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恐るべき事態になっているが、どうせ国民は問題が
どこにあるのかもわからないし、無関心のままだろう。
安倍首相は集団的自衛権の行使容認を「政府方針」にして、
内閣の了解も得ず踏み切る構えだ。
首相の一存で解釈改憲ができる前例を作ることになる。
公明党が政権離脱の覚悟で反対できたら、大いに株を
上げるだろうが、ここで妥協したら侮蔑されるだろう。
問題は「立憲主義か」、「アメリカ依存か」の、
二者択一になっている。
二者択一に見えないように、「限定容認」とか、
「自衛権」という言葉に集団的自衛権を内包させようと、
公明党を騙す手口を色々工夫しているが、
安倍首相の本心は、アメリカに「失望」されたくない
という一点である。
「中国が恐い!」
「尖閣をよろしく―――――――っ!」
これが本音だ。
やはり6月8日の「ゴー宣道場」は、この国の行方を占う
重要な議論になる。
憲法をどう考えるかを抜きにして、集団的自衛権の問題も
考えることはできないのだ。
日本的立憲主義は果たしてあるか?
根本的な命題から解き明かす。
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小林よしのりライジング
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