪いヤツほどなぜ出世するのかということがわかれば必要な対策をすることもできます。
    もちろん、皆さん自身が悪いヤツらが使っている戦略を応用して出世するということもできます。
    社内政治の中で生き残るために役に立つのがこちらの本です。

    悪いヤツほど出世する
    そして、ブラック職場の見分け方も理解しておいてください。
    ブラック職場で身を滅ぼさないために読んでおいてほしいのがこちらの本です。

    ブラック職場があなたを殺す

    生産性を上げる同僚の選び方
    誰とでも仲良くするというのは確かに素晴らしいことです。
    本当に誰もがいい人なのであればそのみんなと仲良くすることもできます。
    残念ながら、世の中には皆さんにとって良くない人もいます。

    ヨーク大学などが行った研究で、15年間にわたり社会保障行政のデータを用いて330の様々な職業に就いている数百万人の労働者とその同僚の賃金記録をチェックしています。

    その結果、皆さんの同僚の平均的なパフォーマンスが10%上昇すると、皆さんの賃金は1%近く上昇するという傾向が確認されました。
    皆さんの仕事のパフォーマンスが上がらなくても、同僚のパフォーマンスが上がれば皆さん自身のパフォーマンスも上がります。それによって賃金の上昇につながり、それがどれぐらい上がるのかと言うと1%ほどだということです。

    ただし、その効果はその同僚がいなくなると消えてしまいました。
    優秀な同僚がいれば皆さんのパフォーマンスも上がりますが、それはその同僚が転職したり辞めると消えてしまうということです。

    これは優秀な同僚からのプレッシャーや良い影響を受けることが原因なのではないかと言われています。
    ですから、同僚を選ぶことができるのであれば、すぐに諦めたり責任感がなかったりサボり癖がある人は避けてください。
    優秀な同僚と付き合わなければ、良くも悪くも皆さんの生産性にも影響があります。
    それは結果的に皆さんの給料にもつながることです。

    ここから先は、職場で絶対に付き合ってはいけない人やチームで仕事をする際に生産性を高める方法などについて解説していきます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたは、大切な人が今どんなことを考えていると思いますか?」【超観察力】

    2023-05-16 12:00  
    330pt
    あなたは、大切な人が今どんなことを考えていると思いますか?

    今回は、彼女に冷められているように感じるという方の相談をもとに、観察力を鍛えるための方法を解説させてもらいます。

    「Q. 彼女に冷められてるように感じるのですが、どうすればまた好きになってもらえますか? そもそもまた好きになってもらうことは可能でしょうか?」

    可能ですが、一旦距離を置くか、いつもと生活リズムが違うなとか服装や髪型が変わったとか、何かしらの変化をもたらせない限りは難しいと思います。
    マンネリというものは相手に対する観察や評価をやめたことにより起きるものです。
    気になるものや新しいものに対しては常に観察し続けて評価するものですが、この人はこういう人だと安心してしまうと、その人のことを見なくなってしまいます。
    そうなると、自分がどんなに努力しても評価してもらえないということになってしまいます。
    再評価のプロセスに入るためには、今までの自分とは変わったというわかりやすい変化を見せる必要があります。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    観察力を身に付ける方法

    直接会った相手でもオンラインでも使える観察力を身に付ける方法があります。

    まず観察力といっても2種類あります。
    分析してじっくりと観察する力と瞬間的観察力です。
    相手をパッと見た瞬間に判断するのが瞬間的観察力です。

    この瞬間的観察力は本来、人が誰でも持っている力です。
    特に子供はその力が強く、ある研究では、子供は写真1枚からパッと見の印象だけで大統領に当選する人を見抜くことができたというものがあります。
    船の船長さんの顔が大統領候補になっていて、どちらの船に乗りたいかと聞かれたら当選する候補者の方を選んだそうです。

    人は本来およそ2秒ほどで相手のことを見抜くことができます。
    ところが、大人になってくると思い込みや立場によって、余計なことを考えすぎてしまいます。
    その結果観察力が落ちてしまいます。

    大学生を対象に行った研究でも、ある教師の授業を受けてもらいその有能さを判断してもらっています。
    その授業を1年間を通して受けてもらった場合と、その同じ授業を編集してたったの2分の動画にして、それを見てもらった場合で比べています。
    1年間と2分でほぼ評価は変わりませんでした。

    そんな観察力を人は使わなくなっています。
    ネット上で余計な情報をわざわざ探して惑わされたり、肩書や学歴、職歴などを見て、それによって判断が歪められています。

    ですから、普段から1日3分ほどでも構いませんので瞬間的な観察力を鍛えるトレーニングを行ってください。

    トレーニングとしては、近くにいる人を見て特徴を紙に書き出してみてください。
    もし今近くに誰か人がいるのであれば、その人の特徴について40秒間で10個以上書き出してみてください。
    40秒間だと手を止めたらあっという間に過ぎてしまいます。
    あまりあれこれと考えすぎると難しくなります。
    これは別に相手に見せるわけではないので、思いつくまま自由に書いてください。

    おそらく、これを実際にしてもらうと、悩みすぎて手が止まってしまう人やいろんなことを考えながらあまり手が進まない人がいます。
    1つ書き出すたびに相手のことを見ながら書いている人も多いと思いますが、このトレーニングを続けていると一瞬見ただけで10個ほど書き出すことができるようになります。
    ですから、慣れてきたら相手を一瞬見ただけで10個書き出すようにしてください。

    通勤通学の時に電車の中で他の人を見てやってみてもいいと思います。
    これを続けていただけると、自分が人のどんなところに注目しているかが見えてきます。

    人は傾向として相手を見るときに顔と手に注目しがちですが、自分がどこを見ていて、他の人がどこを見ているのかもなんとなくつかめてきます。
    そして、それに慣れてくると相手の仕草にも注目できるようになります。

    最初に会って挨拶したときに目を逸したとか、相手のまぶたが少し上がったなど、細かい仕草にも目が行くようになります。
    ちなみに、相手のまぶたが少し上がったというのは興味があるサインです。
    それによって、相手が自分に好感を持っていると気づけます。

    そして、このトレーニングは人に対してだけでなくビジネスでも役に立ちます。
    行ったことがない街に行ったり海外旅行に行ったりしたら、自分のビジネスに関係がありそうなお店や施設に行った時に最初にこれをしてみてください。
    オンライン上で競合他社についてこれをやってみてもいいと思います。

    大事なのはあれこれと考えすぎないことです。
    瞬間的にその特徴について書き出すようにしてください。

    これを続けた先では、相手やそのビジネスへのこだわりや思い入れは何なのかと思考を巡らせてください。
    その人のこだわりや思い入れが見てわかる部分に出ていないだろうかと考えることができるようになります。
    そこまでできるようになると、相手のことを見抜くこともできるようになります。

    現代人の身の回りには情報が溢れています。
    情報過多の時代の1番の問題は「知っている」ことが容易になったため、知っているだけでやらない人が多いことです。
    すべての知識は使わなければ意味がありません。
    情報を取り入れて、それに惑わされて行動しないのであれば、それも意味はありません。
    情報に惑わされることなく観察力を養ってください。

    不安は観察力を高めてくれる

    落ち込んでいる時には確かに行動力は落ちますが観察力が普段よりも高くなります。
    落ち込んだ時にはくよくよと細かい部分がやたらと気になったりすると思いますが、こんな時はその方向を変えるようにしてください。
    普段であれば気にならないような細かいことが気になるようになるわけですから、観察力や分析力が高まっているわけです。
    自分を批判しているような人に対してその分析能力を向けるのではなく、自分がそのネガティブな状況から抜け出すための解決策の方向に向けるようにしてください。

    不安の感情のメリットを理解することによって、自分の心にある不安があるからこそうまくいくと考えることができるようになります。
    人は不安を感じるからこそ準備もできるし対処ができるようになるものです。不安というものは準備をする人のための最高のモチベーションです。
    不安を感じない人は必ず失敗します。

    2013年のハーバード大学の論文によると、不安な時に自分をリラックスさせようと思い一生懸命色々なことをする人がいますが、それは車で例えるならばアクセルを踏んでいるのにブレーキを一生懸命踏んでいるのと同じで全く無意味です。

    だからこそ大事なのが不安に対する解釈です。
    不安というものは自分が前向きになっている証拠であって、不安を感じているということは、今自分は大事なことに挑戦するために本気になっているのだと考えてください。
    本気になっているから不安を感じているわけです。本気になれないことで、人は不安を感じるはずはありません。

    実際に、この研究では、不安というものはやる気になっている証拠だということを説明された被験者たちは、人前で行うスピーチの出来が良くなったということが確認されています。
    不安を受け入れた場合の方が上手に喋ることができるようになったということです。
    感情に対する解釈によって、その感情から得られるメリットもデメリットも変わるわけです。

    不安を感じやすい人は優柔不断なイメージがあるかもしれませんが、実際には、不安な人の方が決断力が上がるという研究もあります。

    不安傾向の強い人ほどリスクを避ける傾向が強くなります。これはチャレンジをしないということではなく、リスクを避けるための準備に時間をかけているということです。

    結果的に、取る必要のないリスクを避けて、準備は調査を重ねた上で絶対に取った方がいいリスクだけを見つけてそれを取ることができるわけです。
    計算し尽くされたリスクだけを取ることができるということです。

    今あるものもいつかなくなってしまうかもしれないと思っているからこそ、常に次の手を考えて動くことができます。
    先のことを常に考えているから成長することができるし、先々他の人より大きな利益を得ることができるわけです。
    不安を感じない人は、準備をすることができないのでむしろ不幸です。

    不安な人ほど本番に強いという研究もあります。
    不安の感情は集中力や周りに対する警戒心、観察力を高めてくれる機能がありますので、客観的に物事を見たり気づきを与えてくれる効果があります。

    さらに、不安を感じやすい人ほどその場の空気を読むことができるということもわかっています。
    他人の感情を読み取る能力も高いので、身近な人に裏切られるというような可能性も非常に少ないです。

    不安を感じやすい人の方が気にしすぎる傾向が強いということでもありますが、逆に言うと、不安を感じにくいやたらと外向的な人は、身近な人に裏切られたりしても最後まで気づかなかったりします。

    そういう意味では、経営者としては不安を感じやすい人の方が向いているとも言えます。不安を感じやすい人の方が予期せぬ事態にも柔軟に対応することができます。
    不安の芽が出る前に日頃から準備をしていれば、いざ、小さな変化が起きて不安を感じた時には対処することができるからです。
    その結果、本番やいざという時に強くなるわけです。

    不安を感じやすい人のメリットは、そうでない人よりも準備や練習をしっかり行い、予想も事前に立てるから判断能力も高くなります。

    ですから、不安の感情に対して見て見ぬふりをするのではなく、不安を受け入れて、その不安をコントロールして力に変えて、練習を重ねたり事前準備をすることが大切です。
    それにより、実際に本番やいざという時に強くなります。

    実際に、不安を感じやすい人の方が楽観的な人よりも面接や試験で良い結果を出すということもわかっています。
    不安だから面接にうまくいかないと考える人もいるかもしれませんが、実際には逆です。
    不安な人の方が、面接においても相手のことをちゃんと見て観察しているので、上手くいく可能性が高いわけです。

    不安を感じやすい人ほど、 IQ テストなど様々な認知スコアが高いです。
    特に、不安症の人は言語を操る能力が高いので、不安を感じやすい人の方が頭がいいということもわかっています。不安は知性が高い証拠です。

    知性が高い人は、言語能力が高く未来のことをちゃんと考えます。
    頭がいいからこそ先のことをちゃんと考えるわけです。
    先に起こるかもしれない不安を頭の中で色々と考え、その不安を1つずつどんな不安なのか言葉で表現できます。

    それにより、他の人よりも潜在的な危険に気づく可能性が明らかに高くなります。
    気づくことができるからこそ対処しようとします。
    それにより、不安に追い詰められているように見えるかもしれませんが、実際には、未来のことをちゃんと考えて起こりうる不安を具体的に言葉で表現し、しかるべき対処をしているので、実際には失敗しにくくなります。
    悪い未来のイメージもはっきりと描くことができるからこそ、実際には成功する可能性が高いです。

    不安は使い方次第です。
    皆さんは正しい不安の使い方を理解することができたと思いますので、これから先、不安やネガティブな感情に襲われそうになった時には、その感情をどう使えばうまくいくのかということを考えるようにしてください。

    今まではその使い方を知らなかっただけです。包丁も使い方を間違うと危険なものになってしまいますが、正しい使い方を知れば素敵な料理が出来上がるはずです。

    「健全な神経質」
    神経症的傾向が高くメンタルが弱い人は不安を抱えやすいです。
    この不安の感じやすさと、物事をコツコツと成し遂げる誠実性が合わさると、なんと、体内の老化レベルや炎症レベルが低くなるということが分かっています。

    不安を感じやすく常に体が警戒しているので、トラブルを未然に防いでくれたり、ストレス反応を和らげることができます。

    つまり、不安を抱えていることがストレスなのではなく、不安を感じることによって、大きなストレスを未然に防いでいるということです。

    ですから、人生として長期的にみるとストレスレベルが非常に低いです。
    老化もしづらく病気も抱えにくくなり、結果的に幸せな人生を送れる可能性が高くなります。

    不安を感じやすい人は、将来大きな失敗につながる芽に気づき早い段階で処理できます。不安を感じやすいからこそ、その芽が大きく育つまで放置することができないわけです。

    ところが、不安を感じにくい楽観的な人は、大きな大木になるまで気付けないわけです。
    どう考えても、ちいさな芽のうちに気づける方が幸せなはずです。

    不安な気持ちを使って、将来の落とし穴や失敗を未然に防ぎそれに対処していくという「健全な神経質」という考え方を持って、頭の中に起きたネガティブな感情は、その使い方を考えてください。

    無理にポジティブになろうとする必要なんて全くありません。
    不安を感じやすくてもそのままで結構です。全ては使い方次第です。
    自分のありのままの性格を使って、人生を成功に導くようにしていただけたらと思います。

    「認知的エンリッチメント」
    認知的エンリッチメントは、観察力を高めるためのトレーニング方法の1つです。
    日常生活で認知的に刺激的な活動を行うことで、認知能力を強化することができます。

    例えば、新しい言葉を学んだり新しい文化を学んだり、いつもとは違う種類の音楽を聴くことなどが挙げられます。
    複雑なパズルを解くゲームや新しいスポーツを始めるなども効果的です。

    脳の神経回路を活性化することによって、脳の可塑性を促進し、認知機能を改善することができます。
    認知的エンリッチメントは、年齢や認知障害を問わず誰でも取り組むことができることです。

    認知的エンリッチメントは、認知症の予防や治療にも有効であることが示されています。また、ストレスやうつ病の緩和にも効果的であることも言われています。

    日常生活で認知的に刺激的な活動が大切で、これには継続的な取り組みが必要です。

    読書で観察力を高める方法

    普段の読書で観察力を高める方法もあります。

    いきなり1ページ目から読み始めるのではなく、まずその本の著者のプロフィールを確認してみてください。
    ここでもあまり余計なことは考えず、その人の性格を想像してみてください。

    著者のプロフィールも軽く目を通す程度で構いません。あるいは、顔写真だけでもいいと思います。
    ネットに溢れているような情報ではなく、自分のパッと見の印象を大切に想像してみてください。

    その上で本を読み進めると、その著者と会話をしているかのように読書を楽しむことができるようになります。
    読書は著者との会話です。
    だから楽しく読み進めることができますし、読んだ内容が記憶に残りやすくなります。

    最初に簡単なプロフィールから著者の性格を推定して、これから読み進めていくことによって、人に対する観察力も高まります。
    読み進める途中や読み終わった後には、本の内容から考えて自分の推定が合っているだろうかと確認します。

    読み終わった後にその人のホームページを見たり経歴をチェックしてみてください。
    自分の観察力や推定した結果が正しかったのかを確認します。
    自分が経歴やプロフィールの中でどんなことに惑わされやすいかも気付けるようになります。

    ここから先は、DaiGo師匠も実践してきた観察力の高め方やコミュニケーションを深めるための方法について解説していきます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたの食生活で、改善できる点があるとしたらどんなことでしょうか?」【人生変える野菜の力】

    2023-05-13 12:00  
    330pt
    あなたの食生活で、改善できる点があるとしたらどんなことでしょうか?

