• このエントリーをはてなブックマークに追加
山田太一の「五年目のひとり」に感動
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

山田太一の「五年目のひとり」に感動

2016-11-20 11:00
     

    山田太一はわしが長年注目し続けている作家だ。
    昨夜「五年目のひとり」を見たが、俳優が全員上手くて、
    素晴らしかった。 

    津波というものは、日常の中に突然、圧倒的な大量死を
    もたらす。
    妻も子供も親戚も友人もすべて失った男というのは、
    確かにあり得るし、わしなら立ち直れるかどうか分からない。 

    だが、そんな男の立ち直りのきっかけを与えるのが、
    娘と、うり二つの一人の少女というのが、メルヘンだな。
    山田太一はリアリズムを描いているようで、実はメルヘンを
    描いている。 

    クリント・イーストウッドもそうだが、歳をとると筋書きが
    シンプルになっていくが、その分、重さが伝わる。
    構成を複雑にしようとするのは若気の至りなのだろうか?
    作り手の立場から色々考えてしまうドラマだった。

     

     

    RSSブログ情報:http://yoshinori-kobayashi.com/11819/
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    小林よしのりライジング
    更新頻度: 毎週火曜日
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥550 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。