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記事 5件
  • 日本人が書いたアダルトファンタジーが読みたい!

    2018-12-24 02:09  
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     うにー。積み(罪)コンテンツがたくさんありすぎてどこから手をつけたら良いのかわからない。と、とりあえずアニメでも流すか……という、かぎりなくダメな心理状態に陥っている海燕です。
     『転スラ』面白いな! 『ゴブリンスレイヤー』面白いな! あと、ほかに『ゾンビランド・サガ』に、『SSSS.GRIDMAN』に、『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』も……とやっぱりコンテンツを消化し切れないのでした。
     もうどう考えても物理的に消化し切れる量を超えているので、全部はあきらめて、LDさんふうにいうなら「ぶざまを晒しながら」ひとつひとつこなしていくしかないのでしょうね。
     とりあえずアニメ見よ。……うん、ダメだな。以前にも書いたかもしれないけれど、『ゴブリンスレイヤー』面白いですよ。
     あくまでライトノベルの範疇ではあるけれど、いかにもなダークファンタジーでぼく好み。ゴブリンだけを殺しつづけ
  • 耽美と幻想の天才作家タニス・リー。

    2018-12-22 04:48  
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     さて、きのう書いたように、きょうはリーについて紹介しようと思います。
     リーという作家は、ストーム・コンスタンティンと比べるとだいぶ日本でも知られているので、ぼくのなかではもう知っていてあたりまえみたいな印象になっているのですが、もちろんそういうわけではないのですよね。読んでいる人は読んでいるでしょうが、読んでいない人はまったく読んでいないはずです。
     この人は英語圏の作家としてはかなりの多作の作家で、日本にもそうとう多くの作品が訳出されているのですが、そのなかでも代表作といえばやはり『平たい地球』に尽きます。
     『平たい地球』。実に奇妙なタイトルですが、これはほんとうに「地球が平らかなりし頃」を舞台にした物語なのです。そう、昔々、地球は平らだったんですね!
     ここら辺、テリー・プラチェットの『ディスクワールド』とか、あるいは浦賀和宏の昔なつかしい『地球平面委員会』(これも凄い怪作)を思
  • 栗本薫、至純のダークファンタジー『トワイライト・サーガ』を紹介するよ。

    2018-12-19 10:33  
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     どもです。
     ここ三日ほど、小説やビデオゲームに材を取って、少々、趣味に走った話を展開してきたわけですが、ひっきょう、ぼくは自由かつ奔放な想像力を十分に駆使し、究めて濃密な人工世界を築きあげてのけたような作品が好きなのだと思います。
     ダークファンタジーとかサイバーパンクが好きだというのは、そのジャンルそのものが好きだというより、そこにそういう作品を数多く発見できるというだけのことでしょう。
     そういう趣味をどこで身につけたのかといえば、やはり栗本薫の作品になるんですけれどね。
     さて、そういうわけで、きょうは栗本薫の『トワイライト・サーガ』という小説を紹介しようと思います。以前にも名前を挙げたことがあるかもしれませんが、たぶん、正式に紹介するのは初めてじゃないかな。
     というか、いちど書いた作品でも再び紹介する意味は十分にあるんですよね。これは五年まえに扱ったとか、十年まえに語ったとか
  • ダークファンタジーと宗教性。

    2018-12-17 09:50  
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     冬来たる。
     『ゲーム・オブ・スローンズ』のスターク家の家訓ではありませんが、冬が来たようで、すっかり寒くなってきました。こうなると一々外に出るのも億劫なわけで、家に籠もって読書やらゲームやらに耽りたくなってきます。
     冬といえばゲームの冬なのだ。おまえは春でも夏でも秋でもずっと家にひきこもっているだろうというツッコミはなしね。
     そういうわけで、『ダークソウル3』とか『シドマイヤーズシヴィライゼーション6』、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』などを買っては放置しています。って、放置しているんかい!
     いや、申し訳ない。ぼくも遊びたいんだけれど、どうにも気力が湧かないんだよね。やらないくらいなら買わなければいいという意見もあるでしょうが、ぼくとしては買ったうえで遊ばないほうが買わないよりはまだマシだと判断しているのです。
     だって、『シヴィライゼーション6』っていちど始めると長
  • 大作RPGにひたるだらけた生活。

    2015-11-15 00:27  
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     プレイステーション4版の『ウィッチャー3 ワイルドハント』を始めました。
     ポルトガルの会社が制作したダークファンタジーで、きわめて壮大。
     ポルトガルってこんなものすごいゲームを作れる国だったんだ、という驚きがありますね。ひょっとしたら国はあまり関係ないのかもしれませんが。
     何がすごいって、世界が広い。
     いわゆるオープンワールド系のRPGなのだけれど、それはそれは果てしなく世界が続いています。
     ただ広漠としているだけだったら日本のゲームにもあるかもしれないけれど、フィールドはきわめて詳細に設計されており、どうやったらこんな世界をひとつまるごと作れてしまうのだろうと驚嘆するばかり。
     まあ、日本のゲームも日本のゲームなりに進歩しているのでしょうが、世界のスピードは恐ろしいことになっているということを実感させられます。
     グロテスク表現も満載で、これがもう一段階グラフィックがレベルアップしたら、さすがに気持ち悪くて見ていられないと思う。
     どこまでリアリズムに徹するべきなのか、判断はむずかしいでしょうね。
     ちなみに主人公は異世界のモンスターハンター「ウィッチャー」の戦士で、かれは戦乱の世界を旅しながら求めるものを探しつづけます。
     いまのところ、まだグランドストーリーは始まってもいないようなのだけれど、この時点ですでに世界の作り込みの凄まじさはよくわかります。
     戦乱の世界とひとことでいってしまいましたが、戦争状況下の世界の様子は徹底してリアル。
     何もここまでリアルに描き出さなくてもいいだろうと思うくらい。
     人々の生活は地獄のような戦争のなかで困窮を究めています。
     あしたの暮らしすらままならない上に、グリフィンやレイスといったさまざまな怪物たちが襲い掛かって来るという絶望的状況。
     だがそれでもひとは生きていかなければならない。
     そういう異常に辛く暗い世界を舞台に物語は進んでいきます。
     当然ながら、その世界を旅する主人公も単なる善人ではいられません。
     かれは(プレイヤーの選択によっては)それなりに善良になり、人助けもしますが、決してただひとが良いだけの甘ちゃんではないのです。
     むしろ、かれこそはこの野蛮な世界を代表する人物だといってもいいかもしれません。
     しかし、それでもかれは自分の信念を持った人物でもあり、あくまで自分なりの信条を貫こうとします。
     とはいえ、超人的なヒーローではあっても決して個人の能力の限界を超えているわけではないかれは、どこかで妥協することを余儀なくされます。
     その葛藤がこのゲームの見どころです。
     ここまで来ると単純にゲームといっていいのか?と思うくらい素晴らしい作品といっていいでしょう。
     序盤はちょっと主人公が弱い印象もあるんだけれど、後半に行くにしたがって無双もできるようなので、先が楽しみです。