    今回は、顔のむくみを取りたいという方の相談をもとに人生を変える野菜の力について解説させてもらいます。

    「Q. 顔のむくみを簡単に取る方法はあるでしょうか?」

    野菜をいっぱい食べてください。
    カリウムが多めの野菜や食材を食べるようにしてください。

    病気などではなく、ただむくんでいるだけというのであれば、カリウムを多めの食事を心がけて運動をするようにしてください。
    食事と運動と睡眠という当たり前のことをしっかり行なっていただければむくみも取れると思います。それでもダメなのであれば病院に行ってください。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    人生を変える野菜の知識

    筋トレをする場合でも集中力を上げる場合でも、仕事で成果を上げる場合でも、野菜の知識が重要になります。
    外食でもUber Eatsでもいいですが、体に良い野菜や自分に必要な野菜を摂ることが必要になります。

    野菜には健康メリットだけでなく、集中力を高めてくれたりメンタルを安定させてくれたり、筋肉の成長を促してくれる効果などがあります。
    今回はどんな野菜をどのように食べれば良いのかということを解説していきます。
    今回紹介する内容を2週間しっかり行っていただけると人生は変わります。

    拳2個分の野菜とフルーツでウェルビーイングが1.2倍に!
    18歳から25歳の男女を対象に、普段の食事に野菜やフルーツを追加したらどんな変化が現れるのかを調べた研究があります。

    普段の食事に対して拳2個分の野菜やフルーツを追加して2週間過ごしてもらったところ、毎日の疲れの感じ方や活力レベルが8.7%も改善していました。
    拳2個分の野菜を増やすだけでも、人は疲れづらくなり活力が高まります。

    さらにウェルビーイングは10.5%改善していました。
    ウェルビーイングは、自分の失敗や欠点を受け入れて前に進むためのセルフアクセプタンスも含まれています。
    その他、幸せで人生が楽しいと思える状態や対人関係、自分で自分のことを決めることができる感覚や問題やトラブルが起きたとしても自分は対処できると思える感覚、自己成長感や人生の目的など様々な要素を合わせてウェルビーイングと言います。

    そのウェルビーイングが拳2個分の野菜を増やして2週間過ごすだけで10%以上も改善したわけです。

    その上ポジティブな活動の量は18.4%も増加していました。
    人はポジティブな思考よりもポジティブな活動が重要です。
    ポジティブなことを思っていても行動しなくては意味がありません。

    素晴らしいアイデアを思いついたり自分の人生を変えるための方法を学んだとしても、行動に移すことができなければ意味はありません。
    拳2個分の野菜を増やすだけで、自分の頭の中にある自分の理想の人生のために必要なことを行動に移す量が18.4%も増えていたわけです。

    自分の人生を変える行動をできるようにしたいのであれば、拳2個分の野菜やフルーツを増やすようにしてください。

    野菜やフルーツには抗酸化物質が豊富に含まれていますので、体内の炎症を和らげてくれてメンタルを改善してくれます。
    体に良い食事をしている意識を持てることによって、自分の人生に対するコントロール感も持てるようになります。

    野菜やフルーツをしっかり食べることで幸福感が増すという研究は色々とあります。
    幸福感が増すだけでなく、疲れづらい体になったり人生を変えるための行動も増えます。
    しかもその効果はわずか2週間で得ることができます。

    もちろん拳2個分の野菜やフルーツでとどまることなくもっと増やしていただきたいですが、まずは拳2個分の野菜とフルーツで効果を実感してみてください。
    1日800グラムの野菜を食べた方がいいですが、いきなりそこまで増やすのはなかなか難しいと思います。
    まずは拳2個分から始めていただけると、食生活を改善するための良いきっかけになると思います。

    野菜を増やすとメンタルが改善する
    50,000人を対象に7年間追跡した野菜の効果について調べた研究があります。
    野菜を食べること以外の収入や健康状態などの要素を調整して、野菜やフルーツを食べることがメンタルにどれぐらい良い影響をもたらすのかを調べています。

    メンタルが安定すると、人は苦難や逆境も乗り越えていくことができます。
    仕事でも勉強でもモチベーションを一定に保ち生産性を維持することができます。
    メンタルが不安定な人だけでなく、メンタルが安定している人にとっても、野菜やフルーツがどんなメリットを与えてくれるのかを理解できる研究だと思います。

    それによると野菜やフルーツを拳1個分増やすごとにメンタルは改善するそうです。
    つまり、先ほど紹介したように拳2個分の野菜やフルーツを増やすと幸福度が上昇するわけですが、そこからさらに拳1個分増やすたびにメンタルはどんどん改善します。

    ここで言う拳1個分は、キウイフルーツであれば2個、りんごであれば1個、生の葉物野菜であれば1カップほど、調理した野菜であれば2分の1カップほどです。
    葉物野菜などは調理したり潰したときの大きさが拳1個分だと考えてください。
    それだけの野菜やフルーツを増やせば増やすほどメンタルは安定していきます。

    普段の食事でもこれを覚えておいてください。
    ある程度満腹感を感じていても、そこから拳1個分の野菜を増やすと人生は変わります。
    野菜の定期便などを使うのもいいと思います。

    Dラボの会員さんで「たま農園」さんという方が野菜の定期便をされているそうなので、こういったものを使ってみても良いのではないでしょうか。
    https://tamafarm358.com/

    葉物野菜は筋肉の成長に欠かせない
    緑の葉物野菜を食べる量が多ければ多いほど、筋肉の機能が発達していて優れているという研究があります。
    葉物野菜に多く含まれている硝酸塩は血管を拡張させてくれます。

    緑黄色野菜を食べることによって筋肉の機能が高まるのではないかという研究もあります。
12年間に及ぶ健康調査のデータを元に、3,759人を対象にして行われた研究で、硝酸塩の摂取量と筋肉の関係について調べています。
    
硝酸塩は体内に入ると一酸化窒素に変わる成分です。
この一酸化窒素は血管を広げてくれたり筋肉の能力を高めてくれると言われています。
    これは様々な食材に含まれていて、最も豊富に含まれている食材としてはほうれん草やビーツです。

    ほうれん草やビーツを食べることによって硝酸塩を摂取することができて、それが筋肉のパフォーマンスを高めてくれると言われていたわけですが、この研究では、さらに筋肉を発達させてくれる効果もあるのではないかという視点で調べてくれています。

    それによると、12年間というスパンでみても、硝酸塩の摂取量と筋肉の発達にははっきりとした相関があったということです。
    その違いは驚くレベルでした。

    硝酸塩の摂取量が多い人は、摂取量の少ない人に比べて、下半身の筋肉の性能と筋肉量が11%高く、歩行スピードも最大で4%速かったということが確認されています。
こんなにもほうれん草やビーツは僕たちの筋肉に影響を与えているわけです。

    下半身の筋肉が11%も発達するというのはかなり大きな違いで、下半身の筋肉量は頭の良さに影響を与えるとも言われています。

    人間の脳はエネルギーを蓄えることはできませんので、血液でエネルギーを送る必要があります。
第二の心臓と呼ばれている太ももの大きい筋肉がポンプの役割をしてくれて、脳にたくさん血液を送ってくれるようになります。
それにより、「人間の脚力と頭の良さは比例する」ということが言われている研究もあるぐらいです。

    筋肉の質や運動能力を高めることをしていただけると、同じ運動でもしんどさや疲労感はかなり変わります。
    これは体感としても実感できるレベルですので、ぜひほうれん草やビーツをしっかり食べるようにしてください。

    葉物野菜の摂取量と筋肉の発達には明確な関係があるようです。
    運動量にかかわらず、硝酸塩が豊富に含まれている葉物野菜を食べることによって筋肉が発達するそうです。
    葉物野菜をしっかり食べて適度な筋トレを行うようにしてください。
    特に筋トレをする方は野菜はしっかり食べた方がいいと思います。

    野菜の知識が人生を変える
    野菜をしっかりと食べることが重要だと言われても、なかなかそれが難しいという人も多いと思います。
    外食では野菜が少なくなりがちですし、野菜はどうしても時間が経つと痛んでしまい栄養素も失われてしまいます。

    そんな野菜をたくさん食べる方法について調べてくれた研究があります。
    11,247人の男女を対象に調べたところ、野菜の知識が豊富な人ほど野菜の摂取量が多かったそうです。

    つまり、野菜に対する知識が豊富な人ほど野菜をたくさん食べるようになりますし、野菜をたくさん食べれるようになりたいのであれば野菜の知識を学ぶ必要があるということです。

    研究では、健康を保つためにどんな野菜をどれぐらい食べればいいのかという知識のレベルと、実際の野菜の摂取量について調べています。
    その結果、野菜の健康効果についての知識を知っている人ほど、野菜を食べている量が普段から多く、学歴も高く収入も増えて定期的な運動の頻度も多くなっていました。

    逆に野菜の知識がない人ほど普段の野菜の摂取量が少なくなっていました。
    12年間追跡調査したところ、1日94.6グラムほどの野菜の摂取量の差になっていました。
    これはかなりの差です。

    野菜の健康効果についての知識を学ばないと野菜の摂取量が少なくなってしまいます。
    野菜の知識を学んで野菜をしっかりと食べている人との差はどんどん大きくなってしまいます。
    12年間経つと1日100グラム近くの野菜の摂取量の差になります。

    これは当然メンタルの安定や集中力の違いとなって現れます。
    年齢を重ねれば重ねるほど超えられない壁になります。
    皆さんの脳もメンタルも見た目の若さも変わってきます。

    どうしても野菜を食べる量を増やすのが難しい人は「ながら食い」でも結構です。
    キャベツを半玉食べるときには、Netflixを見ながら食べたり、逆にアニメを見るときにはキャベツを半玉食べなくてはならないとしてみてください。
    普段の食事ではNGですが、サラダファイトに関してだけは良い方法でもあります。

    野菜をしっかり食べるためのレシピなどについては、料理チャンネルでチェックしてみるのもいいと思います。
    キャベツ半玉をいくらでも食べることができる鶏つくねのレシピなどが紹介されています。
    https://daigovideolab.jp/cooking/landing

    野菜は量が全て!
    野菜については、生で食べた方がいいのか加熱した方がいいのか、いろいろ悩む人も多いと思いますが、イギリスのバイオバンクが12年間にわたり調べた研究によると、野菜はどんな食べ方をするかよりも量が全てです。
    生野菜の方が若干有利ではありますが、重要なのはいろんな野菜をたくさん食べることです。

    399,586人の男女を対象に12年間追跡調査したところ、野菜をたくさん食べれば食べるほど心疾患の発症率と死亡率が低下していました。

    生野菜でも加熱した野菜でも、心疾患の発症率と死亡率に関係していました。
    全体的に見ると生野菜の方が若干効果は高かったようですが、そんなに効果が大きく違うわけではありませんでした。

    野菜は生野菜でも調理した野菜でも構いません。
    どちらでもいいので大量に食べることが最善の戦略です。

    冷凍野菜や加工野菜はどうなのだろうかと気になる人もいると思います。
    これも結論としては気にする必要はありません。
    冷凍野菜や加工野菜でも構いませんので、それらも含めてしっかりと食べるようにしてください。
    一人暮らしでなかなか野菜を食べるのが難しい人などは、メインの野菜だけは決めてもらい、それ以外に関しては冷凍野菜などを上手に使うようにしてください。

    冷凍野菜や加工野菜は確かに栄養素は若干減りますが、僕たちが普段の食事で食べる上ではそんなに効果に差があるわけではありません。

    加工野菜であれば、カットして洗ったりしている段階で確かに栄養素は逃げていきます。
    ビタミンCは30%ほど失われ、ビタミンB群に関しては50%ほど失われるそうです。

    これだけを聞くとやはり加工野菜は良くないのかと考えてしまうでしょうが、皆さんが新鮮な野菜をお店で買ってきて自宅で茹でれば、同じぐらいのビタミンがどちらにしても減ります。
    ですからカット野菜を食べても変わりません。

    冷凍野菜については、確かに新鮮な普通の野菜よりも水溶性ビタミンの量などが減ってしまいます。
    新鮮な野菜も採れたてですぐに食べれば栄養価満点ですが、収穫して時間が経てば経つほど栄養素はどんどん減っていきます。

    冷凍野菜は冷凍した瞬間に栄養素は少なくなってしまいますが、冷凍した以降の栄養素の減りは少なくなります。
    そう考えると、どちらもそんなに変わりません。
    冷凍野菜でも加工野菜でも構いませんので、いずれにしても量を増やすことを大切にしてください。

    ちなみに、カット野菜は塩素で洗っているので、それによって発がん性があるから食べてはいけないと言っている人もいます。
    カット野菜の製造過程では次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒しています。
    これがクロロホルムを作り出して、それに対して発がん性があるのではないかと指摘されていて、それによって加工野菜は危険だと言っているわけです。

    次亜塩素酸ナトリウムに10分間野菜を漬け込む実験が行われていて、それによると、カット野菜が出荷されるのと同じ段階で残留塩素は残っていませんでした。
    クロロホルムも確かに生成されるけれど、それは0.07ppmほどなので水道水に含まれているのとほぼ同じ程度です。

    国際がん研究機関の分類を見てみると、そのリスクとしてコーヒーと同じ分類をされていて、クロロホルムの発がん性に関してはまだ疑わしいとされています。
    クロロホルムの発がん性に関する研究は依然として進行中であり、疫学的研究には限界があるため確定的な結論を出すことは困難です。

    どちらにしても、そのあたりを気にするよりも、カット野菜でも構わないのでたくさん食べることの方が重要だと思います。
    もちろん収穫したての野菜をその場で食べるのが1番ですが、それが難しい場合には冷凍野菜や加工野菜を使っても問題ありません。

    ここから先はDaiGo師匠が実践している外食に行きまくっても太らない野菜の使い方や、野菜のメリットを最大化するための調理法など解説していきます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたは、相手の信頼や能力をどこで判断していますか?」【外見から相手を見抜く】

    2023-05-12 12:30  
    330pt
    あなたは、相手の信頼や能力をどこで判断していますか?

