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ハーフボイルドエッグが茹であがるまで。

 おととい、きのうと二日も休んでしまったのできょうは続けて更新することにします。  というのは半分は嘘で、ほんとうはいまひとつ書き足りないからもう一本記事を書こうかと。  あまり中身がある記事にはならないと思うので、読みたくない人は飛ばしてください。  さて、ブログというメディアはぼくに合っていて、基本的には楽しく書いているのですが、当然、不満もあります。  ブログで特に辛いところは、一本の記事という単位で読まれることです。  長いあいだ読んでおられる方はご承知かと思いますが、このブログはぼくの思考の軌跡をそのままに反映している一面があります。  つまり、ある記事で書いたことがその先の記事で発展し、あるいは反転し、形を変えてつながって行くということがひんぱんにあるわけです。  具体的にナンバーを振ったりはしませんが、あの記事の発展形がこの記事、といったことはわりあい強く意識しています。  ぼくとしては、全体でひとつの作品として捉えてほしいところなんですね。  しかし、じっさいにはある記事はそれ自体で完結したものとして読まれ、消費されます。  つまり、ほんとうは連続した思考の軌跡であるものがその一部だけを切り取って流通し評価されるわけです。  これがね、しかたないこととはわかっていても、ちょっと哀しい。  ぼく的には、ある記事単体が面白いとか面白くないとか、新味があるとかないとかではなく、果てしなく連続した思考の一断面を切り取ったものとして記事を読んでほしいわけなのですよ。  いや、わがままには違いないのですが、たぶんそうしないと、このブログはほんとうには理解できない。  なるべく平易な言葉遣いをするよう努めてはいますが、そんなにわかりやすいことばかり書いているわけじゃないと思うんですよね。  そもそも、書いているぼく自身がまだはっきりと形にはできていない思考の最前線の観念を、なんとか言葉の形に直して記事を書いているのだから、簡単に理解できたらおかしい。  それはたぶん、言葉にしづらいところを切り捨ててとりあえず言葉に直してみているからわかりやすく見えるだけのことだと思うのです。  そんな真似をしないで、考えたはっきり理路整然とまとまってから記事にするべきだという意見もあるでしょう。  それはそうだとぼくも思います。読むほうとしたらそちらのほうが断然読みやすいでしょうから。  ですが、 

ハーフボイルドエッグが茹であがるまで。
弱いなら弱いままで。

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海燕

1978年新潟生まれ。男性。プロライター。記事執筆のお仕事依頼はkenseimaxi@mail.goo.ne.jpまで。

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