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記事 2件
  • 「新・差別論『国民皆同胞』」小林よしのりライジング Vol.347

    2020-02-25 22:40  
    150pt
     新刊『慰安婦』(幻冬舎)に収録した作品は20年以上前の作品が中心だが、議論の根幹である慰安婦に関する歴史的事実が史料によって覆されない限り、基本的に古くなることはない。
     だが一方で、社会もわし自身も変化するから、20年以上前にベストだと思って描いた作品が、今ではもう通用しないという場合も当然存在する。
     NHK・Eテレの「バリバラ」が2月6日と13日、2回にわたって『BLACK IN BURAKU』と題する特集を放送した。
     同番組は身障者をはじめマイノリティの問題をバラエティにしてエンタメ化しようというコンセプトで、過去には日本テレビの「24時間テレビ・愛は地球を救う」がクライマックスを迎えている時間帯の真裏で「感動ポルノ」の特集を組んで話題になったこともある。
     そして今回は被差別部落を、同じく被差別の歴史を持つアメリカ黒人が訪ねるという企画で、タイトルこそダジャレっぽいが、メディアがほとんど触れない部落差別問題を真正面から扱った、なかなか意欲的な放送だったとはいえる。
     スタジオでは部落ルーツの男女6人が顔出し(うち4名は実名も公表)で出演し、部落差別は決して昔の問題ではなく、特にネットのデマはひどく、しかもそれを信じて口にする人もいて、若い世代でも今も葛藤を抱えて生きているといった心情をそれぞれに語った。
     VTRでは黒人の男女2人が大阪の浪速部落のエリアを訪ねるが、そこは同和事業が進んで、今では見た目には全く普通の住宅街になっている。案内する地元の男性によれば、今ではあからさまな嫌悪感を示されることはないが、それでも微妙な忌避意識を感じることはあるという。
     それはアメリカで黒人が経験していることとよく似ているそうで、昔は露骨だった差別の質が今は微妙なものに変化しているが、ネットを見れば差別意識があるのは明白だという。
     街でインタビューすれば、部落差別については「学校の人権問題で習った」「歴史の出来事」「周りで感じることもない」といった声ばかりなのだが、番組では衝撃の現実を暴き出した。
      今はもう部落差別はそんなにないと言っていた若い女性が、「結婚」となると 「家族の問題もあるし、世間体を気にしちゃうかもしれない」 とか 「部落の人と結婚するとかなったら、親に絶対無理って言われる」 などと露骨に口にするのだ!
     また、番組に寄せられた30代女性のメールは 「(結婚したい男性が)部落出身ということを家族に話したら大反対。もし結婚したら俺たちは周りから後ろ指さされて余生を生きていくんだぞ。姪や甥の結婚がうまくいかなかったら責任とれるのかと言われ、悲しく、苦しいです」 と訴えていた。
     さらにスタジオ出演の青年は、結婚を考えていた彼女の両親に挨拶に行ったら住んでいる所を聞かれ、答えたらなんと 「あんた、部落の子か?」「うちの家系に緑の血が流れた子は来てほしくない」 と言われたという。しかも、親の差別意識が彼女にまでうつり、結局別れてしまったそうだ。
     今でもこんなことがあるというのは、驚愕である。
     黒人は見た目でわかるが、部落出身者は見た目では全くわからない。それなのに、まだそんな露わな結婚差別があるというのが信じられない。
      この差別の根拠は結局、「血の論理」だ。 「部落の血が一滴でも入ったら部落、部落と結婚しても部落」 というやつだ。
     しかし、血液に個人差などあるわけはないし、同じ血液型なら輸血は誰にだって可能だ。顕微鏡で見たって、部落とそれ以外の人の血の区別などつくわけがない。
      わしは血の特殊性なんてものは全然信じない。それはただの迷信である。 もしわしに娘がいて、部落の人と結婚すると言ったとしても、わしは全然かまわない。いいんじゃない、としか思えない。
     こんな迷信に延々とこだわっているなんて、あまりにもバカが過ぎるし、こんなことがまだ潜在していることに怒りを覚える。
     番組の1回目はこのような結婚差別の深刻な話で終わったが、2回目は単に虐げられた人々、悲しい歴史というだけの従来の被差別部落のイメージを覆そうという内容となっていた。
  • 「ドルチェ&ガッバーナvsエルトン・ジョンからの教訓?」小林よしのりライジング Vol.126

    2015-03-24 16:35  
    102pt
     今週の「小林よしのりライジング」はいかがでしたか?
     毎月、泉美木蘭さんとのニコニコ生放送「よしりんに、きいてみよっ!」がある日は、打ち合わせを兼ねて一緒に夕ご飯を食べに行きます。
     会話の流れで、デザイナーのドルチェ&ガッバーナと歌手のエルトン・ジョンの間で起きた論争の話題になりました。
     木蘭さんから騒動の詳細を一通り聞いた先生ぼんは、まず自分が愛用している洋服のデザイナーがゲイの元パートナー同士(現在は解消中)ということを初めて知り、
    「そうだったのかー!!
     ドルチェ&ガッバーナってゲイだったのかー!!」
    …と大層驚いておりました。
     デザイナーやアーティストにはゲイが多いということを聞くと、
    「そうかー!!
     天才が多いのかー!!
     やっぱりゲイは差別しちゃいかんな!!」
    と、ちょっとよくわからない理由でゲイ差別反対を訴える先生ぼん(笑)
     その上で…