    今回は、投資詐欺などに騙されないための質問をもとに、外見だけで相手を見抜く方法について解説させてもらいます。

    「Q.投資詐欺や洗脳によるマルチ商法に騙されないための対処法はありますか?」

    まず投資やお金のことを勉強してください。

    マルチ商法の人たちが洗脳の技術を本当に使えるのであれば、もっとマルチ商法は広まっているはずです。
    ですが、はっきり言って騙されるのは頭が悪い人だけです。

    例えば、「新聞紙を42回折ると月まで届く」という話があります。
    たった42回新聞紙を折るだけで月までたどり着くということです。
    これを聞くと、新聞紙はすごいと思う人もいるでしょうが、実際にはそこまで新聞紙を折りたたむことはできません。

    天文学的な数字にして現実離れした状態になっているのに、その数字との乖離に気づけない人が詐欺やマルチ商法に騙されてしまいます。
    ですから、そのようなものに騙されてしまう人は、数学的な能力が低いかビジネスや投資を知らない人です。

    ぜひ高校生ぐらいの数学を学びなおしてみてください。
    それと同時に、本当に簡単なものでいいので投資やビジネスについての本を読んでみてください。
    そうすれば、間違いなく意味がないものを見抜くことができると思います。

    人は自分の失敗やミスを認めたくないものです。
    自分が騙されたのは洗脳されたからだと思いたいだけです。
    実際には、ほとんどの人が騙されたのは自分の無知が原因です。

    自分の失敗から現実逃避するために、自分は洗脳されたと言っている人が一定数いるだけです。
    皆さんは洗脳という言葉に惑わされない方がいいと思います。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    外見だけで相手を見抜く方法

    あまり難しく考えずパッと見の印象で考えると相手を見抜くことができます。
    そんな直感で相手を判断する方法があります。

    とは言え、パッと見の印象で判断して良いことと悪いことがあります。
    直感で判断して良いことと悪いことを理解しておいてください。

    直感で感じた相手に対する印象に自信を持てる人と持てない人がいます。
    自信を持てないのは余計なことをあれこれと考えているからです。
    あまり難しく考えず直感的に判断すると、その判断は結構当たっています。

    他人を判断するときの大きな誤解が3つあります。

    1.人を見抜くには時間がかかる
    相手のことを理解するためには長い付き合いが必要で、時間をかけないと相手のことはわからないというのは誤解です。
    だから第一印象や見た目で相手を判断してはいけないと言われます。

    ですが、心理学的には見た目は第一印象で判断した方が良い場合もあります。
    余計なことを色々と考えるよりも、そちらの方が役に立つこともあるわけです。

    相手が信用できる人なのか、相手は能力が高い人なのか、見抜くためには1秒もかからないと言われます。
    恋愛対象になるかどうかも90秒で判断されると言われます。
    一瞬で判断した方が正確な場合もあります。

    人を第一印象で見抜く能力は生物としての本能でもあります。
    子供たちを対象に大統領候補2人の写真を見せて、どちらが操縦する船に乗りたいかと質問した研究があります。
    そうすると70%ほどの確率で大統領として当選する人の方を選びました。
    人は相手の見た目を一瞬の判断で評価しています。

    2.腹を割って話すことで理解し合える
    長く付き合うことと同時に、相手と腹を割って話すことで理解しあうことができるともよく言われます。

    これも実際には誤解で、直接会ってじっくりと話をするよりも、相手のSNSの投稿を見た方が相手のことを理解できるという研究もあります。
    直接会うとバイアスにとらわれてしまうことも多くなります。
    相手を理解するためには直接会う必要さえないかもしれません。

    3.人を見抜くには特殊な才能が必要
    3つ目の誤解は、人を見抜くためには特殊な才能が必要だというものです。
    別にメンタリストのように特殊な才能や技術が必要なわけではありません。

    人はそれができる能力をもともと持っています。
    能力はもともと持っているけれど、余計なバイアスに惑わされてしまったり、直感で判断してはいけない場合もあることを理解していないだけです。
    基本的に認知の罠を避けることができれば相手のことを見抜くことができます。

    つまり、相手のことを見抜くためには時間は必要ありません。
    相手がビジネスパートナーとして必要な能力を持っているかどうかも一瞬でわかります。
    問題なのは、僕たちが一番最初の直感を信じることができないことです。

    直接会わない方が相手のことを正確に見抜くこともできます。
    さらに、相手のことを見抜くためには特別な才能も必要ありません。

    微表情で相手の性格を見抜くことができるという研究もあったりしますが、実際には、細かな表情に注目すればするほど、相手のことが逆にわからなくなるのではないかとも言われています。
    メンタリストも表情を見抜いているわけではなく、そこからプレッシャーを与えて相手を誘導しているだけです。
    表情を見抜いていると思わせて、自白を強要させるテクニックです。

    SNSの投稿から相手の性格を見抜く
    SNSではみんな理想の自分しか出していないと思われています。
    SNSでは理想の自分ばかりしか出していないから嘘ばかりで、いくらSNSを見ても相手のことは見抜けないと思われがちですが、自分の最も強い性格的な特徴も現れています。

    ビックファイブテストとSNSの関係について調べた研究を見てみると、大半の人は自分の本来の性格に近い投稿をする傾向があり、SNSの投稿を見たときに感じる直感的な印象はかなり正しいとされています。

    相手の性格を見抜きたいのであれば、その人のSNSの投稿を見て直感的に判断すると結構当たるということです。

    人は様々な性格特徴を持っているわけですが、そんな中でも最も特徴的な性格がSNSの投稿に現れます。
    これはSNSにどんな投稿をしているかではなく、SNSの投稿から感じる印象が正しいということです。

    SNSにどんな投稿をしているとこんな性格だということではなく、SNSの投稿から皆さんが感じる印象が正しいということです。

    例えば、SNSに1日10回も20回も「感謝」という言葉が入った投稿をしていると、おそらく皆さんも暑苦しい人だと感じると思います。
    その人と直接会うと、やはり暑苦しい人だったというようなことが結構あるわけです。

    SNSで他人のあら探しをしたり人を批判してばかりいる人がいたら、その人と直接会っても、やはり相手は批判的で一緒にいて楽しくはない人です。
    非常に浅はかで自分がない人が多いです。

    例えば、名刺交換した相手がいて、その人がどんな人なのかといろいろ質問して関係を深めることも大事ですが、相手のSNSの投稿を見て自分の直感を信じる方が相手のことを見抜けたりします。

    相手と初対面で会う前に相手のSNSの投稿を見ることができるのであれば、その投稿を見て皆さんが感じた最初の印象をメモしておいてください。
    もしSNSの投稿を見て友達を大事にしそうな人だと感じたのであれば、それを直接会ったときに口に出してもいいと思います。

    SNSの投稿から感じた印象を相手に投げかけると、結構な確率で当たります。
    それによって会話が盛り上がったり関係が深まる可能性が高くなります。

    自分の直感を信じるためにはメンタルの安定性も欠かせませんが、自分のメンタルが安定して直感を信じることができるようになれば、SNSの投稿から相手の性格を見抜くこともできます。

    62.7%の確率で信頼できる人を見抜く
    ほとんどの人は一瞬の第一印象で相手を見抜くことができます。

    いろんな人の顔写真を100ミリ秒ずつ参加者に見せる実験があります。
    これは顔写真が一瞬映ったとは理解できる最低限のレベルです。
    一瞬顔写真が映っただけの人について、その人がどれぐらい信頼できる人だと思うか質問しています。

    その顔写真の中には、ノーベル賞受賞者や博愛主義者など、一般的に良い人だとされる人物が含まれています。
    その結果62.7%の確率で見抜くことができました。
    100ミリ秒しか見ていないのに信頼できる人を見抜いていたわけです。
    人の信頼度は最初に感じた第一印象が結構正しいわけです。

    とは言え、最初の直感を信じてはいけないケースもあります。
    例えば、直感で犯罪者を見抜くことは難しいです。

    先程と同じように一瞬だけ写真を見せる実験が行われていますが、犯罪者に関しては48.8%の正解率だったそうです。
    本当にやばい人を見抜くためには直感は役に立ちません。

    もちろん人にはやばい人を見抜く能力もある程度あります。
    サイコパスとナルシスト、マキャベリストの傾向が高い人の写真を合成して作り、同じように一瞬だけ見てもらった研究によると、60%ほどの確率で言い当てることができたそうです。

    信頼できる人で皆さんが付き合うべき相手かどうかは直感で見抜けます。
    そこで皆さんの直感を信じても裏切られることは少ないでしょうが、やばい人かどうかを判断するときには一瞬の判断を信じない方がいいです。

    72%の確率で性欲モンスターを見分ける
    男性でも女性でも、なんとなくの最初の印象で性欲が強そうだと感じた場合、それは72%の確率で当たるという研究もあります。

    性欲が強い人と強くない人の写真を合成して様々な写真を作って同じように一瞬だけ見てもらったところ、ワンナイトの関係や愛のない関係を求めたり、性欲に任せて次々とパートナーを変えたりする特性を見抜くことができたそうです。
    写真から感じる性欲の強さを72%の確率で見抜くことができました。

    人間の性欲はホルモンバランスによって決まりますが、人にはそもそも相手のホルモンバランスを見抜く能力があります。
    相手の見た目からホルモンバランスを見抜いて、そこから性欲の強さを判断できるわけです。

    つまり、自分の性欲の強さや性に求める特性に合わせて、相手に対する最初の印象から判断すれば良いということです。
    あまりガツガツ来られても嫌だとか、浮気しやすい人は嫌だというのであれば、最初にそんな印象を感じたら、それは72%の確率で当たりますので避ければ良いわけです。

    実は、男性でも女性でも、性機能や性的欲求というものは個々の性格によって変わるものです。
    ですから、決して無理をする必要はありません。
    そのあたりも含めてお互いに合う人と付き合えばいいわけです。
    そういう意味でも、最初に相手の性欲を見抜いておく必要もあります。

    ビッグファイブにまつわる研究の中では、真面目にコツコツと続けることができる誠実性が高い人の方が、ワンナイトできる可能性が高くなるようです。

    全員のビックファイブテストと経験人数や子供の有無について調べた研究によると、男性でも女性でも外向性が高い人ほどワンナイトする確率が高くなり、子供がいる可能性も高かったということです。

    特に男性の場合には、この外向性に加えて協調性、または誠実性、いずれかが組み合わさるとワンナイトの確率がかなり上がるということもわかっています。

    ですから、女性の場合は外向性の高さがあればモテるしワンナイトの可能性も高くなるわけですが、男性の場合には、ただ外向性が高いというだけではチャラいだけになります。
    
外向性の高さに、人当たりの良さや優しさのような協調性が組み合わさるか、あるいは、真面目でストイックにコツコツと物事を成し遂げることができる誠実性が組み合わさるか、このどちらかが必要になるわけです。

    内向的な男性の場合には、協調性または誠実性のいずれかが高くなれば、ワンナイトの確率が高くなるということも確認されています。

    外向性を高めるよりも、誠実性の方が性格特性としては改善しやすいので、瞑想やマインドフルネスを行い誠実性を高めるのが良いのではないでしょうか。

    ルックスから相手を見抜く
    自分の体型にコンプレックスがある人ほど、病気がちになったりメンタルを病んでしまう可能性も高く、肥満になりやすいです。

    これは別に痩せなくてはならないとか、顔にコンプレックスを持っていてはいけないということではありません。
    自分の体型もルックスも、それを受け入れることができていれば何の問題もありません。

    ありのままの自分を受け入れると同時に、自分の努力によって変えられる部分に注力することが重要です。
    努力によってある程度理想に近づいた自分を認めるのがセルフコンパッションです。

    これは自分の性格的な特性も同じです。
    ネガティブな性格特性があったとしても、それを受け入れた上で、同時に改善することができる部分に注力するようにしてください。

    そして、もし皆さんの体型やコンプレックスをからかうような人が周りにいた場合には、その人との関係は切った方がいいです。
    肥満をからかう友人がいると太りやすくなるという研究もあります。

    ルックスがいい人や誰が見てもわかる成功者には、ハロー効果が働きます。
    誰にでもわかる素晴らしい特徴がある人には、他の部分までよく見える効果が働きます。

    学生であれば先生からの評価も高くなりますし、社員であれば上司からの評価も高くなります。
    それゆえ収入が高くなったりする傾向もあります。

    この見た目の良さによるハロー効果は年齢を重ねるほど強く働くようになります。
    ルックスが良いことにより周りからの評価が高くなると、それによって年齢を重ねるほど自分に自信を持つことができるようになります。
    その自分に対する自信が年齢を重ねるごとに積み重なります。

    もちろんデメリットもあります。

    例えば、美女になればなるほど高い地位の仕事に就きにくくなります。
    男性の場合は、イケメンであればあるほどリーダーシップを発揮しやすくなり高い地位に就きやすくなります。

    これは美女が高い地位に就くと周囲からやっかまれる可能性が高くなるからです。
    女性は美女に対して40%も厳しい評価を下すので、イケメンに比べると不利になってしまいます。
    そのためかイケメンが選挙で勝つことはあっても美女が選挙で勝つことはそうありません。

    さらにイケメンや美女は気をつけなければならないポイントもあります。
    見た目が良い人は健康的に見えます。

    それによって医者の診断が甘くなりやすいデメリットもあります。
    医者もイケメンや美女を目の前にするとハロー効果が働いて、健康だろうと思い込んでしまうわけです。

    さらに、イケメンや美女であれば人が集まってきて友達が多そうな気もすると思います。
    ですが、ここで考えてみてください。
    豊富な人脈を持って自慢している人はイケメンや美女でしょうか?

    イケメンや美女は遺伝子としても優秀なので周囲にプレッシャーを与えます。
    そのため逆に人が遠ざかってしまいます。
    イケメンや美女は意外と友達が少なかったりします。

    ということは、イケメンや美女を狙いたいのであれば、イケメンや美女だけれど自分にそれほど自信がない人に、どうアプローチすれば心に響くかを考えてください。

    例えば、「期待されすぎてプレッシャーになることはありませんか?」「周囲からの期待が高すぎて悩むことはありませんか?」と質問してみてください。

    イケメンや美女はハロー効果によってそんな悩みを抱えている可能性が高いです。
    子供の頃から大人に可愛がられたとか、上司からの評価が高かったなど、もちろんメリットも多いですが、ハロー効果による周囲からの過大評価に悩んでいることが多いです。

    ここから先は、子供たちが持っている人を見抜く能力についてと、そもそも騙されやすい人と騙されにくい人の違いは何なのかということについて解説していきます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたは、どんな時に何もやる気がしない状態になりますか?」【無気力状態脱出法】

    2023-05-09 12:00  
    330pt
    あなたは、どんな時に「何もやる気がしない状態」になりますか?

