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記事 4件
  • 『宇宙よりも遠い場所』を見返す。すばら。

    2019-02-14 16:47  
    51pt
     BOOTHの同人誌の発送が遅延しているようです。「お知らせ」によると、どうも一気に本が集まりすぎてキャパシティをオーバーしてしまったようなのですね。
     ぼくたちも非常に困っているのですが、何しろBOOTHの問題であり、こちらではコントロールできません。同人誌を依頼された方はもう少々お待ちいただければと思います。
     お買い求めになってから随分と時間が経っている方もいらっしゃるはずで、あらかじめ多少の時間がかかることは述べていたとはいえ、ほんとうに申し訳ない限りです。商品はかならず届くはずですので、どうかそのままお待ちください。
     さて、ぼくはあいかわらず同人誌や電子書籍の作業を続けています。わりと膨大な量を書いているのですが、一向に終わりません。また、その文章が表に出るのはまだ先のことになります。あきらめることなくコツコツ続けなければ……。
     で、そのうちのひとつである「Azukiarai
  • 空気系はどこへ行く? 『よりもい』と『ゆるキャン△』で考える。

    2018-08-03 12:30  
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    ◆変わらない空気系が変わりはじめた。
     ある夏の日、吹き抜ける風がぼくに問いかけた。「空気系はどこに行くのか?」と。ぼくは答えた。「さあ、知らない」と。
     しかし、「知らね」で終わらせるのも何なので、少し考えてみようと思います。空気系、あるいは萌え日常系のアニメや漫画はどこへ行くのか?
     そのまえに整理しておくと、ここで「空気系」と呼んでいるのは、皆さんご存知であろう『のんのんびより』とか、『きんいろモザイク』といった美少女たちの穏やかな日常を描く作品のことです。
     現在、これらの作品は1クールに1作はかならずアニメが制作されている印象で、非常に人気が高いといっても良いと思います。
     ただ、この種の作品はあずまきよひこの『あずまんが大王』を嚆矢としているわけですが、未だにこの偉大な漫画を乗り越えられていない印象がなくもない。
     基本的に「変化の乏しい日常生活」を淡々と(ある程度は面白おかし
  • ほんとうの友達って何? 意外とシンプルなその答えが『宇宙よりも遠い場所』にある!

    2018-05-06 00:47  
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     ペトロニウスさんの『ゆるキャン△』の記事がアップされていますね。
    http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20180505
     これは、前回の『宇宙よりも遠い場所』の記事の直接的な続編で、いわば「2018年の空気系」を考察した話の後編にあたります。
     『宇宙よりも遠い場所』と『ゆるキャン△』を両方とも見て、これらの記事を読むと現時点で空気系ないし日常系と呼ばれる作品がどのようなことになっているのか、おおよそのことがわかるのではないでしょうか。
     ぼくも一応、両方とも見たのですが、いや、良かったですね。どっちも。
     『あずまんが大王』から『けいおん!』あたりを経て延々と続いてきた空気系の歴史が、一旦の結論というか、ひとつの曲がり角にまで到達したことがはっきりとわかる。いままで長々とこの系譜の作品を見てきた人間としては非常に感慨深いものがあります。
     ペ
  • 幸せを見つけ人生を充実させるためにはどうすればいいの?

    2018-04-16 09:25  
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     どもっす。
     ペトロニウスさんの『宇宙よりも遠い場所』の記事が面白いです。
     この作品は前期のアニメのなかでもおそらく最も話題になったもののひとつで、文脈的にも作品的にもとても面白いので、未見の方はぜひご覧になってください。
     いわゆるゆるい日常系の文脈に慣れた人ほどサプライズが大きいと思います。
     ちなみに先日、石田衣良さんのポッドキャストを聴いていたら、このアニメが今期のお奨めとして取り上げられていて、ちゃんと見ているんだ!と驚きました。
     さすがに、第一線を走る作家は時代の最先端をキャッチする能力に秀でていますね。そうでないと『池袋ウエストゲートパーク』みたいな小説は書けないんだろうな。いやはや、すごい。
     話を戻しますと、この記事で面白かったのは、ここですね。

    順番が逆だったんです。
    孤独を恐れずに、好きなことを探し出して、そこで充実を得る。いってみれば、自分を内発性を探す。内