自民党に政権を渡してしまったときに、
野党が完全無力化して、もう政治的希望は見えなくなった。
政治家はもう誰も期待できないし、
マスコミも全然頼りにならないし、人に任せてはダメなのだ。
小物相手にちまちまやってても無意味だし、
しょせん漫画家でしかないのだから、やっぱりわしは
気宇壮大な漫画を描いて、流れを変えるしかない。
『大東亜論』は2巻、3巻と出たら、大きな力を
発揮してくるはずだが、もっと早く変える方法が思いついた。
幻冬舎の『ゴー宣Special』の1本目を描いて、
自分の手ごたえと、秘書やスタッフや編集者の反応を見て、
これはいけると自信を持った。
あとは黙々と一本づつ描いていけばいい。
わずか半年後には成果が見られるんだから、
希望はわし自身の中にしかない。