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ホラッチョ川上、凄い、笑える!
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ホラッチョ川上、凄い、笑える!

2016-03-17 00:30
     

    ショーンKは「ホラッチョ川上」だったという週刊文春の
    記事には興奮した。最高に面白い!
    経歴・肩書・学歴(特に欧米の大学名)に騙される
    日本人の馬鹿さ加減を見事に露呈させてしまった。
    「ハロー効果」というらしいが、特に日本人は個人より
    「肩書」で人を評価する傾向が強いと思う。

    だからこそ、わしは「漫画家」という肩書しか使用しなかった。
    映画「逆噴射家族」の脚本を書いたら、「シナリオライター」
    という肩書を付け足そうとしたテレビ局があったので、
    それは止めてくれと断り、
    『ゴーマニズム宣言』以降は「社会思想家」と付け加えよう
    としたので、「漫画家」一本でお願いしますと言ってきた。
    ようするに日本人は「漫画家」では権威を感じないのだ。
    「漫画家」が社会問題を語っていること自体が、具合が
    悪いのだろう。 

    今までいろんな場面で、「漫画家」をナメて、馬鹿にしよう
    とする学者や知識人と出会ってきた。
    こっちが論破すると発狂してしまうのが、また愉快だった。
    それが面白くてわしは「漫画家」一本でやってきたし、
    名刺すら自分から渡すことはしない。

    新人のうちは「漫画家 小林よしのり」では不動産屋も
    良い物件を見せてくれなかったが、今では「小林よしのり」
    だけで丁重に扱われるようになった。
    ホテルも「小林よしのり」だけで部屋をワンランク
    上げてくれたりする。
    肩書の要らない個人を目指してきたわしとしては、
    次は「わし」と言っただけで人がひれ伏す状態を
    目指したい。

     

     

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