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「SAPIO」の特集記事について
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「SAPIO」の特集記事について

2015-03-05 14:30
     

    昨日、「SAPIO」連載の『大東亜論』コンテを
    描き上げて、気力を使いすぎたのか、
    今日は全然仕事がはかどらない。

    だが、歴史漫画を描くコツを毎回、
    会得している感がある。 

    今日発売のSAPIOの特集
    戦争は血が滾るから恐ろしいは、
    わしが聞いてたときよりタイトル表現が
    まともになった。

    いいことだと思う。

    最初聞いたタイトルはもっと好戦的だった。 

    だが山内昌之氏の文章はいきなり好戦的で、
    善悪二元論の見本。

    12年前のイラク戦争のときは、中東の民主化に
    懐疑的な意見を持つ人かと思っていたが、
    時代風潮に流されて考えが欧米化したようだ。

    単純にイスラム国=悪と断定して、これを潰せば
    平和が来ると思い込んでいる。

    フセイン政権=悪として崩壊させた反省が
    ないから、教訓も得られない。

    タリバン=悪とした反省もないから、教訓が
    得られない。

    北ベトナム=悪とした反省もないから、
    教訓が得られない。

    日本=悪としたことは、大正解だったと
    思っているから、アメリカはその後の侵略に
    次々失敗する。

    侵略ばっかりして反省しないアメリカと価値観を
    同じにしてしまって日本人として
    恥ずかしくないのか? 

    中東に欧米が関与するたびに悪化して
    いるのだから、日本はなるべく
    等閑視しておくのが一番いいのだ。 

    日本は善悪二元論ではなく、日本独自の
    道義で、裁定する主体性を確立したら、
    出ていけばいい。

    その日本人の主体性の問題を、
    『大東亜論』で描いていくのだが。 

    自称保守の間にはびこる欧米主体の好戦主義、
    日本の主体なき好戦主義は、幼稚だから
    そろそろケリをつける必要がある。

    だからといって反戦平和の原理主義や、
    自虐史観に戻るような愚劣を許してはならない。

    わしの戦争に対する考えは「SAPIO」の
    記事中で示した。

    自らが主体的に決断した戦争でなければ
    戦う意味はないと題されて載っている。

     

     

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