    GW明けでなんとなくやる気が出ないという人も多いのではないでしょうか?
    今回は、毎日が無気力のまま過ぎていくような気がするという方の相談をもとに、何もやる気がしなくなる無気力状態を脱出する方法について解説させてもらいます。

    「Q. 好きなことも見つからずやりたいこともありません。毎日が無気力のまま過ぎていくようです。どうすればいいでしょうか?」

    まず好きなことや楽しいことが見つからない理由を覚えておいてください。
    人は手をつけてある程度上手くなったり、ある程度成果が出たことにしか楽しいという感情を見出すことはできません。

    やりたい仕事がないと言っている人がよくいますが、それは仕事を始めていないからで当然です。
    仕事の楽しさや意義や面白みというのは、ある程度仕事を続けて成果が出てから判断するべきです。
    ある程度成果が出た段階で面白くないというのであれば、その仕事は辞めてもいいと思いますが、まだ始めてもいないとか成果も出ていない段階で、好きかどうかとか面白いかどうかということを判断するのは早計です。

    ですから、ある程度割り切って始めてみてそれから判断した方がいいと思います。
    これは仕事でも趣味でも全く同じです。
    やる前から楽しいかどうかなんてわかりません。
    いざやってみたら楽しくてハマってしまうことは結構あります。

    好きなことや楽しいことが見つかってからそれを始めようと思っている考え方自体を直さない限りは、一生それは見つかることはないと思います。
    それはワインを飲む前からその味がどうだろうかとばかり考えて、1本も飲んでいないのに好きなワインがないと言っているようなものです。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    休み明け、ダルくないですか?

    休み明けの疲れが抜けない状態というのはよくあると思います。
休み中にアクティブに遊んだり動いたりすると、その疲れが残るということは普通にあり得ますが、そもそも休みの間に特に何もしていないし、ただゴロゴロしていただけなのに、なぜか疲れている人がいると思います。

    この原因は何なのでしょうか?
    普通に考えると3つの原因が思い浮かびます。

    1. 具体的な疲れが残っている場合
    休みの間にアクティブに遊びすぎたり動きすぎた場合に具体的にその疲れが残っている場合で、これはよくあるパターンです。
    これは時差ボケのようなもので、これは休日の隠れたデメリットです。

    2. 生活リズムの変化
    休日は普段と生活リズムが変わると思います。
    例えば、平日は早起きして出勤し深夜まで起きている人が、休日になると昼ぐらいまで寝たり、深夜まで夜更かしするようになったりします。
    これをすると生活リズムが狂います。

    このズレた状態も良くありませんが、その状態を強制的に戻さないといけなくなるのが、いわゆる休み明けで、このせいで頭がぼんやりしたり調子が出ないということが起こります。

    3. ただの運動不足
    休みの時に家から出ない人は運動不足になりがちです。

    例えば、車で通勤した場合と電車で通勤した場合でどちらの方が健康的なのかということを調べた研究がありますが、車で通勤するよりは電車で通勤した方がどちらかというと健康的だということです。

    電車通勤だと満員電車のストレスやデメリットがあるにも関わらず、車の方が健康に良くないという結果が出ています。
    これは、電車通勤だと意外と階段の上り下りをしていたり、荷物を持って歩いていたりするので、結構運動になっているということです。
    
そういったことも含めて、普段最低限の家から出て運動するということをしていた人たちが、それをしなくなった時に体にダルさが生まれやすくなります。

    肩こりや腰痛などもかなりメンタルの問題が大きく、運動不足の人は脳が暴走してしまい、実際にはどこも体が悪くないのに、なんとなく痛みを感じるということが起こる場合があります。

    休み明けの対策は?
    こういったことは、連休など休みが長くなると余計に起こりやすくなります。
    このようなダルさは結構長く続くものですから、ちゃんとした対策をしないとかなりの時間を無駄にしてしまいます。
    仕事だと取り返しのつかないようなミスをしてしまうこともあり得ます。

    これら3つの状況を解決するためには、結論としては・・・運動です。
    疲れを取るため、生活リズムのズレや寝不足を解消するために最も良い方法は運動です。
最近では肩こりや腰痛に対する治療法として運動も取り入れられているぐらいです。


    もちろん肉体的に怪我をしたり損傷している場合は別ですが、そうではなく特に理由はない慢性的な腰痛や肩こりの場合は、かえって体を動かしたほうが解決するということが様々な研究によりわかっています。

    やる気が出ない時、どうしようもないダルさを感じる時、そんな時に最も良いテクニックは運動だということです。
どんな運動でも結構ですが、最も簡単にできておすすめするのは階段の上り下りです。

    「10分間の階段上り下り」
    ジョージア大学で、睡眠時間を1日6時間以下に制限されて睡眠不足で全くやる気が出ないような状態の人たちに階段を上ってもらうという実験を行なっています。
    その効果をカフェインの効果と比較したものです。3日ずつの間隔をあけてクロスオーバー実験を行っています。
    
最初の3日間は、いつものように仕事をして50ミリグラムのカフェインを飲んで、次の3日間は、いつものように仕事をしてプラシーボのカフェインの入っていない薬を飲んで、最後の3日間は、いつものように仕事をして10分間だけ階段の上り下りをするということを行いました。
    これにより参加者のモチベーションや脳のワーキングメモリや頭の回転を測る指標に対して、どのような違いが出るのかということを調べました。

    その結果、このような生活リズムがずれたことによる問題や寝不足に対しては、カフェインもプラシーボもあまりその効果に大した差はありませんでした。
    主観的な疲れもほとんど同じぐらいでしたので、疲れが取れたと感じる効果もあまりなかったということです。

    
ところが、10分間の階段の上り下りでは、寝不足の疲れが消えてエネルギッシュになったり、ワーキングメモリが回復したり、肉体も活動的になりやる気に満ち溢れた状態に戻ったということがわかっています。

    しかも、カフェインの場合は、集中力や覚醒度が増すのに20分かかると言われますが、階段の上り下りは即効性がかなり高いです。
    
階段を10分ぐらい上り下りして体を動かすだけで、すぐに気分がスッキリします。
    ちょっとした散歩や階段の上り下りだけでも朝の早いうちにすることをおすすめします。
    それ以降の時間を有意義に過ごせるようになります。

    このダルさの問題というものは、ダルくてやる気が出ないからだらだらと無駄に時間を過ごしてしまい、それにより自己嫌悪感が出て、さらに余計にやる気がなくなってしまい、また余計に無駄に時間を過ごしてしまうという悪循環が余計によくありません。

    今回の実験での階段の上り下りは、自分のペースで普通に上り下りしているだけです。
    10分間で30階分ぐらいの階段となるそうですが、自分のペースで上り下りするぐらいならできるのではないでしょうか。
    もちろんペースを上げたい方は早く上り下りしても結構です。
強度は自分に合わせて考えながら、ぜひ試してみてください。

    「無気力状態」脱出法

    誰でもやる気が出ない日があります。
人は大抵の場合いつもとは違うルーティンになるといつもと違うことが起きます。
    
その結果本当にやる気がない状態になることもあります。

    休み明けのダルさややる気が出ないだけであれば、運動によって本来の状態に戻すこともできます。
    ですが、失敗や挫折によって無気力状態になることもあります。
    勉強や仕事で一生懸命頑張ったけれど、結果や成果に結びつかなかったことでやる気がなくなることもあるわけです。
    仕事でずっと頑張ってきたけれど評価されないとなるとやる気がなくなることもあります。

    逆に、頑張ったことで成果や実績を感じることができれば、人はどんどんやる気が出てきて前に進んでいくことができます。

    ですから、失敗したときにどんな反応するのか、「失敗反応」に対して、失敗したときの自分の感情を上手にコントロールする方法を知っていると、失敗したとしても前に進み続けることができます。

    人は失敗しないことは無理です。
    成功すればやる気が上がり失敗すればやる気が下がるので、失敗を避けると緩やかに下降する人生になってしまいます。

    キャロル・S・ドゥエック博士の『マインドセット「やればできる! 」の研究』にあるように、やればできるという考え方を持っている人は、実際にモチベーションも上がるし成功しやすいということがわかっています。

    人間はやればできるという感覚を持っている方が、レジリエンスも高まり心が折れても元に戻る能力も高くなり、モチベーションも上がり判断能力も高まる上に、実際の能力もパフォーマンスも高まります。


    マインドセット「やればできる! 」の研究

    身体化された認知
    創造性というのは才能ではなく心の状態です。
    今までなかったような新しいアイデアを生み出せる人は自分たちとは違う能力を持っていると思いがちですが、常に創造的な人はいません。
    
創造的な才能を持っているから創造的な人というわけではなくて、たまたま創造的な、クリエイティブなことを考えやすいような心の状態になっているというだけです。

    つまり、クリエイティブというのは才能ではなく心の状態です。
    その状態に自分の心理状態を持っていくことができたら創造性を発揮できます。

    芸術家や音楽家の方がひらめく時はどういう時ですか?と聞かれると、大抵すぐに答えることができます。
    それは自分がどういう態勢や環境にあるとひらめきやすいかをわかっているから、それに近づけて考えることでひらめこうとしています。

    自分がクリエイティブだったときの場所や姿勢、ポーズや服装を意識して、自分のクリエイティブポーズを探してクリエイティブになってください。

    スティーブジョブズやマークザッカーバーグもそうですがいつも同じような服装や組み合わせをするクリエイティブな人がいます。
    いつも服を変える人よりも服装を固定していると差がわかりやすくなります。
    同じような服装や環境で同じようなことをしているのにクリエイティブになるときとそうでないときがあり、そこには何か違いがあるはずでその違いは何なのかと考えるとクリエイティブになれるスイッチに気づきやすくなります。
    
そのスイッチがわかるからこそ自分を強制的にクリエイティブにすることができるわけです。
自分の判断力が高かったとき、物事がうまく進んでいたとき、やる気が出ていたとき、どのような状況だったのかを考えてください。

    記録から自分を知る
    そういう意味では、勉強しようと思って机に向かってもなかなか集中できないという人がいますが、その人にとっては机に向かっているその状況は集中できる状況ではないということです。

    リビングのこの場所だと集中できる、図書館のあの席だと勉強がはかどる、電車に乗ると角の席だと寝てしまうけれど真ん中の席だと眠るわけにもいかないから英単語の勉強をいつもしているというように、環境によって人間の行動は結構決まっているものです。

    集中できない場所ではいつも集中できないということです。
    もし集中できる時もあれば集中できない時もあるというような環境があるのであれば、どこに違いがあるのかということを考えてみることが大切です。

    自分の集中力が高まる、クリエイティブになる、やる気になれる、そのような環境を記録しておくことがとても大事になります。

    例えば、予定表にどこでどのような状況でどれぐらい集中できたかというようなことを記録するようにしてください。
    それにより自分でやる気スイッチを探すことができるようになります。

    やる気スイッチは、自分の体の状態や自分を取り巻く環境などによっても決まってきます。
    自分の頭の中にあって見えないものではなく、意外と自分や自分の周りを客観的に見渡してみるとやる気スイッチをいれてくれる環境があるものです。

    部屋により思考パターンが変わるという研究もあります。
ミネソタ大学カールソンスクールの研究で、天井が高いところだと抽象的かつクリエイティブな考えになります。

    つまり、ざっくりと物事の方向性を決めたり将来の方向性を考えたり、普通の人が思いつかないようなアイデアを思い浮かびたいという時には天井の高いところで考えを巡らせた方がいいということです。

    ですから、散歩をしながら、もはや天井もない青空の下で考えを巡らせてみたり、天井の高い図書館などで考えてみた方が新しいことを思い浮かんだり抽象的な思考が働きやすくなります。

    逆に、狭い区切られたような個室では具体的で細かい思考が働きやすくなります。
    細かい作業をしたりするべきことが決まっている1つの作業に集中したいというときにはそういった空間の方がいいということです。
    
皆さんの会社の会議室の天井は高いでしょうか?
もし新しいアイデアがなかなか出ないとかいつも煮詰まってしまうというのであれば環境を見直した方がいいかもしれません。
自分の環境を上手に利用してマインドセットや自分の気分を変えていくことがとても重要です。

    スマホが人のやる気を奪う?
    スマホが人のやる気を奪っているのではないかという説がありますが、これは若干正しいです。
    スマホを触ると下を向いたり体を閉じたような姿勢になってしまいがちです。

    皆さんがモニターがこの高さになっていなかったとしたら、それを整えるだけで、仕事や勉強に粘り強く取り組む確率が2倍まで上がる可能性があります。
    ポイントになるのは姿勢です。

    
1984年にテキサスA&M大学の研究で、参加者を2つのグループに分けて、一方のグループには背中を少し丸めて目線を下にした状態で3分間過ごしてもらいました。
    ちょうどスマホを持っているような姿勢で手元を見ているような感じです。
もう一方のグループには、背筋を伸ばして目線をまっすぐにしてもらい3分間待機してもらいました。
    
わずか3分間だけ、背中を丸めて下の方を見ていたグループと背筋を伸ばしてまっすぐ見ていたグループに分けて過ごしてもらいました。

    その後に全員に別の部屋に移動してもらい、幾何学的なパズルを解いてもらいました。
    いわゆる謎解きのようなパズルをいくつか解いてもらいました。
    
ただ、このパズルには細工がしてあり、大半のパズルはいくら頑張っても解くことができないように作られていました。
    この決して解くことができない問題に対して、参加者たちがどれぐらい粘り強く取り組むことができるのかということを調べようとしたものです。

    その結果わかったこととしては、たった3分間パズルを解く前に、背筋を伸ばして待機したグループは、猫背になっていたグループに比べて、その解けない問題を解くために2倍近くも粘り強く取り組み集中することができていたということです。

    たった3分間です。
    
たった3分間良い姿勢をとるだけで、そうでない場合に比べて2倍も目の前の勉強や仕事に対して粘り強く頑張ることができるようになるということです。

    この実験で、なぜわざわざ解くことができないパズルを加えているのかというと、能力の差が影響しないようにするためです。
もともと頭がいい人の場合は、次々と問題を解いていくでしょうから参考にならないけれど、いずれにしても解くことができない問題に対して、どれぐらい粘り強く取り組めるのかということを調べようとしたからです。

    これは逆に諦めが悪くなっているだけなのではないかと考える人もいるかもしれませんが、人生の問題というものは、そのほとんどはすぐには解くことができないものです。
しかも、それを解くことができたのかどうなのかもわかりません。

    人間が抱える問題というものは解くことができない問題がほとんどですから、このような解くことができない問題に対する忍耐力や集中力、粘り強く取り組むことができるGRIT:諦めない力は、人間が人生で成功するために必要な能力でもあります。

    やる気が出ない、やる気が続かないというのであれば、自分を無駄に責める前に身の回りの環境について考えてみるのも良い方法です。

    やる気が足りない最大の理由

    やる気が足りない最大の理由は具体性の欠如です。

    やる気が出ない、やる気が足りない、これは「具体性が足りない」と言い換えてください。
    自分が具体的にどんな行動をどのように行うのか、どのようなステップで進んでいくのかを明確にすることが足りていないということです。

    目標は具体的に決めていたとしても、行動の具体性が足りないことがあります。
    例えば、数学の勉強をするつもりだったけれどやる気が出ないとしたら、どの数学のテキストをもとにどの問題をどれぐらいの時間かけて解いていくのか、どんな順番で問題を解いて、どのタイミングで答え合わせをするのか、計画と言うよりも具体性が足りません。

    人は自分の頭も体も自分の思い通りに動かせると思っていますが、0から100まで具体的にしておかないと人は行動できません。
    抽象的なことに対しては行動を起こすことができません。

    特に習慣化されていない行動や新しいことに対しては、バカバカしいぐらいにステップを細かく具体的にする必要があります。

    例えば、統計の本を読んで勉強するのであれば、家に帰ってから本を読むまでのステップを細かく具体的にしていきます。
    1.家に帰ったらすぐに本を取り出して1日20ページは読む
    2.面白い記述があったら、それを自分の言葉に言い換えてノートに書き出す
    3.問題集として使えるように、専門用語のマインドマップを最低10個は作る
    4.前日のマインドマップで答え合わせをする

    誰が見ても同じ行動ができるレベルで行動を具体的にしてください。
    細くすればするほど行動しやすくなります。

    ここから先は、モチベーションを保つための3つのポイントと、実際にテレビの世界から離れ今も挑戦し続けている過程でモチベーションを保っているDaiGo師匠がこれまで実践してきたワークなども紹介していきます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、今までで恥ずかしくて思い出したくない会話はどんなものでしたか?」【スベらない会話術】

    2023-05-07 12:00  
    330pt
    あなたが、今までで恥ずかしくて思い出したくない会話はどんなものでしたか?

