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大東亜論総選挙コメント・奈良原至編
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大東亜論総選挙コメント・奈良原至編

2017-10-10 17:30
     

    (byよしりん企画・トッキー)

    大東亜論総選挙コメントのご紹介、ついに第1位!
    この結果にはよしりん先生も驚きでした。


    横綱(第一位) 21票 奈良原至

    ■覚悟を以て成した行動、そして皆の前から姿を消したが、貧窮の中恩師の死に際して空の香典の包みを携えて霊前にお参りした行動に打たれました。
    なぜあの岡りなが付き従ったかが伝わる男です。
    (こけけっこーさん)

    ■大東亜論の全ての登場人物はスケールが大きく魅力的で非常に選び難いのですが、師(武部・越知・高場)を思い道義を通す所に感銘を受けます。
    (バッファローTさん)

    ■やっぱ奈良原でしょう!!
    (三味線弾きさん)

    ■かわいい弟キャラから、どんどんたくましくなって、新社屋を燃やす時の葛藤や、高場乱の葬儀後に現れる場面は泣けました。
    岡りなとのシーンも好きです♪
    (こぴゃるさん)

    ■第4代沖縄県知事に奈良原繁という方がおります。
    薩摩藩士時代に生麦事件でイギリス人を切ったと言われています。
    16年間沖縄県知事を務め沖縄近代化の最高功労者です。
    奈良原至には子供が一人いますが・・・
    何処かでつながっているように思えます。
    (MITIさん)

    ■こんなハラワタが腐らない生き方を人は出来るのかと感嘆した!
    (みるみるさん)

    ■あの純粋性と漢に満ちた成長ぶり、竹部小四郎の遺志を継いだ自己犠牲の行動に心底惚れ、感動した。
    まさに大東亜論の影の主役と見た。
    (magomeさん)

    ■『大東亜論』に出てくる登場人物は、みんな魅力的だから、メッチャ迷いましたが「奈良原至」に1票です!
    どこか可愛いらしいイメージの奈良原が、遊説行脚から帰ってきた時のルックスも含めての成長に、行脚中の奈良原を想像しました。
    福岡を離れてからの身の処し方にも彼の美学を感じました。
    (のえる★さん)

    ■黒田武士の姿。男の中の男くさ。
    (ririoさん)

    ■いわゆる「弟分キャラ」に終わらなかったのが、よか。
    (anamochiさん)

    ■かっこいい!
    (ますさん)

    ■放火の時の表情が凄かったから。
    (シャーマケさん)

    ■自由民権運動は刀を棄てた武士たちの戦であることを、殺気を孕む弁論で見せつけてくれた。
    さらに、大義のため、その大義を共有する仲間のために、己を犠牲にした。
    また、師の逝去に際して、己の立場や他者からの評価に拘らず、心意気を表した。
    登場当初のキャラクターからは想像を絶しており、男とはかくあるべしと感じさせてくれた。
    (じゃいあんさん)

    ■最初はかわいいキャラだったのに、話が進むにつれてどんどん成長し、迫力が増していくのが印象的でした!
    頭山ですら見ぬけなかった政府の陰謀を察し、自らの脱退と引き換えに仲間を守ったことが、強烈に心に残りました。
    (シュウさん)

    ■誇りを保って無名で困窮の人生を送った意気に感じて。
    (KTさん)

    ■公衆を集めるため、日本全国を10の地方に分けての遊説行脚で、急激に成長した姿が良かったです。
    仲間同士の下らないプライドによるいがみ合いを一喝した表情。
    そして仲間から裏切り者扱いをされてでも、政府の陰謀を打ち砕くために新社屋に火をつけた表情は迫力がありました。
    武部小四郎の志を継ぎ、武士としてどんどん成長していく奈良原至に1票です!
    (カレーせんべいさん)

    [主催者daiさんのコメント]
    成長の幅、これが奈良原の人気を集めた要因でしょう。
    しかし、「弟キャラ」の彼も、年は頭山と二つしか違わず、来島よりも歳上であることを知ると、何だか不思議です。


    「大東亜論」からは姿を消した奈良原ですが、その人生はまだ続いて行きます。
    作家の夢野久作(杉山茂丸の長男)が書いた『近世快人伝』によれば、
    福岡県の須崎監獄の典獄(刑務所長)になり、解職して数年閑居、
    日清戦争後、台湾の巡査となり、内地に帰国後、妻を失い、子女を親戚知人に託し、独り福岡県外千代町役場に出仕、
    辞職後北海道の農園の番人になり、
    大正に入ると頭山、杉山の依嘱を受けて憲政擁護運動のために九州に下り、玄洋社の2階に起居し…
    と、まさに生々流転。

    「極度に徹底した正義観念――もしくは病的に近い潔癖に禍(わざわい)された御蔭で、奈良原到翁は殆んど食うや喰わずの惨憺たる一生を終わったのであった」
    とのこと。

    夢野は晩年の奈良原と懇意だったのですが、その風貌については
    「筆者は物心付いてから今日まで、これほどの怖い、物すごい風采をした人物に出会った事がない」
    と記しています。

    玄洋社を離れてから、どれほどのことがあったのか想像を絶するものがあります。
    しかし、どんな悲惨に生きたとしても、奈良原のハラワタは死ぬまで腐ることはなかったでしょう。

    歴史の中に埋もれた無名の人物たちをも、生き生きとよみがえらせる物語を見よ!

     

     

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