閉じる
閉じる
×
今にして思えば、AKB紅白対抗歌合戦のときに、
大島優子は卒業を決めていたようだ。
サインしておいた『AKB48論』を手渡したとき、
優子は「この本の中にも卒業するべきって書いてありましたよね」
と言い出したので、わしは慌てて
「いや、これを描いたときはそう思ってたけど・・」と打ち消してしまった。
すると優子が「いや、その通り(卒業すべき)だと思います」と言うので、
わしは個人的思いとして「いやだ!」という我が儘が噴き出してしまい、
引き留めようとした。
そのとき優子は
「本で言ったことと、もう違っちゃってるじゃないですか」と言った。
嫌な予感がして、わしは優子が出演した
「SPEC」と「安堂ロイド」の役について語りだした。
すると目を輝かせて、真剣に聞いてきた。
真剣に生きる立派な子だなあと感心しながら、わしは話をしていた。
大島優子はAKBの中で唯一、女を意識できる存在だから、
どうしても私的な思いとしては卒業してほしくない。
だってAKBは「会いに行けるアイドル」だから会えるのであって、
女優になったらもう会えないだろう。
そもそも優子がいなけりゃ、AKBにこんなに嵌ることはなかった。
優子が卒業したら、
わしはあとはひたすら自分の娘や孫たちの成長を見守る
「公的」な感覚になってしまう。
まゆゆやみおりんにだって、
「聖」なる「純粋アイドル」に対する眼差ししかなく、
「私的」な妄想は湧かない。
これはさすがに若者には理解できない感覚だろう。
だが、大島優子本人のことを考えれば、「私的」な執着は断ち切って、
目いっぱいあたたかく送り出してあげなければならない。
秋元康氏は、前田敦子のときに負けない、最高の舞台を用意してあげてほしい。
泣くかもしれないから、見に行きたくないような気もするが・・・
RSSブログ情報:http://yoshinori-kobayashi.com/3393/
チャンネル会員ならもっと楽しめる!
- 会員限定の新着記事が読み放題!※1
- 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
-
- ※1、入会月以降の記事が対象になります。
- ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
小林よしのりライジング
更新頻度:
毎週火曜日
最終更新日:
チャンネル月額:
¥550
(税込)