    今回は、他人の言動に傷つかないための方法についての質問をもとに、会話でスベらず信頼を築くための会話術について解説させてもらいます。

    「Q. 他人の言動に傷つかないためにはどうすればいいでしょうか?」

    上手に諦めることが重要です。
    そもそも人間というものはお互いのことが全くわからないものです。
    相手の事が分からないし誤解ばかり生まれるし、誰も皆さんのことはわからないと考えた方がいいと思います。

    人間というものはわかり合うことができないからこそ会話が重要です。
    わかり合えないからこそ、お互いのことを理解しようとする努力が必要になるわけです。
    ですから、まずはお互いのことはわからないということを受け入れましょう。

    だれもわかってくれない: 傷つかないための心理学 (ハヤカワ文庫NF)
    そのためのおすすめの本がこちらです。
    タイトルそのままですが、無駄に傷つかないための方法を教えてくれます。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    スベらないテーマ選び

    今回は嫌われる話題と好かれる話題の違いについてですが、これは SNS 上でももちろん成り立ちますし一般的な考え方としても役に立つものだと思います。

    話題の選び方というものは結構難しいものなのではないでしょうか。
例えば、他人の話をちゃんと聞く人が一番好かれるから、人の話を聞くということが一番大事だというアドバイスもありますし、これは確かに正しいです。
    
相手の話を一生懸命聞いたり質問しようとすると思いますが、とはいえ、それも度が過ぎたりひたすら質問するだけだと胡散臭い印象を持たれたりもします。

    基本的にはスベらない話題と考えた場合には、話題の選び方は基本的にはカラオケと同じです。
    カラオケの選曲が上手な人は話題選びでもスベりません。
    カラオケで盛り上がるかどうかというのは歌が上手かどうかということではありません。みんなが知っている曲かどうかということで結構大きく分かれます。

    会話の場合にもよほどトーク力に長けていたりエンターテイメント性があるとか、みんなが分かりやすくよく知っている例え話をたくさんできるぐらいの解説能力があるとかでない限りは、みんなが知らない話題を投げかけるとほとんどの場合スベります。

    そんな中で、相手が1番退屈に感じる話題は、同じ話を聞かされることで、それによって自己中に見えるという研究があります。
    人は同じ話を聞かされると相手のことを自己中心的な人だと思うようになります。

    同じ話を聞かされるのは嫌なのは当たり前ですが、よく自慢話をしてくる人に嫌な気分になったときのことを思い出してみてください。
    自慢話をしている人は、大抵いつも同じ話をしています。
    これも話題やテーマ選びにバリエーションがないからです。

    魅力が損われる会話
    人前でスピーチをしたりプレゼンをするときには問題なくても、普段の会話ですると魅力が損なわれて嫌われる話し方があります。

    決めつけや断定発言をすると話し手の魅力は損われて、選択肢や可能性を提示して話すようにすると印象が良くなるという研究もあります。

    普通に会話をしているのに頭ごなしに決めつけてきたり、上から目線で偉そうにアドバイスをしてくる人がいます。
    断定的な発言や求めていないアドバイスはウザいだけです。

    どうしても何かしらのアドバイスをしたいのであれば、少なくとも選択肢を提示したり、それぞれの場合わけで可能性を提示するようにしてください。
    自分がどう思うかは伝えてもかまいませんが、相手がどう考えてどんな選択肢を選ぶかは相手の自由です。
    おすすめとしては選択肢は2択から3択ぐらいは提示するようにしてください。

    断定する会話が効果的な場面は、専門家が自信を持ってプレゼンする場合や、一対多数で強いメッセージを多くの人に与える場合です。
    逆に言うと、人前でのスピーチやプレゼンの場面で、選択肢を提示したり可能性を示すだけでは伝わらない場合が多くなります。

    自分が専門家として発言できる立場で、それについてはっきりと言い切って理解してもらう必要がある場合には断定します。
    その上で選択肢や可能性を提示して、相手に納得してもらった上で判断してもらいます。

    相手の権利を奪って断定や決めつけをしてはいけません。
    相手の権利を助長するのであれば断定や決めつけをしてもいいです。

    例えば、スピーチをしているときに共通の敵がいるのであれば、「彼らが我々の自由を奪っている」と決めつけて発言してもいいです。

    いずれにしても断定したり決めつける話し方は相手の権利を奪う行為だと考えてください。
    冷静に考えれば当たり前のことですが、これを普段している人は結構います。

    ちなみに、この話し方が断定的だったり決めつけると魅力が損われるということが示された研究はカウンセラーを対象にした実験によるものです。
    カウンセラーは断定的で決めつける話し方をするよりも、相手に選択肢や可能性を提示するソフトな話し方をした方が、相手からの信頼感が高くなり魅力的だと思われたそうです。

    これは仕事でも言えることですが、人間にとっては裁量権や自分で物事を決めることができるかどうかがとても重要です。
    相手の裁量権に配慮しながら会話をするようにしてください。

    マネージメントやコーチングをする場合も、断定的に偉そうに話すよりも、相手に選ばせることが重要です。

    自分が笑顔だと周りも笑顔になる?
    よく自分が笑っていれば周りも笑顔になると言われたりしますが、これが本当なのか調べた研究もあり、どうやら本当のようです。

    もちろん自分で楽しいことがあったときには笑いますが、人がどんな時に笑うのかを調べたところ、人につられて笑うことが多いようです。
    特に仕事の場面など、真面目な状況の中で笑うタイミングは、誰かにつられて一緒に笑うことが多いということです。

    ということは楽しい職場で働きたいのであれば、自分が率先して笑ったり笑顔でいられるようにするのが良いのではないでしょうか。
    それによって自然と周りもつられて笑って楽しい職場になるかもしれません。

    テレビや動画で笑い声の音声を入れるのも、ユーザーや視聴者がつられて笑う可能性もあるので効果的ではあります。

    研究では、他人が笑っている声がある場合とそうでない場合を比べると、自分がつられて笑う可能性がおよそ倍ほどになるとされています。

    笑顔でいるほうが免疫力も上がるというのは自明のことだと思いますから、自分も笑顔でいるようにしつつ、よく笑う人と付き合うといいと思います。

    完全にスベる話題
    会社の会議で何かしらの改善策を話し合っていたりするときに、どうにもならない反論をしてくる人がいると思います。
    それを言い出したら何もできないような反論をしてくる人です。
    これは完全にスベります。

    どうにもならない反論を思いついたとしたら、それはぐっとこらえて未来を変える提案をしてください。
    これは会社の会議に限りません。

    今自分たちに問題があったり懸念点があるのであれば、どうすれば未来を変えることができるかが重要です。
    どうすれば自分たちの未来を変えることができるかという視点で話し合うことができるようになれば、建設的な会話ができて相手との関係も良好になります。

    否定するだけなら誰にでもできます。
    相手の話を否定するのであれば、どうすれば未来を変えることができるのかまで話さなくてはなりません。
    未来を変えるための提案ができないのであれば反論したり文句を言う権利はありません。

    この考え方ができるようになると、人は愚痴だけで終わる人生から抜け出すことができます。
    愚痴ばっかり言っている人は、常にどうにもならない反論ばかりを言っています。
    どうにもならない反論ばかりを言って行動していません。
    未来を変える提案を考えることもできないので、いつまでもうだつの上がらない人生のままです。

    皆さんが人生の壁にぶつかったり問題に直面したときも、どうにもならない反論ではなく未来を変える提案を考えるようにしてください。
    そうすると人生は変わっていきます。

    例えば、DaiGo師匠もテレビに出ていた頃は辛かったですが、辛いということばかりを考えてもどうしようもありません。
    テレビという業界に文句を言っても、これがどうにもならない反論だとある時気づきました。

    そこから未来を変える視点で物事を考えるようになりました。
    どうすれば楽しく仕事することができて自由な人生を送ることができるのか、未来を変える提案を自分にするにはどうすれば良いのかを考えるようになりました。

    それによってやりたいことが明確になり、それを実現するための方法を考え行動してきたから今があります。

    仲が深まるバンダリング
    バンダリングとは、茶目っ気のあるいじりのことです。
    ユーモアのあるうまい返しとも言えます。

    これは共感力を高めて相手をよく見ながらしなくてはいけませんが、自分がいじられたときにノリツッコミをすると考えると使いやすいと思います。

    例えば、仕事に手をつけるのが遅い部下がいたとして、それに対して早く仕事をしろと言うと部下はやる気がなくなってしまうかもしれません。
    そうではなく「女に手をつけるのは早いのに仕事は遅いな」と嫌味っぽくならないように注意しながら半分冗談で笑顔で言う感じです。
    言われた部下も「いやいや部長、早い男はモテませんよ」と返すこともできます。

    皮肉やユーモアも嫌味にならないように気をつけて面白おかしく使うと人間関係を深めてくれます。
    このような会話をしてくれる相手がいるのであれば、なおさら自分もそれにノリツッコミをしたり、上手にやりとりできるようになってください。

    バンダリングが新しい出会いで効果的なのかと調べた研究によると、バンダリングがある会話によって相手に対する好感度や信頼感が高くなると言う結果が示されています。

    オンラインチャットでの効果について調べた研究もあり、オンラインチャット上でバンダリングがある対話を行うと、相手に対する好感度や信頼感が高まることが示されています。

    ですから、普段の会話だけでなくLINEやメッセージのやり取りでも役に立つ方法です。

    ですが、これは相手の感情や気持ちに注意してください。
    ポジティブな人であれば、相手を上手に褒めた方が良いです。
    ポジティブな人は褒められたときに72%の人が相手に対する印象が良くなるという研究があります。

    ポジティブな人が褒められて相手に対する印象が良くなるのは当たり前と思うでしょうが、ネガティブな人を褒めると、妬まれたり嫌味のように感じられてしまうことがあります。

    ネガティブな人は否定的な発言を受けたときに、なんと78%が相手に対する印象が良くなるということも示されています。

    ネガティブな人を否定ばかりすると当然落ち込んだり嫌われたりするでしょうが、多少の否定的な意見も上手に使った方がいいです。
    それによって信頼感を得ることができるようになります。

    常に誰に対してもポジティブである必要はありません。
    時には相手を見ながら皮肉やユーモアを交えた会話で関係を深めることができるようになってください。

    例えば、相手がポジティブな人であれば、そのリスクをとって行動することでどれだけ自分たちの人生にプラスになるのかと、前向きな発言をすると、その話に乗ってくるでしょうしモチベーションも上がります。

    逆にネガティブな人であれば、どうすればそのリスクを避けることができるかという視点で会話をした方が、相手と建設的な会話を進めることもできます。
    相手を貶すということではなく、多少のネガティブがあることで相手に安心感を与えることができます。

    笑い声の大きさと印象
    笑い声の大きさについて調べた研究を見てみると、通常は軽く微笑むぐらいが良いのですが、仲間から受け入れられることやリーダーシップを考えると、大きな声を出して笑うぐらいが良いようです。

    大きな声を出して笑う人は、口元だけの笑い方をする人よりも仲間から受け入れられる可能性が高くなり、リーダーシップも高いと評価されました。

    笑い声とリーダーシップについての研究は色々とあり、例えば、リーダーたちがプレゼンテーションを行い、それぞれに対しての評価や印象を尋ねる研究によると、リーダーがプレゼンの中で笑い声を発する場合の方が好感度や信頼感が高くなると示されています。

    他にも、笑い声が多いリーダーは、部下に対するコミニケーションやリーダーシップの質が高いと評価される傾向が確認された研究もあります。

    さらに、リーダーがチームの中で笑いを促すことが、チームのパフォーマンスに影響与えるのかということを調べた研究もあります。
    これによると、リーダーがチームの中で笑いを促すことが、チームワークの質やパフォーマンスを向上させる効果があると示されています。

    リーダーはみんなの前でプレゼンを行うときも、チームで問題のプロジェクトに取り組むときも、笑いを促したり笑うことが大切です。
    それによってチームワークやみんなのパフォーマンスを向上させることができます。

    ここから先は、言いたいことが言えるようになる方法や、相手に愛情を感じさせる目線の使い方などについて解説させてもらいます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、時間を無駄にしたと感じたのはどんな時ですか?」【時間と余裕を増やすToDo】

    2023-05-04 12:00  
    330pt
    あなたが、時間を無駄にしたと感じたのはどんな時ですか?

