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東京新聞の篠田博之氏のコラムで知ったが、
植村隆元記者へのバッシングが就職予定先だった大学に
殺到し、辞退を余儀なくされたという。
現在講師を務めている大学にも、辞めさせろという
電話が押し寄せているという。
「売国奴」と認定したら、どこまでも追い詰めて
破滅させたいという憎悪は、やはりナショナリズムの
醜悪な面である。
まさに戦中のナショナリズムと同じもので、売国奴を
発見して憎みたい、攻撃したいという感情が
暴走しているのだろう。
もはや愛国心などというものではなく、
「憎悪」そのものが快感なのだ。
「攻撃」そのものが楽しいのだ。
そういう感覚が嫌韓・反中ブームを支えているのであり、
シナの紅衛兵と変わらない人間の醜悪部分である。
人を吊し上げる快感は、大学紛争時代に、
団塊の世代が味わったはずだろう。
そのような抗議には、本人も大学も毅然と
無視するしかない。
だが、植村氏の娘の実名や顔写真まで「売国奴の娘」
としてネットに流す暴挙が行われているというから、
これには怒りを覚える。
犯罪ではないのか?
名誉棄損で訴える方がいい。
この娘の方には、わしは同情するのだが、残念ながら、
植村氏本人には同情が出来ない。
ただし、「憎悪のナショナリズム」に与する者は
単なる卑怯者であると、わしは断じておく!
RSSブログ情報:http://yoshinori-kobayashi.com/5752/
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小林よしのりライジング
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