• このエントリーをはてなブックマークに追加
小池晃は「アナクロ極右」に騙されるのか?
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

小池晃は「アナクロ極右」に騙されるのか?

2017-03-04 12:30
     

    今朝の朝日新聞でも、「共産が特例法に柔軟姿勢」と出ている。

    自公両党が妥協のカードを2枚示したそうで、1枚目は、特例法が将来の天皇退位につながる「先例」になる可能性に触れたこと。
    2枚目は、皇室典範の付則に特例法の根拠規定を置くことだそうだ。
    これで「特例法も実質的な意味の皇室典範だと示すため」だという。

    共産党の小池晃書記局長が「ここに注目した」と評価したらしい。ここにとは2枚目のカードだろう。
    「憲法に適合するものなら」との前提で柔軟に対応する考えだという。
    まったくあきれた。 

    まず1枚目は、特例法を将来の天皇退位につながる「先例」だとしたら、「ルールなき先例化」となる。
    自公は退位に際しての「天皇の意思」を認めていないのだから、「強制退位」しか退位の要件がないことになる。 

    時の政権が、気にいらない天皇は退位させろと実行することが可能になるのだ。
    こんな危険なことはない!
    「平和、平和」と述べる天皇は、戦争の邪魔になるから、「また特例法で退位させてしまえ!」と企む政権が将来現れたら、どうするのだ?

    2に、皇室典範の「付則」に特例法の根拠規定を置いたところで、特例法も実質的な皇室典範だということにはならない。
    小池晃氏は「ここに注目した」そうだが、「付則」という抜け穴を作っても、実質的に「退位」と「譲位」は「特例法」に大きく依拠することになるのだ!
    「抜け穴」に賛成するとは小池晃氏はずいぶん甘いな。 

    そもそも特例法も皇室典範だというなら、典範の「本則」に「退位のルール」を書き込めばいいではないか!
    それをなぜ拒否する? 

    小池氏は、安倍政権がなぜ典範改正を拒否するかを考えないのか?
    まんまと「アナクロ極右」の考えに共産党が乗せられてしまうとは全く驚く!
    共産党が「アナクロ極右」に騙されるような軟弱な政権なら、やっぱり期待できないな。
    このブログを共産党関係者は小池氏に見せてくれ。
    小林よしのりが怒っているぞと伝えてくれ。

     

     

    RSSブログ情報:http://yoshinori-kobayashi.com/12622/
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    小林よしのりライジング
    更新頻度: 毎週火曜日
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥550 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。