    今回は、仕事か妊活かで悩む女性の相談をもとに、時間の豊かさを感じながら生きるためのToDoリストを解説させてもらいます。

    「Q. 30歳の既婚です。今まで仕事での夢を追いかけて生きてきて幸せですが、このまま子供を持たないでいいのか不安になってきました。子育てとの両立が難しい職場ということもあり、これから妊活をするか夢を追いかけるかで迷っています。アドバイスをお願いします。」

    どちらを選んでもきっと楽しいと思います。

    子供ができるまでは子育てと仕事の両立は難しいと思うでしょうが、僕の知っている人でも、子供ができるまでは大手のコンサルティング企業で凄腕のコンサルタントとして活躍していた方がいます。
    子供ができて、やむを得ず退職しましたが、子供もある程度大きくなるとちょっとした隙間時間が生まれます。
    その女性は、そんなスキマ時間を利用して、子育てを経験したお母さんたちだけが集まるコンサルティング会社を作りました。

    コンサルタントは時間給なので、会社としてはやるべきことをやってくれたら労働時間は短い方がいいわけです。
    お母さんたちは、子育てで忙しくて時間がなかなかないので、限られた時間であっても一生懸命仕事をしてくれます。
    結果的には、能力も高く経営状況も安定している企業に成長しました。

    子供が生まれたとしても、それを両立するための方法を思いついたり、別の新しい仕事を見つける可能性もあると思います。
    どちらを選んでもおそらく幸せになれると思います。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    時間に余裕がある人といつも焦っている人

    今回は時間を増やすためのTo Do リストについてです。
皆さんの時間を増やすための活動の中でも、心理学的な効果が認められているものを研究をもとに紹介させてもらいます。

    僕たちは結構無意識に時間を使っていますが、これはかなり人によって違います。
人によっては、毎日30時間とか40時間ぶんぐらい色々なことをしているだろうと感じるような人もいれば、大して忙しいわけでもないのに1日があっという間に過ぎてしまうという人もいると思います。もう5月かと焦りを感じている人もいると思います。

     
    時間の使い方の違い
    当然ですが誰にでも1日24時間しかありません。

    実際に仕事で手を動かしているときの脳の処理スピードや移動するスピードが10倍も20倍も違うこともありません。
    
本を読むスピードも人によってそんなに差があるものでもありません。


    どんなに優秀な人でもそうでない人であっても、時間に対する行動のスピード自体はそれほど変わりません。
    
ですが、時間の使い方が違います。

    上手に時間を使うことができているというよりも、自分が上手に時間を使うことができていると感じられるような時間に対する満足度が上がる行為を時間に余裕がある人たちはしています。

    一方で、時間の使い方が下手で成果もなかなか出ない人たちは、自分の人生や時間の使い方に対して後悔しやすい時間の使い方をしています。

    僕たちが時間を上手に使って時間に対する満足度を上げようと思うのであれば、自分が使った時間に対して後悔しづらいような時間の使い方をすることが重要なポイントになってきます。
    
自分自身でいいことに時間を使ったと満足できたり、時間がゆっくり進んで余裕を持つことができるような行動がいくつか見つかっています。

    例えば、皆さんも南の島や温泉に旅行に行ったりすると時間がゆっくり進んでいるような感覚を感じたこともあると思います。
このような感覚を感じることができるのは、リゾート地や温泉では僕たちに焦りをもたらすような行動が少ないからです。

    
それにより時間に余裕がある人たちが普段しているような行動に近い行動を自然と僕たちが行なっているということです。
そのため、田舎に行くと時間がゆっくり進んでいるような感覚を感じて、都会にいたり仕事に追われているとあっという間に時間が過ぎて焦る感覚を感じるわけです。

    今回はそんな時間に余裕を持つことができる行動を To Do リストとして紹介させてもらいたいと思います。
別にこのリストの通りに行動する必要はありませんが、これによりニュアンスを掴んでもらいたいと思います。
    
それにより普段の空き時間の使い方が変わるだけで、日常の中での仕事や人間関係にも余裕を持つことができるようになります。
    
人は自分が思っているよりも焦ってしまいやすい時間の使い方をしていますので、それに対する対策として理解していただけたらと思います。

    細かい時間の使い方が時間の余裕を左右する
    僕たちの時間の余裕を左右するのは、細かい時間をどのようなことに使っているのかということで、それにより時間の余裕が生まれます。

    例えば、以前にも休憩時間の使い方が仕事でも勉強でも重要だということを紹介させてもらったことがあります。
仕事の休憩時間にスマホのゲームなどをしているとあっという間に休憩時間が終わると思います。気がついたら休憩時間が終わっていて、もう仕事をしなくてはいけないのかという感覚を持ってしまいます。
    
それにより体を休めている感覚を感じることなく、常に仕事に追い立てられているように感じてしまいます。
    ですから、空き時間や隙間時間をどれだけ時間に余裕を持たせる行動に使うことができるのかということが重要になってきます。
    
この隙間時間にどのようなことをするのかということを決めておくだけで、僕たちは時間感覚に対する歪みを改善することができます。
その結果、時間に余裕を持って行動することができるようになります。

    皆さんは急にできた5分の隙間時間に何をしますか?
    あらかじめ5分とか10分とか30分とか1時間以下の細かい時間が急に空いた時に、何をするのかということを決めておくことが重要です。

    
電車やタクシーに乗っている間や、待ち合わせの時間に少し早く着いた時、急に細かい時間が空くことは結構あると思います。

    この急にできた細かい時間をどれだけ皆さんの未来にプラスになる行動に使うことができるのか、これが僕たちの時間に対する質を高めてくれます。

    
そんな中でも、特に時間に余裕をもたらしてくれる行動が14種類あるということがわかっていて、今回はその行動について解説させてもらいます。
5分の隙間時間を上手に使うことができるようになるだけでかなり変わってきます。

    \本日の人生変わる1冊/
    5分間の隙間時間を上手に使おうと言われても、5分間はあっという間に過ぎてしまいます。
スマホで YouTube を見たりゲームをしているとあっという間に5分間は終わります。
その5分間さえも大切に使おうと思える意識を保つために役に立つ1冊を紹介しておきます。


    死ぬ瞬間の5つの後悔
    この本の著者の方は有名なターミナルケアに携わっていて、いわゆる終末医療で人は誰でもいつかは死ぬわけですが、その死を受け入れて残りの人生を楽しむ決断をした人たちをケアする仕事をされていました。
    数え切れないぐらいの人の死を看取ってきた方が、その結果人間が死ぬ瞬間にどんな事に後悔して死んでいくのかということを教えてくれる本です。

    人は誰でも後悔もあれば満足もありながら死んでいくわけです。
    この満足をできるだけ多くしようとするのが人生においては重要なわけですが、皆さんも過去のことを考えていただけるとわかると思いますが、学生の頃にもっと勉強しておけばよかったとか、今思えばしておけばよかったというような後悔は誰にでもあります。

    失敗したことを自分の経験として活かすことも重要ですが、人は誰でも絶対後悔するということをまず理解する必要があります。
    
自分の後悔を先にあらかじめ知ることができれば、人は今を変えることができます。

    
ですから、僕たちは自分の後悔についてあれこれ考えるのではなく、他人の後悔を学びそれを自分がしないためにはどうすればいいのかということを考えて、初めて後悔は人生の役に立ちます。

    この本を読むとわかりますが、ほとんどの人は同じようなことを後悔しながら死んでいくようです。
    
ビジネスで失敗したことがある人もいると思います。
恋愛で大きな失敗を後悔している人もいると思います。
    
自分は人とは違うと考えていても、死を前にするとほとんどの人は同じような後悔をするようです。

    
そんな多くの人がどんなことで後悔するのかということを学んでおけば、それを避けて通ることができるようになります。
    自分の人生はもっとこう生きることができたら幸せになれたのに、自分はなぜそれをしなかったのだろうか?そんな後悔とはどのようなことが多いのかということを教えてくれる1冊です。

    
この本は科学的な内容かと言われるとそこまでではありませんが、とても心を打たれる本です。
    
特に短時間の行動を左右するのは人間の感情です。
    
ですから、このような感情に刺さる本の方が、皆さんが時間を上手に使うためには役に立つと思います。

    時間感覚を豊かにしてくれる行動

    本題に戻りますが、隙間時間を上手に使うことで時間に余裕を持つことができるようになり、そうなると人生における無駄な焦りもなくなり余計なミスも減ります。


    これは人間がより生産的な時間の使い方をすることによって時間に余裕を感じるという性質があるからです。
時間の感覚を豊かにして幸福感を高めてくれる行動というものが研究により見つかっています。

    ①5分の時間 その1 :やらなければいけない小さな用事を整理してチェックしていく
    自分の予定ややるべきことを見直して小さな予定を整理します。
将来の予定や近日中のやらなければいけない予定をチェックしていきます。

    例えば、勉強でもビジネスでも同じですが、将来の計画を立てている時はワクワクするような気分になることが皆さんもあると思います。

    将来の計画をしている時にはなぜかモチベーションが上がります。

    
勉強するのが苦手だとか仕事が嫌いだという人でも、その計画を立てることだけは結構好きだったりします。
    人間の特性として、人は過去の成功を振り返ると現在の満足度が上がり、未来に目を向けると現在のモチベーションが上がります。

    
ですから、落ち込んだりしてマイナスな状況にある時には、過去の成功を振り返ることでマイナスをニュートラルに戻すことができます。

    一方で、自分のモチベーションをより高めたいという場合には、未来に対する計画を考えると役に立ちます。

    この性質を使って、やらなければいけない予定を考えて、頭の中でなんとなく宙ぶらりんになっているやらなくてはいけないことをスケジュールに入れ込みます。

    その結果、頭の中の余計なモヤモヤがなくなり時間も上手に使えるようになります。

    ですから、やらなくてはいけないことだけどまだ手をつけていないことを、いつどこでやるのかということを考えスケジュールに入れてください。
これを5分の空いた時間ができた時にはやるようにしてください。
これは5分で結構頭がクリアになる習慣です。

    ②5分の時間 その2 :しばらく話していない大切な人、または、友人にメッセージを送る
    これは結構重要な行動で、人間関係だけでなく人生全体に対する満足度にまで影響するような習慣になります。
    5分の隙間時間ができた時には、最近やり取りしていない友達や大切な人にメッセージを送るようにしてみてください。

    それだけで人はストレスをかなり解消することができますし、時間に対する余裕も増えるということがわかっています。

    皆さんも思い出してみてください。
普段からやりとりしている友達に飲みに誘われたりすると面倒な気分になったりするのに、高校の頃の友達から久しぶりに連絡が来たりすると、ついつい電話で話し込んだりしたこともあるのではないでしょうか。

    
そんなに特別仲が良かったわけでもないし、電話で話し込んだりするほどの関係ではなかったのに、久しぶりに連絡が来たりすると嬉しくなることもあると思います。
    これがポイントで久しぶりの連絡というのは自分も相手も嬉しいものです。

    このようなシンプルな行動で僕たちの時間の感覚はかなり改善することができます。
    
忙しくて時間に追われている時には、やらなくてはいけないことを整理したり、久しぶりの友達に連絡したりしないと思います。
    
ですが、こんな細かい行動をするだけで、僕たちは時間に余裕を持って本来の力を発揮して仕事や勉強もできるようになります。

    ③5分の時間 その3 :有給休暇があるかを確認する
    休日の予定を立てるとなるとなかなか5分ではありませんが、次の休暇がいつなのかとか、有給休暇がどれぐらいあるのかぐらいであれば確認できます。

    忙しくて焦って余裕がないときには、なかなか休日のことを考えたりすることができなくなります。
    お昼休みにランチを食べた後に休憩時間が残り5分ほどあったとしたら、次にまとめて休みを取れるのはいつだろうかとチェックしてみてください。

    人は休みのことを考えるだけでも、その一瞬で仕事から離れることができます。
    仕事に追われて忙しいときには、仕事をしようにもできない南の島等に身をおかない限り、自分の思考を切り替えることができません。

    とは言え、普通の人は南の島で仕事したりもできないでしょうから、自分の思考を切り替えるために次のまとめて取れる休日について考えてみるわけです。
    たったそれだけの事でも時間に対する余裕が増えます。

    仕事が終わりに近づくと気分が良くなってくるのも同じです。
    仕事が終わりに近づいてくると、今日自分が自宅に帰ってから何をしようかと考え始めたりします。
    仕事の終わりが見えてくると、自分がリラックスする時間に何をしようかと具体的に考え始めます。

    それによって仕事の終盤になると仕事がはかどることが多いわけです。
    仕事が終わって彼女とデートに行けるとか、楽しい予定を考え始めるとモチベーションが戻ってきます。

    この効果を仕事終わりにだけ使うのはもったいないので、休憩時間や仕事の合間に5分空いたら次のまとまった休みをチェックしてみてください。

    ④10分の時間 その1 :リラックスできる動物や自然の動画を見る
    10分ほどの時間がある場合には、リラックスできるような動物や自然の動画を見てください。
    隙間時間があるとスマホを取り出して動画を見る人は多いと思いますが、大抵の場合時間を無駄に浪費した感覚しか残りません。

    ただこれには例外があり、動物の動画や自然の動画の場合にはリラックス効果をもたらしてくれます。
    YouTubeの場合は、そんな動物や自然の動画だけを見るアカウントを作っておいてもいいと思います。
    そんな動画だけがレコメンドされるようにしておいて、10分間ほどの時間が空いてリラックスしたいときには、すぐに見れるようにしておいてください。

    ちなみに、短いお笑いの動画などでもストレス発散や集中力の改善に役に立つと思います。
    もちろん瞑想ができる人は瞑想の効果の方が大きいと思いますが、気軽にすぐできるストレス発散としてはお笑い動画は便利です。

    特に午後3時以降には、仕事中や勉強中に眠くなってきたとしても昼寝は取らない方がいいです。
    その時間帯の昼寝は夜の睡眠を妨げて、結果的に睡眠の質が下がってしまいます。

    ですから、夕方が近づいた頃に眠くなってきた場合には、一旦お笑いの動画を見て集中力を回復させるのも良い方法です。

    ⑤10分の時間 その2 :同僚・家族・友人に感謝のメッセージを送る
    感謝のメッセージを送るのは幸福度を高めるためにも1番良い方法の1つです。
    人は追い詰められたり切羽詰まると大切な人への感謝の気持ちを忘れてしまいます。
    自分の忙しさだけで精一杯になり、他人を助ける余裕を失ってしまいます。

    感謝の気持ちを伝える効果は理解できても、いきなり感謝のメッセージを送ると不審がられたりするのではないかと心配になる人も多いと思います。

    実際には送られた相手は送った人が想像する以上に喜びます。
    突然のメッセージでも不審がられることはほぼありません。
    あるとしたら、何度も浮気している人が奥さんに突然感謝のメッセージを送った時ぐらいです。

    とは言え、なかなかそれが難しい場合には「きっかけ」を作ってください。
    例えば、おいしいワインを見つけたのであれば、最初にワインのおいしさを教えてくれた先輩に、そのおかげで今世界が広がったと感謝の気持ちを伝えてもいいと思います。

    自分の近況報告から入り、その人のことを思い出し感謝の気持ちを伝えたくなったとメッセージを送ってみてください。
    きっかけがあり、相手の大切さを思い出したからメッセージを送ったとすれば、自然な形で感謝のメッセージを送ることができます。

    ⑥10分の時間 その3 :日記を書く
    人は日記を書くだけで幸福度が増します。
    それに加えて、人は自分の頭の中の悩み事も感情も紙に書き出すことで、思考がクリアになりメンタルが安定する効果があります。

    自分が何をするべきなのか、何をするべきではないのか、悩みや不安がクリアになり、本来の自分を見つめ直すことができます。
    これだけでもかなり時間の使い方が上手くなりますし、時間に対する感覚も改善されます。

    日記を書くときにはただ出来事を書くだけではなく、その出来事に対して自分がどのように感じたのか、自分の感情をベースに書くようにしてください。
    今日自分は何を考えて何に悩み、何に感動して何が嬉しかったのか、感情をベースに日記を書くようにしてください。

    あるいは、先ほどのように感謝の気持ちをベースにしても良いとは思います。
    いずれにしても、メンタルトレーニングとして日記を使うのであれば、時系列で出来事を書くのではなく、自分の感情か大切な人への感謝をベースに日記を書くようにしてください。

    後半は30分の隙間時間やまとまった時間が空いた場合の使い方について解説していきます。
    これらは全てあらかじめ決めておくことで毎日がかなり変わり、結果的に人生が変わることです。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたは、富裕層にどんなイメージを持っていますか?」【真の富裕層と一般人の違い】

    2023-05-02 12:00  
    330pt
    あなたは、富裕層にどんなイメージを持っていますか?

