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東京新聞のコラムで斎藤美奈子がアホなことを
書いている。
60年安保闘争がなかったら、「岸内閣は自主憲法の
制定に向けて走り出し、自衛隊は国防軍になり、
日本はとっくに『戦争ができる国』になっていただろう」
と言うのだ。
この人は歴史を知らない。
砂川判決の段階で、岸内閣はすでに「従米安保改定」を
決めていたのだから、自主独立を放棄している。
安倍内閣は今回の「従米法案」でさらなる米軍との
一体化を進めているだけだ。
岸信介を見習って、粛々と従米路線を深化させている。
それが安倍内閣である。
だから主体性なしに日本は戦争に巻き込まれることになる。
産経新聞も異常で、「産経抄」で「憲法学者は平然と、
自衛隊が憲法違反だと断じている」などと書いている。
いやいや、今の憲法学者は自衛隊合憲論の方が
多いじゃないか。
わしは小学校の時から、自衛隊は違憲だと思っていたから、
長谷部教授の「9条はパリ不戦条約を源泉とする合憲論」に、
未だに納得していない。
第一の解釈改憲がそこで行われ、今が第二の
解釈改憲だとわしは思っている。
もはや立憲主義が崩壊するから、憲法改正を
するべきだと主張しているのだ。
右から左まで、歴史を知らないし、憲法哲学を
持っていない。
全然ダメだ。
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小林よしのりライジング
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