• このエントリーをはてなブックマークに追加
クマラスワミ報告書のネタ本の正体
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

クマラスワミ報告書のネタ本の正体

2014-05-10 13:30
     

    村山談話・河野談話に未来はあるか?
    第68回 クマラスワミ報告書のネタ本の正体

    日本を「性奴隷」を持った国だと国連で認定した
    「クマラスワミ報告書」の唯一の参考文献である、
    オーストラリア人ジャーナリスト、ジョージ・ヒックスの
    The Comfort Woman』とはいったいどういう本なのか?

    タイトルの「Comfort Woman」とは、「慰安婦」の直訳であり、
    当時はこの語が「慰安婦」の訳語として広く使われていた。

    今ではすっかり「Sex Slave」(性奴隷)に取って
    代わられたようだが。

    この本は、『性の奴隷 従軍慰安婦』というタイトル
    邦訳も出版されている。ただし誤訳が多いらしい。

    著者のヒックスは、香港在住で元は経済学者だったというが、
    歴史研究の訓練を一切受けていないのは明らかだ。

    何しろ、こんなことを平気で書いている。

    「歴史資料によっては真相を知ることが期待できない一方で、
    1930~40年代の日本を支配した軍国主義政権が誘拐や
    奴隷狩りなどの残虐行為を実行した事実を疑う余地はない」

    資料がなくても疑う余地はないとは、
    マトモなジャーナリストの書くことではない。

    しかもヒックスは、日本語も韓国語もできない。

    つまり、第1次資料のほとんどを読めないのだ。

    それでどうやって情報を集めたのかというと、
    旧友である東大教授高橋彰に在日韓国人女性リ・ユミを
    紹介してもらい、彼女が日本の活動家サークルから
    集めた資料を(たぶん英訳もして)送ってもらったという。

    そうして集めた情報が、この本の80%を占めていると
    ヒックスは自分で書いている。

    何のことはない。

    クマラスワミが参考にした元の本は、
    日本の左翼活動家グループの資料だったのだ!

    クマラスワミも、日本語も韓国語もできない。

    そして彼女が報告書を書いた時点で、慰安婦に関する
    英文の本はこれしかなかった。

    それで、日本の左翼活動家の資料がそのまま
    国連の報告書に載ってしまったのだ。

     

    1997年1月31日、慰安婦問題がテーマの
    『朝まで生テレビ』でわしらに対して
    「これだけの狂信者の前で話せて光栄だなあ!」
    などと暴言を吐きまくったデーブ・スペクターが、
    慰安婦問題はこれ1冊で決まりですよ!
    と自信満々で示したのも、この本だった。

    戦争論(帯アリ)

    戦争論2(帯アリ)

    戦争論3(帯アリ)

     

    RSSブログ情報:http://yoshinori-kobayashi.com/4715/
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    小林よしのりライジング
    更新頻度: 毎週火曜日
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥550 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。