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秘書と妻に叱られたこと
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秘書と妻に叱られたこと

2014-11-23 03:30
     

    本を探しに行った帰り、妻と秘書と3人で外食したが、
    散々叱られてしまった。

    わしがブログに「老いた」とか、「あと10年」とか書くのが
    良くないと、秘書がダメだしするのだ。 

    みんな活力がないのだから、わしがそんなことをいうと
    失望するのだと言う。

    ネトウヨなどは無能・無力のくせに、わしを匿名で
    罵倒して、同格の気分でいるらしい。

    そういう馬鹿に勘違いさせる恐れもあるから、
    わしが老人ぶるのは良くないと言う。

    「作品の質も量も昔と変わらぬ勢いで描いているし、
    普段の元気さも人並み以上なのだから、
    わざと弱音を吐くのは止めなさい」と秘書が叱るのだ。

    わしはこう反論した。

    しかし少しは弱者のふりした方が、可愛げがあるんじゃ
    ないか? 60歳過ぎてもバリバリで、70歳過ぎても
    描いているに違いないとか言ってると、嫉妬されて、
    『負けるところが見たい』とか、足を引っ張りたくて
    仕方がなくなるんじゃないの?」 

    すると妻が「もういい歳なんだから、人に憎まれる
    くらいの父権を引き受ける必要があるんじゃないの?」
    と突っ込んでくる。

    わしは年相応の振る舞いをしようと頑張っていたのに、
    秘書や妻からはわざとらしいと見えていたようだ。

    仕方がないから今後は年寄りぶるのは止めよう。

    確かにわしは今までヒット作を次々出してきたのに、
    まだ代表作が増えていきそうで、自分で驚いている。

    こんなに新しい引き出しを次々開けていける作家は
    そう多くはいないだろう。

    まだまだわしの才能の限界は見えていない。

    インターステラ―を飛行してワームホールを抜けた先に
    何があるのか、わしの創作の旅は夢と冒険に満ちている。

     

     

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