    今回はストレートにお金持ちになるにはどうすればいいのかという質問をもとに、真の富裕層と一般人の違いについて 心理学的に解説させてもらいます。 

    「Q. お金持ちになるにはどうすればいいでしょうか?」

    勉強すればいいのではないでしょうか。
    お金持ちになりたいという人は、そのほとんどは答えがわかっていることで悩んでいます。
    いわゆるお金持ちや一定以上の経済的地位を持っている人は、答えがない問題で悩んでいます。

    全く前例がない新しいビジネスを形にするにはどうすればいいのか、これから未来はどのようになっていくだろうか、このような今答えがまだないことを考え、答えを探すのが頭がいい人たちがすることです。
    頭が悪い人は、調べれば本に書いてあるし、既に誰かがして結果がわかっていることでいつまでも悩んでいます。
    あるいは、自分で挑戦して試してみればすぐに答えが返ってくるようなことに対して悩み続けています。

    いつまでも悩み先延ばしした結果、ようやく答えを見つけた時には、その答えはすでに誰かが見つけたものです。
    これが頭がいい人と悪い人の違いですから勉強した方がいいです。
    勉強すれば考えなくてもいいことや、時間を費やさなくてもいいことを見つけることができます。

    大人になってから重要なのはカンニングです。
    他の人たちがすでに見つけた答えが様々な本に書いてあります。
    大人になってからの勉強はそれらを使えばいいわけですし、カンニングしても問題ありません。
    むしろ、本を使ってカンニングしても解くことができない問題をどのようにして解決するのかということが大人がするべき戦い方です。
    そこを理解していないと人生は苦労するものになります。

    以上がDaiGo 師匠からの回答でした。

    真の富裕層と一般人の違いとは?!

    お金持ちに近づくためには、ごく当たり前に思えることを確実に続けることが大切です。
    ただし、これは年収で言うと3000万円ほどまでで、そこからさらに上を目指すとなると、より独特な行動も必要になってきます。

    今回は日本人を対象にした研究をもとに、年収6000万円を超えるような真の富裕層たちの秘密に迫ってみたいと思います。
    日本で本当の富裕層になるためにはどうすればいいのかを考えるためには非常に参考になる研究かと思います。

    野村総合研究所が行った日本の富裕層のライフスタイルについて調べたデータがあり、それをもとに京都大学が因子分析し、一般人と富裕層の違いについて調べた研究があります。
    このデータでは年収6000万円以上の富裕層を対象にしています。
    年収6000万円となると月に500万円は稼がなくてはならないわけですから、普通に考えて、一般的な企業でサラリーマンをするのでは稼ぐのは難しいレベルです。

    そこから行動パターンや生活パターンなど様々な違いが見えてきています。

    富裕層ほどシビア
    研究では様々な違いが明らかになっていますが、基本的には富裕層になればなるほど、あらゆることにシビアになります。
    お金の使い方も人間関係も、仕事の上でも日常生活でも、あらゆることにシビアになります。

    これはケチということではなく、収入が増えれば増えるほど、明確に使うところと使わないところを区別していくということです。
    お金持ちは当然お金にシビアなわけですが、中途半端なお金持ちは、よくわからないところにお金を使ったりすることがまだあります。

    お金持ちになればなるほど、それが1000円2000円のことであっても、本当に必要なことなのかをよく考えて使います。

    例えば、一般的な消費者は、自分が使っている商品やサービスに対するこだわりがほとんどありませんでした。
    自分で調べたり自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことをあまりせず、よく見かけるものや有名なもの、有名人がお勧めしてくれたものを選んでいるようです。

    およそ7割の一般的な消費者は、自分の頭でよく考えることなく、よくCMで見かけるものや、なんとなく流行っているものを選んでいます。
    お金持ちは流行に流されてものを選んだりお金を使うことはありません。

    富裕層は自分のライフスタイルをしっかり理解していて、そのライフスタイルに合ったものや適切な商品を選ぶことができます。
    一般的な消費者は自分にとって本当に必要なものが見えていないので、お金を稼ぐことができないし、世の中や周りに流されて余計なお金を使ってしまいます。

    逆に、富裕層たちの2/3は商品やサービスへのこだわりがとても強かったそうです。
    これは別に高級なものやブランドにこだわるということではなく、その商品やサービスが、本当にその金額に見合うものなのかをシビアに見ているということです。

    芸能人や有名人でも、少し売れて年収が上がったぐらいで、自分の年収の半分ぐらいもする車を買ったりする人たちがいます。
    これは真のお金持ちのお金の使い方ではありません。

    例えば、日本で富裕層向けに作られているレクサスという車があります。
    このレクサスに対して、本当のお金持ちほどLのマークがついただけで100万円も高くなるのはおかしいと考えている傾向が強かったそうです。
    本当の価値に目を向けて、それが金額に見合わない場合には厳しい評価を下します。

    富裕層はお金を持っているので、富裕層をターゲットにビジネスをすれば儲かると安易に考える人もいます。
    ですが、富裕層ほど金額に見合う価値があるのかをシビアに見ています。

    絶対に買わなくてはならない理由がなければ買わないし、お金を持っているからこそ選択肢が多く、いくらでも自分で良いものを選ぶことができると理解しています。

    いわゆる成金の人はブランドものがやたらと好きで、特に自分のこだわりがあるわけでもないけれど、みんなにお金持ちだと思われたいから高級な服や時計を身につけています。
本当のお金持ちは、ブランドのマークやタグが付くだけで、こんなに値段が違うのはもったいないと考えます。
    お金持ちは商品やサービスを選ぶ際に流行には流されません。
流行に飛びつく富裕層は全体の10%ほどしかいなかったそうです。

    いわゆるお金持ちを想像する時に、お金を湯水のように使える人を想像する人もいるでしょうが、それはミーハーリッチと呼ばれて全体の10%ほどしかいません。

    これは富裕層の中でもかなりレアな人たちです。


    ところが、メディアはコツコツと頑張ってお金を稼いで節約をしている富裕層よりも、バンバンとお金を使う派手な富裕層を取り上げます。
そのせいで、富裕層はお金の使い方が荒いようなイメージが強調されていますが、一般の人たちがこれを真似すると当然破産します。

    皆さんは流行に流されたりメディアや CM に惑わされないでください。
世の中で流行っているからという理由でお金を使うのはやめてください。

    自分にとっての必要性やこだわりを持つようにしていただけたらと思います。
それができなければどんなに稼ぐことができたとしてもお金持ちにはなれません。

    真の富裕層たちは別にお金持ちになったからお金にシビアになったわけではありません。
    流行に流されず本当に自分に必要なものを選ぶことができるから、富裕層になることができたわけです。

    これは仕事の選択でもビジネスの選択でも同じです。
    仕事における判断も、時間の使い方もシビアに考えています。
    毎日の運動習慣も人間関係も、シビアに考えて物事の判断をすることができるから富裕層になれるわけです。

    物事の意思決定にシビアな基準を作ってください。
    これが真の富裕層になるための大事なポイントになります。

    富裕層の4つの分類

    このような研究結果を踏まえて、研究チームは富裕層を4つに分類しています。

    ①プレミアムリッチ 38%
    商品やサービスに対するこだわりはとても強いですが、時間をかけられないと考えているタイプの富裕層です。
    物事や商品を選ぶ自分の基準は明確に決まっていて、絶対にそれ以外のことにお金を使うことはありませんが、意思決定に時間をかけることはありません。

    要するに、こだわりが強いだけの人であれば一般人にもいくらでもいます。
    こだわりが強いからといって、あれこれと悩み続けて時間を無駄に浪費しては意味がありません。

    富裕層たちはそれは時間の無駄だとわかっているので、すぐに判断できる明確な基準をあらかじめ定めています。

    例えば、DaiGo師匠の場合であれば、着る服を選ぶ時の基準は明確です。
    シワにならなくて家で洗濯できて着心地が良いという3つの基準を満たしているかどうかだけです。

    自分にとって本当に大切なことや明確な基準がはっきりしていると、物事を選ぶ際も迷うことなくすぐに決めることができます。
    明確な基準を持っている人がプレミアムリッチです。

    このプレミアムリッチの富裕層の特徴としては、信頼できる行きつけの店があり、安心して任せることができる店員から、決まったブランドを買う傾向があります。

    確かに、高級店などでは、本当に大切なお客に対しては、いつも同じ担当の人が接客していることが多いと思います。
    一定以上のお金を使ってくれる人には外商の担当の人がついて、その人が新商品や新しい情報をくれたりします。

    日本のプレミアムリッチは、日本の富裕層の中でも特に高齢者の中に多いようです。
    年齢が高い富裕層に多く、企業経営者や弁護士などに多いタイプだとされています。
    日本の富裕層全体のおよそ38%を占めるとのことです。

    ②情報リッチ 24%
    これはDaiGo師匠のようなタイプの富裕層です。
    サービスや商品の提供者以外から情報を集めるタイプです。
    言われたことを鵜呑みにすることがなく疑ってかかって、もっと良いものや方法がないのかを調べまくります。

    商品やサービスの良し悪しだけでなく、価格に対しても本当に価値に見合うものなのかをしっかり調べて吟味します。

    提供されている情報やデータ以外からも情報を集めて、商品やサービスを探すことを好きでしています。
    自分の価値基準に見合う本当にベストなものを探すタイプです。

    これは比較的若い富裕層に多いタイプだとされています。
    6000万円以上稼ぐ富裕層全体の24%を占めるそうです。

    ③コンビニリッチ 24%
    これは別にコンビニで贅沢スイーツをまとめ買いして喜んでいるような人のことではありません 笑。
    コンビニリッチは、基本的に消費に興味がなく、物欲がないタイプの富裕層です。
    お金を使うことに興味はなく、とりあえず用事を手っ取り早く済ませたいと考えるタイプです。

    例えば、家具を選ぶのも面倒なので、すべてを任せることができる業者に丸投げしていて、服を選んだり家事や掃除をするのも面倒なので、お手伝いさんを雇って任せていたりします。

    お金を稼ぐこと以外に興味がないタイプがコンビニリッチです。
    これは全体の24%ほどを占めていました。

    これは2005年の研究なので、最近ではもっと増えている気もします。
    ミニマリストで物欲もなく、お金を稼ぐことだけが楽しいというタイプの若い富裕層たちです。

    ④ミーハーリッチ 14%
    最後がメディアによく出てくるタイプのミーハーリッチです。
    わかりやすい贅沢なものを好み、流行のものにいち早く飛びついて、限定品やブランド品を買い漁る富裕層です。

    周りにみせびらかすためにお金を使うお金持ちです。
    これは富裕層全体の14%しかいませんでした。

    ちなみに、一般人の方がミーハータイプのお金の使い方をする人が多いです。
    ボーナスが入ったからといって身の丈を超えるものを思い切って買ったり、ミーハー的な消費をする人は、一般人の中では34%もいたそうです。

    メディアでもSNSでも、ミーハー的な消費でドヤる人がよく見られると思いますが、それに惑わされて一般人の人が同じようなお金の使い方をするとどうなるかは一目瞭然です。

    消費傾向としては、プレミアムリッチと情報リッチのお金の使い方が、一般人よりも富裕層の方がおよそ倍も多いとされています。
    ミニマリストを目指す人はコンビニリッチを目指してもいいと思いますが、どこを目指すかを考えておくのも良いのかもしれません。
    いずれにしても、ミーハー的な消費はお勧めしません。

    富裕層と中流層の違いとは?!

    別のデータで、富裕層と一般の人の違いだけだと見えてこないこともあるので、その間の中流層についても調べています。

    これは年収1000万円から、本当の富裕層に入っていくにはどうすればいいのかを考えるために参考になると思います。

    ここでは金融資産1億円以上を富裕層と定義し、中流階級からやや上の年収700〜1000万円のレベルを中流層と定義しています。
    ここからある程度稼げることができるようになった人が、本当の富裕層になるにはどうすればいいのかが見えてきます。

    富裕層はコレクションよりも投資にお金を使う!
    年収1000万ほどになると、自然とお金を使ったり消費することが増えていきます。
    お金に余裕ができたからと車を買ったりする人も中流階級に多かったりします。

    中流階級の人は、車のコレクションを趣味にする人が全体の32%もいたそうです。
    中流階級の人は車マニアの人が多いようですが、金融資産を1億円以上持っている人となると、車のコレクションを趣味にしている人はわずか10%未満だけでした。

    これもメディアの中では、お金持ちと言えばたくさんの高級車を並べているイメージが伝えられています。
    ですが、実際にはこんなお金持ちもごく一部の人たちだけです。

    どちらかと言うと、中流階級の人たちの方が車を並べて誇らしげにしていることが多いです。
    本当の富裕層はそんなことはしません。

    これはメディアが意図して行っていることです。
    メディアは基本的にはターゲットとして多いところを狙っています。
    富裕層向けのテレビ番組を作ったところで、そもそも富裕層はごく一部の人だけですし、富裕層はテレビなんて見ません。

    一般の人たちや中流階級の人に興味をもたれるテレビ番組を作ろうとしています。
    ですから、メディアはごく一部の10%にも満たない、一般人がイメージしやすいお金持ちに注目してテレビ番組を作っているわけです。
    それによって多くの人が誤解をしています。

    これが多くの人がいつになってもお金持ちになれない理由でもあります。
    ごく一部の限られたお金持ちの生活を切り取ってメディアは情報を発信するので、中流階級になったぐらいで、自分もお金持ちのように車を並べたいと考えてしまいます。
    それでお金持ちになれる人はほとんどいません。

    車以外に関してはそれほど変わりませんでした。
    例えば、アンティークや美術品、宝石などのコレクションに関しては、富裕層も一般の人もそれなりには多かったですが、それでも中流階級の人の方が10%ほど多くなっていました。

    これはそれを買おうと思うと知識が必要だからです。
    アンティークや美術品はネットで調べた知識だけでは足りませんし、見極める力が必要になります。

    特にこれらは維持コストもかかりませんが、車となると維持コストが半端なくなります。
    比較的値段も下がりにくく資産になる可能性も高いです。
    それもあり、車に比べると富裕層が手を出す可能性も高いのだろうと考えられます。
    それでも中流階級の方が多いです。

    そんな中、本当の富裕層たちの趣味として1番多かったのは、投資と資産運用でした。
    富裕層のうちなんと40.5%は投資と資産運用が趣味でした。
    それに比べて、中流階級の人たちは、投資や資産運用を趣味とする人は13.9%しかいませんでした。

    一般の人たちは、投資や資産運用が趣味だと言うと、お金のことばかり考えている人だと嫌悪感を持ったりする人も多いと思いますが、本当のお金持ちになりたいのであれば、ゴルフや車に手を出す前に、投資と資産運用を趣味にしないと可能性は低くなります。

    この研究では投資に対する意識調査も調べられています。
    中流階級の大半の人が、銀行や証券会社等が提供する商品やサービスはどれも同じだと考えていました。

    この点に対しても本当の富裕層はとてもシビアに見ていました。
    富裕層たちは銀行や証券会社等が提供する商品やサービスを見るときに、わずか数百円の手数料であっても敏感に反応するそうです。
    厳しい目で見て金融機関を選別しています。

    投資や資産運用では小さな積み重ねが大切です。
    それなのに、そんなことは小さなことだと考えてしまうのが中流階級にとどまる人です。

    本当の富裕層になるためには、限られた資産をもとにして、どれだけ多くの資産を築いていくことができるかに注力しなくてはなりません。
    本当の富裕層たちは、この資産を増やすゲームに絶対に負けたくない思いが強いので、決して損をしないし、1円たりとも無駄な出費はしません。

    富裕層に学ぶためのオススメ
    富裕層について学ぶことは重要です。
    皆さんが富裕層を相手にビジネスをする場合でも将来のことを考える場合でも、富裕層がどんな生活をして何を考えているのかということを理解しているのと理解していないのでは大きな違いになります。
    ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番――世界トップ1%の資産防衛
    こちらは世界トップ1%の富裕層たちが、どのようにして資産を運用したり資産を守ることをしているのかということを教えてくれる本です。
    現実離れしたレベルではありますが、読み物としても面白い本だと思います。
    ザ・ニューリッチ―アメリカ新富裕層の知られざる実態
    こちらはとても参考になると思いますが、アメリカで生まれた今までとは違うスタイルで富裕層になった人たちが、どのように登場してお金を手に入れたのかということが学べます。

    これをそのまま日本で取り入れることができるというわけではありませんが、新しく富裕層が生まれるということを理解することが重要です。
    自分にも可能性があると考えて、どのようにして資産を作った人たちがいるのかということを学んでみてください。
    最新版 投資信託はこの9本から選びなさい
    投資初心者の方は、まず投資信託から始めた方がいいと思います。
    こちらの本は結構古い本ではありますが、投資の基本的な考え方を学ぶ上ではとても良い本だと思います。

    ここから先は、真の富裕層たちの学歴や所得源、働き方や不景気でも資産が増え続ける理由について解説させてもらいます。
    ぜひ続きもチェックしてみてください。
     
  • 一問一答「あなたが、絶対に付き合いたくないのはどんな人ですか?」【非モテの科学】

    2023-04-29 12:00  
    330pt
    あなたが、絶対に付き合いたくないのはどんな人ですか? 

