「ゴー宣道場」のサイトにある「外国特派員協会での会見」は
まだまだ残しておこうと思っている。
道場サイトへの訪問者にはワシントンからのアクセスが
多いし、海外からの訪問も多いからだ。
日本人は誰もがアメリカに寛容ではないということを
示しておかねばならない。
アメリカはウェストフォリア条約以降の「国家主権・内政不干渉」
の原則を平然と破り、国連安保理決議すら無視して侵略戦争を
行ってきた。
世界の国々の「国柄」を無視して、「民主主義の普遍化」を
最高の価値と妄信するアメリカには警戒を怠ってはならない。
その結果が現在の中東の果てしないカオス化・無秩序状態
であり、アメリカ自身の威信の低下、「パクス・アメリカーナ」の
崩壊に繋がっている。
イラク戦争を支持した日本の「親米保守派」と、断固反対した
小林よしのりの、どちらが真にアメリカにとって有益な助言者
だったか?
それを理解させるためにも、「外国特派員協会での会見」は、
残しておかねばならない。
「親米保守派」なんて連中は、臆病なだけで、アメリカに
媚びを売って追従してるだけだから、アメリカの国益にとって
害になるだけだ。
そこをアメリカ政府は考えておくんだな。
未だに日本国内には、アメリカの「グローバリズム」戦略に
洗脳されて、TPPに期待を寄せている馬鹿者どもも多い。
世界中の中間層の崩壊を招き、「超格差社会」を招来して
しまった「グローバリズム」というアメリカの戦略イデオロギーが、
世界の人々をどれだけニヒリズムに陥れ、テロの脅威を
増やしたか、まだ日本人も分かってないのである。
日本人の中にも、本気で怒っている者がいるぞという動画を
公開しておくことは、まだまだ意義があることだろう。
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これはひょっとしたら中国のAIIBに関しても同じことが言えそうだ。
AIIBは、中国主導と言っているがアメリカの財界がTPPと同様に関与している。
中東の参加国にはイスラエル、トルコ、UAE、エジプト、カタール、サウジアラビア等のIS(ダーイッシュ又はロシア語でИГ)の支援国も多い。
欧州や韓国が参加したのはアメリカ財界の影響があったからだともいえる。
人民元国際化も同様に中国の国益にならず、それと引き換えに中国国内で構造改革が実行されて、アメリカ以上の格差社会に変貌する恐れもあるだろう。
TPPで対中包囲やAIIBで対米自立は嘘である事は知っておくと良いでしょう。
ただ、国連が役に立つとは言えない。
国連と言うのはアメリカやイスラエルが中心で形成された組織であり、英訳では戦勝国のと言う意味がなされている。
つまり戦勝国はアメリカ・英国・フランス・中国・ロシアの5か国だが、実際に主導権を持っているのは第2次世界大戦で唯一の実質戦勝国であるアメリカとイスラエル、そしてアメリカやイスラエルの建国に関与したバチカン市国の3国である。
それは言語でも合わられており、英語・フランス語・スペイン語・アラビア語・中国語・ロシア語の6つが公用語だが、事実上は英語とフランス語の2か国のみである。
ここでも解る通り国連を始めとする国際機関の多くは英米仏に有利なように構成されているのである。
現に今の潘基文事務総長はアメリカに留学したお蔭で事務総長になっているが、彼らがまともに働いている事は殆どないと言う報告もあり、イランや北朝鮮、シリアは批判されてアメリカを始めとする欧米諸国は殆ど非難されていないのは異常だと言える。