    今回は、恋愛スクールをビジネスとして始めてみたいという方の相談をもとに、当てはまったら何をしてもモテない非モテの科学について解説させてもらいます。

    「Q. モテる人とモテない人のマインドの違いやファッションの違い、デートの違いなど熟知しました。恋愛スクールはビジネスにするのは厳しいでしょうか?」

    当たり前ですが、モテるためにお金を払う人はモテない人です。
    少しモテる人や普通に女の子と喋ることができる人は、そこにお金を使いたがります。
    ですから、本当にモテない人を対象にすることになりますが、そこで成果を保証するとビジネスにはなりません。

    本当に人の目を見て話すことができないような人たちが来ますので、それをマネタイズするとなると、自己啓発の怪しいセミナーと同じになってしまいます。
    変わる勇気のない人が変われるという鎮痛剤を求めてくるのが自己啓発のセミナーです。
    自己啓発のセミナーの人たちと同じビジネスモデルにすれば、それがいいかどうかは別として儲かるかもしれません。

    どうしてもしたいのであれば、自己啓発のセミナーの人たちの構造を勉強してみるのが良いのではないでしょうか。
    それについては、あまり教えたくはなかった本ですがこちらが参考になると思います。
    こちらは自己啓発のセミナーで儲けるための仕組みについても教えてくれる本です。
    僕は推奨しませんが、儲けるためにはこういうのが使えるというだけです。

    「学び」を「仕組み」に変える新・家元制度

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    なぜかモテない…にはワケがある

    「モテないのでモテるようになりたい」とか、「あの娘にモテたい」とか、
    「モテる」という言葉は広く万人にチヤホヤされるという意味と、特定の人に好かれるという意味の2つの意味で使われています。
    
まずはその定義をはっきりさせておくべきかと思いますが、特定の人を落とせるかどうかというのは「モテる」ということとはあまり関係はありません。
    もちろん魅力的であるのは大事ですが、人それぞれ好みがあります。
    特定の人に好かれるかどうかはどうしてもこの好みにより変わってくるので戦略が変わってきます。

    今回の「非モテ」は、万人に何故かモテない人です。
    このような人は得てして同性にもあまりモテません。
    これはなぜなのかを調べたら、万人に対するモテが著しく低い人は、人を引きつける能力があまりに低く、さらには人を遠ざけてしまう特徴を持っているということがわかっています。

    恋愛でも友人関係でも悲しい結果になります。
ただし、これは外見や容姿と違い改善することができる特徴が多いです。
この非モテの特徴を理解して改善したり、普段から気をつけておくと恋愛でも人間関係でも失敗することが少なくなります。

    関係性破壊要因
    シドニー大学を中心とした「関係性破壊要因」と題された研究で、人として付き合いたくない人の特徴を調べています。
    まずは92名の学生たちにどのような人が嫌いかということをヒアリングし、それをリストアップして、嫌われやすい特徴を項目として整理して49タイプに纏めました。

    モテない特徴49タイプを294名の学生に対して提示し、どのタイプが嫌かを調査することによって、モテない人の特徴とそれぞれの項目が重視される度合いを調べました。
それらの実験を踏まえ、シドニー大学が2,744人の独身の男女への調査で明らかにした異性に対してモテない人の性格的な特徴や共通点をランキングで発表しています。

    ※各項目の%表示は2,744人中で嫌な特徴だとされた率です

    ワースト17:カラダがたくましくない 6%
    ワースト16:カラダがたくましすぎる 9%
    体がたくましすぎるのもたくましくないのも極端なのは嫌われるようです。

    ワースト15:既に子供がいる 14%
    ワースト14:子供を欲しがらない 14%
    すでに子供がいるのも子供欲しがらないのも、どちらも嫌われます。

    ワースト13:無愛想 14%
    ワースト12:喋らなさすぎる 14%
    ワースト11:喋りすぎ 23%
    会話やコミュニケーションにおいても極端なのは嫌われます。
    無愛想なのも喋らないのも、喋りすぎるのもよくないようです。

    ワースト10:自分の意見を決して曲げない 33%
    柔軟性がなく他人の意見を聞けない人は当然嫌われます。

    ワースト9:性欲が低い 33%
    性欲が強いのはネガティブな影響は無いようですが、性欲が低いのは問題です。

    ワースト8:テレビの見すぎ、ゲームのし過ぎ 33%
    テレビを見すぎたりゲームをしすぎるのは、これも当然自分に時間を使ってくれないわけですから嫌われます。

    ワースト7:自信がない 40%
    自己効力感が低すぎて、あまりにも自分に自信が持てないのも問題です。

    ワースト6:ベッドテクが下手 46%
    これはテクニックの問題というよりも、自分のことを見てくれないし理解しようとしてくれないと思われます。

    ワースト5:会うために3時間以上かかる場所に住んでいる 49%
    アクセスが悪く会うのに時間がかかるのもデメリットです。
    人間関係を築く上でも、あってコミュニケーションを取るのにコストがかかりすぎるのは問題です。

    ですから、シンプルライフで荷物を減らして、狭い部屋でもいいので都心に引っ越したり、自分が親しくなりたい人たちがいる場所で暮らすことを考えてください。

    性欲が低いとか自分に自信がないことよりも、魅力としては問題になるわけです。

    ワースト4:ユーモアのセンスがない 54%
    やはりユーモアのセンスがあるだけで頭が良さそうに思われます。
    頭の良さをアピールできるようなユーモアを学んだり、言葉の操り方を身に付けてください。

    ワースト3:貧し過ぎる 63%
    あまりにお金がなさすぎるのはモテません。
    一般的な生活が苦しかったり、自分と一緒にいるときに生活に困窮している様子が見えてしまうと、やはり男性でも女性でも問題になります。

    ワースト2:怠け者 66%
    怠惰な人はモテません。
    これは貧し過ぎるよりもモテないのがポイントです。

    自分のやりたいことがあったり物事に対して一生懸命になっている人は魅力的です。
    今は貧しくてもとても勤勉に頑張っているのであれば、いつか成功する可能性もあります。
    可能性は魅力になりますが、怠惰で努力のない姿勢は人としても尊敬できません。

    もちろん、完璧主義になって、全てにおいて勤勉になる必要があるわけではありません。
    全てにおいて勤勉になるのは無理ですが、自分の特徴的な部分においてだけでも勤勉で努力する姿勢が見えないと魅力にはなりません。

    今はうまくいかなかったとしても、自分の夢や目標に向かってひたむきに毎日努力を続けている姿を見ると、人として応援したくなります。
    ですが、口ばかりで行動しない人は無理です。
    自分の目指している夢に対して真摯であるかが重要です。
    成功者たちの上辺の部分だけを真似するのではなく、そこに至るまでの見えない努力に目を向け、自分もそこに辿り着くための行動を続けているかどうかです。

    ワースト1:不潔・服装がだらしない 67%
    清潔感がない人は最もダメです。
    不潔なのは問題外ですが、見るからにだらしない服装をしていたり、アイロンをかけるべき服にアイロンをかけていなかったり、服装がだらしないのも良くありません。

    どれも当たり前のように思うかもしれませんが、人は異性からモテたいと思ったときも、同性の人に好かれたいと思ったときも、自分のアピールしたいポイントばかりに目を向けてしまいます。

    ですが、各ランキングのパーセンテージを見ていただけるとわかるように、少なくともトップ10にランキングされる問題点を改善することが前提として必要です。

    人としての魅力を損なう特徴
    そして、この非モテの特徴は異性に対してだけでなく同性に対しても同じです。
    これらのランキングは男性目線でも女性目線でもほとんど同じでした。

    異性か同性かではなく、そもそも人としての魅力がない人の特徴だということです。
    確かに不潔な人は、生物として考えたときに伝染病を持っている可能性もあるわけですから、異性として好きになるかどうかの前に人として近づきたくありません。

    怠け者な人も生き残る確率が低いので、その人を助けても利益が返ってくることはありません。
    そうなればコミュニティーにとって不要な存在だと思われます。

    ユーモアのセンスがなく知能が低いのは、一緒に作戦を立てて戦うと、自分が生き残る確率が低くなってしまいます。

    その人と会うのに3時間以上かかるとなると、仮に助けを求めたとしても、その人が来た頃には自分は死んでいるかもしれません。
    そもそも群の外の人と判断されるので、人として魅力を感じません。

    生殖能力が低いのも自分に自信がないのも同じです。
    人としてモテません。
    男女関係は関係なく人としてモテない人の特徴です。

    親切なのにモテない人は何が違うのか?!

    大前提としてモテる人は親切な人です。
    ですが、親切で優しいのになぜかモテない人もいます。

    2006年のサウスカロライナ大学の研究で、男性にこれまでの女性遍歴について尋ねて、それと同時に性格分析テストも行っています。

    それによると、共感能力が高すぎる人は、いくら親切でもモテないことがあるようです。
    共感能力の高さは親切さとセットになるとネガティブに働く場合があるようです。

    基本的に親切な人はモテます。
    そこで共感能力が高いと、相手の事情や気持ちを優先しすぎてしまい、相手に強く言うことができなくなります。
    逆に、共感能力が低い人は相手の事情や気持ちを無視してアタックできます。
    ですから、結果的にモテます。

    付き合った後は親切で共感能力が高い方が良いですが、共感能力が低い人の方が恋愛の入り口でアタックしやすくなります。
    こんなことを言っては嫌われるかもとか、もし告白して迷惑だったら、今の関係が壊れても嫌だからなど、余計なことを気にしすぎるのも共感能力の高さ故です。
    相手の気持ちを優先しすぎてしまい、一歩踏み出すこともできませんし、恋愛が始まることもありません。

    一歩踏み出して恋愛を始めることができれば、共感能力が高いから相手の気持ちを理解してあげることができますし、親切だからモテて良い関係を続けやすくなります。
    共感能力が高すぎると恋愛も始まらないから、親切で優しいのになぜかモテないということになるわけです。

    研究では、優しい男性と共感能力が低い男性は同じぐらいの恋愛経験を持っていました。
    つまり、親切で優しい男性もモテるし、共感能力が低い男性もモテていたわけです。

    男性たちに、「今彼女になりそうな人はいますか?」と質問したところ、共感能力が低い男性の方が、彼女になりそうな人がいると答えた人が15%も多かったそうです。

    優しい男性と共感能力が低い男性は、同じぐらいモテるけれど、共感能力が低い男性の方が、女性に対して「彼女にできそうな気がする」と考える傾向が強く、その結果アタックする頻度が増えてモテるというわけです。

    これは男性だけでなく女性にも同じようなことが言えると思います。
    あまりに共感能力が高すぎると、「私なんてあの人には釣り合わない」「私が告白すると迷惑かもしれない」とネガティブに考えてしまうので、恋愛が始まらないということが起きてしまいます。
    おそらく女性は共感能力が低い方が、男性からのアタックもされやすくなると思います。

    いずれにしても、共感能力が高い人の方が関係は長続きしますが、その入り口では共感能力の高さが邪魔してしまうことがあります。

    独り身が長い人の特徴とは?

    2008年のカリフォルニア州立大学の研究で、独り身歴が長い人の特徴について調べてくれています。
    独り身が3年以上続いている男女142人を集めて、彼らにどんな特徴があるのか調べています。
    そこから3つの特徴が確認されています。

    ①幼少期に両親が仲良くなかった
    幼い頃に両親が仲良くなかったとか、両親から冷たい態度をとられたという経験が多かったそうです。
    これは幼い頃に男女関係に対する良いイメージが植え付けられなかったからだと思われます。

    ②ペット・兄弟・姉妹・同性の友人に依存
    心の底では恋人やパートナーが欲しいと思っているけれど、それを癒すためにペットや兄弟姉妹、同性の友人に大きく依存している傾向がありました。
    これはペットを飼ってはいけないということではなく、依存しすぎる対象がいると独り身になる可能性が高くなるということです。

    ペットの場合は、犬や猫をきっかけに出会いが生まれる場合もありますが、同性の兄弟姉妹や友人がいつも横にいるとなると、当然ですが異性としては近づきにくくなります。
    特定の人間だけに依存するのではなく、バリエーションのある人間関係を大切にしてください。

    ③不安と鬱に悩みやすい
    独り身が長い人はそうでない人よりも不安や鬱に悩みやすいようです。
    それを補うためか、独り身が長い人はワンナイトの関係に流される可能性が高いようです。

    人間関係でも不安を感じすぎて、なかなか関係を始めることができません。
    恋愛関係に対して慎重すぎるにもかかわらず、ワンナイトの関係にはなりやすいわけです。
    寂しがり屋なのに嫌われたくないから恋人ができません。
    それによって独り身の時間が長くなり、不安や鬱に悩まされてしまいます。
    その結果、一晩限りの関係に身を投じてしまうことが増えてしまいます。

    これらの特徴は愛着スタイルを考えるとわかりやすいです。
    回避型の人は自分に自信がないので、深く関わることを拒んでしまいます。

    これは不安やストレスに弱いことが原因ですので、良い恋愛をしたいのであれば不安対策が必要になります。
    不安対策をすれば良い関係が見つかります。
    問題なのは出会いがないことではなく、出会うための準備ができていないことです。

    ここから先は、これをしたら絶対にモテないNG行為と特徴、付き合うことはできても毎回すぐに破局してしまう人の特徴について解説していきます。
    ぜひ続きもチェックしていい恋愛をしてください。